20 / 68
妄想型③
しおりを挟む
文月くんと会話していたらしい翔が、俺を見下ろす。
「おつ。ペア誰だった?」
「隣のクラスの……参宮って人」
見上げると、合点がいったような表情で口を開いた。
「あー。あの女好きな」
「……女好き、なんだ」
なるほど、反応からするに有名らしい。露骨な態度は俺に対してだけでなく、きっと他の男子生徒にもとっているのだろう。
今まで体育にあんな目立つ生徒がいたのなら気づいたはずなのに、どうして自分は知らなかったのだろうか。
「ん……いるぜ、あそこ」
指さされた方向を見てみれば、そこは廊下で。確かにいた。……可愛らしい女の子たちに囲まれるようにして。体育のときに見たような爽やかな笑顔を浮かべている。別人のようだ。
「マジで女の子に囲まれてんじゃん」
「……モテてる、ね……」
あ、目が合った。
しかしそれも、すぐにふい、と目を逸らされた。予想はしていた。恐らく、誰だアイツとか思われているのだろう。……いや、それすらも思われていないかもしれない。視界に入ったことすらもう彼の記憶から消えていてもおかしくない。
関わったことのないタイプの人で、ちょっと興味が湧く。だが、体育が終わればもう関わることもないのだろう。そう思うと、なんだかもったいないような気もする。
彼のことが、なんだか少し気になったまま。また同じ週、体育の時間を迎えるのだった。
「じゃ、前回と同じペアで組んでキャッチボールで。しばらくしたらまた試合するから、解散」
生徒たちが動きだし、がやがやと騒がしくなる。ぼうっと突っ立ったままの彼の元に行けば、あー、と間延びした声。数秒考えるように黙りこくった。
「……あー……山田だっけ?」
「田山ね」
「同じようなもんだろ」
酷い暴論だ。期待はしていなかったが、掠りはするくらいには名前を覚えていてくれたから良い方だろう。
「……男にマジで興味無いんだなぁ」
「ねーな、一切」
きっぱりと言い切られる。その答えに、率直な疑問をぶつけた。
「……なんで?」
「女の子の方がいいから」
理由になっては……いる、のか。わからない。解釈に悩んだ俺を置き去りにして、さっさと前回と同じ場所に歩いていく彼の後を必死についていった。
ぽい、とボールを投げる。だるそうな彼に向かって、あまり期待はせず話しかけてみた。どうせ体育のときにしか関われないのだ、この機会を使わねば勿体ないだろう。
「俺と話す気とかある?」
「あると思うか?」
「……まあ、だよね」
ある、と答えるわけがない。答えた方がびっくりだ。
彼に仲良くする気は毛頭無いだろうが、黙りこくったままボールを投げ続けるのも拷問に近いのだ。せっかく同じペアになれたのだし。彼が答えずとも、適当に話題を投げてみようか。
「参宮くんって、女友達多いタイプだよね」
「は? なにいきなり」
返ってきたのは、刺々しい言い方。諦めることなく、もう少しだけ会話を続けてみる。
「この前廊下で見たとき、女の子に囲まれてたから」
「……いつか思い出せねー。見てたのかよ」
ああ、やっぱり記憶には残っていなかったらしい。予想通りの返しに、むしろ笑いすら込み上げてきた。ゆっくりと転がってきた覇気のないボールを拾って、投げ返す。
「モテそうだし。彼女とかいるんでしょ」
「いねーよ」
その返事に、思わず目を瞬いた。彼女がいない? あんなに女の子が好きで、告白だってひっきりなしにされそうなのに?
また転がってきた球を投げようとした手が止まる。まじまじと参宮くんの顔を見つめると、なんだよ、と不満げに眉根を寄せた。
「……え、意外」
「お前はモテなそう」
なんでいきなり喧嘩を売ってきたんだ。これでも最近はふたりに告白されたんだよ。……かなり重い愛情だったし、女子生徒からではないけれど。
特に反論も思いつかないまま、苦い顔をする。すると、ふん、と勝ち誇ったような表情で彼はこちらを見て笑った。とんだ俺様だった。
なんか悔しい。
ぴい、とホイッスルの音。結局返す言葉もなく、肩を落として俺は力なく声を発した。
「……じゃ、試合頑張ろう」
「適当にやるわ」
その言葉通り、というよりも、本当に雑にプレイをしていた。バットは持つだけ、守備は立つだけ。前回も同じではあったが、改めて見ると酷い。
教師に再三注意されても態度を改めないその頑固さに、つい笑ってしまう。また、今日も変わらず。授業が終わればさっさと教室に戻る後ろ姿を、なんとなく見つめた。
「お疲れ。……今日も、大変だった……?」
「うーん、まあね」
大変といえば大変ではあった。しかし、新たな発見もあったのだ。
「でも、少しだけど会話してくれるから、思ったより悪い人ではないかも」
それから、何度すれ違っても。視線は合うこともなく、もちろん会話もせず。予想はできてはいたが、まともに関われる機会は体育のキャッチボールくらいしかないようであった。
「おつ。ペア誰だった?」
「隣のクラスの……参宮って人」
見上げると、合点がいったような表情で口を開いた。
「あー。あの女好きな」
「……女好き、なんだ」
なるほど、反応からするに有名らしい。露骨な態度は俺に対してだけでなく、きっと他の男子生徒にもとっているのだろう。
今まで体育にあんな目立つ生徒がいたのなら気づいたはずなのに、どうして自分は知らなかったのだろうか。
「ん……いるぜ、あそこ」
指さされた方向を見てみれば、そこは廊下で。確かにいた。……可愛らしい女の子たちに囲まれるようにして。体育のときに見たような爽やかな笑顔を浮かべている。別人のようだ。
「マジで女の子に囲まれてんじゃん」
「……モテてる、ね……」
あ、目が合った。
しかしそれも、すぐにふい、と目を逸らされた。予想はしていた。恐らく、誰だアイツとか思われているのだろう。……いや、それすらも思われていないかもしれない。視界に入ったことすらもう彼の記憶から消えていてもおかしくない。
関わったことのないタイプの人で、ちょっと興味が湧く。だが、体育が終わればもう関わることもないのだろう。そう思うと、なんだかもったいないような気もする。
彼のことが、なんだか少し気になったまま。また同じ週、体育の時間を迎えるのだった。
「じゃ、前回と同じペアで組んでキャッチボールで。しばらくしたらまた試合するから、解散」
生徒たちが動きだし、がやがやと騒がしくなる。ぼうっと突っ立ったままの彼の元に行けば、あー、と間延びした声。数秒考えるように黙りこくった。
「……あー……山田だっけ?」
「田山ね」
「同じようなもんだろ」
酷い暴論だ。期待はしていなかったが、掠りはするくらいには名前を覚えていてくれたから良い方だろう。
「……男にマジで興味無いんだなぁ」
「ねーな、一切」
きっぱりと言い切られる。その答えに、率直な疑問をぶつけた。
「……なんで?」
「女の子の方がいいから」
理由になっては……いる、のか。わからない。解釈に悩んだ俺を置き去りにして、さっさと前回と同じ場所に歩いていく彼の後を必死についていった。
ぽい、とボールを投げる。だるそうな彼に向かって、あまり期待はせず話しかけてみた。どうせ体育のときにしか関われないのだ、この機会を使わねば勿体ないだろう。
「俺と話す気とかある?」
「あると思うか?」
「……まあ、だよね」
ある、と答えるわけがない。答えた方がびっくりだ。
彼に仲良くする気は毛頭無いだろうが、黙りこくったままボールを投げ続けるのも拷問に近いのだ。せっかく同じペアになれたのだし。彼が答えずとも、適当に話題を投げてみようか。
「参宮くんって、女友達多いタイプだよね」
「は? なにいきなり」
返ってきたのは、刺々しい言い方。諦めることなく、もう少しだけ会話を続けてみる。
「この前廊下で見たとき、女の子に囲まれてたから」
「……いつか思い出せねー。見てたのかよ」
ああ、やっぱり記憶には残っていなかったらしい。予想通りの返しに、むしろ笑いすら込み上げてきた。ゆっくりと転がってきた覇気のないボールを拾って、投げ返す。
「モテそうだし。彼女とかいるんでしょ」
「いねーよ」
その返事に、思わず目を瞬いた。彼女がいない? あんなに女の子が好きで、告白だってひっきりなしにされそうなのに?
また転がってきた球を投げようとした手が止まる。まじまじと参宮くんの顔を見つめると、なんだよ、と不満げに眉根を寄せた。
「……え、意外」
「お前はモテなそう」
なんでいきなり喧嘩を売ってきたんだ。これでも最近はふたりに告白されたんだよ。……かなり重い愛情だったし、女子生徒からではないけれど。
特に反論も思いつかないまま、苦い顔をする。すると、ふん、と勝ち誇ったような表情で彼はこちらを見て笑った。とんだ俺様だった。
なんか悔しい。
ぴい、とホイッスルの音。結局返す言葉もなく、肩を落として俺は力なく声を発した。
「……じゃ、試合頑張ろう」
「適当にやるわ」
その言葉通り、というよりも、本当に雑にプレイをしていた。バットは持つだけ、守備は立つだけ。前回も同じではあったが、改めて見ると酷い。
教師に再三注意されても態度を改めないその頑固さに、つい笑ってしまう。また、今日も変わらず。授業が終わればさっさと教室に戻る後ろ姿を、なんとなく見つめた。
「お疲れ。……今日も、大変だった……?」
「うーん、まあね」
大変といえば大変ではあった。しかし、新たな発見もあったのだ。
「でも、少しだけど会話してくれるから、思ったより悪い人ではないかも」
それから、何度すれ違っても。視線は合うこともなく、もちろん会話もせず。予想はできてはいたが、まともに関われる機会は体育のキャッチボールくらいしかないようであった。
131
お気に入りに追加
455
あなたにおすすめの小説

小悪魔系世界征服計画 ~ちょっと美少年に生まれただけだと思っていたら、異世界の救世主でした~
朱童章絵
BL
「僕はリスでもウサギでもないし、ましてやプリンセスなんかじゃ絶対にない!」
普通よりちょっと可愛くて、人に好かれやすいという以外、まったく普通の男子高校生・瑠佳(ルカ)には、秘密がある。小さな頃からずっと、別な世界で日々を送り、成長していく夢を見続けているのだ。
史上最強の呼び声も高い、大魔法使いである祖母・ベリンダ。
その弟子であり、物腰柔らか、ルカのトラウマを刺激しまくる、超絶美形・ユージーン。
外見も内面も、強くて男らしくて頼りになる、寡黙で優しい、薬屋の跡取り・ジェイク。
いつも笑顔で温厚だけど、ルカ以外にまったく価値を見出さない、ヤンデレ系神父・ネイト。
領主の息子なのに気さくで誠実、親友のイケメン貴公子・フィンレー。
彼らの過剰なスキンシップに狼狽えながらも、ルカは日々を楽しく過ごしていたが、ある時を境に、現実世界での急激な体力の衰えを感じ始める。夢から覚めるたびに強まる倦怠感に加えて、祖母や仲間達の言動にも不可解な点が。更には魔王の復活も重なって、瑠佳は次第に世界全体に疑問を感じるようになっていく。
やがて現実の自分の不調の原因が夢にあるのではないかと考えた瑠佳は、「夢の世界」そのものを否定するようになるが――。
無自覚小悪魔ちゃん、総受系愛され主人公による、保護者同伴RPG(?)。
(この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています)

周りが幼馴染をヤンデレという(どこが?)
ヨミ
BL
幼馴染 隙杉 天利 (すきすぎ あまり)はヤンデレだが主人公 花畑 水華(はなばた すいか)は全く気づかない所か溺愛されていることにも気付かずに
ただ友達だとしか思われていないと思い込んで悩んでいる超天然鈍感男子
天利に恋愛として好きになって欲しいと頑張るが全然効いていないと思っている。
可愛い(綺麗?)系男子でモテるが天利が男女問わず牽制してるためモテない所か自分が普通以下の顔だと思っている
天利は時折アピールする水華に対して好きすぎて理性の糸が切れそうになるが、なんとか保ち普段から好きすぎで悶え苦しんでいる。
水華はアピールしてるつもりでも普段の天然の部分でそれ以上のことをしているので何しても天然故の行動だと思われてる。
イケメンで物凄くモテるが水華に初めては全て捧げると内心勝手に誓っているが水華としかやりたいと思わないので、どんなに迫られようと見向きもしない、少し女嫌いで女子や興味、どうでもいい人物に対してはすごく冷たい、水華命の水華LOVEで水華のお願いなら何でも叶えようとする
好きになって貰えるよう努力すると同時に好き好きアピールしているが気づかれず何年も続けている内に気づくとヤンデレとかしていた
自分でもヤンデレだと気づいているが治すつもりは微塵も無い
そんな2人の両片思い、もう付き合ってんじゃないのと思うような、じれ焦れイチャラブな恋物語

風紀委員長様は王道転校生がお嫌い
八(八月八)
BL
※11/12 10話後半を加筆しました。
11/21 登場人物まとめを追加しました。
【第7回BL小説大賞エントリー中】
山奥にある全寮制の名門男子校鶯実学園。
この学園では、各委員会の委員長副委員長と、生徒会執行部が『役付』と呼ばれる特権を持っていた。
東海林幹春は、そんな鶯実学園の風紀委員長。
風紀委員長の名に恥じぬ様、真面目実直に、髪は七三、黒縁メガネも掛けて職務に当たっていた。
しかしある日、突如として彼の生活を脅かす転入生が現われる。
ボサボサ頭に大きなメガネ、ブカブカの制服に身を包んだ転校生は、元はシングルマザーの田舎育ち。母の再婚により理事長の親戚となり、この学園に編入してきたものの、学園の特殊な環境に慣れず、あくまでも庶民感覚で突き進もうとする。
おまけにその転校生に、生徒会執行部の面々はメロメロに!?
そんな転校生がとにかく気に入らない幹春。
何を隠そう、彼こそが、中学まで、転校生を凌ぐ超極貧ド田舎生活をしてきていたから!
※11/12に10話加筆しています。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

隠れヤンデレは自制しながら、鈍感幼なじみを溺愛する
知世
BL
大輝は悩んでいた。
完璧な幼なじみ―聖にとって、自分の存在は負担なんじゃないか。
自分に優しい…むしろ甘い聖は、俺のせいで、色んなことを我慢しているのでは?
自分は聖の邪魔なのでは?
ネガティブな思考に陥った大輝は、ある日、決断する。
幼なじみ離れをしよう、と。
一方で、聖もまた、悩んでいた。
彼は狂おしいまでの愛情を抑え込み、大輝の隣にいる。
自制しがたい恋情を、暴走してしまいそうな心身を、理性でひたすら耐えていた。
心から愛する人を、大切にしたい、慈しみたい、その一心で。
大輝が望むなら、ずっと親友でいるよ。頼りになって、甘えられる、そんな幼なじみのままでいい。
だから、せめて、隣にいたい。一生。死ぬまで共にいよう、大輝。
それが叶わないなら、俺は…。俺は、大輝の望む、幼なじみで親友の聖、ではいられなくなるかもしれない。
小説未満、小ネタ以上、な短編です(スランプの時、思い付いたので書きました)
受けと攻め、交互に視点が変わります。
受けは現在、攻めは過去から現在の話です。
拙い文章ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
宜しくお願い致します。

親衛隊は、推しから『選ばれる』までは推しに自分の気持ちを伝えてはいけないルール
雨宮里玖
BL
エリート高校の親衛隊プラスα×平凡無自覚総受け
《あらすじ》
4月。平凡な吉良は、楯山に告白している川上の姿を偶然目撃してしまった。遠目だが二人はイイ感じに見えて告白は成功したようだった。
そのことで、吉良は二年間ずっと学生寮の同室者だった楯山に自分が特別な感情を抱いていたのではないかと思い——。
平凡無自覚な受けの総愛され全寮制学園ライフの物語。

笑わない風紀委員長
馬酔木ビシア
BL
風紀委員長の龍神は、容姿端麗で才色兼備だが周囲からは『笑わない風紀委員長』と呼ばれているほど表情の変化が少ない。
が、それは風紀委員として真面目に職務に当たらねばという強い使命感のもと表情含め笑うことが少ないだけであった。
そんなある日、時期外れの転校生がやってきて次々に人気者を手玉に取った事で学園内を混乱に陥れる。 仕事が多くなった龍神が学園内を奔走する内に 彼の表情に接する者が増え始め──
※作者は知識なし・文才なしの一般人ですのでご了承ください。何言っちゃってんのこいつ状態になる可能性大。
※この作品は私が単純にクールでちょっと可愛い男子が書きたかっただけの自己満作品ですので読む際はその点をご了承ください。
※文や誤字脱字へのご指摘はウエルカムです!アンチコメントと荒らしだけはやめて頂きたく……。
※オチ未定。いつかアンケートで決めようかな、なんて思っております。見切り発車ですすみません……。

この道を歩む~転生先で真剣に生きていたら、第二王子に真剣に愛された~
乃ぞみ
BL
※ムーンライトの方で500ブクマしたお礼で書いた物をこちらでも追加いたします。(全6話)BL要素少なめですが、よければよろしくお願いします。
【腹黒い他国の第二王子×負けず嫌いの転生者】
エドマンドは13歳の誕生日に日本人だったことを静かに思い出した。
転生先は【エドマンド・フィッツパトリック】で、二年後に死亡フラグが立っていた。
エドマンドに不満を持った隣国の第二王子である【ブライトル・ モルダー・ヴァルマ】と険悪な関係になるものの、いつの間にか友人や悪友のような関係に落ち着く二人。
死亡フラグを折ることで国が負けるのが怖いエドマンドと、必死に生かそうとするブライトル。
「僕は、生きなきゃ、いけないのか……?」
「当たり前だ。俺を残して逝く気だったのか? 恨むぞ」
全体的に結構シリアスですが、明確な死亡表現や主要キャラの退場は予定しておりません。
闘ったり、負傷したり、国同士の戦争描写があったります。
本編ド健全です。すみません。
※ 恋愛までが長いです。バトル小説にBLを添えて。
※ 攻めがまともに出てくるのは五話からです。
※ タイトル変更しております。旧【転生先がバトル漫画の死亡フラグが立っているライバルキャラだった件 ~本筋大幅改変なしでフラグを折りたいけど、何であんたがそこにいる~】
※ ムーンライトノベルズにも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる