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第三話・姉との誓い①
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アティ(アンティール・慧人)は第七区画の禁書エリアに籠っていた。今まで散々と嘆願していたが願いは聞き届けられる事はなかった。しかし、皮肉な事にもう魔法が使えないと分かったからか、学園にいる間だけ閲覧許可が出た。
(勿論、ワイリー教授が彼の為に駆けずり回って教授陣達を説得してくれたのに違いない。そして、それが彼への教授なりの優しさであり、励ましだ)
彼は夢中になって片端から目を通して行く。ここには彼以外誰もいない、憐憫の目や、嘲りの目が無い分楽だ。彼は学園に入った当初より、差別を受け続けた。平民の出で、誰よりも魔力が高い事もその理由だった。それが、今回の事件の発端だ。
レイズ・フォーリ・ダンバスト。侯爵家の三男で貴族達の期待の星だった。
彼は幼い時より魔法に精通し、神童と呼ばれ鳴り物入りで神聖魔法学園の入学試験を受けた。が、平民で貧乏人、おまけに田舎者丸だしの僕にあっさり負けた。彼はその場で僕を罵倒し、試験が公正では無かったと吹聴して回った。勿論、皆はそれを信じた訳では無かったが、貴族の子弟からなる大部分の生徒達は、レイズの言う事は尤もだと受け入れ味方になった。
僕達は事ある毎に衝突した。彼は平民の僕が許せないのだ。その平民たる僕に負ける事がもっと許せないのだ。
そして、僕にはどうしても後に引けない訳が有った。
僕は辺境の地で、農民の五男として生まれた。兄達は身体も大きく力も強かったが、僕は七番目の末子で身体も小さく弱かった。両親や兄弟達はそんな僕を疎ましく思い、ただ飯くらいと見下していたが、長女のイオナ姉だけは可愛がってくれた。
泣き虫な僕を庇い、直ぐ熱を出す僕の看病をし、何くれとなく力になってくれた。
そんな僕が七才の時に受けたタレントテストで、魔法に特化している事に喜んでくれたのもイオナ姉だけだった。
両親や兄弟達は揃って落胆した。魔法に特化していると言う事は、農民、いや、平民に取って何の役にも立たない。何の職種の才能も無いと言う、お先真っ暗な人生と言う事だ。もとより、非力な僕は農民にも向かない。
更に悪い事に、僕の身体が弱いのは魔力量が多く、それを制御出来ない所為だと分かった。魔力制御が出来ない者は、やがて魔力の暴発を招く。そして、魔力量が多ければ多い程、その暴走の危険度は増す。
教会が近くに有れば、そう言う子供は小さい時に気付かれ間引かれる。だが、辺境で生まれた僕の側には教会が無かった為、タレントテストまで気付かれる事は無かったのだ。
(村を幾つも越え、教会のある街まで行ってタレントテストを受ける)
それ以来、村の者達は困惑し、家族は肩身の狭い思いをした。何度も僕に付いて議論がなされた。村の者達は森の奥深くか、山に捨てて来た方がいいと話したが、流石に両親もその話には二の足を踏んだ。
そんな中、教会側が以外な申し出をして来た。僕を引き取ってくれると言うのだ。
しかし、この話は蓋を開ければ、僕に隷属の首輪を嵌め教会の為だけに働く奴隷にする事だった。これには、イオナ姉が断固として反対し、教会のお偉い人達とも一歩も引かず渡り合ってくれた。
お陰で命拾いしたが、魔力の制御を教える代わりに、十年間の無料奉公が決まった。半分、奴隷のような物だが、隷属の首輪も無く期間も限定しているのは大幅な譲歩だ。その代わりイオナも同じく十年間、下働きとして教会で無料で働く事になってしまった。
イオナ姉は僕と一緒に働けるのだから嬉しい、だから気に病むなと言った。だが、僕の十年間と、イオナの十年間は意味が違う。僕は七才から十七才迄、イオナ姉は十五歳から二十五歳の十年間。女に取って一番大事な時期だ。自分の持参金を少しでも貯めて、より良い結婚相手を探さなければならない期間だ。
それが、滅私奉公だ。推して知るべしだ。イオナ姉の人生は決まったも同然だった。幼い僕は、姉に済まないと思いながらも深く知らず、大好きな姉と一緒に居られる事を喜んだ。
僕は七才からの五年間、魔力制御を教えて貰いながら必死に働いた。
「アティ、お出で」セブはよく自分の下で僕を使ってくれる。彼は魔力が枯渇するまで僕を使う事を良しとせず、なるべく負担の少ない仕事を振ってくれる。
セブは平教会士の一人で、アティ達姉弟をよく気遣ってくれた。平協会士とは、親が神聖教会関係に勤めている者で、七才の時のタレントテストで魔力を持っている事が分かった子供が協会に引き取られ魔物退治の為に育てられた者達だ。小さな身体できつい力仕事を任されるアティに同情して、最初に自分の魔道具の使い方を教え貸してくれたのも彼だ。
他の平教会士達はアティ達姉弟を下に見ている。彼等は神聖教会の教会士で、アティ達は農民で半奴隷。だから人使いが荒い。アティの主な仕事は魔力変換玉に魔力を注入する事だ。
最初に教えられたのが、魔力を自身の中で高める事から始め、それが上手く行くと魔法を使う事が出来る。
アティも直ぐに自身の中で魔力を集めて高める事が出来た。それを使って次の段階では、魔法を使う事が出来ると聞いて喜んだのも束の間の夢だった。
魔法は使うが、それは他人の為(教会士)に、魔力変換玉に自分の魔力を注入する事だった。所謂、付与魔法の一種であり、余った魔力を制御する一種の方法だ。魔力玉は魔物退治に駆り出される教会士にとって大事な命綱だ。だから、彼等は極限までアティに魔力を注入させる事がよく有った。その為、魔力の枯渇に陥り動く事が出来なくなる。そんなアティに今度は水汲みと言う体力仕事をさせるのだ。
小さなアティは井戸に行き、つるを落し、桶を引き上げるのが一苦労だった。背の低い彼は井戸に依りかかり、重い桶を引き上げる為には両手を使わなければならない。つまり、身体は井戸の縁に乗り上げても手を使って支える事が出来ないので、常に暗い井戸の底に落ちる落下の恐怖と闘わなければならない。そして、少しでもバランスを崩すと、両の手を擦り抜けて水の入った桶を落してしまう事になる。もたもたしていると、直ぐさま厳しい檄が飛ばされる。所謂、一種のいじめだった。
平教会士達は神聖教会に所属こそしているが、親達の為に教会に売られるようにして引き取られた者達だ。小さな頃から厳しい修行に追われ、やがて魔物を退治する最前線に送られる。彼等が教会士の仕事から解放されるには、死ぬか、魔物に因って身体の機能が一部失われた時だけだ。だから、引退した者は身体の欠損か、魔力の枯渇によりまともな職業に付ける事は無い。其れゆえか、彼等の心は荒んでいた。
又、彼等は最初の契約(子供の時)の為、職業を変える自由も無く、一生最前線で戦う平教会士のままだ。そして、彼等の上役達は神聖魔法学園を卒業して魔法使いになった貴族の者達で占められている。
せっかく倒した魔物も大部分が上役である貴族の懐に入る為、浮き沈みが激しい冒険者の方が身入りがいい。
セブがアティに与えてくれたのは身体強化の腕環だった。腕環には身体強化の魔法陣と共に、アティにしか使えないよう魔法陣に上書きが描き加えられていた。これに因って、井戸の水汲みや薪運びがずいぶんと楽になった。そして、アティが身体強化の腕環を持っている事に気が付いた他の教会士に取り上げられそうになったが、名入れの上書きの為大丈夫だった。
++++++
第四話・姉との誓い②アティ、魔物退治に駆り出される。
(勿論、ワイリー教授が彼の為に駆けずり回って教授陣達を説得してくれたのに違いない。そして、それが彼への教授なりの優しさであり、励ましだ)
彼は夢中になって片端から目を通して行く。ここには彼以外誰もいない、憐憫の目や、嘲りの目が無い分楽だ。彼は学園に入った当初より、差別を受け続けた。平民の出で、誰よりも魔力が高い事もその理由だった。それが、今回の事件の発端だ。
レイズ・フォーリ・ダンバスト。侯爵家の三男で貴族達の期待の星だった。
彼は幼い時より魔法に精通し、神童と呼ばれ鳴り物入りで神聖魔法学園の入学試験を受けた。が、平民で貧乏人、おまけに田舎者丸だしの僕にあっさり負けた。彼はその場で僕を罵倒し、試験が公正では無かったと吹聴して回った。勿論、皆はそれを信じた訳では無かったが、貴族の子弟からなる大部分の生徒達は、レイズの言う事は尤もだと受け入れ味方になった。
僕達は事ある毎に衝突した。彼は平民の僕が許せないのだ。その平民たる僕に負ける事がもっと許せないのだ。
そして、僕にはどうしても後に引けない訳が有った。
僕は辺境の地で、農民の五男として生まれた。兄達は身体も大きく力も強かったが、僕は七番目の末子で身体も小さく弱かった。両親や兄弟達はそんな僕を疎ましく思い、ただ飯くらいと見下していたが、長女のイオナ姉だけは可愛がってくれた。
泣き虫な僕を庇い、直ぐ熱を出す僕の看病をし、何くれとなく力になってくれた。
そんな僕が七才の時に受けたタレントテストで、魔法に特化している事に喜んでくれたのもイオナ姉だけだった。
両親や兄弟達は揃って落胆した。魔法に特化していると言う事は、農民、いや、平民に取って何の役にも立たない。何の職種の才能も無いと言う、お先真っ暗な人生と言う事だ。もとより、非力な僕は農民にも向かない。
更に悪い事に、僕の身体が弱いのは魔力量が多く、それを制御出来ない所為だと分かった。魔力制御が出来ない者は、やがて魔力の暴発を招く。そして、魔力量が多ければ多い程、その暴走の危険度は増す。
教会が近くに有れば、そう言う子供は小さい時に気付かれ間引かれる。だが、辺境で生まれた僕の側には教会が無かった為、タレントテストまで気付かれる事は無かったのだ。
(村を幾つも越え、教会のある街まで行ってタレントテストを受ける)
それ以来、村の者達は困惑し、家族は肩身の狭い思いをした。何度も僕に付いて議論がなされた。村の者達は森の奥深くか、山に捨てて来た方がいいと話したが、流石に両親もその話には二の足を踏んだ。
そんな中、教会側が以外な申し出をして来た。僕を引き取ってくれると言うのだ。
しかし、この話は蓋を開ければ、僕に隷属の首輪を嵌め教会の為だけに働く奴隷にする事だった。これには、イオナ姉が断固として反対し、教会のお偉い人達とも一歩も引かず渡り合ってくれた。
お陰で命拾いしたが、魔力の制御を教える代わりに、十年間の無料奉公が決まった。半分、奴隷のような物だが、隷属の首輪も無く期間も限定しているのは大幅な譲歩だ。その代わりイオナも同じく十年間、下働きとして教会で無料で働く事になってしまった。
イオナ姉は僕と一緒に働けるのだから嬉しい、だから気に病むなと言った。だが、僕の十年間と、イオナの十年間は意味が違う。僕は七才から十七才迄、イオナ姉は十五歳から二十五歳の十年間。女に取って一番大事な時期だ。自分の持参金を少しでも貯めて、より良い結婚相手を探さなければならない期間だ。
それが、滅私奉公だ。推して知るべしだ。イオナ姉の人生は決まったも同然だった。幼い僕は、姉に済まないと思いながらも深く知らず、大好きな姉と一緒に居られる事を喜んだ。
僕は七才からの五年間、魔力制御を教えて貰いながら必死に働いた。
「アティ、お出で」セブはよく自分の下で僕を使ってくれる。彼は魔力が枯渇するまで僕を使う事を良しとせず、なるべく負担の少ない仕事を振ってくれる。
セブは平教会士の一人で、アティ達姉弟をよく気遣ってくれた。平協会士とは、親が神聖教会関係に勤めている者で、七才の時のタレントテストで魔力を持っている事が分かった子供が協会に引き取られ魔物退治の為に育てられた者達だ。小さな身体できつい力仕事を任されるアティに同情して、最初に自分の魔道具の使い方を教え貸してくれたのも彼だ。
他の平教会士達はアティ達姉弟を下に見ている。彼等は神聖教会の教会士で、アティ達は農民で半奴隷。だから人使いが荒い。アティの主な仕事は魔力変換玉に魔力を注入する事だ。
最初に教えられたのが、魔力を自身の中で高める事から始め、それが上手く行くと魔法を使う事が出来る。
アティも直ぐに自身の中で魔力を集めて高める事が出来た。それを使って次の段階では、魔法を使う事が出来ると聞いて喜んだのも束の間の夢だった。
魔法は使うが、それは他人の為(教会士)に、魔力変換玉に自分の魔力を注入する事だった。所謂、付与魔法の一種であり、余った魔力を制御する一種の方法だ。魔力玉は魔物退治に駆り出される教会士にとって大事な命綱だ。だから、彼等は極限までアティに魔力を注入させる事がよく有った。その為、魔力の枯渇に陥り動く事が出来なくなる。そんなアティに今度は水汲みと言う体力仕事をさせるのだ。
小さなアティは井戸に行き、つるを落し、桶を引き上げるのが一苦労だった。背の低い彼は井戸に依りかかり、重い桶を引き上げる為には両手を使わなければならない。つまり、身体は井戸の縁に乗り上げても手を使って支える事が出来ないので、常に暗い井戸の底に落ちる落下の恐怖と闘わなければならない。そして、少しでもバランスを崩すと、両の手を擦り抜けて水の入った桶を落してしまう事になる。もたもたしていると、直ぐさま厳しい檄が飛ばされる。所謂、一種のいじめだった。
平教会士達は神聖教会に所属こそしているが、親達の為に教会に売られるようにして引き取られた者達だ。小さな頃から厳しい修行に追われ、やがて魔物を退治する最前線に送られる。彼等が教会士の仕事から解放されるには、死ぬか、魔物に因って身体の機能が一部失われた時だけだ。だから、引退した者は身体の欠損か、魔力の枯渇によりまともな職業に付ける事は無い。其れゆえか、彼等の心は荒んでいた。
又、彼等は最初の契約(子供の時)の為、職業を変える自由も無く、一生最前線で戦う平教会士のままだ。そして、彼等の上役達は神聖魔法学園を卒業して魔法使いになった貴族の者達で占められている。
せっかく倒した魔物も大部分が上役である貴族の懐に入る為、浮き沈みが激しい冒険者の方が身入りがいい。
セブがアティに与えてくれたのは身体強化の腕環だった。腕環には身体強化の魔法陣と共に、アティにしか使えないよう魔法陣に上書きが描き加えられていた。これに因って、井戸の水汲みや薪運びがずいぶんと楽になった。そして、アティが身体強化の腕環を持っている事に気が付いた他の教会士に取り上げられそうになったが、名入れの上書きの為大丈夫だった。
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第四話・姉との誓い②アティ、魔物退治に駆り出される。
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