64 / 107
第五章
第六十四話・王都ホワイト・キング・ガーデン②兎族ケルトの願い
しおりを挟む
アレンは急いで、ジョエルの声がする方に戻って行くと中庭に出る事ができた。
「もう、どこに行ってたんだ。動かないって約束だろ」ジョエルが直ぐ側に近付いて来て怒った。
「そうです、何が起こるか分からないんですよ」普段は温厚なメイグも、一緒になって怒っている。
「ごめんなさい」アレンは、直ぐに謝ったが、腕に抱いているクッキーをジョエルは目聡く見つけた。
「もしかして、又、クッキーの所為か。首輪でも紐でも付けとかないと駄目じゃないのか、ほんと、トラブルメーカーだよな」
「・・ごめん、捕まえようとはするんだけど、クッキーって、すばしっこいんだよ」
「ふ~、仕方ないな。さあ、そろそろ出発する時間だよ。上に戻って、用意をしよう」ジョエルに促されて、アレンは慌てて出発の準備に取りかかったので、さっきの出来事を話さずに終わった。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
一人取り残されて呆然としていた亜人の子供は、我に返ると、急いでフードを被り皆の所へ戻った。幸いな事に、今度は誰にも絡まれずに、戻ることができた。
「ケルト、遅かったな。心配してたんだぞ」べゼルが、気が付いて声を掛けて来た。
「うん、ごめん」その声を聞き付けてマナナが幌馬車から降りて来ると、直ぐに、ケルトの異変に気が付く。
「どうしたの、ケルト。首の紐が千切れて怪我してる。まさか、人間にやられたの」マナナは、ケルトの姉で同じ兎族だ。頭に弟と同じ白いウサギの耳が付いているが、心配の為にピクピクと動き始める。
「うん、変な奴等に絡まれた。キング・ガーデンから出て行け・・とか、何とか。獣臭くて直ぐ分かる、とか」
「そんな筈ないわ!私達は別に、臭ったりしないわ」マナナは怒って言う。
「そうだ、そんな筈はない。我々の方が人間よりも臭いには敏感だ」ナグが側に来て、マナナの肩をぽんと叩く。
「だったら、なぜ?ケルトはちゃんとフードを被って、分からないようにしてたのに・・・」マナナは弟を庇って言う。
「たぶん、ツインズ・ヘッドから、後をつけられているんだ」
「「「!!」」」ナグの言葉に、皆は固まった。
「これからは、一人で絶対に行動しないように、いいね」ケルトを始め、ナグの言葉に皆が頷く。
「でも、よく無事に戻れたわ。よかった、ケルト」マナナが、そっと弟を抱き締める。
「うん、凄く運が良かったよ。人間の子供に助けられたんだ」ケルトがマナナを安心させる為に説明した。
「えっ、人間の子供に・・・だって、その耳は・・見られたんじゃないの?」
「彼は、ぜんぜん大丈夫だったよ。僕は悪くない、悪いのは大人達の方だって、はっきり言って助けてくれた。それにさ、僕の耳がカッコイイって、言ってくれたんだぜ」ケルトは自慢げに言った。
「「「・・・・」」」皆は、再び驚いた。
「ハハハ、お前の耳がカッコイイって、そりゃいいや」
「どう言う意味、べゼル。私達の耳がおかしいとでも、言いたい訳!」マナナが突っ掛かる。
「いや、違うよ。マナナのフワフワの白い耳は凄く可愛いと思うよ・・・ただ、そのカッコイイとは違うかな~って」べゼルがしどろもどろに弁解する。
「何よ。どうせ狼族や狐族って、自分達が一番カッコイイとか、思ってるんでしょ」
「ははは・・・」狐族のべゼルは返す言葉に詰まる。実は大き目の金色の耳(先端が黒くなっている)と、金色のフサフサの尻尾が自慢だったりする上、女の子達からも好評だ。
そして、狼族のナグは青灰色の瞳と黒い耳、フサフサの黒い尻尾がカッコイイと女子だけじゃなく、男子にとっても憧憬の的だ。
「ケルト、その子供はどうやってお前を助けたんだ。お前より、年上だったのか?俺達の居場所を知っているのか?」ナグは話しを元に戻す。
「僕より、うんと下だと思う。ハ才か七才くらいかな。しっかりしてるのかと思うと、凄く子供っぽかったり・・変な奴だった。そうだ、ナイフで大人を脅したんだ。こう、喉にナイフを当てて。その上、変な動物を連れてた」
自分の喉にナイフを当てる仕草をしながら身ぶり手ぶりで話す。
「変な動物?」べゼルが興味を持った。
「うん、りすみたいだけど、りすじゃない。頭に角が生えてたり、背中に羽が生えてたり。そいつが男達にバキバキ噛みついて血だらけにして、追い払ったんだ。小さいのに凄い奴だった」
「なんだそりゃ・・」
「それで、その子供はここの場所を知ってるのか、ケルト」ナグは問いを重ねる。
「ううん。誰かが呼んでたみたいで、あっと言う間に去って行ったから、僕の後を付けたりしてないと思う。だから、大丈夫だ。ここの場所は知られていないよ」
「そうか、それならいいんだ。例え、子供だろうと、相手は人間だ。気を許すな」ナグは改めて言い聞かせた。
気の緩みが命取りになるのだ。周りは敵だらけの人間の国にいるのだから。
そう、故郷からは余りにも遠いところに来ているのだ。
「あっ、ナグ」ケルトは、思いだした。
「何だ」
「変なんだ、分かれる時に、『宮廷で会おう』って言ってた」
「・・・宮殿じゃなく、『宮廷で会おう』と言ったのだな」
「うん・・・宮廷だと、言ってたと思う。耳はいいからね」
「どう言う事?何かおかしいの、ナグ」マナナが心配になって聞くと、又、耳がピクピク動き始める。
「・・・その子は、小さいのに大人の喉に正確にナイフを当てた。・・・これは、日頃から訓練を受けている証拠だ」
「でも、子供でもナイフを持っていたら、脅しに使うのが普通だと思うけど」マナナが分からないと言う風に聞く。
「いや、その場合、背中とか、お腹に突き付けるのが普通だ。一瞬の隙に、相手の懐に入って喉にナイフを当てるのは訓練された者にしかできないよ」べゼルがナグの代わりに説明する。分析や、観察するのが得意だ。
「兵士って事?でも、ほんの子供だよ」ケルトが吃驚して聞く。
「いや、兵士じゃないね。変な動物を連れてたってところがミソだ」
「そうだ、べゼルの言う通り、その変った動物は守護魔獣に違いない」ナグが後を引き取って説明する。
「・・・じゃあ、あの子は・・・」
「そう、貴族の子供だよ。だから、『宮廷で会おう』と言ったのだ」
「きっと、その子も”招待貴族”の一人なのさ」
「あの子が貴族の子供だって、そんな馬鹿な。だって気さくに話し掛けてきたり、謝ってきたりしたんだぜ。ぜんぜん、人を見下した感じはなかった」
「きっと、下級貴族か、商人から貴族になったって奴だろうな。でなけりゃ、一般市民に話掛けたりしないものさ」べゼルが肩を竦める。
「まあ、そうだろうな。その子が変わってると言うのは、本当だろうな。宮廷内と言っても、腐る程、貴族がいる。その中で、出会うのは難しいだろう。
皆の前で、自ら我々に近付いて来ない限りは・・・」ナグはそう断言した。
果たしてそうだろうか、とケルトは考える。
あの子なら、きっと、皆の前だろうと変わらずに声を掛けてくれるに違いない。
いや、そうであって欲しいと、ケルトは願った。
+++++++++
第六十五話・ライデン王国、獅子王ライオネル・フォン・エイランド(仮)
「もう、どこに行ってたんだ。動かないって約束だろ」ジョエルが直ぐ側に近付いて来て怒った。
「そうです、何が起こるか分からないんですよ」普段は温厚なメイグも、一緒になって怒っている。
「ごめんなさい」アレンは、直ぐに謝ったが、腕に抱いているクッキーをジョエルは目聡く見つけた。
「もしかして、又、クッキーの所為か。首輪でも紐でも付けとかないと駄目じゃないのか、ほんと、トラブルメーカーだよな」
「・・ごめん、捕まえようとはするんだけど、クッキーって、すばしっこいんだよ」
「ふ~、仕方ないな。さあ、そろそろ出発する時間だよ。上に戻って、用意をしよう」ジョエルに促されて、アレンは慌てて出発の準備に取りかかったので、さっきの出来事を話さずに終わった。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
一人取り残されて呆然としていた亜人の子供は、我に返ると、急いでフードを被り皆の所へ戻った。幸いな事に、今度は誰にも絡まれずに、戻ることができた。
「ケルト、遅かったな。心配してたんだぞ」べゼルが、気が付いて声を掛けて来た。
「うん、ごめん」その声を聞き付けてマナナが幌馬車から降りて来ると、直ぐに、ケルトの異変に気が付く。
「どうしたの、ケルト。首の紐が千切れて怪我してる。まさか、人間にやられたの」マナナは、ケルトの姉で同じ兎族だ。頭に弟と同じ白いウサギの耳が付いているが、心配の為にピクピクと動き始める。
「うん、変な奴等に絡まれた。キング・ガーデンから出て行け・・とか、何とか。獣臭くて直ぐ分かる、とか」
「そんな筈ないわ!私達は別に、臭ったりしないわ」マナナは怒って言う。
「そうだ、そんな筈はない。我々の方が人間よりも臭いには敏感だ」ナグが側に来て、マナナの肩をぽんと叩く。
「だったら、なぜ?ケルトはちゃんとフードを被って、分からないようにしてたのに・・・」マナナは弟を庇って言う。
「たぶん、ツインズ・ヘッドから、後をつけられているんだ」
「「「!!」」」ナグの言葉に、皆は固まった。
「これからは、一人で絶対に行動しないように、いいね」ケルトを始め、ナグの言葉に皆が頷く。
「でも、よく無事に戻れたわ。よかった、ケルト」マナナが、そっと弟を抱き締める。
「うん、凄く運が良かったよ。人間の子供に助けられたんだ」ケルトがマナナを安心させる為に説明した。
「えっ、人間の子供に・・・だって、その耳は・・見られたんじゃないの?」
「彼は、ぜんぜん大丈夫だったよ。僕は悪くない、悪いのは大人達の方だって、はっきり言って助けてくれた。それにさ、僕の耳がカッコイイって、言ってくれたんだぜ」ケルトは自慢げに言った。
「「「・・・・」」」皆は、再び驚いた。
「ハハハ、お前の耳がカッコイイって、そりゃいいや」
「どう言う意味、べゼル。私達の耳がおかしいとでも、言いたい訳!」マナナが突っ掛かる。
「いや、違うよ。マナナのフワフワの白い耳は凄く可愛いと思うよ・・・ただ、そのカッコイイとは違うかな~って」べゼルがしどろもどろに弁解する。
「何よ。どうせ狼族や狐族って、自分達が一番カッコイイとか、思ってるんでしょ」
「ははは・・・」狐族のべゼルは返す言葉に詰まる。実は大き目の金色の耳(先端が黒くなっている)と、金色のフサフサの尻尾が自慢だったりする上、女の子達からも好評だ。
そして、狼族のナグは青灰色の瞳と黒い耳、フサフサの黒い尻尾がカッコイイと女子だけじゃなく、男子にとっても憧憬の的だ。
「ケルト、その子供はどうやってお前を助けたんだ。お前より、年上だったのか?俺達の居場所を知っているのか?」ナグは話しを元に戻す。
「僕より、うんと下だと思う。ハ才か七才くらいかな。しっかりしてるのかと思うと、凄く子供っぽかったり・・変な奴だった。そうだ、ナイフで大人を脅したんだ。こう、喉にナイフを当てて。その上、変な動物を連れてた」
自分の喉にナイフを当てる仕草をしながら身ぶり手ぶりで話す。
「変な動物?」べゼルが興味を持った。
「うん、りすみたいだけど、りすじゃない。頭に角が生えてたり、背中に羽が生えてたり。そいつが男達にバキバキ噛みついて血だらけにして、追い払ったんだ。小さいのに凄い奴だった」
「なんだそりゃ・・」
「それで、その子供はここの場所を知ってるのか、ケルト」ナグは問いを重ねる。
「ううん。誰かが呼んでたみたいで、あっと言う間に去って行ったから、僕の後を付けたりしてないと思う。だから、大丈夫だ。ここの場所は知られていないよ」
「そうか、それならいいんだ。例え、子供だろうと、相手は人間だ。気を許すな」ナグは改めて言い聞かせた。
気の緩みが命取りになるのだ。周りは敵だらけの人間の国にいるのだから。
そう、故郷からは余りにも遠いところに来ているのだ。
「あっ、ナグ」ケルトは、思いだした。
「何だ」
「変なんだ、分かれる時に、『宮廷で会おう』って言ってた」
「・・・宮殿じゃなく、『宮廷で会おう』と言ったのだな」
「うん・・・宮廷だと、言ってたと思う。耳はいいからね」
「どう言う事?何かおかしいの、ナグ」マナナが心配になって聞くと、又、耳がピクピク動き始める。
「・・・その子は、小さいのに大人の喉に正確にナイフを当てた。・・・これは、日頃から訓練を受けている証拠だ」
「でも、子供でもナイフを持っていたら、脅しに使うのが普通だと思うけど」マナナが分からないと言う風に聞く。
「いや、その場合、背中とか、お腹に突き付けるのが普通だ。一瞬の隙に、相手の懐に入って喉にナイフを当てるのは訓練された者にしかできないよ」べゼルがナグの代わりに説明する。分析や、観察するのが得意だ。
「兵士って事?でも、ほんの子供だよ」ケルトが吃驚して聞く。
「いや、兵士じゃないね。変な動物を連れてたってところがミソだ」
「そうだ、べゼルの言う通り、その変った動物は守護魔獣に違いない」ナグが後を引き取って説明する。
「・・・じゃあ、あの子は・・・」
「そう、貴族の子供だよ。だから、『宮廷で会おう』と言ったのだ」
「きっと、その子も”招待貴族”の一人なのさ」
「あの子が貴族の子供だって、そんな馬鹿な。だって気さくに話し掛けてきたり、謝ってきたりしたんだぜ。ぜんぜん、人を見下した感じはなかった」
「きっと、下級貴族か、商人から貴族になったって奴だろうな。でなけりゃ、一般市民に話掛けたりしないものさ」べゼルが肩を竦める。
「まあ、そうだろうな。その子が変わってると言うのは、本当だろうな。宮廷内と言っても、腐る程、貴族がいる。その中で、出会うのは難しいだろう。
皆の前で、自ら我々に近付いて来ない限りは・・・」ナグはそう断言した。
果たしてそうだろうか、とケルトは考える。
あの子なら、きっと、皆の前だろうと変わらずに声を掛けてくれるに違いない。
いや、そうであって欲しいと、ケルトは願った。
+++++++++
第六十五話・ライデン王国、獅子王ライオネル・フォン・エイランド(仮)
1
お気に入りに追加
2,217
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる