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第三章
第二十七話・父イルビスの葬儀①(忙中間有り)(改)
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―アレンー
今日はベットへ逆戻りだった。あれから又、医者の世話になり、ちょっとした騒ぎになってしまった。
どうしてもグラバル兄さまとは不味い方向へと全てが流れて行ってしまう。
どうしたら許して貰えるだろう。
きっと、昨日のリュゲルはグラバル兄さまにとって大切なものだったんだろうな。
あの後、お爺様にリュゲルを兄さまの専用にしてくださいと頼んだら、『もう、アレンがリュゲルの主と決まったのでそれはできない』と言われてしまい、厩舎長のナリスさんからも『アレン様、リュゲルを可愛がって上げてください』と、逆に進言されてしまった。
「ふう~」
”キュウキュウ”心配そうにクッキーが鳴く。
「ふふ。ごめんね、クッキー。もう大丈夫。ほら、もう一個食べる?」クッキーは差し出した揚げパンに齧り付き頬袋を膨らませてモシャモシャ食べている。
「かわいいな~。クッキーを見てると癒される、ありがとう」僕はクッキーの頭を撫ぜた。
クッキーの頭(額?)には、先が二叉に分かれている白い小さな角が生えている。
よく似合っていて、ほんとにかわいい。
お披露目の時にはトゥルールだけを皆に見せる事になって、クッキーは留守番だった。
『クッキーも契約した守護魔獣だが、二匹持っている事は伏せて置いた方がいい』と、お爺様が仰ったので、僕は吃驚した。
(いつの間に契約したの?侮れないなクッキー、恐るべし!)
トゥルールは予定に無い”火の子”を撒き散らし、変態したので今は又、雛の姿に戻って(僕の中で)休んでいる。 (らしい)
トゥルールは結局なんの種類の鳥か分からないままだ。こちら側で当て嵌まる種類がなく、向こう側にしかいない特別種だと言う事になった。
◇◇◇◇
今日は朝からお城の鐘が何度も鳴らされ、父さま、・・父上の死が報じられ、お城の中は葬儀の準備で大忙しで、 僕は部屋待機になった。
父上の死を聞いたのはついこの間のことなのに、ずいぶん昔に感じられる。
きっとお爺様がいてくれるからだ。
葬儀の日には、いろいろな領国から領主達がやって来て、そこでも又、僕のことを正式に紹介するらしい。
お城にも、城下街にもたくさんのお客様が滞在される大規模な催しになる。
葬儀には城下街の人たちも参列するらしいから、もしかしたらボイルや、メリンダさんに会えるかも知れない。
でも、僕のこと覚えているだろうか?覚えてくれてたら嬉しいな。みんな元気かな。
◇◇◇◇◇
今日、僕の新しい服が届いた。
葬儀用の服、葬儀の後の交流会用の服、乗馬服、食事会用の服、散歩用、普段用とそれぞれに見合う、ブラウスやズボン、コートやマント、手袋や帽子、靴。等々、等々。
僕の広い部屋は箱で半分埋まり、マリーさんやメイド頭のエイドリナさんと、マリーさんに付いている新人のローリーさん達に着せ替え人形の如く、全ての衣服に着替えさせられた。
その間中、彼女達は疲れを見せること無く、むしろ喜々として取り組み、いつの間にか部屋にいる女の人の人数も倍に増えていて、胸に挿すチーフや飾り留めやサッシュの色、靴下の色まで延々と討議した。
その間、僕は人形の如く気飾り、部屋の真ん中に立たされたままだ。
途中で顔を覗かせたジョエルは御愁傷様と言いたげな表情を浮かべて、彼女達に捉まる前に慌てて出て行った。
クッキーはマリーさんから、お手製のあのクッキーを大量に与えられ(さすが!マリーさん、クッキーの扱いを良く分かってる)、衣裳棚に避難して上からクッキーをポリポリ齧りながら、こちらを物珍しそうに眺めている。
夕食前に執事長のヨナスさんが顔を出し、強制的に撤収を言い渡すと、やっと解放された。
ほんと~に、長い一日だった。女の人達のあの情熱はどこから湧いて来るんだろう?疲れたぁ・・・。
◇◇◇◇
―ボルトー
今日、お城の鐘が何度も打ち鳴らされ、嫡男のイルビス様が亡くなられたそうだ。
皆んなは噂している、平和なフォートランド領も先行きが不安になって来たと。
僕にはよく分からない。戦争が起これば父ちゃんも戦いに行ってしまうのだろうか?
それは嫌だな、伯爵様には長生きして貰わないと。
僕も大人になると戦争に駆り出されるのかな?でも、それは困る。
僕は狩人になりたいからだ。
少し前までは父ちゃんと同じ大外門の門衛になりたいと思っていたけど、今は狩人になってベルファウストの森でいなくなったアレンを探したい。
そう言うと、父ちゃんは複雑な顔をした。
◇◇◇◇
今、城下街は忙しい、イルビス様の葬儀の準備のためだ。今回は盛大になるらしい。
なんと!守護魔獣を持った後継ぎ様が現れたらしく、街はその噂で持ち切りで、この間の暗い雰囲気は一気に消し飛んでいった。
今や半分お祭り騒ぎだ。
その上、各領から後継ぎをひと目見ようと宿泊者の数がうなぎ登りらしく、街の宿はどこも満杯で一般の家庭にも宿泊依頼が舞い込み、街の景気も凄い事になっている。
何処も人手が足りず、近隣の村や町からも手伝いにやって来ていて、周囲の町や村、大きな街道沿の村々も、大変な好景気に、後継ぎ様、様々だと更に沸いている。
◇◇◇◇◇◇
昨日は新しい後継ぎ様の事が街の至る所で話題になった。お城から子供用のあらゆる物が発注されていたらしく、納品が無事に終わり、お城でのお披露目も終わったので、後継ぎ様の話が解禁になったそうだ。
新しい後継ぎ様はまだ子供で、イルビス様の血を引いているそうだ。父ちゃんが言うにはダンドリュウス家の血を引いている事が大事なことだと言う。落とし胤だそうだ。
父ちゃんに”落とし胤”って何って聞いたら、”御落胤”の事だと言われた。
よくわからん?
それより、今日はもっと、凄い話を聞いた。父ちゃんの知り合いにお城の門の兵士がいて、お披露目の時の話を聞いて来た。
後継ぎの方の名前はアレリス様と言い、とても凄い魔獣を召喚されたらしい。
そして、その子供は銀色の髪の毛で、紫色の瞳をしたとても可愛らしい男の子だと言うのだ。
銀色の髪に、紫に瞳、おまけにアレリスだなんて、アレンとよく似た名前だ。
僕は直ぐ、お城に行きたいと父ちゃんに頼んだが、たとえお城の門の兵士でも、剣の強い衛士に昇格しなければ城内には入ることができず、ましてや伯爵様やそのご家族には会えることはほとんど無いそうだ。
門を通る時に一瞬お顔を拝見するぐらいで言葉を交わす事はまず、無いと言う。
どうしたら確かめられるだろう? アレリス様がアレンかもしれないと。
葬儀の時に教会までの参道を馬車か馬で通られる予定だそうだ、その時なら顔を確かめられるかもしれない。
よし、早起きして一番前の場所を取るぞ。
◇◇◇◇◇◇
―アレンー
昨日やっと額の包帯が取れた。
「アレン様のせっかくの可愛いお顔に傷が残ってしまった」と、マリーさんやローリーさんは嘆いたけど、僕は男の子だから、箔が付いてカッコイイと思ったが口には出さなかった。
お爺様は傷を見て、酷く悲しい顔をされるから。
夜になるとクッキーが僕の傷を執拗に舐めて来た。擽ったくて何度も追い払ったが最後には根負けして放って置いたら、朝には傷が消えて吃驚だ。
もちろん、マリーさん達は大喜びで、僕に問答無用でフリルの付いたブラウスを着せリボンを結んだ。
明日はいよいよ父上の葬儀だ。
今日から同盟領主の方々(中でも特に親しい人達)と先に引き合わせがあるそうで少し緊張している。
お爺様は気心の知れた方々だから、気負う事は無いと仰ってくれたけど、バルトは僕を量りに来ているから気を引き締めろと注意してくれた。
いつも率直に話してくれるから、ほんとうに助けて貰っている。
(ありがとう、バルト。これからもよろしく)
+++++++
2019・5・9(改)
第二十八話・父イルビスの葬儀②(葬儀前夜)
今日はベットへ逆戻りだった。あれから又、医者の世話になり、ちょっとした騒ぎになってしまった。
どうしてもグラバル兄さまとは不味い方向へと全てが流れて行ってしまう。
どうしたら許して貰えるだろう。
きっと、昨日のリュゲルはグラバル兄さまにとって大切なものだったんだろうな。
あの後、お爺様にリュゲルを兄さまの専用にしてくださいと頼んだら、『もう、アレンがリュゲルの主と決まったのでそれはできない』と言われてしまい、厩舎長のナリスさんからも『アレン様、リュゲルを可愛がって上げてください』と、逆に進言されてしまった。
「ふう~」
”キュウキュウ”心配そうにクッキーが鳴く。
「ふふ。ごめんね、クッキー。もう大丈夫。ほら、もう一個食べる?」クッキーは差し出した揚げパンに齧り付き頬袋を膨らませてモシャモシャ食べている。
「かわいいな~。クッキーを見てると癒される、ありがとう」僕はクッキーの頭を撫ぜた。
クッキーの頭(額?)には、先が二叉に分かれている白い小さな角が生えている。
よく似合っていて、ほんとにかわいい。
お披露目の時にはトゥルールだけを皆に見せる事になって、クッキーは留守番だった。
『クッキーも契約した守護魔獣だが、二匹持っている事は伏せて置いた方がいい』と、お爺様が仰ったので、僕は吃驚した。
(いつの間に契約したの?侮れないなクッキー、恐るべし!)
トゥルールは予定に無い”火の子”を撒き散らし、変態したので今は又、雛の姿に戻って(僕の中で)休んでいる。 (らしい)
トゥルールは結局なんの種類の鳥か分からないままだ。こちら側で当て嵌まる種類がなく、向こう側にしかいない特別種だと言う事になった。
◇◇◇◇
今日は朝からお城の鐘が何度も鳴らされ、父さま、・・父上の死が報じられ、お城の中は葬儀の準備で大忙しで、 僕は部屋待機になった。
父上の死を聞いたのはついこの間のことなのに、ずいぶん昔に感じられる。
きっとお爺様がいてくれるからだ。
葬儀の日には、いろいろな領国から領主達がやって来て、そこでも又、僕のことを正式に紹介するらしい。
お城にも、城下街にもたくさんのお客様が滞在される大規模な催しになる。
葬儀には城下街の人たちも参列するらしいから、もしかしたらボイルや、メリンダさんに会えるかも知れない。
でも、僕のこと覚えているだろうか?覚えてくれてたら嬉しいな。みんな元気かな。
◇◇◇◇◇
今日、僕の新しい服が届いた。
葬儀用の服、葬儀の後の交流会用の服、乗馬服、食事会用の服、散歩用、普段用とそれぞれに見合う、ブラウスやズボン、コートやマント、手袋や帽子、靴。等々、等々。
僕の広い部屋は箱で半分埋まり、マリーさんやメイド頭のエイドリナさんと、マリーさんに付いている新人のローリーさん達に着せ替え人形の如く、全ての衣服に着替えさせられた。
その間中、彼女達は疲れを見せること無く、むしろ喜々として取り組み、いつの間にか部屋にいる女の人の人数も倍に増えていて、胸に挿すチーフや飾り留めやサッシュの色、靴下の色まで延々と討議した。
その間、僕は人形の如く気飾り、部屋の真ん中に立たされたままだ。
途中で顔を覗かせたジョエルは御愁傷様と言いたげな表情を浮かべて、彼女達に捉まる前に慌てて出て行った。
クッキーはマリーさんから、お手製のあのクッキーを大量に与えられ(さすが!マリーさん、クッキーの扱いを良く分かってる)、衣裳棚に避難して上からクッキーをポリポリ齧りながら、こちらを物珍しそうに眺めている。
夕食前に執事長のヨナスさんが顔を出し、強制的に撤収を言い渡すと、やっと解放された。
ほんと~に、長い一日だった。女の人達のあの情熱はどこから湧いて来るんだろう?疲れたぁ・・・。
◇◇◇◇
―ボルトー
今日、お城の鐘が何度も打ち鳴らされ、嫡男のイルビス様が亡くなられたそうだ。
皆んなは噂している、平和なフォートランド領も先行きが不安になって来たと。
僕にはよく分からない。戦争が起これば父ちゃんも戦いに行ってしまうのだろうか?
それは嫌だな、伯爵様には長生きして貰わないと。
僕も大人になると戦争に駆り出されるのかな?でも、それは困る。
僕は狩人になりたいからだ。
少し前までは父ちゃんと同じ大外門の門衛になりたいと思っていたけど、今は狩人になってベルファウストの森でいなくなったアレンを探したい。
そう言うと、父ちゃんは複雑な顔をした。
◇◇◇◇
今、城下街は忙しい、イルビス様の葬儀の準備のためだ。今回は盛大になるらしい。
なんと!守護魔獣を持った後継ぎ様が現れたらしく、街はその噂で持ち切りで、この間の暗い雰囲気は一気に消し飛んでいった。
今や半分お祭り騒ぎだ。
その上、各領から後継ぎをひと目見ようと宿泊者の数がうなぎ登りらしく、街の宿はどこも満杯で一般の家庭にも宿泊依頼が舞い込み、街の景気も凄い事になっている。
何処も人手が足りず、近隣の村や町からも手伝いにやって来ていて、周囲の町や村、大きな街道沿の村々も、大変な好景気に、後継ぎ様、様々だと更に沸いている。
◇◇◇◇◇◇
昨日は新しい後継ぎ様の事が街の至る所で話題になった。お城から子供用のあらゆる物が発注されていたらしく、納品が無事に終わり、お城でのお披露目も終わったので、後継ぎ様の話が解禁になったそうだ。
新しい後継ぎ様はまだ子供で、イルビス様の血を引いているそうだ。父ちゃんが言うにはダンドリュウス家の血を引いている事が大事なことだと言う。落とし胤だそうだ。
父ちゃんに”落とし胤”って何って聞いたら、”御落胤”の事だと言われた。
よくわからん?
それより、今日はもっと、凄い話を聞いた。父ちゃんの知り合いにお城の門の兵士がいて、お披露目の時の話を聞いて来た。
後継ぎの方の名前はアレリス様と言い、とても凄い魔獣を召喚されたらしい。
そして、その子供は銀色の髪の毛で、紫色の瞳をしたとても可愛らしい男の子だと言うのだ。
銀色の髪に、紫に瞳、おまけにアレリスだなんて、アレンとよく似た名前だ。
僕は直ぐ、お城に行きたいと父ちゃんに頼んだが、たとえお城の門の兵士でも、剣の強い衛士に昇格しなければ城内には入ることができず、ましてや伯爵様やそのご家族には会えることはほとんど無いそうだ。
門を通る時に一瞬お顔を拝見するぐらいで言葉を交わす事はまず、無いと言う。
どうしたら確かめられるだろう? アレリス様がアレンかもしれないと。
葬儀の時に教会までの参道を馬車か馬で通られる予定だそうだ、その時なら顔を確かめられるかもしれない。
よし、早起きして一番前の場所を取るぞ。
◇◇◇◇◇◇
―アレンー
昨日やっと額の包帯が取れた。
「アレン様のせっかくの可愛いお顔に傷が残ってしまった」と、マリーさんやローリーさんは嘆いたけど、僕は男の子だから、箔が付いてカッコイイと思ったが口には出さなかった。
お爺様は傷を見て、酷く悲しい顔をされるから。
夜になるとクッキーが僕の傷を執拗に舐めて来た。擽ったくて何度も追い払ったが最後には根負けして放って置いたら、朝には傷が消えて吃驚だ。
もちろん、マリーさん達は大喜びで、僕に問答無用でフリルの付いたブラウスを着せリボンを結んだ。
明日はいよいよ父上の葬儀だ。
今日から同盟領主の方々(中でも特に親しい人達)と先に引き合わせがあるそうで少し緊張している。
お爺様は気心の知れた方々だから、気負う事は無いと仰ってくれたけど、バルトは僕を量りに来ているから気を引き締めろと注意してくれた。
いつも率直に話してくれるから、ほんとうに助けて貰っている。
(ありがとう、バルト。これからもよろしく)
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第二十八話・父イルビスの葬儀②(葬儀前夜)
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