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エンドレス「地下迷宮」編
第15話 一階層のナンパ男
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エンドレス地下迷宮一階層。
ビュビュッ!
ハルのレイピアがゴブリンを突く。
急所を撃たれたゴブリンは地面にばたり。
「やったぁ!」
ハルがぴょんと跳ねる。
柔らかそうな金髪がふわりと揺れる。
「ナイス、ハル!」
「ありがと! カイトのおかげだよ!」
「そんなことない、ハルの実力だって」
「え~! カイトのバフのおかげだよ~!」
ハルがほっぺたをぷっくりと膨らます。
はぁ……ハル、かわいいなぁ……。
地下迷宮の一階層は人が多い。
入口すぐだし初心者コースだから。
出てくる魔物は大体ゴブリン一匹だけ。
だからこれを相手にちまちまレベルを上げてる駆け出し冒険者も多い。
なかにはレクレーション気分で遊びに来る人なんかも。
ほら、あそこは家族連れでゴザ敷いてお弁当広げてる。
そんなわけで。
人が多いと、冷やかしの声なんかもかけられたりするわけで。
「ひゅ~ひゅ~!」
「カップルでダンジョンかよ!」
「お熱いことで!」
「てかあの子かわいくね!?」
「うぇ、うらやま死刑だなあの男」
「うぇ~い! お嬢ちゃん、そんな冴えない男よりも俺らと一緒に……」
ピキッ──。
そんなピキリ音を置き去りにして。
「……うわぁぁぁぁぁ!?」
ハルのスキル『刺突』が炸裂し、ナンパ男冒険者の革鎧のつなぎ目をすべて切り落としていた。
「ちょ……! マジかよ……!」
裸バスタオルを抱くがごとく革鎧を両手で押さえた男がへっぴり腰で逃げていく。
「やべぇってこの女!」
「上級者じゃねぇ~か!」
「高レベルがなんでこんなとこでゴブリンなんか!」
「逃げろ逃げろ! 殺されるぞ!」
スタタ~と逃げさった男たち。
うん、別にハルのレベルは高レベルじゃなくて「2」なんだけどね。
ただし、僕のバフでLUKが「901」に。CRIが「83」になってるけど。
あっ。
「ぶべっ!」
男たちが転ぶ。
いつの間にか転がっていってた飴玉状のアオちゃんが、にゅるっと形を変えて男たちの足を掴んだから。
コロコロコロ~。
アオちゃんはすぐに飴玉状に戻ると僕の足元まで転がってきた。
「ハル? アオちゃん? 冒険者はみんな仲間だよ? ちょっと声かけられたくらいで攻撃しちゃダメだからね?」
いちお~二人に注意。
「え……その……ふぇぇ~、ごめんなさい~……。私、どうしてもその……カイトが馬鹿にされたのが許せなくて……」
「うゆゆ~……」
涙目で上目遣いのハル。
そして僕の手のひらの上でぷるぷる震えるアオちゃん。
「許せなくても暴力はダメ。わかった?」
「うぅ~、はい……」
「うゆ……」
シュンとする二人。
「でも……二人が僕のために怒ってくれたこと自体は嬉しかったよ。だから今度ケンカを売られたら穏便に対応しようね」
「うん!」
「わかったゆ!」
顔と飴玉の表面を輝かせる二人。
僕はアオちゃんを首から下げた革ひもで出来たネックレスの中にしまうと、冒険者ギルドでの話をおさらいし始めた。
「まずはハル。キミのLUK値はおそらく世界一だ」
「それはカイトのおかげで……」
「いや、僕が数字を動かさなくてもハルのLUK値はずば抜けてるよ。レベル2で十二階階層までたどり着くなんてハル以外の誰にも出来ないさ」
「でもカイトに会えたことが一番のラッキー! 私ほんとツイてる!」
僕の方こそ。
こんなに可愛くて才能に溢れたハルと出会えたんだ。
昨日からずっとウキウキだってば。
「うゆ~、アオにも会えたゆ!」
「もちろん! アオちゃんに会えたのもツイてる! うゆゆ~!」
「ゆ~、おかあしゃま撫ですぎゆ~」
「あはは、ごめんごめん!」
僕の首から下げたアオちゃんから手を離すハル。
「で、そのLUKとCRIの高さを活かすためにハルにはレイピアを装備して貰ったんだけど……」
「これね!」
シュシュシュッ! っと素振りするハル。
「うん、スキル『刺突』とハルの素早さ。その両方と噛み合ってるからね。そして繰り出される手数の多さゆえに、その攻撃のほとんどがクリティカルになる。さっきのゴブリンやナンパ男みたいにね」
「うゆ~! おかあしゃまカッコよかったゆ!」
「うふふ、ありがとうアオちゃん!」
ほんわか。
「この調子で今日はハルの実践訓練がてら潜れるところまで潜ってみよう」
「うん、わかった!」
「うゆ!」
返事がいい二人。
周りの人は飴玉が喋っててもあまり気にしないみたい。
まぁ最悪僕が一人二役で話してるおかしい人と思われるだけだ。
「え~っとそれから、ハルのレベルが高くなると数字を動かしにくくなるかもだから」
「メラさんが言ってた!」
「そう、たぶん高レベル者のステータスは動かしにくいんじゃないか説ね」
「メラさんスキルくわしかったね!」
「スキルマニアってやつね。頼りになるよね。でも、あの挨拶だけはちょっと勘弁だけど」
「教えて~メラせんせ~い! 私けっこう好き」
「うゆ~♪」
どうやらアオちゃんも好きらしい。
「とにかく、レベルが上って僕がステータスを動かせなくなったとしても、ハルには今のうちにLUKが901の時の感覚を覚えておいてほしいんだ。そしたらきっと……」
「これからのステータスの伸びにも影響してくる」
「うん、そう言ってたよねメラさん。あくまで可能性だけど、意識してやっていって損はないと思う。だから頑張って実践経験を積んでレベルを上げていこう!」
「はぁ~い!」
「ゆ~!」
「あ、でも十階層までだからね? 十二階層にミノタウロスが出た原因はギルドの方で調べてくれてるみたいだから」
「はぁ~い。それって依頼出てるんだよね?」
「そうだね。僕らはランク低くて受けられないけど」
「ブ~! ロンさん、カイトのことをS級だ~! なんて言ってたくせに」
「あはは……あれは個人の感想ってやつだからね。またギルドのシステムのランクは別の話だから」
「そっか~! なら私も早く強くなってカイトにふさわしいS級にならないと!」
「アオもなるゆ~!」
気持ちはありがたいけどアオちゃんにS級モンスターなんてなられた日にはどうしていいかわかんない。
そんなことを思いながら二階層に下りると。
「あっ! さっきはどうもっす!」
初心者講習を一緒に受けてたいがぐり少年、リュウくん一行と出会った。
ビュビュッ!
ハルのレイピアがゴブリンを突く。
急所を撃たれたゴブリンは地面にばたり。
「やったぁ!」
ハルがぴょんと跳ねる。
柔らかそうな金髪がふわりと揺れる。
「ナイス、ハル!」
「ありがと! カイトのおかげだよ!」
「そんなことない、ハルの実力だって」
「え~! カイトのバフのおかげだよ~!」
ハルがほっぺたをぷっくりと膨らます。
はぁ……ハル、かわいいなぁ……。
地下迷宮の一階層は人が多い。
入口すぐだし初心者コースだから。
出てくる魔物は大体ゴブリン一匹だけ。
だからこれを相手にちまちまレベルを上げてる駆け出し冒険者も多い。
なかにはレクレーション気分で遊びに来る人なんかも。
ほら、あそこは家族連れでゴザ敷いてお弁当広げてる。
そんなわけで。
人が多いと、冷やかしの声なんかもかけられたりするわけで。
「ひゅ~ひゅ~!」
「カップルでダンジョンかよ!」
「お熱いことで!」
「てかあの子かわいくね!?」
「うぇ、うらやま死刑だなあの男」
「うぇ~い! お嬢ちゃん、そんな冴えない男よりも俺らと一緒に……」
ピキッ──。
そんなピキリ音を置き去りにして。
「……うわぁぁぁぁぁ!?」
ハルのスキル『刺突』が炸裂し、ナンパ男冒険者の革鎧のつなぎ目をすべて切り落としていた。
「ちょ……! マジかよ……!」
裸バスタオルを抱くがごとく革鎧を両手で押さえた男がへっぴり腰で逃げていく。
「やべぇってこの女!」
「上級者じゃねぇ~か!」
「高レベルがなんでこんなとこでゴブリンなんか!」
「逃げろ逃げろ! 殺されるぞ!」
スタタ~と逃げさった男たち。
うん、別にハルのレベルは高レベルじゃなくて「2」なんだけどね。
ただし、僕のバフでLUKが「901」に。CRIが「83」になってるけど。
あっ。
「ぶべっ!」
男たちが転ぶ。
いつの間にか転がっていってた飴玉状のアオちゃんが、にゅるっと形を変えて男たちの足を掴んだから。
コロコロコロ~。
アオちゃんはすぐに飴玉状に戻ると僕の足元まで転がってきた。
「ハル? アオちゃん? 冒険者はみんな仲間だよ? ちょっと声かけられたくらいで攻撃しちゃダメだからね?」
いちお~二人に注意。
「え……その……ふぇぇ~、ごめんなさい~……。私、どうしてもその……カイトが馬鹿にされたのが許せなくて……」
「うゆゆ~……」
涙目で上目遣いのハル。
そして僕の手のひらの上でぷるぷる震えるアオちゃん。
「許せなくても暴力はダメ。わかった?」
「うぅ~、はい……」
「うゆ……」
シュンとする二人。
「でも……二人が僕のために怒ってくれたこと自体は嬉しかったよ。だから今度ケンカを売られたら穏便に対応しようね」
「うん!」
「わかったゆ!」
顔と飴玉の表面を輝かせる二人。
僕はアオちゃんを首から下げた革ひもで出来たネックレスの中にしまうと、冒険者ギルドでの話をおさらいし始めた。
「まずはハル。キミのLUK値はおそらく世界一だ」
「それはカイトのおかげで……」
「いや、僕が数字を動かさなくてもハルのLUK値はずば抜けてるよ。レベル2で十二階階層までたどり着くなんてハル以外の誰にも出来ないさ」
「でもカイトに会えたことが一番のラッキー! 私ほんとツイてる!」
僕の方こそ。
こんなに可愛くて才能に溢れたハルと出会えたんだ。
昨日からずっとウキウキだってば。
「うゆ~、アオにも会えたゆ!」
「もちろん! アオちゃんに会えたのもツイてる! うゆゆ~!」
「ゆ~、おかあしゃま撫ですぎゆ~」
「あはは、ごめんごめん!」
僕の首から下げたアオちゃんから手を離すハル。
「で、そのLUKとCRIの高さを活かすためにハルにはレイピアを装備して貰ったんだけど……」
「これね!」
シュシュシュッ! っと素振りするハル。
「うん、スキル『刺突』とハルの素早さ。その両方と噛み合ってるからね。そして繰り出される手数の多さゆえに、その攻撃のほとんどがクリティカルになる。さっきのゴブリンやナンパ男みたいにね」
「うゆ~! おかあしゃまカッコよかったゆ!」
「うふふ、ありがとうアオちゃん!」
ほんわか。
「この調子で今日はハルの実践訓練がてら潜れるところまで潜ってみよう」
「うん、わかった!」
「うゆ!」
返事がいい二人。
周りの人は飴玉が喋っててもあまり気にしないみたい。
まぁ最悪僕が一人二役で話してるおかしい人と思われるだけだ。
「え~っとそれから、ハルのレベルが高くなると数字を動かしにくくなるかもだから」
「メラさんが言ってた!」
「そう、たぶん高レベル者のステータスは動かしにくいんじゃないか説ね」
「メラさんスキルくわしかったね!」
「スキルマニアってやつね。頼りになるよね。でも、あの挨拶だけはちょっと勘弁だけど」
「教えて~メラせんせ~い! 私けっこう好き」
「うゆ~♪」
どうやらアオちゃんも好きらしい。
「とにかく、レベルが上って僕がステータスを動かせなくなったとしても、ハルには今のうちにLUKが901の時の感覚を覚えておいてほしいんだ。そしたらきっと……」
「これからのステータスの伸びにも影響してくる」
「うん、そう言ってたよねメラさん。あくまで可能性だけど、意識してやっていって損はないと思う。だから頑張って実践経験を積んでレベルを上げていこう!」
「はぁ~い!」
「ゆ~!」
「あ、でも十階層までだからね? 十二階層にミノタウロスが出た原因はギルドの方で調べてくれてるみたいだから」
「はぁ~い。それって依頼出てるんだよね?」
「そうだね。僕らはランク低くて受けられないけど」
「ブ~! ロンさん、カイトのことをS級だ~! なんて言ってたくせに」
「あはは……あれは個人の感想ってやつだからね。またギルドのシステムのランクは別の話だから」
「そっか~! なら私も早く強くなってカイトにふさわしいS級にならないと!」
「アオもなるゆ~!」
気持ちはありがたいけどアオちゃんにS級モンスターなんてなられた日にはどうしていいかわかんない。
そんなことを思いながら二階層に下りると。
「あっ! さっきはどうもっす!」
初心者講習を一緒に受けてたいがぐり少年、リュウくん一行と出会った。
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