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魔物のスキルを奪い取る「檻の中」編
第23話 初めての殺し
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【二十五日目 朝】
「フィード、今まですまなかったぁ~~~!」
豚人間のオークがそう言うと、ガーゴイルやデュラハンといった武闘派の連中、今まで付かず離れずの中庸な態度を取っていた連中、それにセレアナから離反してた元女子~ズの面々などが頭を下げた。
(……オレを油断させて殺そうとでもいうのか?)
しかし話を聞いてみると、実にくだらなかった。
決闘の日まで残り五日。
そのたった五日間でオレに何が出来るわけもないと結論を下したこいつらは、オレにかけてきたってわけだ。
哀れみを。
ウケる。
クラスの中で別格のワイバーンから注意するように言われたばかりだってのに。
それすら、もうすっかり忘れてオレに憐れみをかけた挙げ句。
あまつさえ「エサは死んだし食ったけど、あれもいい思い出だったよな」と思い込みたくて、こうして謝ってるってわけだ。
魔物くんたちの楽しい思い出作り。
まさに「食育」の効果ってわけだ。
人間を食べるときは感謝して食べましょう的な。
ハッ! くだらない!
なるほど、あの大悪魔は教育者としては優秀らしい。
なにしろオレを「飼う」ことで、ここまでしっかりと情操教育の結果を出してくるんだから。
だが──。
魔物としては、終わってる。
あの大悪魔、最初に言ってたよな。
『先生はね、みんなに命の大切さを知ってもらいたいんですよ』
命の大切さ?
ハッ! 知ったよ! おかげさまでな!
ただし、知ったのは──。
オレがオレの命の大切さを、だけどな。
思わず笑いそうになったのをどうにか堪えたオレは、おずおずと告げる。
「う、うん……これからも、よろしくね、みんな……」
(六日後に殺されてるのは、お前らの方だとも知らずに──)
これじゃ一体、どちらが魔物かもわからない。
檻の中の捕食者、それがオレだ。
お前らは、あと五日間。
なにも知らず何も気づかず、せいぜいオレの世話でもして思い出を作っててくれ。
この世で最後の思い出を、な。
【二十五日目 夜】
感傷的な昼のクラスメイトとは違い、こちらは憔悴しきっていた。
「ハァ……ハァ……げ、下僕……? 私、もうやめたいんだけど、このスパーリング? とかいうの……」
「ハァ……ハァ……オレも同意だぜ。今は月もほとんど消えちまっててオレも力が半減してんだ。お前は勘がいいからオレたちの動きのクセも見きってるっぽいし、もうやる意味ねぇだろ、これ。っていうか全然楽しくね~よ! 今日まだ一回もリサちゃんにモフモフしてもらってねぇし!」
とうとう二人が音を上げた。
しょうがない。
特に狼男ウェルリンにとってはメリットがないんだから。
そしてメリットがないのは、オレも同じだった。
もう完全に動きを見きってしまった二人と、これ以上訓練しても意味がないことを感じていたからだ。
防具としての黒板消し『パリィ・スケイル』と、武器の魔鋭刀に関しても十分使いこなせるようになってきた。
あとは。
実戦が必要だ。
訓練ではなく、ほんとうの実戦が。
柔らか魔鋭棒ではなく、実際に敵を斬り裂いた場合の魔鋭刀の威力も知っておきたい。
いざ本番となって「斬ってみたら思ってたのと違う」なんてことになっては手遅れだ。
些細な違和感も消しておきたい。
それに──。
殺しを経験しておくべきだ。
オレは全員を殺して出ていく予定だが、今までオレが直接手を下して魔物を殺したことは──ない。
パーティーに参加してた冒険者時代から、一度もだ。
いきなり実戦で魔物を殺して抵抗を感じてしまったら。
殺す直前に躊躇してしまったら。
殺しておくべきだ。
残り五日のうちに。
誰を殺す?
オレは狼男を見る。
「ハハッ……。なに見てんだよ、気持ちわりぃな?」
いや、こいつはマフィアの一人息子だ。
殺したら面倒なことになる。
「お前、マフィアの息子なんだろ?」
「ああ、そうだぞ。オレの誇りの一家だな」
「なら、殺していい魔物に心当たりとかあったりするか?」
「なにっ──?」
狼男ウェルリンの目つきが今まで見たこともないほどに鋭くなる。
「オレはミノルとオガラを倒すつもりだ。倒すということは、つまり──」
「殺すかもしれない──ってことよね……」
リサが口に手を当てて続ける。
「私も最初は、勝ち目のない下僕がベストを尽くすための思い出作りくらいの感じで手伝ってたんだけど、多分もういい勝負……いえ、魔鋭刀やパリィ・スケイルも考えたら勝つこともありえるのよね……」
「私は……」
ルゥが続ける。
「あの、見てるだけなのでわからないんですが、ここ数日のフィードさんはなんていうか雰囲気が違うんです。追い詰められてるからこそ、成長曲線が飛躍的に上昇してるような。そんな感じを受けます」
「ああ、それは実際に戦ってるオレたちが一番わかってる。弱い人間ごときがここまでやるとは思ってなかった。正直驚いてる。で、実際に決戦当日、オガラを殺しちまった場合のことを考えて、予め殺しの経験を積んでおきたいってことか……」
ウェルリンがアゴに手を当ててジッとオレを睨んでいる。
リサのケツを追いかけ回していた変態の狼男のものではない、任侠の目で。
「ボケて徘徊してるトロールがいる。元うちの組員だ。ただし、組の中での力関係がややこしくて、誰も手が出せてねぇ。徘徊による被害が出続けてるにも関わらず、だ」
「つまり、よそ者のオレが殺しちゃっても角が立たないってことだね」
ニッコリと笑顔でオレは告げる。
「ああ……。ただ、ほんとにやるのか? 人間が? トロールを? 決闘を前に死ぬことになるだけかもしれんぞ?」
「やるよ。どのみちオレは六日後に死ぬことが確定してるんだ。やれるだけのことはやって、悔いをなくしておきたい」
「そうか。じゃあ、明日だ。オレが話を通しとくから、今日はもう休んでおけ」
こうしてオレは明日、初めての殺しを経験することになった。
「フィード、今まですまなかったぁ~~~!」
豚人間のオークがそう言うと、ガーゴイルやデュラハンといった武闘派の連中、今まで付かず離れずの中庸な態度を取っていた連中、それにセレアナから離反してた元女子~ズの面々などが頭を下げた。
(……オレを油断させて殺そうとでもいうのか?)
しかし話を聞いてみると、実にくだらなかった。
決闘の日まで残り五日。
そのたった五日間でオレに何が出来るわけもないと結論を下したこいつらは、オレにかけてきたってわけだ。
哀れみを。
ウケる。
クラスの中で別格のワイバーンから注意するように言われたばかりだってのに。
それすら、もうすっかり忘れてオレに憐れみをかけた挙げ句。
あまつさえ「エサは死んだし食ったけど、あれもいい思い出だったよな」と思い込みたくて、こうして謝ってるってわけだ。
魔物くんたちの楽しい思い出作り。
まさに「食育」の効果ってわけだ。
人間を食べるときは感謝して食べましょう的な。
ハッ! くだらない!
なるほど、あの大悪魔は教育者としては優秀らしい。
なにしろオレを「飼う」ことで、ここまでしっかりと情操教育の結果を出してくるんだから。
だが──。
魔物としては、終わってる。
あの大悪魔、最初に言ってたよな。
『先生はね、みんなに命の大切さを知ってもらいたいんですよ』
命の大切さ?
ハッ! 知ったよ! おかげさまでな!
ただし、知ったのは──。
オレがオレの命の大切さを、だけどな。
思わず笑いそうになったのをどうにか堪えたオレは、おずおずと告げる。
「う、うん……これからも、よろしくね、みんな……」
(六日後に殺されてるのは、お前らの方だとも知らずに──)
これじゃ一体、どちらが魔物かもわからない。
檻の中の捕食者、それがオレだ。
お前らは、あと五日間。
なにも知らず何も気づかず、せいぜいオレの世話でもして思い出を作っててくれ。
この世で最後の思い出を、な。
【二十五日目 夜】
感傷的な昼のクラスメイトとは違い、こちらは憔悴しきっていた。
「ハァ……ハァ……げ、下僕……? 私、もうやめたいんだけど、このスパーリング? とかいうの……」
「ハァ……ハァ……オレも同意だぜ。今は月もほとんど消えちまっててオレも力が半減してんだ。お前は勘がいいからオレたちの動きのクセも見きってるっぽいし、もうやる意味ねぇだろ、これ。っていうか全然楽しくね~よ! 今日まだ一回もリサちゃんにモフモフしてもらってねぇし!」
とうとう二人が音を上げた。
しょうがない。
特に狼男ウェルリンにとってはメリットがないんだから。
そしてメリットがないのは、オレも同じだった。
もう完全に動きを見きってしまった二人と、これ以上訓練しても意味がないことを感じていたからだ。
防具としての黒板消し『パリィ・スケイル』と、武器の魔鋭刀に関しても十分使いこなせるようになってきた。
あとは。
実戦が必要だ。
訓練ではなく、ほんとうの実戦が。
柔らか魔鋭棒ではなく、実際に敵を斬り裂いた場合の魔鋭刀の威力も知っておきたい。
いざ本番となって「斬ってみたら思ってたのと違う」なんてことになっては手遅れだ。
些細な違和感も消しておきたい。
それに──。
殺しを経験しておくべきだ。
オレは全員を殺して出ていく予定だが、今までオレが直接手を下して魔物を殺したことは──ない。
パーティーに参加してた冒険者時代から、一度もだ。
いきなり実戦で魔物を殺して抵抗を感じてしまったら。
殺す直前に躊躇してしまったら。
殺しておくべきだ。
残り五日のうちに。
誰を殺す?
オレは狼男を見る。
「ハハッ……。なに見てんだよ、気持ちわりぃな?」
いや、こいつはマフィアの一人息子だ。
殺したら面倒なことになる。
「お前、マフィアの息子なんだろ?」
「ああ、そうだぞ。オレの誇りの一家だな」
「なら、殺していい魔物に心当たりとかあったりするか?」
「なにっ──?」
狼男ウェルリンの目つきが今まで見たこともないほどに鋭くなる。
「オレはミノルとオガラを倒すつもりだ。倒すということは、つまり──」
「殺すかもしれない──ってことよね……」
リサが口に手を当てて続ける。
「私も最初は、勝ち目のない下僕がベストを尽くすための思い出作りくらいの感じで手伝ってたんだけど、多分もういい勝負……いえ、魔鋭刀やパリィ・スケイルも考えたら勝つこともありえるのよね……」
「私は……」
ルゥが続ける。
「あの、見てるだけなのでわからないんですが、ここ数日のフィードさんはなんていうか雰囲気が違うんです。追い詰められてるからこそ、成長曲線が飛躍的に上昇してるような。そんな感じを受けます」
「ああ、それは実際に戦ってるオレたちが一番わかってる。弱い人間ごときがここまでやるとは思ってなかった。正直驚いてる。で、実際に決戦当日、オガラを殺しちまった場合のことを考えて、予め殺しの経験を積んでおきたいってことか……」
ウェルリンがアゴに手を当ててジッとオレを睨んでいる。
リサのケツを追いかけ回していた変態の狼男のものではない、任侠の目で。
「ボケて徘徊してるトロールがいる。元うちの組員だ。ただし、組の中での力関係がややこしくて、誰も手が出せてねぇ。徘徊による被害が出続けてるにも関わらず、だ」
「つまり、よそ者のオレが殺しちゃっても角が立たないってことだね」
ニッコリと笑顔でオレは告げる。
「ああ……。ただ、ほんとにやるのか? 人間が? トロールを? 決闘を前に死ぬことになるだけかもしれんぞ?」
「やるよ。どのみちオレは六日後に死ぬことが確定してるんだ。やれるだけのことはやって、悔いをなくしておきたい」
「そうか。じゃあ、明日だ。オレが話を通しとくから、今日はもう休んでおけ」
こうしてオレは明日、初めての殺しを経験することになった。
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