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おじさん、勘違いに気づくの巻
第43話 おじさん、告られる②
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「あらあら、どこのイケメンの旦那さんかと思ったら賢者様じゃないか」
相変わらずの営業上手。
手芸屋の女店主のおばちゃんはするりと俺を持ち上げると、続けてセオリアたちにおべんちゃらを投げかける。
「お姫様が三人も来てくれるなんて光栄なことだね。こんな店だけどよかったらゆっくり見とってくれ」
「おう、おばちゃんよくわかってるじゃねぇか! 私らの高貴な美しさをよぅ!」
「ま、一番はこの美しき天才寿術師ミカ・アンバーだけどね」
「はいはい、二人とも悪ノリしない。手芸屋さん、お久しぶりです」
セオリアがなぜか勝ち誇った顔をして顔見知りアピールをする。
「は? セオ姉ここ来たことあるの?」
「ええ、ケントとね(フフン)」
おい? なんで「フフン」なんだ?
「あ? それ聞いてねぇけど?」
「そりゃ言ってないもの。え、なに? 私がケントといつどこに行ったのか全部言わなきゃいけなかった?」
「うぐぐぐ……! くそっ! おばちゃん、ここに並んでるの全部くれ!」
前のセオリアと同じこと言ってるな、ハンナ。
「まぁ! 全部買っていかれたらおばさん、明日からお店開けなくなっちゃうよ! どれか一つで勘弁しといてもらえるかい? おや、そういやお嬢さんは前買ったミサンガ、もう切れちゃったのかい?」
「はい、切れたというか斬られたというか……」
「あらやだ、物騒だねぇ。でも……ってことは願いは叶ったんじゃないかい?」
「あ……魔法……」
「そう、魔法がね、かけられてるからね。もし叶ってなかったとしてもきっとこれから叶うよ」
そう言ってウインクするおばちゃん。
「はい……そうですね、叶えてみせます!」
なぜか俺をキッ──と睨むセオリア。
え、なに? 俺?
もしかして復讐とかを願ってたの?
「なんだよ、セオ姉ミサンガ買ってたのかよ~! じゃあ、私もそれ! ケント、プレゼントしてくれ!」
「ずるい、私も。天才美少女にふさわしいクールかつ可愛いのを所望します」
「は? なんで俺がプレゼントなんか……」
あっ。
『 償 い 』
そうだ、すっかり忘れてたけど俺はこの子達を昔傷つけてしまった償いをする義務があるんだ。
そうだよなぁ、俺のせいでハンナも盗賊の親分なんかなっちまうし。
ミカも子供の時の姿のままだ。
セオリアは……騎士団長になったはいいものの男騎士団の連中、特にキングくんから酷い仕打ちを受けながらも頑張って耐えている。
今回もレインの見張りを頼んじゃったし、なんだかんだまた巻き込んじゃいつつあるわけで。
うん、よくない。
これはよくないぞ。
ここらできっぱりと一線を引くことにしよう。
そうだ、そのお詫びも兼ねて、ここのミサンガをプレゼントして終わるのもいいかもしれないな。
そう思って三人に新たなミサンガを買い与えた。
子どものようにはしゃぐ三人を見て少し気後れしつつ切り出す。
「あのさ、今またゴタゴタにお前たちを巻き込みかけちまってると思うんだ。だから、ほら……ここらで一旦お前らは手を引いて……」
「は? い、や、だ」
「いやです」
「いやに決まってるわね」
「……は? いやいや、このまま俺の事情の方にお前らを巻き込んじまったら、また十年前みたいに迷惑を……」
「?」な顔で俺を見つめる三人。
「なに言ってんだ、ケント? 十年前に迷惑かけたのは私らの方だろ?」
「……は? いや、俺が無理やりお前らを連れて行ったから……」
「別に無理やりじゃない。私達はあの頃ケントをストーカーして付きまとってたんだから」
「はぁ? ストーカーって……」
「あ~……ケント? あのね、私、ケントに戻ってきてもらうためにケントのことを『恨んでる』って言ったんだけど……」
ん? どういうことだ?
今度はこっちが「?」な顔になった俺に、セオリアたちが説明する。
説明タイム、おわ……り……。
どよ~ん。
俺は露店の前なのもはばからず地面に崩れ落ちる。
「なんてことだ……。まさかお前たちが俺のことを恨んでないだなんて……。俺はてっきり……。しかも、『俺の足を引っ張らないために各自鍛えてた』……だって?」
ORZ状態の俺にセオリアたちが声を掛ける。
「ちょっと……ごめんって、ケント……。まさかそんなにショックを受けるだなんて……」
「私らのことを気にかけてくれてたのは嬉しいけどさ、あれは私らの自業自得なんだわ」
「そう、私達が迷惑をかけた。ケントが気に病む必要はどこにもない」
あぁ……俺、今めちゃめちゃ年下の子たちに気を遣われてるよ……。
「うふふ、賢者様でもこんなことがあるんだねぇ」
露店のおばちゃんが楽しそうに笑う。
「すみません……お店の前でこんな姿を晒してしまって……。俺は……どこまでも鈍感で馬鹿でのろまな亀だったようです……」
「あらあら、いいじゃないかい。亀はすごいんだよ? 歩みは遅いけどね、目標に向かって一歩一歩着実に進んでいくんだ。大器晩成型ってやつさ。こんなに可愛いお嬢さんたちを連れた渋い賢者様にはぴったりじゃないか」
おぉ……うなだれたのがこの店の前で少し救われた気分だ……。
前回はハンナと戦うときのヒントを貰って、今回は俺の十年来の勘違いを励ましてくれてる……。
マジで神かよ、このおばちゃん……。
「そうだよ」
「は?」
「賢者様にはまだまだやらなきゃいけないことがたくさんあるはずだ。そのためには、こんなところで落ち込んでなんかいられない。だろ?」
おぉ、たしかに。
俺にはまだセオリアから依頼された「冒険者の復興」と「魔物大量暴走」の調査の依頼が残っている。
そのどちらもまだまだ道の途中だ。
そこに気づかせてくれるとはおばちゃん……!
あなたのことは(心の中で)師匠と呼ばせてもらいますよ……!
「で、だ。今日三つもミサンガを勝手くれた賢者様たちにいいことを教えてあげよう」
「え、なんですか?」
「教会の裏にある大きな樹さ。あんたらの間には十年間分の行き違いがあったんだろ? あそこは静かでいいところさ。景色もよくて気分も晴れる。あそこでじっくり話し合ってきたらどうだい?」
「それは……」
セオリアたちの顔を見る。
なんとも言えない表情をしている。
そりゃそうだよな。
この子達は、俺のためを思って十年間頑張ってきたのに。
肝心の俺は、この子達に憎まれてると思って接してたんだ。
……うん。
ちゃんとしよう。
そのために、場所を変えて話すのもいいかもしれない。
「そうですね、話し合います。ちゃんと」
俺たちは露店を後にし、教会の裏にある小高い丘。
そびえる大樹の元へと、ゆっくりと言葉もなく歩いていった。
相変わらずの営業上手。
手芸屋の女店主のおばちゃんはするりと俺を持ち上げると、続けてセオリアたちにおべんちゃらを投げかける。
「お姫様が三人も来てくれるなんて光栄なことだね。こんな店だけどよかったらゆっくり見とってくれ」
「おう、おばちゃんよくわかってるじゃねぇか! 私らの高貴な美しさをよぅ!」
「ま、一番はこの美しき天才寿術師ミカ・アンバーだけどね」
「はいはい、二人とも悪ノリしない。手芸屋さん、お久しぶりです」
セオリアがなぜか勝ち誇った顔をして顔見知りアピールをする。
「は? セオ姉ここ来たことあるの?」
「ええ、ケントとね(フフン)」
おい? なんで「フフン」なんだ?
「あ? それ聞いてねぇけど?」
「そりゃ言ってないもの。え、なに? 私がケントといつどこに行ったのか全部言わなきゃいけなかった?」
「うぐぐぐ……! くそっ! おばちゃん、ここに並んでるの全部くれ!」
前のセオリアと同じこと言ってるな、ハンナ。
「まぁ! 全部買っていかれたらおばさん、明日からお店開けなくなっちゃうよ! どれか一つで勘弁しといてもらえるかい? おや、そういやお嬢さんは前買ったミサンガ、もう切れちゃったのかい?」
「はい、切れたというか斬られたというか……」
「あらやだ、物騒だねぇ。でも……ってことは願いは叶ったんじゃないかい?」
「あ……魔法……」
「そう、魔法がね、かけられてるからね。もし叶ってなかったとしてもきっとこれから叶うよ」
そう言ってウインクするおばちゃん。
「はい……そうですね、叶えてみせます!」
なぜか俺をキッ──と睨むセオリア。
え、なに? 俺?
もしかして復讐とかを願ってたの?
「なんだよ、セオ姉ミサンガ買ってたのかよ~! じゃあ、私もそれ! ケント、プレゼントしてくれ!」
「ずるい、私も。天才美少女にふさわしいクールかつ可愛いのを所望します」
「は? なんで俺がプレゼントなんか……」
あっ。
『 償 い 』
そうだ、すっかり忘れてたけど俺はこの子達を昔傷つけてしまった償いをする義務があるんだ。
そうだよなぁ、俺のせいでハンナも盗賊の親分なんかなっちまうし。
ミカも子供の時の姿のままだ。
セオリアは……騎士団長になったはいいものの男騎士団の連中、特にキングくんから酷い仕打ちを受けながらも頑張って耐えている。
今回もレインの見張りを頼んじゃったし、なんだかんだまた巻き込んじゃいつつあるわけで。
うん、よくない。
これはよくないぞ。
ここらできっぱりと一線を引くことにしよう。
そうだ、そのお詫びも兼ねて、ここのミサンガをプレゼントして終わるのもいいかもしれないな。
そう思って三人に新たなミサンガを買い与えた。
子どものようにはしゃぐ三人を見て少し気後れしつつ切り出す。
「あのさ、今またゴタゴタにお前たちを巻き込みかけちまってると思うんだ。だから、ほら……ここらで一旦お前らは手を引いて……」
「は? い、や、だ」
「いやです」
「いやに決まってるわね」
「……は? いやいや、このまま俺の事情の方にお前らを巻き込んじまったら、また十年前みたいに迷惑を……」
「?」な顔で俺を見つめる三人。
「なに言ってんだ、ケント? 十年前に迷惑かけたのは私らの方だろ?」
「……は? いや、俺が無理やりお前らを連れて行ったから……」
「別に無理やりじゃない。私達はあの頃ケントをストーカーして付きまとってたんだから」
「はぁ? ストーカーって……」
「あ~……ケント? あのね、私、ケントに戻ってきてもらうためにケントのことを『恨んでる』って言ったんだけど……」
ん? どういうことだ?
今度はこっちが「?」な顔になった俺に、セオリアたちが説明する。
説明タイム、おわ……り……。
どよ~ん。
俺は露店の前なのもはばからず地面に崩れ落ちる。
「なんてことだ……。まさかお前たちが俺のことを恨んでないだなんて……。俺はてっきり……。しかも、『俺の足を引っ張らないために各自鍛えてた』……だって?」
ORZ状態の俺にセオリアたちが声を掛ける。
「ちょっと……ごめんって、ケント……。まさかそんなにショックを受けるだなんて……」
「私らのことを気にかけてくれてたのは嬉しいけどさ、あれは私らの自業自得なんだわ」
「そう、私達が迷惑をかけた。ケントが気に病む必要はどこにもない」
あぁ……俺、今めちゃめちゃ年下の子たちに気を遣われてるよ……。
「うふふ、賢者様でもこんなことがあるんだねぇ」
露店のおばちゃんが楽しそうに笑う。
「すみません……お店の前でこんな姿を晒してしまって……。俺は……どこまでも鈍感で馬鹿でのろまな亀だったようです……」
「あらあら、いいじゃないかい。亀はすごいんだよ? 歩みは遅いけどね、目標に向かって一歩一歩着実に進んでいくんだ。大器晩成型ってやつさ。こんなに可愛いお嬢さんたちを連れた渋い賢者様にはぴったりじゃないか」
おぉ……うなだれたのがこの店の前で少し救われた気分だ……。
前回はハンナと戦うときのヒントを貰って、今回は俺の十年来の勘違いを励ましてくれてる……。
マジで神かよ、このおばちゃん……。
「そうだよ」
「は?」
「賢者様にはまだまだやらなきゃいけないことがたくさんあるはずだ。そのためには、こんなところで落ち込んでなんかいられない。だろ?」
おぉ、たしかに。
俺にはまだセオリアから依頼された「冒険者の復興」と「魔物大量暴走」の調査の依頼が残っている。
そのどちらもまだまだ道の途中だ。
そこに気づかせてくれるとはおばちゃん……!
あなたのことは(心の中で)師匠と呼ばせてもらいますよ……!
「で、だ。今日三つもミサンガを勝手くれた賢者様たちにいいことを教えてあげよう」
「え、なんですか?」
「教会の裏にある大きな樹さ。あんたらの間には十年間分の行き違いがあったんだろ? あそこは静かでいいところさ。景色もよくて気分も晴れる。あそこでじっくり話し合ってきたらどうだい?」
「それは……」
セオリアたちの顔を見る。
なんとも言えない表情をしている。
そりゃそうだよな。
この子達は、俺のためを思って十年間頑張ってきたのに。
肝心の俺は、この子達に憎まれてると思って接してたんだ。
……うん。
ちゃんとしよう。
そのために、場所を変えて話すのもいいかもしれない。
「そうですね、話し合います。ちゃんと」
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