14 / 45
おじさん、巻き込まれるの巻
第14話 おじさん、尋問する
しおりを挟む
冒険者ギルド。
鼻に傷のある男が椅子に縛り付けられている。
それをぐるりと取り囲む俺たち三人。
ベルドがはっきりと言う。
「ああ、この傷にゃ見覚えがある。テン・ラークス。たしかにうちにいた元冒険者だ。そして真っ先に盗賊ギルドに流れた、な」
「むぐぅ……!」
ガタガタ──!
テン・ラークス
鼻傷の男が猿ぐつわ越しに唸る。
「こいつも盗賊ギルド、か。しかし、なんで盗賊ギルドが孤児院を地上げしてる?」
「さぁな、本人に聞いてみるしかあるめぇ。けど、よかったのか? 騎士団に引き渡しちまったほうが……」
「うん、騎士団には引き渡す。でも、その前に確かめておきたいことがあってね」
「団長様はいいのかね?」
「ああ、問題はない。どうせお役所仕事。いま連れて行っても正式な手続きは明日だ」
「そうか、ならいいんだが……ケント、こいつをどうするつもりだ?」
「どうするって? こいつは俺だけじゃなく、セオリアや罪のない子供まで危険に巻き込んだんだぞ? どうするかなんて決まりきってるよなぁ……?」
ゴキゴキ……。
「へへっ、かつて『鬼』と呼ばれたケント・リバーがここで復活しちまうってわけか……」
「ああ、そういうことだ」
ゴゴゴゴゴ……。
「お、鬼っ……!? 私の知らないケントの姿が……!? ハァハァ……! 一体何が起きるというのだ……!」
かもし出す俺たちの邪悪な雰囲気になぜか興奮気味のセオリア。
「むぐ……むぐぅ~~~!」
鼻傷の男、テンが悲痛な叫び声を上げる。
「ふふふ……今さら後悔しても遅いぜ、テンさんよぉ……」
「さぁ、ケントの責めを受けて正気でいられればいいんだが……」
「むぅ~~~! むぅぅぅぅ~~~!」
「何が起こるというのだ……! ハァハァ……!」
俺は指を戦慄かせながら涙目のテンに近づくと……。
こちょこちょこちょ~~~~!
「ぶひゅっ! ぶひゅひゅひゅひゅひゅ~!」
スキル『超感覚』を駆使した『超くすぐり』。
それをテンの足裏に見舞う。
「ぶぎゅっ! ぶぎゅぎゅぎゅぎゅ……!」
「ほらほら、いつまで耐えられるかな?」
こちょこちょこちょこちょ~~~~!
「ぎゅ~~~っ! ぎゅぎゅぎゅ~!」
「オラオラ! お前のくすぐったさポイントは俺の『超感覚』ですべてまるっとお見通しだぜぇ~~~!」
こっちょこちょこちょ~!
「ぶひぃ~! ひぃ~……!」
「セオリアと少女に手を出したこと、後悔させてやる! うぉぉぉぉぉ!」
高速こちょこちょ十点責めぇ~~~!
「ったく……まさに地獄だぜ……!」
「ベルドさんも受けたことが?」
「ああ、試しに一度だけな……マジで早く殺してくれって気持ちになったもんだ……」
「ゴクリッ……そんなうらやま……いえ、そんな恐ろしいものなんですね……」
「ああ。っていうか団長様、今『羨ましい』って言いかけたよな?」
「いえ、私は決してそんなこと……。団長ですよ? ベルドさん、あんまり変なこと言ってるとしょっぴきますよ?」
「団長様……やめようや、そういう職権乱用は……」
「あぁ、それにしても羨ま……」
「……言いかけたよな?」
「しょっぴきますよ?(にっこり)」
こうして俺の「超感覚こちょこちょ」による尋問の結果──。
「わかったぞ、やつらのアジトが」
「騎士団でもずっとわからなかった盗賊ギルドのアジトを、こんな短時間で……?」
「ああ。こいつら、孤児院の場所になにかを建てようとしてるらしい」
「なにかって?」
「そこまでは知らないようだ」
「そう……一応ハンナとミカにも知らといたほうがいいかな……」
セオリアがアゴに手を当てて呟く。
「ん? それってもしかしてお前とパーティーを組んでた……」
「ええ、あなたと共にダンジョンに潜った──私の孤児院の仲間」
「そうか」
ハンナ。
ミカ。
名前を聞くと同時に記憶が蘇ってくる。
たしか勝ち気な僧侶と小柄な魔法使いだったはずだ。
彼女たちもセオリア同様……俺のことを恨んでるんだろうな。
「二人とも全然連絡返してくれなくて……。一体今頃どこでどうしてることやら……」
「カイザスにいないのか?」
「ええ。ハンナは教会都市アノスに、ミカは水上魔導都市パラボアにいるはずなんだけど……」
「そうか。なら、いつかは会えるだろう」
「だといいんだけど……」
俺も彼女たち二人に会わなきゃだな。
会って、あの時のことを謝らないと。
それが、俺の残りの人生でしなければならないことなんだから。
「よしっ!」
パンッ! っと手を叩いて空気を変える。
「それじゃ、セオリアはこいつを詰め所に連れてってくれ。ベルド、悪いが護衛で一緒について行ってもらってもいいか?」
「あ? 別にいいがお前は?」
「俺はさすがに疲れたよ。大体こんなに人とたくさん話すのも久しぶりなんだ。さすがに今日はもう宿屋でゆっくり休ませてくれ」
「おう、そうか。たしかにそうかもな。宿は『瑠璃星亭』か?」
「ああ、そうしようと思ってる」
「おう、じゃあなんかあったら連絡するわ」
「ああ、頼む」
片手を上げて出ようとする俺。
セオリアが声をかけてくる。
「あ、あの……ケント……! えっと……ごめんなさん、ケントが疲れてることにも気づかずに色々と連れ回して……」
俺は上げた手をフリフリ。
気にすんなよの意味を込めて。
「あと、それと……! あの……せっかく買ってもらったのに……ミサンガ……」
振り返る。
セオリアはテンに切られたミサンガをギュッと握りしめている。
俺は、セオリアを指差してウインクする。
「よかったな。切れたってことは──セオリアの願いが叶うってことだ」
「あっ……」
露天で手芸屋のおばちゃんの言っていた言葉。
『それは少しだけだけど魔力が込められてるんだよ。切れた時に願いが一つ叶うって言われててね』
「だからセオリア、よかったな」
「うんっ!」
セオリアの目尻になにか光ったような気がしたが、その時すでに俺は前を向いてギルドを出ていた。
フゥ──。
静かに息を吐く。
さぁ──。
夜。
狩りの──時間だ。
セオリアに手を出した報い。
受けさせてやろうじゃねぇか。
盗賊ギルドさんよ──。
鼻に傷のある男が椅子に縛り付けられている。
それをぐるりと取り囲む俺たち三人。
ベルドがはっきりと言う。
「ああ、この傷にゃ見覚えがある。テン・ラークス。たしかにうちにいた元冒険者だ。そして真っ先に盗賊ギルドに流れた、な」
「むぐぅ……!」
ガタガタ──!
テン・ラークス
鼻傷の男が猿ぐつわ越しに唸る。
「こいつも盗賊ギルド、か。しかし、なんで盗賊ギルドが孤児院を地上げしてる?」
「さぁな、本人に聞いてみるしかあるめぇ。けど、よかったのか? 騎士団に引き渡しちまったほうが……」
「うん、騎士団には引き渡す。でも、その前に確かめておきたいことがあってね」
「団長様はいいのかね?」
「ああ、問題はない。どうせお役所仕事。いま連れて行っても正式な手続きは明日だ」
「そうか、ならいいんだが……ケント、こいつをどうするつもりだ?」
「どうするって? こいつは俺だけじゃなく、セオリアや罪のない子供まで危険に巻き込んだんだぞ? どうするかなんて決まりきってるよなぁ……?」
ゴキゴキ……。
「へへっ、かつて『鬼』と呼ばれたケント・リバーがここで復活しちまうってわけか……」
「ああ、そういうことだ」
ゴゴゴゴゴ……。
「お、鬼っ……!? 私の知らないケントの姿が……!? ハァハァ……! 一体何が起きるというのだ……!」
かもし出す俺たちの邪悪な雰囲気になぜか興奮気味のセオリア。
「むぐ……むぐぅ~~~!」
鼻傷の男、テンが悲痛な叫び声を上げる。
「ふふふ……今さら後悔しても遅いぜ、テンさんよぉ……」
「さぁ、ケントの責めを受けて正気でいられればいいんだが……」
「むぅ~~~! むぅぅぅぅ~~~!」
「何が起こるというのだ……! ハァハァ……!」
俺は指を戦慄かせながら涙目のテンに近づくと……。
こちょこちょこちょ~~~~!
「ぶひゅっ! ぶひゅひゅひゅひゅひゅ~!」
スキル『超感覚』を駆使した『超くすぐり』。
それをテンの足裏に見舞う。
「ぶぎゅっ! ぶぎゅぎゅぎゅぎゅ……!」
「ほらほら、いつまで耐えられるかな?」
こちょこちょこちょこちょ~~~~!
「ぎゅ~~~っ! ぎゅぎゅぎゅ~!」
「オラオラ! お前のくすぐったさポイントは俺の『超感覚』ですべてまるっとお見通しだぜぇ~~~!」
こっちょこちょこちょ~!
「ぶひぃ~! ひぃ~……!」
「セオリアと少女に手を出したこと、後悔させてやる! うぉぉぉぉぉ!」
高速こちょこちょ十点責めぇ~~~!
「ったく……まさに地獄だぜ……!」
「ベルドさんも受けたことが?」
「ああ、試しに一度だけな……マジで早く殺してくれって気持ちになったもんだ……」
「ゴクリッ……そんなうらやま……いえ、そんな恐ろしいものなんですね……」
「ああ。っていうか団長様、今『羨ましい』って言いかけたよな?」
「いえ、私は決してそんなこと……。団長ですよ? ベルドさん、あんまり変なこと言ってるとしょっぴきますよ?」
「団長様……やめようや、そういう職権乱用は……」
「あぁ、それにしても羨ま……」
「……言いかけたよな?」
「しょっぴきますよ?(にっこり)」
こうして俺の「超感覚こちょこちょ」による尋問の結果──。
「わかったぞ、やつらのアジトが」
「騎士団でもずっとわからなかった盗賊ギルドのアジトを、こんな短時間で……?」
「ああ。こいつら、孤児院の場所になにかを建てようとしてるらしい」
「なにかって?」
「そこまでは知らないようだ」
「そう……一応ハンナとミカにも知らといたほうがいいかな……」
セオリアがアゴに手を当てて呟く。
「ん? それってもしかしてお前とパーティーを組んでた……」
「ええ、あなたと共にダンジョンに潜った──私の孤児院の仲間」
「そうか」
ハンナ。
ミカ。
名前を聞くと同時に記憶が蘇ってくる。
たしか勝ち気な僧侶と小柄な魔法使いだったはずだ。
彼女たちもセオリア同様……俺のことを恨んでるんだろうな。
「二人とも全然連絡返してくれなくて……。一体今頃どこでどうしてることやら……」
「カイザスにいないのか?」
「ええ。ハンナは教会都市アノスに、ミカは水上魔導都市パラボアにいるはずなんだけど……」
「そうか。なら、いつかは会えるだろう」
「だといいんだけど……」
俺も彼女たち二人に会わなきゃだな。
会って、あの時のことを謝らないと。
それが、俺の残りの人生でしなければならないことなんだから。
「よしっ!」
パンッ! っと手を叩いて空気を変える。
「それじゃ、セオリアはこいつを詰め所に連れてってくれ。ベルド、悪いが護衛で一緒について行ってもらってもいいか?」
「あ? 別にいいがお前は?」
「俺はさすがに疲れたよ。大体こんなに人とたくさん話すのも久しぶりなんだ。さすがに今日はもう宿屋でゆっくり休ませてくれ」
「おう、そうか。たしかにそうかもな。宿は『瑠璃星亭』か?」
「ああ、そうしようと思ってる」
「おう、じゃあなんかあったら連絡するわ」
「ああ、頼む」
片手を上げて出ようとする俺。
セオリアが声をかけてくる。
「あ、あの……ケント……! えっと……ごめんなさん、ケントが疲れてることにも気づかずに色々と連れ回して……」
俺は上げた手をフリフリ。
気にすんなよの意味を込めて。
「あと、それと……! あの……せっかく買ってもらったのに……ミサンガ……」
振り返る。
セオリアはテンに切られたミサンガをギュッと握りしめている。
俺は、セオリアを指差してウインクする。
「よかったな。切れたってことは──セオリアの願いが叶うってことだ」
「あっ……」
露天で手芸屋のおばちゃんの言っていた言葉。
『それは少しだけだけど魔力が込められてるんだよ。切れた時に願いが一つ叶うって言われててね』
「だからセオリア、よかったな」
「うんっ!」
セオリアの目尻になにか光ったような気がしたが、その時すでに俺は前を向いてギルドを出ていた。
フゥ──。
静かに息を吐く。
さぁ──。
夜。
狩りの──時間だ。
セオリアに手を出した報い。
受けさせてやろうじゃねぇか。
盗賊ギルドさんよ──。
46
お気に入りに追加
115
あなたにおすすめの小説

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる