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第一幕 転校生は朝ドラ女優!?
ACT12
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もう最悪。ナチュラルな感じでアニメ好きを定着させようと思っていたのに。コイツのせいで。
となりの席の男子生徒を睨みつける。
視線に気づいたのか机に突っ伏していた頭をあげると首を回してこちらを向く。
目が合うと今までどれだけの女の子をたぶらかして来たのか判らない笑みを向ける。
私は芸能界で数えきれないほどのイケメンと共演してきた。
そんな私でさえイケメン認定してしまうのだから彼がこのクラス――学校のアイドルであることは間違いないだろう。
そんな彼がことあるごとに絡んでくる。
移動教室の時には、「場所分からないだろ?」と言い、有無も言わさず案内をし、授業中には私が取るノートを盗み見てフッと小さく笑う。
失礼なヤツ。
ことあるごとに私を見て笑う。
バカにしてるな。
バカって皆にはよく言われるけど……。
そんな屈辱的な時間を繰り返してようやく……――
キーンコーンカーンコーン。
昼休み!
高校って意外と退屈なんだな。
授業ってつまらない。
でも、だからこそ。たった45分の自由時間が尊いものに感じられる。
「新田さん」
げっ、声かけられちゃった。
「なに?」
隣の席のイケメンが、「学食案内しようか?」と案内役を申し出る。
「結構です」と強めに断り教室を出た。
案の定迷った。
右往左往している私に声がかけられた。
「編入生さん?」
「あっ、はい」
振り返るとそこには見知った顔が。
「あっ、みず―」
「初めまして、えっと、新田さん? だよね?」
「う、うん」
「よかった。もしよかったら一緒に学食行かない?」
「ええ、喜んで」
危ない。素で話しそうになった。
瑞樹の後ろには友人と思しき女生徒が二人いるにもかかわらず自らボロを出すところだった。
食堂に向かう道すがら自己紹介を受けた。
瑞樹の事は置いておいて、
ボーイッシュな雰囲気の漂う茶髪の子が、御田園花楓。目の下の泣き黒子がセクシーな子。
ツインテール+短い尻尾がピョコンと分け目部分から飛び出している子が最上友香。佇まいがどこか常人とは違う。髪型の所為だけではないと思う。
案内されて着いた学食に驚いた。
「なにこれ……」
広さ以上に驚いたのは人口密度だ。
人気アイドルのコンサート並に人で溢れ返っている。
「すごいでしょ、ここ」
友香ちゃんが言う。
「早く、急がないと無くなるよ」
花楓ちゃんが駆け出す。
後を追おうとすると、「ついてかなくてもいい」と瑞樹が制止する。
「あの子、特別メニューだから」
「特別?」
「大食いなの」
「ふーん」
「私たちは先に席に行きましょ。もう席、取ってくれてるから」
そう言うと瑞樹と友香は学食の奥にあるテーブルに座る生徒に手を振る。
相手もこちらに気付き手を振り返している。
2人に手を引かれテーブルへと向かう。
「よろしくねユッキー」
「よろしく結衣さん」
フランクだなぁ。
花楓と友香に比べて距離の詰め方が雑というか……。
「あっ……はい、えっとぉ~……」
っていうか誰ですか。などとは言えない。
「あっ、自己紹介まだだったね。あーしは、琴南鈴音。よーしくね、ユッキー!」
リアルギャル――ちょっと苦手かも。
「わたしは貴島冴子です。宜しくお願いします」
あっ、こっちの子は普通っぽい。
「あれ? みんなの食事は?」
「今、詩乃が食券買いにいってくれてる」
それって……もしかしなくても……
「パシリ?」
「違うから!」
「違うの?」
「違うよー。だって、昨日はあーしが買いに行ったし」
面子の中で一番ヤバそうな鈴音の言葉にホッと胸をなでおろす。
どうやら普通の友人関係のようだ。
おまたせー、と駆け寄ってきた生徒が一人。
「ごめん。手間取った」
トントンと肩を叩かれる。
「この子が詩乃。逢里詩乃ね」
「あっ、その子編入生だよね。確かぁ~」
「にっ――」
「あー、あー、言わないで瑞樹。もう少しで出てくるから」
………………、
「あー、うん……」
出てこないんかいッ!
思わずツッコミが口から出かかった。
「結衣だよ。新田結衣。よろしく」
微笑むと詩乃も笑みを返す。
「じゃあ、明日は結衣が食券係ね」
「え……逢里さん、なんかさらっと私をパシらせようとしてる!?」
「まさか」
その後にホテルのルームサービスなんかで見るサービスワゴンに大量の食事を乗せて花楓が戻ってきた。
この時私は、まさか三段の内、二段が花楓の食事だとは考えもしなかった。
「ふぅ、食った食った」
お腹をさすりながら花楓は満足そうに言った。
「す、すごいね」
「だよねー。惚れ惚れする食べっぷり」
「そんだけ食べて太んないとか何なのって感じー」
「この後、花楓寝ちゃうんだよね。放課後まで」
「え、ダメじゃないそれ?」
「いいのいいの。花楓はそれが許されてる。スポーツ特待生だから」
「何のスポーツ?」
「格闘技全般」瑞樹が口を挟む。
「私の師匠」
「ああ、成程」
瑞樹の底知れぬ強さと、高校に入ってから空手だ柔道だって転々としていた理由が判った。
すると何処からともなく――、
「ワゴンが邪魔ですね」と決して大きくない声がスッと耳まで届いた。
それもそのはずだ。声の主はすぐ後ろに立っていた。
「悪かったね」
花楓は素っ気ない態度で返す。
「いいのよあなたは……でも」
視線が私に向けられる。
「あなたがこの席に居なければいつも通りワゴンは邪魔にはならなかったでしょうに」
嫌味か!? 嫌味なのか!?
「回りくどい。ハッキリものも言えない小娘が、ダラダラダラダラ喋って――」
(瑞樹、口悪ッ!?)
「あのさー。瑞樹、気短いよ。私もそこまで辛抱強くないけど」
花楓は瑞樹を片手で制しているが、もう片方の手は拳を握ったり開いたりしている。
「もういいわ」一言告げると足早に去っていく。
ビビったな。
「あの子誰?」
「結衣さんと同じクラスのはずですよ」
「サッチー、論点ズレてる」
「さっきのは間宮千鶴、演劇部の女王様」
瑞樹の目はつりあがったままだ。
「なんか怖かったね」(真希とダブるなぁ)
「まぁ、新田さんに対しての挑発だったけどね」
え……そうだったの?
でもなんで……
「でもさぁ、ユッキーって今日が初登校だよね。なんか恨みでも買ったの?」
心配しているのか、心配していないのか判断の付かない調子で鈴音が尋ねる。
私は今日あった出来事を順序立てて話した。
ついでにムカついていた隣の男子の事も付け加えて。
すると、
「成程。納得しました」
「うん。仕方ないね。ドンマイ」
「マジで!? ウケる。明日から退屈せずに済みそう」
「なんて言ったらいいのか……頑張ってください」
「気にすんな」
「……」
瑞樹に至っては言葉すらかけてくれない。
それにしても、
「何かしたの私?」
「ユッキーは何もしてないよ。女王様の嫉妬でしょ」
「嫉妬?」
「そう嫉妬。アヤトに――ユッキーの隣の席の男子に女王様がフラれたらしい」
「自分がフラれるなんて思ってなかったんでしょうね」
そんなにやり取りを聞きながら、色恋沙汰に一喜一憂できるなんて普通ってスゴイと感動すら覚える。
「まぁ、大丈夫だよー。あーしらといれば手出せないっしょ」
「出せないというより関わりたくないだけのような気も……」
「そうなの?」
「まぁね」
私の問いに瑞樹が答える。
「なんかこのグループって変わり者が集まってるっていうか……」
パッと見そんなことは……ないことも無いかもしれない。
第一、私が問題なく溶け込めている時点で異質な気がしてきた。
変装メイクで正体を隠して学校に通う女を変わり者と言わずしてなんと言う。
もしかして私、登校初日から普通のレールから外れてる!?
となりの席の男子生徒を睨みつける。
視線に気づいたのか机に突っ伏していた頭をあげると首を回してこちらを向く。
目が合うと今までどれだけの女の子をたぶらかして来たのか判らない笑みを向ける。
私は芸能界で数えきれないほどのイケメンと共演してきた。
そんな私でさえイケメン認定してしまうのだから彼がこのクラス――学校のアイドルであることは間違いないだろう。
そんな彼がことあるごとに絡んでくる。
移動教室の時には、「場所分からないだろ?」と言い、有無も言わさず案内をし、授業中には私が取るノートを盗み見てフッと小さく笑う。
失礼なヤツ。
ことあるごとに私を見て笑う。
バカにしてるな。
バカって皆にはよく言われるけど……。
そんな屈辱的な時間を繰り返してようやく……――
キーンコーンカーンコーン。
昼休み!
高校って意外と退屈なんだな。
授業ってつまらない。
でも、だからこそ。たった45分の自由時間が尊いものに感じられる。
「新田さん」
げっ、声かけられちゃった。
「なに?」
隣の席のイケメンが、「学食案内しようか?」と案内役を申し出る。
「結構です」と強めに断り教室を出た。
案の定迷った。
右往左往している私に声がかけられた。
「編入生さん?」
「あっ、はい」
振り返るとそこには見知った顔が。
「あっ、みず―」
「初めまして、えっと、新田さん? だよね?」
「う、うん」
「よかった。もしよかったら一緒に学食行かない?」
「ええ、喜んで」
危ない。素で話しそうになった。
瑞樹の後ろには友人と思しき女生徒が二人いるにもかかわらず自らボロを出すところだった。
食堂に向かう道すがら自己紹介を受けた。
瑞樹の事は置いておいて、
ボーイッシュな雰囲気の漂う茶髪の子が、御田園花楓。目の下の泣き黒子がセクシーな子。
ツインテール+短い尻尾がピョコンと分け目部分から飛び出している子が最上友香。佇まいがどこか常人とは違う。髪型の所為だけではないと思う。
案内されて着いた学食に驚いた。
「なにこれ……」
広さ以上に驚いたのは人口密度だ。
人気アイドルのコンサート並に人で溢れ返っている。
「すごいでしょ、ここ」
友香ちゃんが言う。
「早く、急がないと無くなるよ」
花楓ちゃんが駆け出す。
後を追おうとすると、「ついてかなくてもいい」と瑞樹が制止する。
「あの子、特別メニューだから」
「特別?」
「大食いなの」
「ふーん」
「私たちは先に席に行きましょ。もう席、取ってくれてるから」
そう言うと瑞樹と友香は学食の奥にあるテーブルに座る生徒に手を振る。
相手もこちらに気付き手を振り返している。
2人に手を引かれテーブルへと向かう。
「よろしくねユッキー」
「よろしく結衣さん」
フランクだなぁ。
花楓と友香に比べて距離の詰め方が雑というか……。
「あっ……はい、えっとぉ~……」
っていうか誰ですか。などとは言えない。
「あっ、自己紹介まだだったね。あーしは、琴南鈴音。よーしくね、ユッキー!」
リアルギャル――ちょっと苦手かも。
「わたしは貴島冴子です。宜しくお願いします」
あっ、こっちの子は普通っぽい。
「あれ? みんなの食事は?」
「今、詩乃が食券買いにいってくれてる」
それって……もしかしなくても……
「パシリ?」
「違うから!」
「違うの?」
「違うよー。だって、昨日はあーしが買いに行ったし」
面子の中で一番ヤバそうな鈴音の言葉にホッと胸をなでおろす。
どうやら普通の友人関係のようだ。
おまたせー、と駆け寄ってきた生徒が一人。
「ごめん。手間取った」
トントンと肩を叩かれる。
「この子が詩乃。逢里詩乃ね」
「あっ、その子編入生だよね。確かぁ~」
「にっ――」
「あー、あー、言わないで瑞樹。もう少しで出てくるから」
………………、
「あー、うん……」
出てこないんかいッ!
思わずツッコミが口から出かかった。
「結衣だよ。新田結衣。よろしく」
微笑むと詩乃も笑みを返す。
「じゃあ、明日は結衣が食券係ね」
「え……逢里さん、なんかさらっと私をパシらせようとしてる!?」
「まさか」
その後にホテルのルームサービスなんかで見るサービスワゴンに大量の食事を乗せて花楓が戻ってきた。
この時私は、まさか三段の内、二段が花楓の食事だとは考えもしなかった。
「ふぅ、食った食った」
お腹をさすりながら花楓は満足そうに言った。
「す、すごいね」
「だよねー。惚れ惚れする食べっぷり」
「そんだけ食べて太んないとか何なのって感じー」
「この後、花楓寝ちゃうんだよね。放課後まで」
「え、ダメじゃないそれ?」
「いいのいいの。花楓はそれが許されてる。スポーツ特待生だから」
「何のスポーツ?」
「格闘技全般」瑞樹が口を挟む。
「私の師匠」
「ああ、成程」
瑞樹の底知れぬ強さと、高校に入ってから空手だ柔道だって転々としていた理由が判った。
すると何処からともなく――、
「ワゴンが邪魔ですね」と決して大きくない声がスッと耳まで届いた。
それもそのはずだ。声の主はすぐ後ろに立っていた。
「悪かったね」
花楓は素っ気ない態度で返す。
「いいのよあなたは……でも」
視線が私に向けられる。
「あなたがこの席に居なければいつも通りワゴンは邪魔にはならなかったでしょうに」
嫌味か!? 嫌味なのか!?
「回りくどい。ハッキリものも言えない小娘が、ダラダラダラダラ喋って――」
(瑞樹、口悪ッ!?)
「あのさー。瑞樹、気短いよ。私もそこまで辛抱強くないけど」
花楓は瑞樹を片手で制しているが、もう片方の手は拳を握ったり開いたりしている。
「もういいわ」一言告げると足早に去っていく。
ビビったな。
「あの子誰?」
「結衣さんと同じクラスのはずですよ」
「サッチー、論点ズレてる」
「さっきのは間宮千鶴、演劇部の女王様」
瑞樹の目はつりあがったままだ。
「なんか怖かったね」(真希とダブるなぁ)
「まぁ、新田さんに対しての挑発だったけどね」
え……そうだったの?
でもなんで……
「でもさぁ、ユッキーって今日が初登校だよね。なんか恨みでも買ったの?」
心配しているのか、心配していないのか判断の付かない調子で鈴音が尋ねる。
私は今日あった出来事を順序立てて話した。
ついでにムカついていた隣の男子の事も付け加えて。
すると、
「成程。納得しました」
「うん。仕方ないね。ドンマイ」
「マジで!? ウケる。明日から退屈せずに済みそう」
「なんて言ったらいいのか……頑張ってください」
「気にすんな」
「……」
瑞樹に至っては言葉すらかけてくれない。
それにしても、
「何かしたの私?」
「ユッキーは何もしてないよ。女王様の嫉妬でしょ」
「嫉妬?」
「そう嫉妬。アヤトに――ユッキーの隣の席の男子に女王様がフラれたらしい」
「自分がフラれるなんて思ってなかったんでしょうね」
そんなにやり取りを聞きながら、色恋沙汰に一喜一憂できるなんて普通ってスゴイと感動すら覚える。
「まぁ、大丈夫だよー。あーしらといれば手出せないっしょ」
「出せないというより関わりたくないだけのような気も……」
「そうなの?」
「まぁね」
私の問いに瑞樹が答える。
「なんかこのグループって変わり者が集まってるっていうか……」
パッと見そんなことは……ないことも無いかもしれない。
第一、私が問題なく溶け込めている時点で異質な気がしてきた。
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