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第6章 地下ドワーフ編
第132話 ドワルコ帝国(内務大臣)リヨン視点
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◇◇◇◇ リヨン視点 ◇◇◇◇
私はエチゴヤ旅団の仲間たちとは別れて魔法の鍵の入手のために王城北側に位置する内務官邸を目指している。
ここには四貴族のエンデ・キョンドルがいるはずだ。
私には一時的だが、レイ様からお借りした『叡智』というスキルがサポートしてくれている。
叡智はスキルでありながら様々な知識を持ち、レイ様や私に様々なサポートをしてくれる頼もしい存在だ。
実体はないので、脳裏に呼びかける声と対話している。
〘 リヨン、次の路地を右に曲がり、その先の三叉路は正面のルートを進んでください。〙
(了解!)
私は内務官邸の場所は把握していないが、叡智が随時指示を出してくれるので迷うことなく進めている。
それどころか、最短で安全なルートを案内してくれる優れものだ。
目の前には、内務官邸がそびえ立っていた。広大な土地に一階建てながらも大きな建造物がその存在を主張しているようだ。
帝国の中でも非常に重要な機関であることは間違いないだろう。
内務官邸ではこの国の内政面を担っており、多くのドワルフ族の人々がせっせと働いていた。
私はアサシンの技術を活かして内部に潜入し、職員に気づかれないように内務大臣の元へ急いでいる。
足音を立てないように移動したり、物陰に隠れながら素早く移動することで誰にも見つかることなく進んでいる。
建物内部はとても広々としており、何処を目指せばいいのか不安にかられるが、『叡智』のサポートのお陰で全く困ることは無かった。
〘 リヨン。間もなく内務大臣室です。大臣以外に補佐官が三名部屋にいるようです。このまま突入した場合、戦闘になる確率は86パーセントです。〙
(わかったわ。ありがとう、エイチ。)
〘 Yes。マスターは無益な殺戮を望みません。その点は気をつけてください。〙
(勿論よ。)
〘 『スキル叡智』はマスターの指示でこれから神獣ミミのサポートに入ります。リヨン、一人で大丈夫ですか?〙
(ええ。任せてください!)
〘 検討を祈ります。〙
「さて…。行くとしよう。」
私は一度大きく深呼吸した後に、部屋の中に入ることを決意する。
どの道顔を合わせることになるのでここからは堂々と対応することにしたのだ。
私は一応の礼儀としてドアをノックして部屋の中に入った。
部屋の中央には長テーブルが置かれており、大臣や補佐官たちが談笑していた。
着衣が最も高価で頭髪が寂しい男が四貴族の一人『エンデ・キョンドル』なのだろう。
「誰だ!亜人種だと?どうして亜人種がここに…。」
真っ先に声を上げたのは大臣のエンデだ。
「ドワーフ王国から来た者よ。これでわかるかしら?」
「何だと!?ドワーフ王国からだと?先日我が軍が出発したばかりなのに。早すぎる対応だ。軍務大臣め、一体何をしていたのやら。おい、お前たち。この不審者を捕らえよ!」
「はっ!」
取り巻きの補佐官たちは、すぐに立ち上がり私を取り囲んだ。
力でねじ伏せれば容易に倒せそうだが、殺す訳にもいかない。そこで…
『放電!』
私はエクストラスキル『雷使い』の能力を使って『放電』を行った。
両腕にバチバチと電気が帯び始めており、三人に向けて電気を放った。
「ぎゃー!」「痛い!」「うわぁ!」
補佐官三人は私の放電によって身体が痺れて床に倒れ込んだ。
私は自由自在に雷を操れるようになったので、力加減も調整することが可能だ。
彼らの命を散らすこともできるが、電力を抑えているので気絶しているだけだ。
「あわわ…。き、きさま!何者だ!だれか!だれか来てくれ!」
《ピッピッピ!》
エンデは卓上にあるボタンを押すと、部屋の内外に音が鳴り響いた。
どうやら警報のボタンだったようだ。
「こ、降伏したらどうだ?これから沢山の兵たちがお前を捕らえにくるぞ!」
「脅しているのですか?では、こうしても兵たちは私を捕らえることができるのでしょうか?」
私は、『雷球』という雷の塊をドアノブに当ててドアに電気を流し込んだ。
更に複数の雷の槍を作成し、ドアの付近に突き刺して簡易的な格子を作った。
「何をしているのだ?」
「まあ見ていてください。」
しばらくすると複数の足音が部屋の前にやって来たことを察知する。
「ぎゃあー!」《バタン。》
どうやら知らずにドアに手を掛けたらしい。感電して兵士の一人が倒れ込んだようだ、
「まさか!」
「お察しの通り私は雷の力を自由に扱えるのです。お仲間は、ドアに手を掛けて感電しのでしょう。果たして入ってこれる強者はいるかしら?」
「ぎゃあ!」
また一人犠牲になったらしい。しかし…
《ドンッ! ドンッ! バキッ!》
どうやらドアノブは諦めて、ドアを破壊することにしたようだ。
「エンデ様!お助けします!」
ドアを破壊して兵士たちが部屋に入ってきた。
《ビビビッ!》
「ぎゃー!痛てぇ!」
今度は私の作った雷の格子に触れたのである。
「残念ですが、これでお終いです。兵士たちは部屋には入れません。あなたこそ観念して魔法の鍵を差し出しなさい。ドワルコ王を勝手に投獄した罪は大きいわ。私たちが王を解放するわ。」
私がドワルコ王の話をし始めると、兵士たちはざわめきはじめた。
どうやら兵士たちは真実を知らないようだ。
「何を根拠に!私は知らんぞ!」
エンデは真実を暴露されて明らかに慌てている様子。
しかし、こんな所で時間を浪費する訳にはいかない。
そろそろ鍵を頂いて王の元へ急がねばならない。
「私には時間がありません。言う通り鍵を差し出すなら命は奪いません。どうしますか?」
私は雷の槍を手にとり、アサシン時代のような冷徹な視線をエンデに送った。
「ひぃ…。わかった。言う通りにする。殺さないでくれ。」
エンデは殺気を込めた視線に腰を抜かして尻餅をついていた。どうやら彼の心が折れたようだ。
私は、エンデより青色の魔法の鍵を受け取った。
演技だったが上手くいったようだ。
手に持った瞬間に魔力の波動をキャッチした。どうやら偽物でなさそうだ。
念の為にエンデを縛り上げ、王の牢獄へ連れて行くことにしたのだった…。
― to be continued ―
私はエチゴヤ旅団の仲間たちとは別れて魔法の鍵の入手のために王城北側に位置する内務官邸を目指している。
ここには四貴族のエンデ・キョンドルがいるはずだ。
私には一時的だが、レイ様からお借りした『叡智』というスキルがサポートしてくれている。
叡智はスキルでありながら様々な知識を持ち、レイ様や私に様々なサポートをしてくれる頼もしい存在だ。
実体はないので、脳裏に呼びかける声と対話している。
〘 リヨン、次の路地を右に曲がり、その先の三叉路は正面のルートを進んでください。〙
(了解!)
私は内務官邸の場所は把握していないが、叡智が随時指示を出してくれるので迷うことなく進めている。
それどころか、最短で安全なルートを案内してくれる優れものだ。
目の前には、内務官邸がそびえ立っていた。広大な土地に一階建てながらも大きな建造物がその存在を主張しているようだ。
帝国の中でも非常に重要な機関であることは間違いないだろう。
内務官邸ではこの国の内政面を担っており、多くのドワルフ族の人々がせっせと働いていた。
私はアサシンの技術を活かして内部に潜入し、職員に気づかれないように内務大臣の元へ急いでいる。
足音を立てないように移動したり、物陰に隠れながら素早く移動することで誰にも見つかることなく進んでいる。
建物内部はとても広々としており、何処を目指せばいいのか不安にかられるが、『叡智』のサポートのお陰で全く困ることは無かった。
〘 リヨン。間もなく内務大臣室です。大臣以外に補佐官が三名部屋にいるようです。このまま突入した場合、戦闘になる確率は86パーセントです。〙
(わかったわ。ありがとう、エイチ。)
〘 Yes。マスターは無益な殺戮を望みません。その点は気をつけてください。〙
(勿論よ。)
〘 『スキル叡智』はマスターの指示でこれから神獣ミミのサポートに入ります。リヨン、一人で大丈夫ですか?〙
(ええ。任せてください!)
〘 検討を祈ります。〙
「さて…。行くとしよう。」
私は一度大きく深呼吸した後に、部屋の中に入ることを決意する。
どの道顔を合わせることになるのでここからは堂々と対応することにしたのだ。
私は一応の礼儀としてドアをノックして部屋の中に入った。
部屋の中央には長テーブルが置かれており、大臣や補佐官たちが談笑していた。
着衣が最も高価で頭髪が寂しい男が四貴族の一人『エンデ・キョンドル』なのだろう。
「誰だ!亜人種だと?どうして亜人種がここに…。」
真っ先に声を上げたのは大臣のエンデだ。
「ドワーフ王国から来た者よ。これでわかるかしら?」
「何だと!?ドワーフ王国からだと?先日我が軍が出発したばかりなのに。早すぎる対応だ。軍務大臣め、一体何をしていたのやら。おい、お前たち。この不審者を捕らえよ!」
「はっ!」
取り巻きの補佐官たちは、すぐに立ち上がり私を取り囲んだ。
力でねじ伏せれば容易に倒せそうだが、殺す訳にもいかない。そこで…
『放電!』
私はエクストラスキル『雷使い』の能力を使って『放電』を行った。
両腕にバチバチと電気が帯び始めており、三人に向けて電気を放った。
「ぎゃー!」「痛い!」「うわぁ!」
補佐官三人は私の放電によって身体が痺れて床に倒れ込んだ。
私は自由自在に雷を操れるようになったので、力加減も調整することが可能だ。
彼らの命を散らすこともできるが、電力を抑えているので気絶しているだけだ。
「あわわ…。き、きさま!何者だ!だれか!だれか来てくれ!」
《ピッピッピ!》
エンデは卓上にあるボタンを押すと、部屋の内外に音が鳴り響いた。
どうやら警報のボタンだったようだ。
「こ、降伏したらどうだ?これから沢山の兵たちがお前を捕らえにくるぞ!」
「脅しているのですか?では、こうしても兵たちは私を捕らえることができるのでしょうか?」
私は、『雷球』という雷の塊をドアノブに当ててドアに電気を流し込んだ。
更に複数の雷の槍を作成し、ドアの付近に突き刺して簡易的な格子を作った。
「何をしているのだ?」
「まあ見ていてください。」
しばらくすると複数の足音が部屋の前にやって来たことを察知する。
「ぎゃあー!」《バタン。》
どうやら知らずにドアに手を掛けたらしい。感電して兵士の一人が倒れ込んだようだ、
「まさか!」
「お察しの通り私は雷の力を自由に扱えるのです。お仲間は、ドアに手を掛けて感電しのでしょう。果たして入ってこれる強者はいるかしら?」
「ぎゃあ!」
また一人犠牲になったらしい。しかし…
《ドンッ! ドンッ! バキッ!》
どうやらドアノブは諦めて、ドアを破壊することにしたようだ。
「エンデ様!お助けします!」
ドアを破壊して兵士たちが部屋に入ってきた。
《ビビビッ!》
「ぎゃー!痛てぇ!」
今度は私の作った雷の格子に触れたのである。
「残念ですが、これでお終いです。兵士たちは部屋には入れません。あなたこそ観念して魔法の鍵を差し出しなさい。ドワルコ王を勝手に投獄した罪は大きいわ。私たちが王を解放するわ。」
私がドワルコ王の話をし始めると、兵士たちはざわめきはじめた。
どうやら兵士たちは真実を知らないようだ。
「何を根拠に!私は知らんぞ!」
エンデは真実を暴露されて明らかに慌てている様子。
しかし、こんな所で時間を浪費する訳にはいかない。
そろそろ鍵を頂いて王の元へ急がねばならない。
「私には時間がありません。言う通り鍵を差し出すなら命は奪いません。どうしますか?」
私は雷の槍を手にとり、アサシン時代のような冷徹な視線をエンデに送った。
「ひぃ…。わかった。言う通りにする。殺さないでくれ。」
エンデは殺気を込めた視線に腰を抜かして尻餅をついていた。どうやら彼の心が折れたようだ。
私は、エンデより青色の魔法の鍵を受け取った。
演技だったが上手くいったようだ。
手に持った瞬間に魔力の波動をキャッチした。どうやら偽物でなさそうだ。
念の為にエンデを縛り上げ、王の牢獄へ連れて行くことにしたのだった…。
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