120 / 141
第5章 バロー公国編
第120話 ビールの試飲会
しおりを挟む
私たちエチゴヤ旅団は、バロー公国での問題の解決に大きく貢献した。
更には目的の『聖なる種火』の入手も果たし、再びローランネシア王国へ帰って来たのであった。
我々は、帰りに要塞都市ガドゥーの領主様にバローの件を報告しており、ガドゥー様経由で既に国王陛下の耳にも届いていた。
ローランネシア王国は、バロー公国に対し、友好的な関係を望んでいる。
国王陛下は、今後の友好的な関係向上や、貿易に関してのこと、今回の被害におけるお見舞いと、支援などのことが書かれた親書を用意した。
そして、親書を持った兵は、既にバローに向けて出発している。
後発隊として、支援物資の輸送や、兵や職人などで編成される復興支援部隊が出発の予定である。
エチゴヤ旅団は、外交や復興支援とは無縁な立場である為、数日間は、休暇で王都に滞在するつもりでいる。
◇ ミリモル邸 ◇
私は、ミルモル邸の自室に篭って、しばらくはグダグダの、のんびり生活を過ごすつもりでいた。
しかし、そんなささやかな望みも虚しく消え失せることになった。
「代表!代表はいますか?あのー異世界ラーメンの食材の件で相談したいのですが…。」
「会長はいますか?カップラーメン工事の人員をもっと増やして欲しいのですが…。」
「おーい!兄ちゃんはいるかよ?カップラーメン工場は、増設したんだがよ。製造機械がまだまだ足りねぇのよ。造るのはいいけどよ、材料がな…。」
「レイ様、塩の注文や、廉価版強化剤の発注が増えています。そろそろご用意頂きませんと…。」
ミルモル邸には、エチゴヤ関係者が詰めかけていた。
「はい、はい。わかりましたよ。皆さん、きちんと対応させて頂きますよ。」
残念ながらグダグダは、お預けになりそうであった…。
私が、エチゴヤ関連の仕事をやり終えたのは、日が東の空に沈む頃であった。
「リヨンさん。今日は働きずめでしたので、気晴らしに外食でもどうですか?」
「レイ様、お仕事お疲れ様でした。はい。喜んでお供します。」
私は、気分転換とバローでの慰労を兼ねて、リヨンさんを誘って外食に出かけることにした。
「リヨンさん、どこか行ってみたいお店か、おすすめなお店はありませんか?」
「そうですね…。では、ニユレはいかがでしょうか?お肉もお野菜も新鮮で美味しいと評判のようですよ。」
「いいですね。ニユレに行ってみましょうか。」
◇ お食事処 ニユレ ◇
お食事処ニユレは、肉や野菜料理を得意とする、まだオープンして間も無い店舗であった。
うちの異世界ラーメンも盛況ではあるが、この店もなかなかの盛況ぶりである。
リヨンさんは、今まで自分の要求を表に出すことが無かったので、リヨンさんが行きたい場所を本人の口から聞けたことは、私にとっては大きな変化である。
以前よりは、リヨンさんからの距離感が近づいている感じがして、とても嬉しく思う。
料理は、マルポーやモーギュウの肉を使った食べ応えのある物や、さっぱりと新鮮な野菜料理など、どれも大変美味しかった。
「リヨンさん。初めて来たお店ですが、とても美味しいです。教えてくれてありがとうございます。」
「はい!思い切ってレイ様に提案して良かったです。」
「美味しい料理を食べていると、少しお酒も欲しくなってしまいますね。」
「はい。そうですね。レイ様、こちらのお店では、マルクの果実酒がおすすめの様ですよ。」
「では、それを頂きましょうか。」
私は、マルクの果実酒を注文する。この世界には、ビールは存在しておらず、果実酒が主流である。
様々な果実を原料にお酒を作っており、果実酒と言っても色々なお酒があるのである。
運ばれて来たマルクの果実酒は、果実本来の甘みや酸味が丁度よく合わさっており、大変美味しいお酒であった。
「レイ様。そう言えば、最近お作りになっている『びいる』なるお酒はどうなったのですか?」
「良くぞ聞いてくれました!ビールは、昨日完成しました。まだ試飲しただけですけどね。私のイメージした通りの美味しいお酒になったと思います。明日にでも試飲会をやりましょうか?一緒に飲みましょうね。」
二人の夜は、その後も続いていった…。
◇ 翌日 ◇
翌日、街下商店街にあるエチゴヤの銭湯宿泊棟の一室を使い、ビールの試飲会を開催した。
時間は、エチゴヤの業務が終わる夕方頃からスタートし、ミリモル邸関係者、エチゴヤ関係者、街下商店街の建築関係者、設立に協力してくれた商業ギルドの方々。総勢約200名を招待していた。
これは、試飲会だけでなく、日頃の協力への感謝だったり、街下商店街設立に関する協力への感謝だったり、そういう会にしたかったのである。
今回の費用は、エチゴヤからでなく、全て自分の懐より賄っている。
場所についても、宿泊棟の最上階を広めのホールにしてあるので、大人数でも充分の広さは確保されている。
お誘いした方々が全員揃ったようなので、挨拶をすることにした。
「皆さん、お集まり頂き誠にありがとうございます。そして、日頃より、私やエチゴヤをサポートして下さっている方々、この街下商店街の建築や発展にご尽力頂いた方々、本当にありがとうございました。」
「今からお出しする『ビール』というお酒は、私の故郷では、多くの人々に愛されるお酒の一つです。大麦から時間をかけて丁寧に作ったお酒であります。きっと、初めて味わうお味となるでしょう。絶対な自信を持ってお出ししますが、中にはお口に合わない方もいることでしょう。果実酒もご用意がございますので、どちらも存分にお楽しみ下さい。それでは!カンパイ!」
「ゴクゴクゴク…プハァー!」
「ゴクゴクゴク…プハァー!」
「ゴクゴクゴク…プハァー!」
「なんじゃこりゃ!!キンキンに冷えていてめちゃくちゃ美味い!」
「美味い!何だこの酒ののど越しは!最高だわ。」
「おい!お前の口の上に白い髭が出来てるぞ!」
「あはは!お前もだぞ。そりゃ。ビールの泡だわ。」
「あはは!」
「サカモト様よう!このビールって酒は凄いな。俺達ドワーフはよ、大概の酒は知り尽くしている。けど、こんな美味い酒はしらねぇ。プハァー!最高だぜ!」
「マサさん。喜んで頂けて良かったです。まだまだありますから楽しんで行って下さい。」
「サカモト様、このビールは大変素晴らしいですね。すっかりファンになってしまいました。商品化されるのを楽しみにしております。」
「ベニーさん。ありがとうございます。街下商店街の件も本当に助かりました。これからもよろしくお願いします。」
私は、色々な方々に声を掛けて回った。どの方からも、大変美味しいと大評判であった。
(こりゃ、商品化も大いにアリだな。)
「ミザーリアさん。大丈夫ですか?」
「レイ君…。ビールおいひぃでわよぉ。今日はちゃんと面倒見てちょうだいねぇ。」
「ミザーリアさん。弱いんですから、たくさん飲んではいけませんよ。ほら、向こうで休みましょう。」
「レイ様、私も手伝います。」
「あ、ありがとうございます。リヨンさん。ビールのお味は如何でしたか?」
「はい。ミザリが飲みすぎちゃうのも納得です。大変美味しかったです。」
「そうですか、良かったです。」
「おい!レイや。もっと、もっとお代りじゃ!」
「ミリモルさんも飲み過ぎですよ…。まったく。」
(今日は、色々な方とお話ができて、ビールの感想もたくさん聞けました。自分が飲みたくて作ったのですが、商品化も検討しましょうか…。)
こうして、ビールの試飲会は大成功に終わったのであった…。
―――― to be continued ――――
更には目的の『聖なる種火』の入手も果たし、再びローランネシア王国へ帰って来たのであった。
我々は、帰りに要塞都市ガドゥーの領主様にバローの件を報告しており、ガドゥー様経由で既に国王陛下の耳にも届いていた。
ローランネシア王国は、バロー公国に対し、友好的な関係を望んでいる。
国王陛下は、今後の友好的な関係向上や、貿易に関してのこと、今回の被害におけるお見舞いと、支援などのことが書かれた親書を用意した。
そして、親書を持った兵は、既にバローに向けて出発している。
後発隊として、支援物資の輸送や、兵や職人などで編成される復興支援部隊が出発の予定である。
エチゴヤ旅団は、外交や復興支援とは無縁な立場である為、数日間は、休暇で王都に滞在するつもりでいる。
◇ ミリモル邸 ◇
私は、ミルモル邸の自室に篭って、しばらくはグダグダの、のんびり生活を過ごすつもりでいた。
しかし、そんなささやかな望みも虚しく消え失せることになった。
「代表!代表はいますか?あのー異世界ラーメンの食材の件で相談したいのですが…。」
「会長はいますか?カップラーメン工事の人員をもっと増やして欲しいのですが…。」
「おーい!兄ちゃんはいるかよ?カップラーメン工場は、増設したんだがよ。製造機械がまだまだ足りねぇのよ。造るのはいいけどよ、材料がな…。」
「レイ様、塩の注文や、廉価版強化剤の発注が増えています。そろそろご用意頂きませんと…。」
ミルモル邸には、エチゴヤ関係者が詰めかけていた。
「はい、はい。わかりましたよ。皆さん、きちんと対応させて頂きますよ。」
残念ながらグダグダは、お預けになりそうであった…。
私が、エチゴヤ関連の仕事をやり終えたのは、日が東の空に沈む頃であった。
「リヨンさん。今日は働きずめでしたので、気晴らしに外食でもどうですか?」
「レイ様、お仕事お疲れ様でした。はい。喜んでお供します。」
私は、気分転換とバローでの慰労を兼ねて、リヨンさんを誘って外食に出かけることにした。
「リヨンさん、どこか行ってみたいお店か、おすすめなお店はありませんか?」
「そうですね…。では、ニユレはいかがでしょうか?お肉もお野菜も新鮮で美味しいと評判のようですよ。」
「いいですね。ニユレに行ってみましょうか。」
◇ お食事処 ニユレ ◇
お食事処ニユレは、肉や野菜料理を得意とする、まだオープンして間も無い店舗であった。
うちの異世界ラーメンも盛況ではあるが、この店もなかなかの盛況ぶりである。
リヨンさんは、今まで自分の要求を表に出すことが無かったので、リヨンさんが行きたい場所を本人の口から聞けたことは、私にとっては大きな変化である。
以前よりは、リヨンさんからの距離感が近づいている感じがして、とても嬉しく思う。
料理は、マルポーやモーギュウの肉を使った食べ応えのある物や、さっぱりと新鮮な野菜料理など、どれも大変美味しかった。
「リヨンさん。初めて来たお店ですが、とても美味しいです。教えてくれてありがとうございます。」
「はい!思い切ってレイ様に提案して良かったです。」
「美味しい料理を食べていると、少しお酒も欲しくなってしまいますね。」
「はい。そうですね。レイ様、こちらのお店では、マルクの果実酒がおすすめの様ですよ。」
「では、それを頂きましょうか。」
私は、マルクの果実酒を注文する。この世界には、ビールは存在しておらず、果実酒が主流である。
様々な果実を原料にお酒を作っており、果実酒と言っても色々なお酒があるのである。
運ばれて来たマルクの果実酒は、果実本来の甘みや酸味が丁度よく合わさっており、大変美味しいお酒であった。
「レイ様。そう言えば、最近お作りになっている『びいる』なるお酒はどうなったのですか?」
「良くぞ聞いてくれました!ビールは、昨日完成しました。まだ試飲しただけですけどね。私のイメージした通りの美味しいお酒になったと思います。明日にでも試飲会をやりましょうか?一緒に飲みましょうね。」
二人の夜は、その後も続いていった…。
◇ 翌日 ◇
翌日、街下商店街にあるエチゴヤの銭湯宿泊棟の一室を使い、ビールの試飲会を開催した。
時間は、エチゴヤの業務が終わる夕方頃からスタートし、ミリモル邸関係者、エチゴヤ関係者、街下商店街の建築関係者、設立に協力してくれた商業ギルドの方々。総勢約200名を招待していた。
これは、試飲会だけでなく、日頃の協力への感謝だったり、街下商店街設立に関する協力への感謝だったり、そういう会にしたかったのである。
今回の費用は、エチゴヤからでなく、全て自分の懐より賄っている。
場所についても、宿泊棟の最上階を広めのホールにしてあるので、大人数でも充分の広さは確保されている。
お誘いした方々が全員揃ったようなので、挨拶をすることにした。
「皆さん、お集まり頂き誠にありがとうございます。そして、日頃より、私やエチゴヤをサポートして下さっている方々、この街下商店街の建築や発展にご尽力頂いた方々、本当にありがとうございました。」
「今からお出しする『ビール』というお酒は、私の故郷では、多くの人々に愛されるお酒の一つです。大麦から時間をかけて丁寧に作ったお酒であります。きっと、初めて味わうお味となるでしょう。絶対な自信を持ってお出ししますが、中にはお口に合わない方もいることでしょう。果実酒もご用意がございますので、どちらも存分にお楽しみ下さい。それでは!カンパイ!」
「ゴクゴクゴク…プハァー!」
「ゴクゴクゴク…プハァー!」
「ゴクゴクゴク…プハァー!」
「なんじゃこりゃ!!キンキンに冷えていてめちゃくちゃ美味い!」
「美味い!何だこの酒ののど越しは!最高だわ。」
「おい!お前の口の上に白い髭が出来てるぞ!」
「あはは!お前もだぞ。そりゃ。ビールの泡だわ。」
「あはは!」
「サカモト様よう!このビールって酒は凄いな。俺達ドワーフはよ、大概の酒は知り尽くしている。けど、こんな美味い酒はしらねぇ。プハァー!最高だぜ!」
「マサさん。喜んで頂けて良かったです。まだまだありますから楽しんで行って下さい。」
「サカモト様、このビールは大変素晴らしいですね。すっかりファンになってしまいました。商品化されるのを楽しみにしております。」
「ベニーさん。ありがとうございます。街下商店街の件も本当に助かりました。これからもよろしくお願いします。」
私は、色々な方々に声を掛けて回った。どの方からも、大変美味しいと大評判であった。
(こりゃ、商品化も大いにアリだな。)
「ミザーリアさん。大丈夫ですか?」
「レイ君…。ビールおいひぃでわよぉ。今日はちゃんと面倒見てちょうだいねぇ。」
「ミザーリアさん。弱いんですから、たくさん飲んではいけませんよ。ほら、向こうで休みましょう。」
「レイ様、私も手伝います。」
「あ、ありがとうございます。リヨンさん。ビールのお味は如何でしたか?」
「はい。ミザリが飲みすぎちゃうのも納得です。大変美味しかったです。」
「そうですか、良かったです。」
「おい!レイや。もっと、もっとお代りじゃ!」
「ミリモルさんも飲み過ぎですよ…。まったく。」
(今日は、色々な方とお話ができて、ビールの感想もたくさん聞けました。自分が飲みたくて作ったのですが、商品化も検討しましょうか…。)
こうして、ビールの試飲会は大成功に終わったのであった…。
―――― to be continued ――――
0
お気に入りに追加
1,778
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
女神様から同情された結果こうなった
回復師
ファンタジー
どうやら女神の大ミスで学園ごと異世界に召喚されたらしい。本来は勇者になる人物を一人召喚するはずだったのを女神がミスったのだ。しかも召喚した場所がオークの巣の近く、年頃の少女が目の前にいきなり大量に現れ色めき立つオーク達。俺は妹を守る為に、女神様から貰ったスキルで生き残るべく思考した。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
異世界に射出された俺、『大地の力』で快適森暮らし始めます!
らもえ
ファンタジー
旧題:異世界に射出された俺、見知らぬ森の真中へ放り出される。周りには木しか生えていないけどお地蔵さんに貰ったレアスキルを使って何とか生き延びます。
俺こと杉浦耕平は、学校帰りのコンビニから家に帰る途中で自称神なるものに拉致される。いきなり攫って異世界へ行けとおっしゃる。しかも語り口が軽くどうにも怪しい。
向こうに行っても特に使命は無く、自由にしていいと言う。しかし、もらえたスキルは【異言語理解】と【簡易鑑定】のみ。いや、これだけでどうせいっちゅーに。そんな俺を見かねた地元の地蔵尊がレアスキルをくれると言うらしい。やっぱり持つべきものは地元の繋がりだよね!
それで早速異世界転移!と思いきや、異世界の高高度の上空に自称神の手違いで射出されちまう。紐なしバンジーもしくはパラシュート無しのスカイダイビングか?これ。
自称神様が何かしてくれたお陰で何とか着地に成功するも、辺りは一面木ばっかりの森のど真ん中。いやこれ遭難ですやん。
そこでお地蔵さんから貰ったスキルを思い出した。これが意外とチートスキルで何とか生活していくことに成功するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる