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第5章 バロー公国編
第99話 謎の集団
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フリン君からエチゴヤの火災の報を聞いた。
私は、転移魔法を使い、直ちにエチゴヤ本店へと移動した。
◇ 王都ミキ エチゴヤ本店 ◇
店舗の火災は既に鎮火していた。
他の住宅へと燃え移らなかったことは、不幸中の幸いだと言えよう。
しかし、うちの店舗は全焼し、建物は倒壊していた。
辺りは焼け焦げた匂いが立ち込めており、まだ火災が起こって間もないことを知らしめていた。
店舗の跡地には王都警備隊の方とメサの姿があった。
「メサ!大丈夫ですか?」
「うぉぉー!にーちゃん。ごめんよぉー!店が燃えちまったよぉー!」
涙を流して訴えかけるメサの姿に心打たれてしまう。
「メサが無事だっただけで充分ですよ。店のことは気にしないで下さい。」
「あの。オーナーさんですか?」
王都警備隊の方から声を掛けられた。
「はい。私がエチゴヤの店主、サカモト・レイです。」
「あなたが有名な子爵様ですね!お会いできて光栄です。」
「恐縮です。それで、火災の状況をお聞きしたいのですが…。」
王都警備隊の話では、火元は店舗一階の裏側らしい。
店内は火元になりそうな物はなく、店舗の外壁から初期出火していたとの目撃情報があったそうだ。
王都警備隊の調査では、放火による火災の可能性が濃厚のようだ。
その時、メサは二階におり、犯人を目撃しなかったらしい。
彼は火災に気づき、店内の商品や素材などの必要な物を全てマジックバックに入れて避難してくれていた。
建物以外の損害が最小限で済んだのは、メサのお陰だろう。
私は、過去にエチゴヤに向けられた悪意に関して思い出していた…。
(もしかしたら…)
私は、直ぐにスキルによる『悪意探知』を始める。100メートル先の路地の所より、こちらに向けられる悪意の反応がある。
「転移!」
反応の主が、犯人とは限らないが、何らかの情報を握っている可能性がある。
私は、その方が立ち去る前に接触を試みることにした。
私は、転移の魔法により、反応の主の前に突然姿を現した。
反応の主は、黒マントにフードを被っており、まだ誰かを特定するには至っていない。
「何!?」
反応の主は、私の突然の登場に驚き、逃走を始める。
「お待ち下さい!あなたに聞きたいことがあります。」
私は、直ちに引き留めようと声を掛けるが、残念ながら聞き入れてはくれないようだ。
逃走を阻止する為に相手の手首を掴む。
「クソッ!これでも喰らえ!」
反応の主は、懐からボールの様な球体を取り出し、私の足元に投げつけた。
《パン!》
球体は、炸裂した様な音を立て、破裂した。
球体の中からは、煙幕のような激しい煙が立ち上り、眼を突き刺すような痛みと、鼻をつく刺激臭が周囲を覆い尽くした。
「うわぁ。何だこれは?」
煙幕による被害はないが、催涙ガス的な何かにより、完全に目をやられてしまった。
反応の主は、私の追跡を振り切って逃走した。
廉価版回復薬で異常を回復した頃には、相手の居場所を特定することはできなくなってしまったのであった…。
◇◇◇◇ 視点切替『謎の集団』 ◇◇◇◇
「ブラック、奴の店舗はどうなった?」
「ああ。放火に成功している。奴には気づかれたが、グリーンお手製のバトルボールで何とか逃げ切れたよ。」
「おぉ。うちのが役に立ちましたか!売れなくて在庫だけはたくさんありますから…。」
「ブラック、人殺しはしてないだろうな?我々はそういう組織ではないのだからな。」
「ホワイト、勿論だとも。この組織は、奴から我々の生活を守る為に結成されたのだから…。」
「ピーチの情報によると、店舗内にはドワーフが一人いたらしいが、無事だったらしいな。」
「それなら良かった。店舗は、全焼らしい。暫くは営業できないだろう。」
「謎の地下商店街は?」
「間もなく完全らしいぞ。オレンジの奴、裏切ったらしい。あそこに店を移転させるってよ。」
「全ては、あいつのせいだ…。」
「地下の商店街については、関係者以外立ち入り禁止で情報が足りなさ過ぎる…。しばらくは様子を見るしかない。ブルー、イエロー、ピンク。情報収集は引き続きお願いしたい。」
我々の組織は、新興悪徳商店には、絶対に屈しないぞ!
◇◇◇◇ 視点切替『リヨン』 ◇◇◇◇
《 エチゴヤ火災の後 》
レイ様は放火犯に接触するために、調査を行うと仰っていた。
メンバーからは、警備隊に任せるべきとの声が多数あがっていたが、レイ様は犯人を逮捕することが目的ではないと仰っていた。
レイ様が仰るには、エチゴヤに向けられた悪意の原因が気になっているらしい。
レイ様が単独で調査されると仰っていたので、私が代わりに調査すると名乗り出た。
私は、過去の教訓から、レイ様に危険が及ばないように、自分がレイ様の盾になる覚悟ができている。
実は、レイ様が怪しい人物と遭遇した際に、神器『片眼鏡』の能力で相手の身元は把握されていたそうだ。
あまりにもあっさりと情報入手されているので、少々拍子抜けした。
通常は、最初の足がかりとなる情報を得るのに大変苦労することが多いのに…。
でも、これで相手への接触を計れば、色々なことがわかるかもしれない。
レイ様が特定した情報によると、相手の名前はナローガンといい、竈職人をしているらしい。
私は、ナローガンの調査を開始した。
私は元アサシンということもあり、潜入や調査には自信がある。
それでも心配されたレイ様が、ウェポンリングに『隠密』のスキルを付与してくれたおかげで、これまでより数倍は潜入や調査が楽になった。
『隠密スキル』を発動して、ナローガンの竈工房に入った。
隠密スキルが優れているのか、出入口から堂々と侵入しても全く気づかれなかった。
店内にはいくつもの完成した竈が置かれていた。どれも見事な出来栄えで、素人目にも確かな技術を持ち合わせていることがわかった。
ナローガンは新たな竈作りに専念しているが、こんなにたくさんの竈をどうするつもりなのだろうか?
日中は竈作りをしているだけで、おかしな行動は見られなかった。
ナローガンは日が沈んでから動き始め、黒装束に身を包み、外出していった。
その後、ナローガンは道具屋リーフに入った。辺りは闇に包まれ始めており、閉店していてもおかしくない時間だった。
私はナローガンに続いて店内に入った。
◇
店内には人気がなく、幾つかある魔光灯が一つだけ点灯されていた。
他の照明は光を落としている模様で、店仕舞いしたのだろう。
薄ら当たる光でも店内の様子はわかった。
様々な魔道具が並べられていたが、私には特殊な物が多く、用途がよくわからなかった。
一階には店主もナローガンもいなかったので、私は二階へ移動した。
店舗の奥に階段があり、二階へ通じていた。
音で気配を察知されないように、階段をゆっくりと登った。
通常は階段を登る際には板が軋む音がするが、『隠密スキル』の恩恵なのか、階段の板に体重を預けても軋み音がしなかった。これは驚きだった。
楽々と二階に上がると、そこにはナローガンを含め、合計10名の人々が集まっていた。
白・黒・赤・青・緑など、様々な色をモチーフにした服装を纏い、身元を隠しているようだった。
彼らはお祭りなどで集団で出歩けば逆に脚光を浴びそうだと思った。
どうやら私の存在には気づいていないようだ。そこで私は彼らの会話に耳を傾けることにした。
「エチゴヤの店舗は、まだそのままだったぞ。全焼だったし、しばらくは開店できないだろう。」
「地下の商店街はどうする?もうオープンするらしいぞ。これ以上客を取られたら食っていけない。」
「かなりの規模らしいぞ。こないだのような放火という訳にもいかないだろう。」
「破壊工作は難しい…か。しかし、混乱させることはできるのでは?」
「いや、いっそのこと、サカモトを殺してしまうか?」
「レッド、馬鹿言え!うちらは人殺しはしない。自分達の生活が守れればそれでいい。確かにサカモトが憎い。奴が現れなければ、我々の生活がここまで苦しくなることは無かった。だが、それをしたらただの殺人鬼に成り下がる。」
「ああ、そうだな。ホワイト、済まなかった。」
「おう。では、グリーン。地下がオープンする時に大勢を大混乱させることはできるか?」
「任せてよ!バトルボールならたくさんあるから。あれは一時的に目や喉をやられるけど、有害物質ではないんだよ。」
「よし、ではバトルボールを投げつける班と、逃走経路を確保する班に分けて作戦を実行しよう。」
(大体の情報は掴めたわね。レイ様に報告しましょう。)
私は、潜入捜査に成功しました。
きっとレイ様も私の成果をお喜びになるでしょう。私は、帰りも気配を消しながら邸宅に帰還したのでした…。
―――― to be continued ――――
私は、転移魔法を使い、直ちにエチゴヤ本店へと移動した。
◇ 王都ミキ エチゴヤ本店 ◇
店舗の火災は既に鎮火していた。
他の住宅へと燃え移らなかったことは、不幸中の幸いだと言えよう。
しかし、うちの店舗は全焼し、建物は倒壊していた。
辺りは焼け焦げた匂いが立ち込めており、まだ火災が起こって間もないことを知らしめていた。
店舗の跡地には王都警備隊の方とメサの姿があった。
「メサ!大丈夫ですか?」
「うぉぉー!にーちゃん。ごめんよぉー!店が燃えちまったよぉー!」
涙を流して訴えかけるメサの姿に心打たれてしまう。
「メサが無事だっただけで充分ですよ。店のことは気にしないで下さい。」
「あの。オーナーさんですか?」
王都警備隊の方から声を掛けられた。
「はい。私がエチゴヤの店主、サカモト・レイです。」
「あなたが有名な子爵様ですね!お会いできて光栄です。」
「恐縮です。それで、火災の状況をお聞きしたいのですが…。」
王都警備隊の話では、火元は店舗一階の裏側らしい。
店内は火元になりそうな物はなく、店舗の外壁から初期出火していたとの目撃情報があったそうだ。
王都警備隊の調査では、放火による火災の可能性が濃厚のようだ。
その時、メサは二階におり、犯人を目撃しなかったらしい。
彼は火災に気づき、店内の商品や素材などの必要な物を全てマジックバックに入れて避難してくれていた。
建物以外の損害が最小限で済んだのは、メサのお陰だろう。
私は、過去にエチゴヤに向けられた悪意に関して思い出していた…。
(もしかしたら…)
私は、直ぐにスキルによる『悪意探知』を始める。100メートル先の路地の所より、こちらに向けられる悪意の反応がある。
「転移!」
反応の主が、犯人とは限らないが、何らかの情報を握っている可能性がある。
私は、その方が立ち去る前に接触を試みることにした。
私は、転移の魔法により、反応の主の前に突然姿を現した。
反応の主は、黒マントにフードを被っており、まだ誰かを特定するには至っていない。
「何!?」
反応の主は、私の突然の登場に驚き、逃走を始める。
「お待ち下さい!あなたに聞きたいことがあります。」
私は、直ちに引き留めようと声を掛けるが、残念ながら聞き入れてはくれないようだ。
逃走を阻止する為に相手の手首を掴む。
「クソッ!これでも喰らえ!」
反応の主は、懐からボールの様な球体を取り出し、私の足元に投げつけた。
《パン!》
球体は、炸裂した様な音を立て、破裂した。
球体の中からは、煙幕のような激しい煙が立ち上り、眼を突き刺すような痛みと、鼻をつく刺激臭が周囲を覆い尽くした。
「うわぁ。何だこれは?」
煙幕による被害はないが、催涙ガス的な何かにより、完全に目をやられてしまった。
反応の主は、私の追跡を振り切って逃走した。
廉価版回復薬で異常を回復した頃には、相手の居場所を特定することはできなくなってしまったのであった…。
◇◇◇◇ 視点切替『謎の集団』 ◇◇◇◇
「ブラック、奴の店舗はどうなった?」
「ああ。放火に成功している。奴には気づかれたが、グリーンお手製のバトルボールで何とか逃げ切れたよ。」
「おぉ。うちのが役に立ちましたか!売れなくて在庫だけはたくさんありますから…。」
「ブラック、人殺しはしてないだろうな?我々はそういう組織ではないのだからな。」
「ホワイト、勿論だとも。この組織は、奴から我々の生活を守る為に結成されたのだから…。」
「ピーチの情報によると、店舗内にはドワーフが一人いたらしいが、無事だったらしいな。」
「それなら良かった。店舗は、全焼らしい。暫くは営業できないだろう。」
「謎の地下商店街は?」
「間もなく完全らしいぞ。オレンジの奴、裏切ったらしい。あそこに店を移転させるってよ。」
「全ては、あいつのせいだ…。」
「地下の商店街については、関係者以外立ち入り禁止で情報が足りなさ過ぎる…。しばらくは様子を見るしかない。ブルー、イエロー、ピンク。情報収集は引き続きお願いしたい。」
我々の組織は、新興悪徳商店には、絶対に屈しないぞ!
◇◇◇◇ 視点切替『リヨン』 ◇◇◇◇
《 エチゴヤ火災の後 》
レイ様は放火犯に接触するために、調査を行うと仰っていた。
メンバーからは、警備隊に任せるべきとの声が多数あがっていたが、レイ様は犯人を逮捕することが目的ではないと仰っていた。
レイ様が仰るには、エチゴヤに向けられた悪意の原因が気になっているらしい。
レイ様が単独で調査されると仰っていたので、私が代わりに調査すると名乗り出た。
私は、過去の教訓から、レイ様に危険が及ばないように、自分がレイ様の盾になる覚悟ができている。
実は、レイ様が怪しい人物と遭遇した際に、神器『片眼鏡』の能力で相手の身元は把握されていたそうだ。
あまりにもあっさりと情報入手されているので、少々拍子抜けした。
通常は、最初の足がかりとなる情報を得るのに大変苦労することが多いのに…。
でも、これで相手への接触を計れば、色々なことがわかるかもしれない。
レイ様が特定した情報によると、相手の名前はナローガンといい、竈職人をしているらしい。
私は、ナローガンの調査を開始した。
私は元アサシンということもあり、潜入や調査には自信がある。
それでも心配されたレイ様が、ウェポンリングに『隠密』のスキルを付与してくれたおかげで、これまでより数倍は潜入や調査が楽になった。
『隠密スキル』を発動して、ナローガンの竈工房に入った。
隠密スキルが優れているのか、出入口から堂々と侵入しても全く気づかれなかった。
店内にはいくつもの完成した竈が置かれていた。どれも見事な出来栄えで、素人目にも確かな技術を持ち合わせていることがわかった。
ナローガンは新たな竈作りに専念しているが、こんなにたくさんの竈をどうするつもりなのだろうか?
日中は竈作りをしているだけで、おかしな行動は見られなかった。
ナローガンは日が沈んでから動き始め、黒装束に身を包み、外出していった。
その後、ナローガンは道具屋リーフに入った。辺りは闇に包まれ始めており、閉店していてもおかしくない時間だった。
私はナローガンに続いて店内に入った。
◇
店内には人気がなく、幾つかある魔光灯が一つだけ点灯されていた。
他の照明は光を落としている模様で、店仕舞いしたのだろう。
薄ら当たる光でも店内の様子はわかった。
様々な魔道具が並べられていたが、私には特殊な物が多く、用途がよくわからなかった。
一階には店主もナローガンもいなかったので、私は二階へ移動した。
店舗の奥に階段があり、二階へ通じていた。
音で気配を察知されないように、階段をゆっくりと登った。
通常は階段を登る際には板が軋む音がするが、『隠密スキル』の恩恵なのか、階段の板に体重を預けても軋み音がしなかった。これは驚きだった。
楽々と二階に上がると、そこにはナローガンを含め、合計10名の人々が集まっていた。
白・黒・赤・青・緑など、様々な色をモチーフにした服装を纏い、身元を隠しているようだった。
彼らはお祭りなどで集団で出歩けば逆に脚光を浴びそうだと思った。
どうやら私の存在には気づいていないようだ。そこで私は彼らの会話に耳を傾けることにした。
「エチゴヤの店舗は、まだそのままだったぞ。全焼だったし、しばらくは開店できないだろう。」
「地下の商店街はどうする?もうオープンするらしいぞ。これ以上客を取られたら食っていけない。」
「かなりの規模らしいぞ。こないだのような放火という訳にもいかないだろう。」
「破壊工作は難しい…か。しかし、混乱させることはできるのでは?」
「いや、いっそのこと、サカモトを殺してしまうか?」
「レッド、馬鹿言え!うちらは人殺しはしない。自分達の生活が守れればそれでいい。確かにサカモトが憎い。奴が現れなければ、我々の生活がここまで苦しくなることは無かった。だが、それをしたらただの殺人鬼に成り下がる。」
「ああ、そうだな。ホワイト、済まなかった。」
「おう。では、グリーン。地下がオープンする時に大勢を大混乱させることはできるか?」
「任せてよ!バトルボールならたくさんあるから。あれは一時的に目や喉をやられるけど、有害物質ではないんだよ。」
「よし、ではバトルボールを投げつける班と、逃走経路を確保する班に分けて作戦を実行しよう。」
(大体の情報は掴めたわね。レイ様に報告しましょう。)
私は、潜入捜査に成功しました。
きっとレイ様も私の成果をお喜びになるでしょう。私は、帰りも気配を消しながら邸宅に帰還したのでした…。
―――― to be continued ――――
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