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第4章 魔人アモア編
第91話 魔人アモア(ミザーリア視点)
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◇◇◇◇ ミザーリア視点 ◇◇◇◇
「最後は、ミザーリアさん、お願いします。他の皆さんは退避してください。」
仲間以外の皆は、レイ君の掛け声で後方へ退避した。
レイ君は私の近くへ移動して、不測の事態に対処できるようにしてくれている。
私は、レイ君から頂いた杖を掲げて、準備した魔法を練り上げる。
初めて扱う魔法『フレア』は、どんな魔法なのか想像できなかったけれど、杖を手にした瞬間に使い方を理解した。
本当に驚いた。
魔力をどれくらい練り上げれば良いかも理解できる。
膨大な量である。
私の場合、一発使用しただけで魔力が空になることだろう。
「敵からの攻撃があれば、私が全て防ぎます。ミザーリアさんは安心して魔法を使用してください。」
レイ君の言葉。
不安な私の気持ちを支えてくれていた。
本当に安心する。
もうすぐ、魔法は完成する。
そうすれば、ようやく村のみんなの無念を晴らせるだろう。
お隣のルッカおばちゃんに、幼なじみのカーノ。ミキリナ先生。その他たくさんの村の仲間たちが、罪もないのに殺められた。みんな優しい、大好きな人たちだった。
「ちょ、ちょっと待て!その魔法は…まさか!?」
私は、ハマカゼ村や、サルバネーロでの殺害された被害者の代表としてこの場に立っている。
未来にこんな悲劇を生まないように必ず魔人アモアを倒すのだ。
「行きます!『フレア!』」
「ちょ、ちょ、待てぃ!くそっ。殺られるものか!『魔障壁!×3!』」
『魔法術式破壊!』
アモアはフレアに対する障壁を展開しようとしていた。
しかし、レイ君はアモアの行動を予測していたようで、直ちに魔法術式を破壊させてしまった。
《パリン!》
(レイ君、凄いわ!でも、あんな高度な能力はこれまで使えていたかしら?)
収束されていた魔法球は、アモアの近くで急激に膨張し、やがて破裂した!
「またか!人間どもめ、覚えてやがれ!!」
《ドッカァァァァーン!!!!》
凄まじい轟音と爆風が周囲を覆い尽くした。
魔人アモアのいる場所を中心に無慈悲な爆発が発生したのである。
間違いなく、このフロア全てに爆発の影響が及ぶだろう。
アモアだけでなく、私たちやレイ君ですら、この破壊力を見誤っていた。
この破壊力では、本末転倒だわ。私たちもタダでは済まないでしょう。しかし…。
「あなた達は、本当に世話が焼けるわね~ん。『魔障壁×5!』」
「キャシャリーン?」
突然、私の盾になってくれているレイ君の前に、強力な障壁が現れた。
この障壁によって爆発から完全に守られたのだった。
私たちだけでなく、後方へ退避した仲間達にも障壁がかけられており、結局全員無事助かったのである。
「私が通りかかったから良かったものの、もう少し遅くなったら、全員私の仲間入りだったわよ~ん。」
現れたのは、こないだ戦闘したばかりのリッチクイーンのキャシャリーンだった。
なんで魔族の手先が私達を助けたのは謎なのだけれども、私の力のせいで仲間達を傷つけてしまう所だった。
正直助かって、ホッと胸を撫で下ろした。
それにしても、あのアモアが発動した『魔障壁×3』ですら、かなり高位な魔法なのに、キャシャリーンは、その上を行く『魔障壁×5』を二箇所へ分けて発動し、平然としているので驚きである。
これは私の勘だが、キャシャリーンの実力は、実はアモアより上なのかもしれない…。
「間一髪でしたが、連絡しておいて良かったです。助かりましたよ、キャシーさん。」
どうやらリッチクイーンのキャシャリーンを呼んだのは、レイ君だったようだ。
いつのまに、仲良くなったのか謎なのだが、スケルトンとはいえ、レイ君が他の女性と親しく話をする様子は少し嫌だった。
フレアの威力は、凄まじかった。あの魔人アモアが完全に炭と化したようである。
アモアからのドロップアイテムがあったから、絶命したのは確かなようだ。
この魔法は、流石に普段の戦闘で使うには危険だと再認識した。
アモアからのドロップアイテムは、全て旦那様へ手渡すことにした。
「ミザーリアさん、お手柄でしたね!本当にお疲れ様でした。素晴らしい魔法でしたよ。」
レイ君から頭を撫でられ、褒められるのは、とても嬉しかった。
しかし、これは私の本来の力ではないのだろう。フレアという上級魔法は、私には全く無縁であり、使えたのはレイ君に借りた魔法の杖の恩恵によるからだ。
念の為に、こないだお師匠に教わった鑑定魔法で杖をチェックしてみよう。
名前: 黒竜の杖
種類: 魔法の杖
価値: ☆☆☆☆☆☆
相場価格: error
効果: 魔力総量(MP)向上、魔力向上、武器耐久アップ、盗難防止
武器スキル: フレア(魔法)
説明: 黒竜の鱗を素材に作られた。術者のMPや魔力を大きく向上させる。フレアの魔法が付与されている。作者は、サカモト・レイ
なんと凄い性能だろう。
国宝級?伝説級?普通の人が持ち歩いたら危険な武器だと思うのだけれど…。
レイ君は、とんでもないものを私に与えてしまったようだ。
「ようやく終わったようですね。」
「にゃにゃ!!勝ったにゃん!」
「兄者!無事かよ。危なかったじゃないかよ。」
「ああ、油断した。殺られたと思ったぜ。」
「レイ様、お怪我はございませんか?」
「ええ、リヨンさん。この通り大丈夫ですよ。リヨンさんは?」
「大丈夫です。えっと、そこのリッチクイーンですが、敵ではないのですか?」
「隠していたわけではないのですが、色々ありまして…。実は、仲間に引き入れたのですよ。」
「私が、キャシャリーンよ。狐人のオネーサン、大丈夫よ!あなたの大切な人を取ったりしないわよん!」
「えっ!?」
戦いが終わって、ようやく仲間達にも笑顔が見え始めた。
確実に格上との対戦で、余裕無かったので、この状況は無理もないだろう。
(リヨンは、レイ君のことでキャシャリーンにいきなり弄られてるわね。キャシャリーンのことはまだ、信用してはいないけど、とりあえずは、レイ君の決断を信じてみることにしましょう。)
これで、村の人々の無念を晴らせたのだと思う。レイ君が、一番最後に私に任せてくれたのは、私のことや、ハマカゼ村のことを考えてくれているからなのだろう。心から感謝したい。
― to be continued ―
「最後は、ミザーリアさん、お願いします。他の皆さんは退避してください。」
仲間以外の皆は、レイ君の掛け声で後方へ退避した。
レイ君は私の近くへ移動して、不測の事態に対処できるようにしてくれている。
私は、レイ君から頂いた杖を掲げて、準備した魔法を練り上げる。
初めて扱う魔法『フレア』は、どんな魔法なのか想像できなかったけれど、杖を手にした瞬間に使い方を理解した。
本当に驚いた。
魔力をどれくらい練り上げれば良いかも理解できる。
膨大な量である。
私の場合、一発使用しただけで魔力が空になることだろう。
「敵からの攻撃があれば、私が全て防ぎます。ミザーリアさんは安心して魔法を使用してください。」
レイ君の言葉。
不安な私の気持ちを支えてくれていた。
本当に安心する。
もうすぐ、魔法は完成する。
そうすれば、ようやく村のみんなの無念を晴らせるだろう。
お隣のルッカおばちゃんに、幼なじみのカーノ。ミキリナ先生。その他たくさんの村の仲間たちが、罪もないのに殺められた。みんな優しい、大好きな人たちだった。
「ちょ、ちょっと待て!その魔法は…まさか!?」
私は、ハマカゼ村や、サルバネーロでの殺害された被害者の代表としてこの場に立っている。
未来にこんな悲劇を生まないように必ず魔人アモアを倒すのだ。
「行きます!『フレア!』」
「ちょ、ちょ、待てぃ!くそっ。殺られるものか!『魔障壁!×3!』」
『魔法術式破壊!』
アモアはフレアに対する障壁を展開しようとしていた。
しかし、レイ君はアモアの行動を予測していたようで、直ちに魔法術式を破壊させてしまった。
《パリン!》
(レイ君、凄いわ!でも、あんな高度な能力はこれまで使えていたかしら?)
収束されていた魔法球は、アモアの近くで急激に膨張し、やがて破裂した!
「またか!人間どもめ、覚えてやがれ!!」
《ドッカァァァァーン!!!!》
凄まじい轟音と爆風が周囲を覆い尽くした。
魔人アモアのいる場所を中心に無慈悲な爆発が発生したのである。
間違いなく、このフロア全てに爆発の影響が及ぶだろう。
アモアだけでなく、私たちやレイ君ですら、この破壊力を見誤っていた。
この破壊力では、本末転倒だわ。私たちもタダでは済まないでしょう。しかし…。
「あなた達は、本当に世話が焼けるわね~ん。『魔障壁×5!』」
「キャシャリーン?」
突然、私の盾になってくれているレイ君の前に、強力な障壁が現れた。
この障壁によって爆発から完全に守られたのだった。
私たちだけでなく、後方へ退避した仲間達にも障壁がかけられており、結局全員無事助かったのである。
「私が通りかかったから良かったものの、もう少し遅くなったら、全員私の仲間入りだったわよ~ん。」
現れたのは、こないだ戦闘したばかりのリッチクイーンのキャシャリーンだった。
なんで魔族の手先が私達を助けたのは謎なのだけれども、私の力のせいで仲間達を傷つけてしまう所だった。
正直助かって、ホッと胸を撫で下ろした。
それにしても、あのアモアが発動した『魔障壁×3』ですら、かなり高位な魔法なのに、キャシャリーンは、その上を行く『魔障壁×5』を二箇所へ分けて発動し、平然としているので驚きである。
これは私の勘だが、キャシャリーンの実力は、実はアモアより上なのかもしれない…。
「間一髪でしたが、連絡しておいて良かったです。助かりましたよ、キャシーさん。」
どうやらリッチクイーンのキャシャリーンを呼んだのは、レイ君だったようだ。
いつのまに、仲良くなったのか謎なのだが、スケルトンとはいえ、レイ君が他の女性と親しく話をする様子は少し嫌だった。
フレアの威力は、凄まじかった。あの魔人アモアが完全に炭と化したようである。
アモアからのドロップアイテムがあったから、絶命したのは確かなようだ。
この魔法は、流石に普段の戦闘で使うには危険だと再認識した。
アモアからのドロップアイテムは、全て旦那様へ手渡すことにした。
「ミザーリアさん、お手柄でしたね!本当にお疲れ様でした。素晴らしい魔法でしたよ。」
レイ君から頭を撫でられ、褒められるのは、とても嬉しかった。
しかし、これは私の本来の力ではないのだろう。フレアという上級魔法は、私には全く無縁であり、使えたのはレイ君に借りた魔法の杖の恩恵によるからだ。
念の為に、こないだお師匠に教わった鑑定魔法で杖をチェックしてみよう。
名前: 黒竜の杖
種類: 魔法の杖
価値: ☆☆☆☆☆☆
相場価格: error
効果: 魔力総量(MP)向上、魔力向上、武器耐久アップ、盗難防止
武器スキル: フレア(魔法)
説明: 黒竜の鱗を素材に作られた。術者のMPや魔力を大きく向上させる。フレアの魔法が付与されている。作者は、サカモト・レイ
なんと凄い性能だろう。
国宝級?伝説級?普通の人が持ち歩いたら危険な武器だと思うのだけれど…。
レイ君は、とんでもないものを私に与えてしまったようだ。
「ようやく終わったようですね。」
「にゃにゃ!!勝ったにゃん!」
「兄者!無事かよ。危なかったじゃないかよ。」
「ああ、油断した。殺られたと思ったぜ。」
「レイ様、お怪我はございませんか?」
「ええ、リヨンさん。この通り大丈夫ですよ。リヨンさんは?」
「大丈夫です。えっと、そこのリッチクイーンですが、敵ではないのですか?」
「隠していたわけではないのですが、色々ありまして…。実は、仲間に引き入れたのですよ。」
「私が、キャシャリーンよ。狐人のオネーサン、大丈夫よ!あなたの大切な人を取ったりしないわよん!」
「えっ!?」
戦いが終わって、ようやく仲間達にも笑顔が見え始めた。
確実に格上との対戦で、余裕無かったので、この状況は無理もないだろう。
(リヨンは、レイ君のことでキャシャリーンにいきなり弄られてるわね。キャシャリーンのことはまだ、信用してはいないけど、とりあえずは、レイ君の決断を信じてみることにしましょう。)
これで、村の人々の無念を晴らせたのだと思う。レイ君が、一番最後に私に任せてくれたのは、私のことや、ハマカゼ村のことを考えてくれているからなのだろう。心から感謝したい。
― to be continued ―
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