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第4章 魔人アモア編
第81話 街の人々と異空ポット
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「あっ…ここは?」
「リヨンさん!良かった。気がついたようですね。ミスリルゴーレムとの戦闘で重症を負ってしまったのですが、ポーションで無事回復しましたよ。」
「そうでしたか…申し訳ありません。結局、何の役にも立てませんでした…。」
リヨンさんは落胆と自責の色を浮かべた。私から見れば仕方ないことだったと思うが、責任感の強い彼女にとっては手も足も出なかったことが耐えられないのだろう。
「リヨンさん。あなたは充分に強かったですし、私はあなたのお陰で救われたのです。気に病むことなど何もありませんよ。」
私はリヨンさんの肩に手を置いて言った。すると、彼女は私の手に触れた後に私を見上げて微笑んでくれた。
「ありがとうございます。レイ様の温かいお言葉にはいつも救われます。」
良かった。少しリヨンさんが元気になったみたいだ。私達はこれからまだまだ強敵との戦いを乗り越えなくてはならない。私だけでなく仲間の戦力アップにおいても、今後を見越して考えていかなくてはならないだろう。
さて、囚われていた住民達を救出しよう。私は先程倒した魔族技師から手に入れた戦利品である『異空ポット』を取り出した。
解析してみた所、異空ポットは私の所持している『異空館』と同様なアイテムだったようだ。アイテムの使い方は言うまでもないだろう。私達は『異空ポット』に手をかざすと瞬時に別の場所へと転移されたのだった…。
◇ 異空ポット内 ◇
私達は異空ポット内の異次元空間へ到着した。異空館と同じような地面と赤みがかった異質な空が目の前に広がっていた。空気や気圧もあり、異空館と雰囲気的には大きな違いを感じなかった。しかし何処まで続くのかわからない程に敷地面積が広いことがわかり驚愕した。
ここでの目的は住民の救出である。推定万を超える数の住民を収容するにはこの位の広さは必要になることだろう。
ここからでは丘陵が邪魔になり遠く彼方までは見通せないが、『探索スキル』を使用した所、この丘陵の先に沢山の人々の反応をキャッチしていた。
私達はゆっくりとした足取りで丘陵を登り切った。目の先には数えきれない数のテントや人々の姿が見えている。まるでこれは難民キャンプのような光景だ。異空館のように建物があるわけでもなくただ広大な土地に沢山のテントと人々が存在するだけであった。
「凄い人の数と広さですね!」
私は自分の思っている以上の規模にとても驚いていた。異空館は面積的にはミリモル邸の敷地かそれ以下の広さに対し、この異空ポットの方は推定だが王都ミキの倍くらいの広さはありそうだ。そしてこの人々の多さ。ざっと一万人は超えるであろう人々がいたのである。
「そうですね、これだけの人数を地上へと救出するのはかなり大変そうですね。」
「ここはまだダンジョン内じゃからな。魔物から住民を守りながら移動するのは不可能に近い。」
「ああ、そのことですが今思いついたことがあるんです。この異次元空間も異空館と同じ仕組みになっています。ですから…」
「ここの出口をサルバネーロに繋げる訳ですね?」
「ええ、リヨンさんお見事です。ここの出口とサルバネーロを『異次元空間連結移動』スキルで繋げてしまいます。」
「なるほどな。それならば安全に移動できるじゃろう。じゃが果たしてこの異空間内は安全だろうか?」
「悪魔が20匹いるようです。これらは先に殲滅しておきましょう。」
悪魔達は状況から推測するとアモアに命じられて住民達の監視や飲食物の提供などの生命維持の役割を担っていたようである。
私達は広範囲に散り散りになっている悪魔を確実に殲滅する必要がある。本来ならば二手に別れた方が効率はいいのだが、仕留め損ねて逃走されると住民を人質に取られるなどより困難な状況に陥ることが予想される。したがって全員でフォローしながら確実に仕留めることにした。
主に活躍したのはリヨンさんだ。元アサシンだけあって気配を悟られずに悪魔の背後に忍び寄り首元を一閃。大声を出させる前に絶命させていた。他のエチゴヤメンバーは付近の住民が取り乱すなど混乱しないように声掛けするなどして対応してくれていた。
複数の悪魔が固まっていた際にもリヨンさんの能力が冴え渡り、四匹のうち三匹まで一気に絶命させている。残る一匹の悪魔は危険を察知して素早く逃げ出すが、ここは私の銃の射程圏内である。
「やろうか…誘導弾。ロックオン!」
私は新たなスキル『誘導弾スキル』を使用した。視界にシューティングゲームのような赤い枠が表れた。意識を傾ければロックオンされるのだがノリで「ロックオン」と言ってしまったことが何だか恥ずかしい。私は確信を得て引き金を引いた…。
《プシュン!》
私のサプレッサー付きの銃は、射撃時の音もかなり控えめで暗殺などにも持ってこいの武器である。
危険を察知し、反応良く飛び出した悪魔は、急いで空中に飛び出してこの場を離れていった…。敵は急旋回しているので普通は距離が離れれば命中精度が低下するものだが、このスキル『誘導弾』はロックオンさえ出来ればそんなことはお構いなしだ。
放たれた銃弾は、誘導弾の名の通り軌道を修正しながら悪魔に追いつき、やがて後頭部を貫通した。頭を撃ち抜かれた悪魔は落下して絶命していた。
「すごい…。これなら外れる気がしませんね…。」
「レイ様のスキルは反則級ですね。」
「私もそう思いますよ…。」
私は心強くもあるが恐ろしいスキルを入手したようだ。まあ威力が通常より上がる訳ではないので硬過ぎる敵相手に活躍するのは難しいかも知れない。この後もリヨンさんが先陣を切り、私が誘導弾でフォローする方法が今回の作戦が見事マッチし、住民に被害なく全ての悪魔を殲滅することに成功したのだった。
◇ サルバネーロ 地上の教会 ◇
私達は『異空ポット』内の悪魔達を全て殲滅してダンジョンより一度地上へと帰ってきた。少しでもアモアの元へ急ぐべきかも知れないが、助かった人々を先に街へと送り届けるべきと判断してのことである。
「皆様お帰りなさい。ダンジョンの方は如何でしたか?」
「おや、司祭様。こちらはまだ攻略の途中です。ひとまず一万を超える人々を救出しましたのでお連れした所です。住民の方々のことをお願いできますでしょうか?」
「おおっ、それは凄いですね!ありがとうございます。勿論お引き受け致しますが、街の人々のお姿が見えないのですが…。」
「そうですよね!実は…。」
私は『異空ポット』を取り出して地面に置いた。私の後ろに控えていたリヨンさんがそっと手をかざして姿を消した。どうやら皆さんを呼びに行ってくれたようだ。向こうにはミリモルさんとミミ、アッシュさんやミザーリアさんが住民の移動の為に異空ポットに残り、誘導に当たってくれていた。
「え!?今のは?」
まあ普通は驚くでしょうね…。
「私の仲間達が住民の皆さんを連れに行っている所です。もうすぐ到着しますので、もう少しお待ち下さい。」
リヨンさん達が到着するまでもう少し時間がかかると思うので、司祭様には『異空ポット』の情報は内密にして頂くようにお願いしておいた。
◇
「到着!っと。あっレイ様。皆さんをお連れしましたよ。」
「ありがとうございます。ご苦労様でした。」
その後、次々に住民達が姿を現した。突然姿を現す現象に司祭様は大変驚いていたようだったが、大勢の住民を取りまとめる必要があったのでそれ所ではなくなったようだ。
王国騎士団の皆さんもギルバートさんを筆頭に住民達の気配に気づいて駆けつけて来てくれた。
「レイ!凄いな。もう終わったのかよ?」
「ギルバートさん。いえ、この方々は捕虜にされた住民の一部です。とりあえず救出に成功した方々はこの通りお連れしました。後は騎士団の方で対応をお願いできますか?」
「おう、任せときな!それより魔族の討伐はこれからなんだろう?俺も連れてけや!」
「え!?でも街の防衛と復興が…。」
「それなら大丈夫だ。副長前へ。」
「はっ。」
ギルバートさんの後ろから姿を現したのは若く美しい女性だった。私と大して変わらない位の年齢だろう。身長も女性にしては高く、装備しているのは槍のようだ。実際どのくらいの強さかはわからないが、強そうな雰囲気を感じさせている。
「彼女は副団長のエーゼだ。女性で若いが、指揮能力も強さも申し分ない。ここからは彼女に任せる。」
「団長!自分が行きたいだけでしょ?はぁ。面倒事はすぐに私に押し付けるんですから…。」
「まあそう言うな。これも俺の後釜を育てる為だ。」
「はいはい。わかりましたよ。どうぞ存分に戦って下さいな。」
「ハッハッハッ!頼んだぞ!」
何だかギルバートさんも付いていく流れになってしまったぞ。それでも更に厳しい戦いになるだろうから助力は正直有難い。
こうして住民の移動が済んでからギルバートさんと部下二名をメンバーに加えて再びダンジョン攻略に戻ることになった。
― to be continued ―
「リヨンさん!良かった。気がついたようですね。ミスリルゴーレムとの戦闘で重症を負ってしまったのですが、ポーションで無事回復しましたよ。」
「そうでしたか…申し訳ありません。結局、何の役にも立てませんでした…。」
リヨンさんは落胆と自責の色を浮かべた。私から見れば仕方ないことだったと思うが、責任感の強い彼女にとっては手も足も出なかったことが耐えられないのだろう。
「リヨンさん。あなたは充分に強かったですし、私はあなたのお陰で救われたのです。気に病むことなど何もありませんよ。」
私はリヨンさんの肩に手を置いて言った。すると、彼女は私の手に触れた後に私を見上げて微笑んでくれた。
「ありがとうございます。レイ様の温かいお言葉にはいつも救われます。」
良かった。少しリヨンさんが元気になったみたいだ。私達はこれからまだまだ強敵との戦いを乗り越えなくてはならない。私だけでなく仲間の戦力アップにおいても、今後を見越して考えていかなくてはならないだろう。
さて、囚われていた住民達を救出しよう。私は先程倒した魔族技師から手に入れた戦利品である『異空ポット』を取り出した。
解析してみた所、異空ポットは私の所持している『異空館』と同様なアイテムだったようだ。アイテムの使い方は言うまでもないだろう。私達は『異空ポット』に手をかざすと瞬時に別の場所へと転移されたのだった…。
◇ 異空ポット内 ◇
私達は異空ポット内の異次元空間へ到着した。異空館と同じような地面と赤みがかった異質な空が目の前に広がっていた。空気や気圧もあり、異空館と雰囲気的には大きな違いを感じなかった。しかし何処まで続くのかわからない程に敷地面積が広いことがわかり驚愕した。
ここでの目的は住民の救出である。推定万を超える数の住民を収容するにはこの位の広さは必要になることだろう。
ここからでは丘陵が邪魔になり遠く彼方までは見通せないが、『探索スキル』を使用した所、この丘陵の先に沢山の人々の反応をキャッチしていた。
私達はゆっくりとした足取りで丘陵を登り切った。目の先には数えきれない数のテントや人々の姿が見えている。まるでこれは難民キャンプのような光景だ。異空館のように建物があるわけでもなくただ広大な土地に沢山のテントと人々が存在するだけであった。
「凄い人の数と広さですね!」
私は自分の思っている以上の規模にとても驚いていた。異空館は面積的にはミリモル邸の敷地かそれ以下の広さに対し、この異空ポットの方は推定だが王都ミキの倍くらいの広さはありそうだ。そしてこの人々の多さ。ざっと一万人は超えるであろう人々がいたのである。
「そうですね、これだけの人数を地上へと救出するのはかなり大変そうですね。」
「ここはまだダンジョン内じゃからな。魔物から住民を守りながら移動するのは不可能に近い。」
「ああ、そのことですが今思いついたことがあるんです。この異次元空間も異空館と同じ仕組みになっています。ですから…」
「ここの出口をサルバネーロに繋げる訳ですね?」
「ええ、リヨンさんお見事です。ここの出口とサルバネーロを『異次元空間連結移動』スキルで繋げてしまいます。」
「なるほどな。それならば安全に移動できるじゃろう。じゃが果たしてこの異空間内は安全だろうか?」
「悪魔が20匹いるようです。これらは先に殲滅しておきましょう。」
悪魔達は状況から推測するとアモアに命じられて住民達の監視や飲食物の提供などの生命維持の役割を担っていたようである。
私達は広範囲に散り散りになっている悪魔を確実に殲滅する必要がある。本来ならば二手に別れた方が効率はいいのだが、仕留め損ねて逃走されると住民を人質に取られるなどより困難な状況に陥ることが予想される。したがって全員でフォローしながら確実に仕留めることにした。
主に活躍したのはリヨンさんだ。元アサシンだけあって気配を悟られずに悪魔の背後に忍び寄り首元を一閃。大声を出させる前に絶命させていた。他のエチゴヤメンバーは付近の住民が取り乱すなど混乱しないように声掛けするなどして対応してくれていた。
複数の悪魔が固まっていた際にもリヨンさんの能力が冴え渡り、四匹のうち三匹まで一気に絶命させている。残る一匹の悪魔は危険を察知して素早く逃げ出すが、ここは私の銃の射程圏内である。
「やろうか…誘導弾。ロックオン!」
私は新たなスキル『誘導弾スキル』を使用した。視界にシューティングゲームのような赤い枠が表れた。意識を傾ければロックオンされるのだがノリで「ロックオン」と言ってしまったことが何だか恥ずかしい。私は確信を得て引き金を引いた…。
《プシュン!》
私のサプレッサー付きの銃は、射撃時の音もかなり控えめで暗殺などにも持ってこいの武器である。
危険を察知し、反応良く飛び出した悪魔は、急いで空中に飛び出してこの場を離れていった…。敵は急旋回しているので普通は距離が離れれば命中精度が低下するものだが、このスキル『誘導弾』はロックオンさえ出来ればそんなことはお構いなしだ。
放たれた銃弾は、誘導弾の名の通り軌道を修正しながら悪魔に追いつき、やがて後頭部を貫通した。頭を撃ち抜かれた悪魔は落下して絶命していた。
「すごい…。これなら外れる気がしませんね…。」
「レイ様のスキルは反則級ですね。」
「私もそう思いますよ…。」
私は心強くもあるが恐ろしいスキルを入手したようだ。まあ威力が通常より上がる訳ではないので硬過ぎる敵相手に活躍するのは難しいかも知れない。この後もリヨンさんが先陣を切り、私が誘導弾でフォローする方法が今回の作戦が見事マッチし、住民に被害なく全ての悪魔を殲滅することに成功したのだった。
◇ サルバネーロ 地上の教会 ◇
私達は『異空ポット』内の悪魔達を全て殲滅してダンジョンより一度地上へと帰ってきた。少しでもアモアの元へ急ぐべきかも知れないが、助かった人々を先に街へと送り届けるべきと判断してのことである。
「皆様お帰りなさい。ダンジョンの方は如何でしたか?」
「おや、司祭様。こちらはまだ攻略の途中です。ひとまず一万を超える人々を救出しましたのでお連れした所です。住民の方々のことをお願いできますでしょうか?」
「おおっ、それは凄いですね!ありがとうございます。勿論お引き受け致しますが、街の人々のお姿が見えないのですが…。」
「そうですよね!実は…。」
私は『異空ポット』を取り出して地面に置いた。私の後ろに控えていたリヨンさんがそっと手をかざして姿を消した。どうやら皆さんを呼びに行ってくれたようだ。向こうにはミリモルさんとミミ、アッシュさんやミザーリアさんが住民の移動の為に異空ポットに残り、誘導に当たってくれていた。
「え!?今のは?」
まあ普通は驚くでしょうね…。
「私の仲間達が住民の皆さんを連れに行っている所です。もうすぐ到着しますので、もう少しお待ち下さい。」
リヨンさん達が到着するまでもう少し時間がかかると思うので、司祭様には『異空ポット』の情報は内密にして頂くようにお願いしておいた。
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「到着!っと。あっレイ様。皆さんをお連れしましたよ。」
「ありがとうございます。ご苦労様でした。」
その後、次々に住民達が姿を現した。突然姿を現す現象に司祭様は大変驚いていたようだったが、大勢の住民を取りまとめる必要があったのでそれ所ではなくなったようだ。
王国騎士団の皆さんもギルバートさんを筆頭に住民達の気配に気づいて駆けつけて来てくれた。
「レイ!凄いな。もう終わったのかよ?」
「ギルバートさん。いえ、この方々は捕虜にされた住民の一部です。とりあえず救出に成功した方々はこの通りお連れしました。後は騎士団の方で対応をお願いできますか?」
「おう、任せときな!それより魔族の討伐はこれからなんだろう?俺も連れてけや!」
「え!?でも街の防衛と復興が…。」
「それなら大丈夫だ。副長前へ。」
「はっ。」
ギルバートさんの後ろから姿を現したのは若く美しい女性だった。私と大して変わらない位の年齢だろう。身長も女性にしては高く、装備しているのは槍のようだ。実際どのくらいの強さかはわからないが、強そうな雰囲気を感じさせている。
「彼女は副団長のエーゼだ。女性で若いが、指揮能力も強さも申し分ない。ここからは彼女に任せる。」
「団長!自分が行きたいだけでしょ?はぁ。面倒事はすぐに私に押し付けるんですから…。」
「まあそう言うな。これも俺の後釜を育てる為だ。」
「はいはい。わかりましたよ。どうぞ存分に戦って下さいな。」
「ハッハッハッ!頼んだぞ!」
何だかギルバートさんも付いていく流れになってしまったぞ。それでも更に厳しい戦いになるだろうから助力は正直有難い。
こうして住民の移動が済んでからギルバートさんと部下二名をメンバーに加えて再びダンジョン攻略に戻ることになった。
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