63 / 141
第3章 覚醒編
第63話 地下施設
しおりを挟む
◇ 旧アジト前 ◇
今日は予定通り旧アジトの視察に来ている。実際にどの規模の施設を作るのか、改装で済むのか、材料や完成イメージなど様々なことを確認するつもりだ。
「よぅ、にーちゃん。何だか面白そうなことになっているなぁ~。」
「出店のことや不動産関係のことではお役に立てると思います。本日は宜しくお願い致します。」
今回ドワーフのメサや、商業ギルドマスターのベニーさんにもこの件で協力して貰うべく声を掛けていた。
「おぉ。来たきた。あやつらがワシの手配した建築家じゃ。」
ミリモルさんがそう言うとやがて遠くの方からドワーフ族の男性二人が姿を現した。すると…。
「おっ~! アニキたちじゃね~か! 奇遇だなぁ~ガハハッ!」
「ドワーフのマサとミサじゃ。なんじゃ? お主ら兄弟じゃったか?」
「あはは! おう! 弟よ。お前もかぁ~。何だか面白そうな話だったからよぉ。」
「ほほう! 弟よ。前に言っていた面白いにーちゃんはこいつかよぅ?」
「ああそうだぜぇ。魔コンロや懐中魔灯を考えたのはこのにーちゃんよ。すげぇだろう?」
やはりメサの兄弟だったらしい。マサ、ミサ、メサの三兄弟だ。他にも兄がいるならムサという名は確定だろう。
「皆さんお集まり頂きありがとうございます。本日は宜しくお願い致します。」
こうして勢揃いした所で地下に降りることにする。入口は特殊な鍵で施錠されている。予め貰っていた鍵を使って中に入る。
中は王国騎士団がある程度片付けてくれたらしいが、前と大きな変わりはなさそうだ。地下とは思えないくらいの充分な高さと、500メートルはあるであろう奥行の長さがある。
ギルド構成員が使っていたと見られる住居や、飲み屋や食事屋に利用していただろう建物もそのままになっていた。オークション会場もそのままだ。建物に関しても大きく傷んでいることもなさそうなのでリフォームすればそのまま商店として利用できそうだ。
ギルドマスターのベニーさんが口を開く。
「地下にとは思えない広さですね。驚きました。これ全てサカモト様の所有地とはお羨ましい…。手前側に連なる家屋は居住地にできそうですね。もし店舗を作るならあの辺りが最適かと思いますね。そしてサカモト様が仰る飲食店などはこの辺りが良さそうですね。」
「そうですね。私も同意見です。多少修復すればそのまま使えるかもしれませんね。マサさんどうでしょうか?」
「ああ。この辺の家屋は、俺達が多少手を入れりゃあ新品みたいに綺麗に甦らせられるぜぇ。」
皆であれこれ話ながら進んでいく…。本当に小規模な街ができそうだな。完成を考えただけでワクワクしてくる。
「してレイや、『銭湯』はどの辺に作るつもりじゃ?」
「やはり最奥にしようかと思っています。これら全てのメインの施設ですので…。銭湯は宿屋を隣接させてそのまま宿泊できれば尚いいですね。」
私は向こうの世界でいう『スパ』みたいなものを自然にイメージしていた。温泉やサウナ、マッサージなどの施設を備えた癒しの空間だ。
「では、オークション会場は取り潰しで良いのじゃな?」
「えぇ。その辺りに銭湯の施設を作ろうと思いますので…。使える部品や物は、私が回収して別の形で再利用させて頂きます」
こんな感じで次々に話が進んでいく。この後、銭湯の大きさや間取り浴場の広さなど色々なことを打ち合わせした。メサには巨大なボイラーの作成を依頼した。
「にーちゃんボイラーとは一体何だ?」
「お風呂のお湯を温める機械ですよ。超巨大釜を作り、魔コンロの応用で水を熱してお湯にするのが今回の『魔ボイラー』ですよ。どうですか? 作れそうですか?」
「あたりめーだぜぇ。面白そうじゃねーか! もちろん材料次第だけどよ。やるぜぇー!」
どうやら大丈夫らしい…。メサって実は天才肌かもしれないな…。お風呂の給水や排水システムは、マジックバッグや私の神スキルで対応ができるだろう。
このあとマサ、ミサと宿屋の規模や数飲食店舗などの建築や、リフォームなど具体的な打ち合わせした。
ベニーさんとは、この地下施設における不動産などの相談をした。流石に商業店舗や住居などの管理全てを私達だけで請け負うのは難しいので、仲介や管理などの一部をお任せすることになった。店舗や住居利用には利用者に家賃の負担をお願いし、家賃収入の一部を商業ギルドに支払うことになる。
つまり特別面倒な事をしなくても店舗や家屋を貸しておくだけで家賃収入の殆どがエチゴヤの収入になると言うことだ。非常にオイシイ!
「ミリモルさん、打ち合わせの方は大体終わりました。ミリモルさんにお願いがあるのですが宜しいでしょうか?」
「ふむ、何じゃ?」
「私はサルバネーロとは別件でしばらく王都を留守にします。恐らく一週間程度だと思いますが、その間こちらの工事に関する全てを私の代理としてお願いできますでしょうか? 私にはミリモルさんしかお願いできる相手が居ませんので…。」
「嬉しいことを言ってくれる。お主はワシにとっては息子も同然じゃ。もちろん引き受けよう。」
「ありがとうございます。私もそう思って頂けるとは感激です。これが工事費用の資金です。もし足りなければ言って下さい。」
私は王様から貰った褒美の白金貨五枚全てと、地下施設の鍵をミリモルさんに手渡した。
「何も全部出さなくても良かったのじゃが…。まあ費用は心配するでない。足りなければ残り全てワシが負担してやるわ。まったく真面目な奴じゃのぅ。まあそれがお主の良い所じゃがの。」
「ありがとうございます!」
こうしてアジト跡地の視察と打ち合わせが終了した。マサさん、ミサさんとは銭湯施設や店舗など建築関係の話が纏まり、ベニーさんとは不動産関係の話が纏まった。メサとは魔ボイラーの打ち合わせをした。
短時間だったが一通りのことはできたかなと思う。私の不在時はミリモルさんが対応してくれることになっており、明日から王都を離れるが何とかなるだろう。
◇
地下施設に関しては、急な展開になり準備や打ち合わせが大変だった。そして、ここの所エチゴヤの販売や商品の製造業務などもあり、私は非常に多忙な日々を過ごしていた。疲労も最高潮に達してしたようだ。
《翌朝 レイの自室》
今日は、何やら変な感じがして目を覚ます。あれあれ、またか。嬉しいような困るような…。私のベッドには美女三人が寄り添っており、ほのかに女性の香りが漂っている…。前の世界では経験したことのない事態だ。
両腕はしっかりとホールドされ、足元にはミミがしがみついていて、身動きが取れない状態だった…。それにしても、この三人はいつどこから入ってくるのだろう? ドアの鍵も施錠しているのに…。
しばらくすると卓上の異空館が反応し、アッシュさんが現われた。
「主よ、おはよう! 朝からやるじゃないか!それは完全に決まっているな。それでは動けないだろう?」
「え、えぇ。アッシュさん、いい所に来てくれました。動けません。救出しては頂けないでしょうか?」
「フン!」
アッシュは、一言いい残し部屋を後にした。主と慕ってくれている割に冷たいなぁ。
「レイ様、おはようございます! 申し訳ありません…。寝過ごしてしまいました…。」
「いえ、それは構いませんが、リヨンさん一体どうしたのですか? こんな所で…。」
「あ、いえその…。ミザリがレイ様のお部屋に入るのが見えたものですから…。もちろん私は止めたのですが、ミザリが一緒に寝ると聞かないものですから、監視役としてミザリを見張っていたのですよ…。ですから、その…決して変な意味では…。」
何だか慌てているリヨンさんを見るのは久しぶりだ。とても可愛らしく思ってしまう。
「あらあら! リヨン。ずるいわねぇ! レイ君にくっついて!」
「ミザリ、あなたもさんざんそうしていましたよ。」
「ふーんだ。レイ君、今日出発するって言うから、昨日は特別に来ちゃった。」
ミザーリアさんに上目遣いをされてビクッとしてしまう。まったくこの三人は…。まあ嬉しいけど。ミミはまだ私の足にしがみついて夢の中のようである。
「はい、はい。二人ともありがとうございます。ですが、そろそろ活動を始めないといけませんね…。」
こうして新しい一日が始まった。サルバネーロが当初の目的だったが、計画を変更して今日から硫黄山に向かうことにしたのだ。火薬の素材である硫黄を採取するのが目的である。
リヨンさんに相談して、旅の計画を立てた。片道で三日程度かかるとのことで、往復で一週間ほどの予定である。料理長には昨日のうちに充分な食料を頂いている。
今回はリヨンさん、アッシュさんの三人で向かうことにした。朝食をミリモルさんやミミたちと一緒に頂き、出発の挨拶をした。
「レイや、気をつけて行っておいで!」
「ミリモルさん、皆さん、お見送りありがとうございます! それでは行って参ります!」
ゆっくりと馬車が走り出す。じばらくは魔法の修行の為にミミとミザーリアさんはお留守番だ。
「ご主人様!行ってらっしゃいにゃー!」「レイ君! リヨン! 頑張るのよ!」
私達はミリモル邸のみんなに手を振って王都を後にしたのだった。
― to be continued ―
今日は予定通り旧アジトの視察に来ている。実際にどの規模の施設を作るのか、改装で済むのか、材料や完成イメージなど様々なことを確認するつもりだ。
「よぅ、にーちゃん。何だか面白そうなことになっているなぁ~。」
「出店のことや不動産関係のことではお役に立てると思います。本日は宜しくお願い致します。」
今回ドワーフのメサや、商業ギルドマスターのベニーさんにもこの件で協力して貰うべく声を掛けていた。
「おぉ。来たきた。あやつらがワシの手配した建築家じゃ。」
ミリモルさんがそう言うとやがて遠くの方からドワーフ族の男性二人が姿を現した。すると…。
「おっ~! アニキたちじゃね~か! 奇遇だなぁ~ガハハッ!」
「ドワーフのマサとミサじゃ。なんじゃ? お主ら兄弟じゃったか?」
「あはは! おう! 弟よ。お前もかぁ~。何だか面白そうな話だったからよぉ。」
「ほほう! 弟よ。前に言っていた面白いにーちゃんはこいつかよぅ?」
「ああそうだぜぇ。魔コンロや懐中魔灯を考えたのはこのにーちゃんよ。すげぇだろう?」
やはりメサの兄弟だったらしい。マサ、ミサ、メサの三兄弟だ。他にも兄がいるならムサという名は確定だろう。
「皆さんお集まり頂きありがとうございます。本日は宜しくお願い致します。」
こうして勢揃いした所で地下に降りることにする。入口は特殊な鍵で施錠されている。予め貰っていた鍵を使って中に入る。
中は王国騎士団がある程度片付けてくれたらしいが、前と大きな変わりはなさそうだ。地下とは思えないくらいの充分な高さと、500メートルはあるであろう奥行の長さがある。
ギルド構成員が使っていたと見られる住居や、飲み屋や食事屋に利用していただろう建物もそのままになっていた。オークション会場もそのままだ。建物に関しても大きく傷んでいることもなさそうなのでリフォームすればそのまま商店として利用できそうだ。
ギルドマスターのベニーさんが口を開く。
「地下にとは思えない広さですね。驚きました。これ全てサカモト様の所有地とはお羨ましい…。手前側に連なる家屋は居住地にできそうですね。もし店舗を作るならあの辺りが最適かと思いますね。そしてサカモト様が仰る飲食店などはこの辺りが良さそうですね。」
「そうですね。私も同意見です。多少修復すればそのまま使えるかもしれませんね。マサさんどうでしょうか?」
「ああ。この辺の家屋は、俺達が多少手を入れりゃあ新品みたいに綺麗に甦らせられるぜぇ。」
皆であれこれ話ながら進んでいく…。本当に小規模な街ができそうだな。完成を考えただけでワクワクしてくる。
「してレイや、『銭湯』はどの辺に作るつもりじゃ?」
「やはり最奥にしようかと思っています。これら全てのメインの施設ですので…。銭湯は宿屋を隣接させてそのまま宿泊できれば尚いいですね。」
私は向こうの世界でいう『スパ』みたいなものを自然にイメージしていた。温泉やサウナ、マッサージなどの施設を備えた癒しの空間だ。
「では、オークション会場は取り潰しで良いのじゃな?」
「えぇ。その辺りに銭湯の施設を作ろうと思いますので…。使える部品や物は、私が回収して別の形で再利用させて頂きます」
こんな感じで次々に話が進んでいく。この後、銭湯の大きさや間取り浴場の広さなど色々なことを打ち合わせした。メサには巨大なボイラーの作成を依頼した。
「にーちゃんボイラーとは一体何だ?」
「お風呂のお湯を温める機械ですよ。超巨大釜を作り、魔コンロの応用で水を熱してお湯にするのが今回の『魔ボイラー』ですよ。どうですか? 作れそうですか?」
「あたりめーだぜぇ。面白そうじゃねーか! もちろん材料次第だけどよ。やるぜぇー!」
どうやら大丈夫らしい…。メサって実は天才肌かもしれないな…。お風呂の給水や排水システムは、マジックバッグや私の神スキルで対応ができるだろう。
このあとマサ、ミサと宿屋の規模や数飲食店舗などの建築や、リフォームなど具体的な打ち合わせした。
ベニーさんとは、この地下施設における不動産などの相談をした。流石に商業店舗や住居などの管理全てを私達だけで請け負うのは難しいので、仲介や管理などの一部をお任せすることになった。店舗や住居利用には利用者に家賃の負担をお願いし、家賃収入の一部を商業ギルドに支払うことになる。
つまり特別面倒な事をしなくても店舗や家屋を貸しておくだけで家賃収入の殆どがエチゴヤの収入になると言うことだ。非常にオイシイ!
「ミリモルさん、打ち合わせの方は大体終わりました。ミリモルさんにお願いがあるのですが宜しいでしょうか?」
「ふむ、何じゃ?」
「私はサルバネーロとは別件でしばらく王都を留守にします。恐らく一週間程度だと思いますが、その間こちらの工事に関する全てを私の代理としてお願いできますでしょうか? 私にはミリモルさんしかお願いできる相手が居ませんので…。」
「嬉しいことを言ってくれる。お主はワシにとっては息子も同然じゃ。もちろん引き受けよう。」
「ありがとうございます。私もそう思って頂けるとは感激です。これが工事費用の資金です。もし足りなければ言って下さい。」
私は王様から貰った褒美の白金貨五枚全てと、地下施設の鍵をミリモルさんに手渡した。
「何も全部出さなくても良かったのじゃが…。まあ費用は心配するでない。足りなければ残り全てワシが負担してやるわ。まったく真面目な奴じゃのぅ。まあそれがお主の良い所じゃがの。」
「ありがとうございます!」
こうしてアジト跡地の視察と打ち合わせが終了した。マサさん、ミサさんとは銭湯施設や店舗など建築関係の話が纏まり、ベニーさんとは不動産関係の話が纏まった。メサとは魔ボイラーの打ち合わせをした。
短時間だったが一通りのことはできたかなと思う。私の不在時はミリモルさんが対応してくれることになっており、明日から王都を離れるが何とかなるだろう。
◇
地下施設に関しては、急な展開になり準備や打ち合わせが大変だった。そして、ここの所エチゴヤの販売や商品の製造業務などもあり、私は非常に多忙な日々を過ごしていた。疲労も最高潮に達してしたようだ。
《翌朝 レイの自室》
今日は、何やら変な感じがして目を覚ます。あれあれ、またか。嬉しいような困るような…。私のベッドには美女三人が寄り添っており、ほのかに女性の香りが漂っている…。前の世界では経験したことのない事態だ。
両腕はしっかりとホールドされ、足元にはミミがしがみついていて、身動きが取れない状態だった…。それにしても、この三人はいつどこから入ってくるのだろう? ドアの鍵も施錠しているのに…。
しばらくすると卓上の異空館が反応し、アッシュさんが現われた。
「主よ、おはよう! 朝からやるじゃないか!それは完全に決まっているな。それでは動けないだろう?」
「え、えぇ。アッシュさん、いい所に来てくれました。動けません。救出しては頂けないでしょうか?」
「フン!」
アッシュは、一言いい残し部屋を後にした。主と慕ってくれている割に冷たいなぁ。
「レイ様、おはようございます! 申し訳ありません…。寝過ごしてしまいました…。」
「いえ、それは構いませんが、リヨンさん一体どうしたのですか? こんな所で…。」
「あ、いえその…。ミザリがレイ様のお部屋に入るのが見えたものですから…。もちろん私は止めたのですが、ミザリが一緒に寝ると聞かないものですから、監視役としてミザリを見張っていたのですよ…。ですから、その…決して変な意味では…。」
何だか慌てているリヨンさんを見るのは久しぶりだ。とても可愛らしく思ってしまう。
「あらあら! リヨン。ずるいわねぇ! レイ君にくっついて!」
「ミザリ、あなたもさんざんそうしていましたよ。」
「ふーんだ。レイ君、今日出発するって言うから、昨日は特別に来ちゃった。」
ミザーリアさんに上目遣いをされてビクッとしてしまう。まったくこの三人は…。まあ嬉しいけど。ミミはまだ私の足にしがみついて夢の中のようである。
「はい、はい。二人ともありがとうございます。ですが、そろそろ活動を始めないといけませんね…。」
こうして新しい一日が始まった。サルバネーロが当初の目的だったが、計画を変更して今日から硫黄山に向かうことにしたのだ。火薬の素材である硫黄を採取するのが目的である。
リヨンさんに相談して、旅の計画を立てた。片道で三日程度かかるとのことで、往復で一週間ほどの予定である。料理長には昨日のうちに充分な食料を頂いている。
今回はリヨンさん、アッシュさんの三人で向かうことにした。朝食をミリモルさんやミミたちと一緒に頂き、出発の挨拶をした。
「レイや、気をつけて行っておいで!」
「ミリモルさん、皆さん、お見送りありがとうございます! それでは行って参ります!」
ゆっくりと馬車が走り出す。じばらくは魔法の修行の為にミミとミザーリアさんはお留守番だ。
「ご主人様!行ってらっしゃいにゃー!」「レイ君! リヨン! 頑張るのよ!」
私達はミリモル邸のみんなに手を振って王都を後にしたのだった。
― to be continued ―
2
お気に入りに追加
1,778
あなたにおすすめの小説
【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話
白木 白亜
ファンタジー
突如として異世界転移した日本の大学生、タツシ。
世界にとって致命的な抜け穴を見つけ、召喚士としてあっけなく魔王を倒してしまう。
その後、一緒に旅をしたスライムと共に、マッサージ店を開くことにした。卑猥な目的で。
裏があるとも知れず、王都一番の人気になるマッサージ店「スライム・リフレ」。スライムを巧みに操って体のツボを押し、角質を取り、リフレッシュもできる。
だがそこは三度の飯よりも少女が絶頂している瞬間を見るのが大好きなタツシが経営する店。
そんな店では、膣に媚薬100%の粘液を注入され、美少女たちが「気持ちよくなって」いる!!!
感想大歓迎です!
※1グロは一切ありません。登場人物が圧倒的な不幸になることも(たぶん)ありません。今日も王都は平和です。異種姦というよりは、スライムは主人公の補助ツールとして扱われます。そっち方面を期待していた方はすみません。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
異世界に射出された俺、『大地の力』で快適森暮らし始めます!
らもえ
ファンタジー
旧題:異世界に射出された俺、見知らぬ森の真中へ放り出される。周りには木しか生えていないけどお地蔵さんに貰ったレアスキルを使って何とか生き延びます。
俺こと杉浦耕平は、学校帰りのコンビニから家に帰る途中で自称神なるものに拉致される。いきなり攫って異世界へ行けとおっしゃる。しかも語り口が軽くどうにも怪しい。
向こうに行っても特に使命は無く、自由にしていいと言う。しかし、もらえたスキルは【異言語理解】と【簡易鑑定】のみ。いや、これだけでどうせいっちゅーに。そんな俺を見かねた地元の地蔵尊がレアスキルをくれると言うらしい。やっぱり持つべきものは地元の繋がりだよね!
それで早速異世界転移!と思いきや、異世界の高高度の上空に自称神の手違いで射出されちまう。紐なしバンジーもしくはパラシュート無しのスカイダイビングか?これ。
自称神様が何かしてくれたお陰で何とか着地に成功するも、辺りは一面木ばっかりの森のど真ん中。いやこれ遭難ですやん。
そこでお地蔵さんから貰ったスキルを思い出した。これが意外とチートスキルで何とか生活していくことに成功するのだった。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる