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第3章 覚醒編
第53話 お風呂
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「ガラフさん、フリン君。ベッドの手配、本当に助かりました。こんなに早く到着するとは思ってもみませんでしたよ。」
私は、『異空館』に設置する予定のベッドを見て感謝の言葉を述べた。『異空館』とは、異次元空間に繋がる特別なアイテムで、そこには私たちが生活可能な別荘があるのだ。これは、先日の悪魔襲撃の際に手に入れたもので、私の大切な財産の一つとなっていた。
「あの不思議なアイテム『異空館』用のベッドでしたかな?旦那様がすぐにでも手配したいとおっしゃっていたので、ちょっとだけ工夫しました。」
ガラフさんは、自慢げに答えた。彼は、かつてハマカゼ村の村長だったが、上級魔族の襲撃で村は滅びてしまった。私は偶然彼の命を救ったことがきっかけで、エチゴヤで働いてもらうことにしたのだ。
「レイ様。ガラフさんは、すごいんですよ。食堂にいた若者たちにご馳走すると言って誘って、たったの銅貨15枚でベッド10個も運んでもらっちゃいました。」
フリン君は、目を輝かせて話した。彼は、ミリモルさんの使用人であり、エチゴヤの仕事を兼務している。ガラフさんの知恵に感動したのだろう。
「へえ…それはすごいですね。」
(ガラフさんは、頭がいいな。護衛よりも商人の才能があるかもしれないな…。)
私は感心しながらも、内心で呟いた。
「恐縮です。ついズルしてしまって、旦那様の資金を浪費してしまいました。お詫び申し上げます。」
ガラフさんは、謙虚に頭を下げた。
「謝る必要はありませんよ。最小のコストで最大の効果を出していますから、エチゴヤのメンバーとして見事な成果だと思いますよ。」
私は笑顔で彼を褒めた。
「ありがとうございます。」
そして、私は異空館のリフォーム作業に取りかかることにした。
◇ 異空館 ◇
私の寝室にベッドを運び込んでから、全ての客室にベッドを設置する作業は終わった。ガラフさんに頼んで、私の寝室には特別にキングサイズのベッドを購入して貰っていた。これは、日本にいたころからの夢だったのだが、この世界に来てやっと叶えられた。
ここからは、私一人で全てやるつもりだ。浴室ではシャワーや浴槽を『クリエイトスキル』を利用して作り、水道の代わりに『マジックバッグ』の技術を用いた。
トイレや下水にも『マジックバッグ』の技術を上手く利用して、快適なバス・トイレ空間を作った。ここでの素材は、ペルモートの商業ギルドで購入したアクアニウム鉱石が役に立った。
寝る場所だけでなく、風呂やトイレも使えるようになった。別荘にしておくのは勿体ないほどの生活空間が、現実のものとなったのである。
そこで、私は思いついた。この『異空館』を、エチゴヤのメンバーや使用人たちにも使ってもらおうと。
◇ ミリモル邸 食堂 ◇
夕ご飯の時間になり、私は食堂へとやってきた。今日は、ミリモルさんだけでなく、ミミ、ガラフさん、ミザーリアさんも食卓に加わり賑やかな夕食となっている。
「ほぅ…この猫娘は、レイの世界の者とはの。それで、レイがこれから面倒を見るのじゃな。」
ミリモルさんは、私の隣に座っている猫娘のミミを興味深そうに見入っていた。彼女は、この邸宅の主人であり、私の身元引受人である。
「はい。向こうの世界では私の唯一の家族でした。勝手に決めてしまって申し訳ありません。」
私はミリモルさんに謝罪の言葉を述べた。ミミは、日本にいたときは飼い猫だったが、異世界に来てから、不思議なことに人間の姿になってしまっていた。私は彼女を従者として迎え入れたが、ペルモートへ向かう途中で出会ったばかりだったので、まだ報告できていなかったのだ。
「いやいや。気にすることはないよ。お主は、タイゲン様に託された者じゃ。おそらくその出会いにも意味があることなのじゃろう。」
ミリモルさんは優しい表情で微笑んだ。タイゲン様というのは、かつてこの世界を救った勇者であり、現在はこの世界の神様の一柱である。私はタイゲンさんから『異世界転移者』として特別な力を授けられており、神様からの使命を担っているのである。
「ありがとうございます。」
私は感謝した。
「そうだ。実は『異空館』の『お風呂やトイレ』が完成したのですよ。もし良ければ皆さんもお風呂をご利用になりませんか?」
私は提案した。お風呂とは、湯浴み出来る場所を言う。日本では当たり前だったが、この世界では珍しいものである。
「レイや。『異空館』とか『お風呂』とか何のことを言っておるのじゃ?」
ミリモルさんは首を傾げた。
「ああ。失礼しました。『異空館』というのは、異次元空間に繋がる特別なアイテムで、そこには私たちが生活可能な別荘があるのです。『お風呂』とは、湯浴み出来る場所をいいます。」
「なんじゃと!?それらをお主が作ったのか?」
「まあ、異空館は偶然手に入れましたが、内部にあるお風呂とトイレは私が作りました。」
「ほう。凄いじゃないか。ワシにも一度見せて貰えるかの?」
「ええ、構いませんよ。昼間、使用人の皆さんがお手伝いして下さったので、たくさんのお湯を用意できました。十分な量が確保されていますので、試してみてください。」
こうして、ミリモルさんやエチゴヤのメンバー、使用人の方々など、順番に『お風呂』を利用することになった。
私は、彼らの反応を楽しみにしていた。
◇◇◇◇ 視点切替『ミリモル』◇◇◇◇
◇ 異空館内部 ◇
ワシたちは、レイが言う『異空館』というアイテムによって、異次元空間に足を踏み入れた。不思議なことに、そこには空気が存在し、外にいるかのような明るさが保たれていた。
この空間で何が起こっているのかは全く理解できなかったが、驚くべき技術が使われていることは分かった。広々とした土地ではないが、立派な屋敷がぽつんと存在しており、居住空間としては十分であろう。目の前の屋敷には、レイ自慢の『お風呂』があるそうだ。
「みなさん、男女別々に入りましょう」とレイが提案し、ワシたちはリヨン、ミザリーア、ミミ、そしてメイドのメリルたちと一緒に屋敷を歩いている。屋敷は新しく作られたばかりの様で、傷や劣化の痕跡が見当たらない。
「ミリモル様、こちらが脱衣所です。ここでお着物をお預かりいたします。」
「うむ。」
リヨンに手伝ってもらい、ワシは脱衣した。案内された部屋は、『浴場』と呼ばれる場所だそうだ。部屋は程よく湯気で満たされていた。奥には大きな桶があり、その中に湯がためられていた。ここは、レイが『お風呂』と呼んでいた場所のようだ。五人が一度に入っても問題ないくらいの広さがあるので、お湯もかなりの量が必要なのだろう。
リヨンが脱衣して現れた。相変わらず見事な体つきをしている。ワシも魔法で若返ったが、この子の姿には見とれる。まさに麗しき容姿だ。
リヨンから『お風呂』のやり方の説明を受ける。目の前に置かれている木の桶に湯を汲み上げ、身体の隅々まで流してから湯船に沈むのだという。ワシの邸には水浴び場はあるが、こんな風に湯を溜めてゆっくりと沈む経験はなかった。
メリルに洗いを手伝ってもらい、湯船に沈むことにする...。
「アチチッ...。」
「最初は熱く感じますが、ゆっくりと沈めば気持ち良くなりますとレイ様がおっしゃっていました。」
「なるほど...これは!ふぅ~!何と心地よい...。『お風呂』とやらがこれほど気持ち良いとは...。ワシの邸にもお風呂を作ってもらいたいものじゃの。」
『お風呂』は見事なものだった。身体を清めるために使ったお湯は、川を作りながら流れていき、一切溜まらずに消えていく...。とても不思議な現象だった。
レイのように魔法の才能のない者が、こんなものを作り上げるとは、思ってもみなかった。やはり、彼は神の使命を背負う者なのだろうと、再び感じ入ったのである。
「お師匠、やめてくださいよぉ~。」
「ミザーリアよ、お主も見事な身体じゃのう。その身体でレイを誘惑したのじゃろう?モミモミ...。」
「きゃあ!まだ、そんなことしていませんよぉ~。」
「まだですって!?コホンッ。ミリモル様。周りの方々が見ていますので...。」
「おお、そこの猫娘!お主もなかなか...。」
「にゃー!リヨンにゃん!助けてにゃー!」
「ミリモル様、聞いていらっしゃいますか!?」
ワシは、楽しくなって若い連中にちょっかいをかけていた。周りを見渡すと、皆が顔を赤らめていた。少しはしゃぎすぎたかもしれない...。まあ、湯船のせいかもしれないがの...。
― to be continued ―
私は、『異空館』に設置する予定のベッドを見て感謝の言葉を述べた。『異空館』とは、異次元空間に繋がる特別なアイテムで、そこには私たちが生活可能な別荘があるのだ。これは、先日の悪魔襲撃の際に手に入れたもので、私の大切な財産の一つとなっていた。
「あの不思議なアイテム『異空館』用のベッドでしたかな?旦那様がすぐにでも手配したいとおっしゃっていたので、ちょっとだけ工夫しました。」
ガラフさんは、自慢げに答えた。彼は、かつてハマカゼ村の村長だったが、上級魔族の襲撃で村は滅びてしまった。私は偶然彼の命を救ったことがきっかけで、エチゴヤで働いてもらうことにしたのだ。
「レイ様。ガラフさんは、すごいんですよ。食堂にいた若者たちにご馳走すると言って誘って、たったの銅貨15枚でベッド10個も運んでもらっちゃいました。」
フリン君は、目を輝かせて話した。彼は、ミリモルさんの使用人であり、エチゴヤの仕事を兼務している。ガラフさんの知恵に感動したのだろう。
「へえ…それはすごいですね。」
(ガラフさんは、頭がいいな。護衛よりも商人の才能があるかもしれないな…。)
私は感心しながらも、内心で呟いた。
「恐縮です。ついズルしてしまって、旦那様の資金を浪費してしまいました。お詫び申し上げます。」
ガラフさんは、謙虚に頭を下げた。
「謝る必要はありませんよ。最小のコストで最大の効果を出していますから、エチゴヤのメンバーとして見事な成果だと思いますよ。」
私は笑顔で彼を褒めた。
「ありがとうございます。」
そして、私は異空館のリフォーム作業に取りかかることにした。
◇ 異空館 ◇
私の寝室にベッドを運び込んでから、全ての客室にベッドを設置する作業は終わった。ガラフさんに頼んで、私の寝室には特別にキングサイズのベッドを購入して貰っていた。これは、日本にいたころからの夢だったのだが、この世界に来てやっと叶えられた。
ここからは、私一人で全てやるつもりだ。浴室ではシャワーや浴槽を『クリエイトスキル』を利用して作り、水道の代わりに『マジックバッグ』の技術を用いた。
トイレや下水にも『マジックバッグ』の技術を上手く利用して、快適なバス・トイレ空間を作った。ここでの素材は、ペルモートの商業ギルドで購入したアクアニウム鉱石が役に立った。
寝る場所だけでなく、風呂やトイレも使えるようになった。別荘にしておくのは勿体ないほどの生活空間が、現実のものとなったのである。
そこで、私は思いついた。この『異空館』を、エチゴヤのメンバーや使用人たちにも使ってもらおうと。
◇ ミリモル邸 食堂 ◇
夕ご飯の時間になり、私は食堂へとやってきた。今日は、ミリモルさんだけでなく、ミミ、ガラフさん、ミザーリアさんも食卓に加わり賑やかな夕食となっている。
「ほぅ…この猫娘は、レイの世界の者とはの。それで、レイがこれから面倒を見るのじゃな。」
ミリモルさんは、私の隣に座っている猫娘のミミを興味深そうに見入っていた。彼女は、この邸宅の主人であり、私の身元引受人である。
「はい。向こうの世界では私の唯一の家族でした。勝手に決めてしまって申し訳ありません。」
私はミリモルさんに謝罪の言葉を述べた。ミミは、日本にいたときは飼い猫だったが、異世界に来てから、不思議なことに人間の姿になってしまっていた。私は彼女を従者として迎え入れたが、ペルモートへ向かう途中で出会ったばかりだったので、まだ報告できていなかったのだ。
「いやいや。気にすることはないよ。お主は、タイゲン様に託された者じゃ。おそらくその出会いにも意味があることなのじゃろう。」
ミリモルさんは優しい表情で微笑んだ。タイゲン様というのは、かつてこの世界を救った勇者であり、現在はこの世界の神様の一柱である。私はタイゲンさんから『異世界転移者』として特別な力を授けられており、神様からの使命を担っているのである。
「ありがとうございます。」
私は感謝した。
「そうだ。実は『異空館』の『お風呂やトイレ』が完成したのですよ。もし良ければ皆さんもお風呂をご利用になりませんか?」
私は提案した。お風呂とは、湯浴み出来る場所を言う。日本では当たり前だったが、この世界では珍しいものである。
「レイや。『異空館』とか『お風呂』とか何のことを言っておるのじゃ?」
ミリモルさんは首を傾げた。
「ああ。失礼しました。『異空館』というのは、異次元空間に繋がる特別なアイテムで、そこには私たちが生活可能な別荘があるのです。『お風呂』とは、湯浴み出来る場所をいいます。」
「なんじゃと!?それらをお主が作ったのか?」
「まあ、異空館は偶然手に入れましたが、内部にあるお風呂とトイレは私が作りました。」
「ほう。凄いじゃないか。ワシにも一度見せて貰えるかの?」
「ええ、構いませんよ。昼間、使用人の皆さんがお手伝いして下さったので、たくさんのお湯を用意できました。十分な量が確保されていますので、試してみてください。」
こうして、ミリモルさんやエチゴヤのメンバー、使用人の方々など、順番に『お風呂』を利用することになった。
私は、彼らの反応を楽しみにしていた。
◇◇◇◇ 視点切替『ミリモル』◇◇◇◇
◇ 異空館内部 ◇
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この空間で何が起こっているのかは全く理解できなかったが、驚くべき技術が使われていることは分かった。広々とした土地ではないが、立派な屋敷がぽつんと存在しており、居住空間としては十分であろう。目の前の屋敷には、レイ自慢の『お風呂』があるそうだ。
「みなさん、男女別々に入りましょう」とレイが提案し、ワシたちはリヨン、ミザリーア、ミミ、そしてメイドのメリルたちと一緒に屋敷を歩いている。屋敷は新しく作られたばかりの様で、傷や劣化の痕跡が見当たらない。
「ミリモル様、こちらが脱衣所です。ここでお着物をお預かりいたします。」
「うむ。」
リヨンに手伝ってもらい、ワシは脱衣した。案内された部屋は、『浴場』と呼ばれる場所だそうだ。部屋は程よく湯気で満たされていた。奥には大きな桶があり、その中に湯がためられていた。ここは、レイが『お風呂』と呼んでいた場所のようだ。五人が一度に入っても問題ないくらいの広さがあるので、お湯もかなりの量が必要なのだろう。
リヨンが脱衣して現れた。相変わらず見事な体つきをしている。ワシも魔法で若返ったが、この子の姿には見とれる。まさに麗しき容姿だ。
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メリルに洗いを手伝ってもらい、湯船に沈むことにする...。
「アチチッ...。」
「最初は熱く感じますが、ゆっくりと沈めば気持ち良くなりますとレイ様がおっしゃっていました。」
「なるほど...これは!ふぅ~!何と心地よい...。『お風呂』とやらがこれほど気持ち良いとは...。ワシの邸にもお風呂を作ってもらいたいものじゃの。」
『お風呂』は見事なものだった。身体を清めるために使ったお湯は、川を作りながら流れていき、一切溜まらずに消えていく...。とても不思議な現象だった。
レイのように魔法の才能のない者が、こんなものを作り上げるとは、思ってもみなかった。やはり、彼は神の使命を背負う者なのだろうと、再び感じ入ったのである。
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「きゃあ!まだ、そんなことしていませんよぉ~。」
「まだですって!?コホンッ。ミリモル様。周りの方々が見ていますので...。」
「おお、そこの猫娘!お主もなかなか...。」
「にゃー!リヨンにゃん!助けてにゃー!」
「ミリモル様、聞いていらっしゃいますか!?」
ワシは、楽しくなって若い連中にちょっかいをかけていた。周りを見渡すと、皆が顔を赤らめていた。少しはしゃぎすぎたかもしれない...。まあ、湯船のせいかもしれないがの...。
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