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第2章 初めての旅
第40話 騒動のあとに
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岬の洞窟の最深部には、下級魔族とその配下の魔物がひしめいていた。リヨンさんとミミは見事に敵を殲滅したが、我々が到着した時には、行方不明者は既に敵の手に落ちていた...。
リヨンさんの手には、倒した下級魔族から『魔族の爪』というドロップ品があった。その硬さと鋭さから、武器の加工素材として活用できるかもしれない。タイゲンのカバンにしまっておこう。岬の洞窟を後にする際には、魔物だけでなく犠牲者の遺体もそのままにしておき、現場を荒らさずに立ち去った。
◇ 港町ペルモート ◇
私たちはペルモートに戻り、岬の洞窟で起こった一連の出来事を街の衛兵に報告した。取り調べを受けることとなったが、岬の洞窟に残された魔物の遺骸のおかげで、亡くなった方々を殺害した容疑は晴れた。しかし、私たちは逆に英雄として称えられることになってしまった。
「おおっ!英雄たちだ!あんたたちのおかげで街は救われたんだって?本当にありがとう!今度一杯奢らせてくれよ!」
「英雄さん、今日の漁でとれたカマトトを持ってきたよ。新鮮なやつだ、受け取ってくれ!」
「あんたらが噂の英雄さんかい?息子を殺した魔物を倒してくれてありがとうね。あのままだったら、息子は死んでも死にきれなかっただろうよ。」
こんな感じで、私たちは一日中、周りからの称賛の声を受け続けた。犠牲者が出たことは悲しいことではあるが、私たちの行動が評価されたことに心から喜びを感じた。しかし、同時に罪悪感も抱いていた。もっと早く到着できていれば、あんな惨劇は防げただろうか...。
宿に帰る際、私は二人とは別行動をとることにした。明日、王都に向けて旅立つため、彼女たちには必要な物資の調達を頼んだ。
私は、『シールドスキル』を付与する媒体を手に入れるため、アクセサリー屋に立ち寄った。こっそりと購入し、二人にプレゼントするつもりだった。アクセサリー屋は狭い店だったが、壁紙や陳列などから店主のセンスの良さがうかがえる店構えだった。
店内には、さまざまな装飾品が美しく陳列されていた。価格帯は手頃なものが多かった。
私は熟考の末、リヨンさんのために華麗な花柄のイヤリングを選んだ。ミミには、猫時代の首輪のイメージを持つ、レッドメタルの輝きが特徴的なチョーカーを選んだ。その他、商品化も見据えて複数のアクセサリーを購入して店を後にした。
◇ 宿屋 鞠音 ◇
宿屋の自室に戻る。リヨンさんとミミはまだ買い物から戻っていないようだった。私はベッドに寝転がり、手に入れたアクセサリーを眺めていた。
岬の洞窟での戦闘は、私が経験した中でも最も危険なものだった。特に下級魔族の攻撃は壮絶で、一撃でも受ければ、最良の場合でも瀕死の重傷、最悪の場合は即死だっただろう。今後、大切な仲間を失わないためにも、私たちの弱点である『打たれ弱さ』に対策を講じることが必須だと感じる。
私はベッドから飛び起きた。手に入れたアクセサリーに『シールド』を付与する作業を始めた。シールドの効果を付与するだけなので、簡単にできる。ただし、私自身は戦闘スキルを持っていないため、効果を試せないのが難点だ。まあ、失敗はしていないけどね。
「よし、完成だ」
良い機会なので、スキルを付与したアクセサリーをさらに強化してみるか。私は、すでにシールドを付与したアクセサリーを強化するために『錬成』してみた。
名前: 鉄壁のイヤリング
種類: 特殊魔道具
価値: ☆☆☆☆☆
相場価格: 金貨35枚~
効果: 防御力+5% ・シールド(レベル2)
説明: 装備者の防御力を5%上昇させる。シールドスキル(レベル2)が付与されている。※シールドスキル(レベル2)は、シールドスキル(レベル1)よりも1.5倍の耐久度を持ち、シールド展開時間は5分、リキャスト時間も5分。シールド展開中に攻撃も可能。サカモト・レイ作
驚くことに、シールドスキルがレベル2に進化していた。これは、錬成によるスキルの進化なのだろう。シールドの耐久度がかなり向上したようだ。ただし、シールドの耐久度を超える攻撃を受ければ破壊される可能性があるので、注意が必要だろう。
同様の性能を持つチョーカーには、「鉄壁のチョーカー」という名前が付けられていた。
「金貨35枚以上!う~ん、これってかなり価値があるんじゃないかな?」
アクセサリーの価値だけではあまり大したことはない。そして、防御力+5%も魅力ではあるがそこまで高い価値ではないだろう。価値が高いのは、間違いなくシールドスキル(レベル2)である。
この世界での私は、商売を生業としているので、こういう優れた物を作成して販売する稼ぎ方もアリかもしれない...。ただし、あまりにも高性能な商品を流通させるのは考えものだ。それは様々な分野でパワーバランスを崩す可能性があるからだ。極端な話、それが軍事利用される可能性すらあるのだ。
そこで、個数を限定したり、廉価版を作成して販売するなどの工夫が求められるだろう。装備品の開発については、将来的に色々と試してみることにしよう。
アクセサリーは完成したが、まだ二人は帰ってこない。私は再びベッドに寝転がり、天井を見つめながら考え事に耽っている。今回の戦闘での下級魔族のことだ。もしも、彼らよりもさらに強力な存在が現れたとしたら、勝つことはできるのだろうか?いや、現状ではかなり難しいとしか言いようがない。私たちは今後、理不尽な暴力に対抗できる力を身につけていかなければならない。
「レイ様、ただいま戻りました!」
「ご主人様、ただいまにゃん!」
「ああ、ニ人ともお帰りなさい。今日は本当にお疲れさまでした。」
私はベッドから起き上がり、笑顔で二人を出迎える。
「街の皆さんからもたくさんお礼を言われましたよ。」
「それは良かった。私たちの頑張りが評価されるのは嬉しいものですね。そうだ、二人に贈り物を用意しました。シールドスキルが付与されたアイテムです。ぜひ身につけてください。」
私は、それぞれに手渡し、簡単に機能説明もしておいた。
「嬉しい!レイ様、ありがとうございます。」
「わぁ!ご主人様、ありがとうにゃん!」
感激のあまり、二人が一斉に抱きついてきた。さまざまな感触が一気に私に伝わってきたため、私は戸惑ってしまった。
(柔らかくていい香りがする!っていかんいかん!)
女性に慣れていない私は、こうした状況にどう対処すべきか悩んでしまった...。
何にせよ、この特別なアイテムによって二人が戦闘時に危険な状況に陥ることが回避されるなら、それは大きな収穫と言えるだろう。
私たちは、二人が買ってきてくれた食料や生活用品などをタイゲンカバンに収納し、旅の準備を整えた。明日の出発に向けて万全の態勢を整えたのであった...。
― to be continued ―
リヨンさんの手には、倒した下級魔族から『魔族の爪』というドロップ品があった。その硬さと鋭さから、武器の加工素材として活用できるかもしれない。タイゲンのカバンにしまっておこう。岬の洞窟を後にする際には、魔物だけでなく犠牲者の遺体もそのままにしておき、現場を荒らさずに立ち去った。
◇ 港町ペルモート ◇
私たちはペルモートに戻り、岬の洞窟で起こった一連の出来事を街の衛兵に報告した。取り調べを受けることとなったが、岬の洞窟に残された魔物の遺骸のおかげで、亡くなった方々を殺害した容疑は晴れた。しかし、私たちは逆に英雄として称えられることになってしまった。
「おおっ!英雄たちだ!あんたたちのおかげで街は救われたんだって?本当にありがとう!今度一杯奢らせてくれよ!」
「英雄さん、今日の漁でとれたカマトトを持ってきたよ。新鮮なやつだ、受け取ってくれ!」
「あんたらが噂の英雄さんかい?息子を殺した魔物を倒してくれてありがとうね。あのままだったら、息子は死んでも死にきれなかっただろうよ。」
こんな感じで、私たちは一日中、周りからの称賛の声を受け続けた。犠牲者が出たことは悲しいことではあるが、私たちの行動が評価されたことに心から喜びを感じた。しかし、同時に罪悪感も抱いていた。もっと早く到着できていれば、あんな惨劇は防げただろうか...。
宿に帰る際、私は二人とは別行動をとることにした。明日、王都に向けて旅立つため、彼女たちには必要な物資の調達を頼んだ。
私は、『シールドスキル』を付与する媒体を手に入れるため、アクセサリー屋に立ち寄った。こっそりと購入し、二人にプレゼントするつもりだった。アクセサリー屋は狭い店だったが、壁紙や陳列などから店主のセンスの良さがうかがえる店構えだった。
店内には、さまざまな装飾品が美しく陳列されていた。価格帯は手頃なものが多かった。
私は熟考の末、リヨンさんのために華麗な花柄のイヤリングを選んだ。ミミには、猫時代の首輪のイメージを持つ、レッドメタルの輝きが特徴的なチョーカーを選んだ。その他、商品化も見据えて複数のアクセサリーを購入して店を後にした。
◇ 宿屋 鞠音 ◇
宿屋の自室に戻る。リヨンさんとミミはまだ買い物から戻っていないようだった。私はベッドに寝転がり、手に入れたアクセサリーを眺めていた。
岬の洞窟での戦闘は、私が経験した中でも最も危険なものだった。特に下級魔族の攻撃は壮絶で、一撃でも受ければ、最良の場合でも瀕死の重傷、最悪の場合は即死だっただろう。今後、大切な仲間を失わないためにも、私たちの弱点である『打たれ弱さ』に対策を講じることが必須だと感じる。
私はベッドから飛び起きた。手に入れたアクセサリーに『シールド』を付与する作業を始めた。シールドの効果を付与するだけなので、簡単にできる。ただし、私自身は戦闘スキルを持っていないため、効果を試せないのが難点だ。まあ、失敗はしていないけどね。
「よし、完成だ」
良い機会なので、スキルを付与したアクセサリーをさらに強化してみるか。私は、すでにシールドを付与したアクセサリーを強化するために『錬成』してみた。
名前: 鉄壁のイヤリング
種類: 特殊魔道具
価値: ☆☆☆☆☆
相場価格: 金貨35枚~
効果: 防御力+5% ・シールド(レベル2)
説明: 装備者の防御力を5%上昇させる。シールドスキル(レベル2)が付与されている。※シールドスキル(レベル2)は、シールドスキル(レベル1)よりも1.5倍の耐久度を持ち、シールド展開時間は5分、リキャスト時間も5分。シールド展開中に攻撃も可能。サカモト・レイ作
驚くことに、シールドスキルがレベル2に進化していた。これは、錬成によるスキルの進化なのだろう。シールドの耐久度がかなり向上したようだ。ただし、シールドの耐久度を超える攻撃を受ければ破壊される可能性があるので、注意が必要だろう。
同様の性能を持つチョーカーには、「鉄壁のチョーカー」という名前が付けられていた。
「金貨35枚以上!う~ん、これってかなり価値があるんじゃないかな?」
アクセサリーの価値だけではあまり大したことはない。そして、防御力+5%も魅力ではあるがそこまで高い価値ではないだろう。価値が高いのは、間違いなくシールドスキル(レベル2)である。
この世界での私は、商売を生業としているので、こういう優れた物を作成して販売する稼ぎ方もアリかもしれない...。ただし、あまりにも高性能な商品を流通させるのは考えものだ。それは様々な分野でパワーバランスを崩す可能性があるからだ。極端な話、それが軍事利用される可能性すらあるのだ。
そこで、個数を限定したり、廉価版を作成して販売するなどの工夫が求められるだろう。装備品の開発については、将来的に色々と試してみることにしよう。
アクセサリーは完成したが、まだ二人は帰ってこない。私は再びベッドに寝転がり、天井を見つめながら考え事に耽っている。今回の戦闘での下級魔族のことだ。もしも、彼らよりもさらに強力な存在が現れたとしたら、勝つことはできるのだろうか?いや、現状ではかなり難しいとしか言いようがない。私たちは今後、理不尽な暴力に対抗できる力を身につけていかなければならない。
「レイ様、ただいま戻りました!」
「ご主人様、ただいまにゃん!」
「ああ、ニ人ともお帰りなさい。今日は本当にお疲れさまでした。」
私はベッドから起き上がり、笑顔で二人を出迎える。
「街の皆さんからもたくさんお礼を言われましたよ。」
「それは良かった。私たちの頑張りが評価されるのは嬉しいものですね。そうだ、二人に贈り物を用意しました。シールドスキルが付与されたアイテムです。ぜひ身につけてください。」
私は、それぞれに手渡し、簡単に機能説明もしておいた。
「嬉しい!レイ様、ありがとうございます。」
「わぁ!ご主人様、ありがとうにゃん!」
感激のあまり、二人が一斉に抱きついてきた。さまざまな感触が一気に私に伝わってきたため、私は戸惑ってしまった。
(柔らかくていい香りがする!っていかんいかん!)
女性に慣れていない私は、こうした状況にどう対処すべきか悩んでしまった...。
何にせよ、この特別なアイテムによって二人が戦闘時に危険な状況に陥ることが回避されるなら、それは大きな収穫と言えるだろう。
私たちは、二人が買ってきてくれた食料や生活用品などをタイゲンカバンに収納し、旅の準備を整えた。明日の出発に向けて万全の態勢を整えたのであった...。
― to be continued ―
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