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第1章 異世界に迷い込んだ男
第24話 ミキモト・タイゲン(後編)
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◇ 蔵 内部 ◇
蔵の中は静まり返っていた。人の気配はすっかり消えてしまっている。私はゆっくりと足を進めながら、奥へと向かっていった。最奥には台座があり、その上には石版が立っている。
「よくきた 祖国の同胞よ 我この世界を救いし者也」
「この力 この世界に役立てよ」
「我の加護 主に 授ける この勾玉まがたま 首に」
「我道具 主に 授ける 加護の元に 扱えし」
「我 願う 子孫達に幸あれ」
「更なるを 求めるなら 台座に触れて 我を呼べ」
(前回、石版の内容を唱えたら勾玉が現れたんだっけ。全文を読むことが勾玉の鍵だとしたら、今度は…。)
私は台座に手を置き、はっきりとした口調で語りかけた。
「『ミキモト・タイゲン』さん、お出ましいただけませんか?」
すると…。勾玉が再び輝きだす。鋭い閃光が周囲を照らし、収束すると、目の前には一人の青年が姿を現した。
「あなたがミキモト・タイゲンさん?」
彼の外見は、30歳前後と推測される。黒髪を一つに縛り上げ、勇ましさを醸し出している。逞しい体格は、彼が勇者として名高いだけあって、その評判に違わぬことを示唆している。彼の服装は、着物かもしれないが、むしろ袴姿ではないかと思われる。袴が彼に与える威厳が、まさに彼の存在感を引き立てているようだ。
「やっと会えたな。サカモト・レイ君。遠く日本の地よりやってきた旅人よ。」
昨日心に訴えかえてきた声が、タイゲンさんなのかもしれないと思っていた私は、確信を得るように尋ねた。
「昨日私を呼んだのは、やはりタイゲンさんでしたか?」
「ああ。その通りだ。君にはある程度の力が備わってきたから、私の呼びかけに気づけたのだろう。」タイゲンさんは私の顔を見つめて微笑んだ。その笑顔は優しくも力強くも見えた。
「タイゲンさん、率直に聞かせていただけますか?私を呼んだ理由は何ですか?」
「ああ、そうだな。まあ、時間はある。順を追って説明しよう。」
タイゲンさんは私の肩にそっと手を置くと、台座から離れて蔵の中央へとエスコートしてくれた。そして、私に向き合って静かに話し始めた。
「私は、ミキモト・タイゲン。今やこの世界を統べる神である。その昔、『迷い人』として先代の神に招かれ、勇者として邪神の眷属である『魔王』とその一党から世界を救い出したのだ。」
「救世主として崇められ、後に初代ローランネシア国王となったが、先代の神より世界の平和と統治を託され、今や神として君の前にいるのだ。」
「ええ~!タイゲンさんは神様だったのですか!?あっ、これは失礼しました。」
「いや、気にすることはない。私も元々は、君と同じ普通の日本人だったからね。明治時代と言ってわかるかな?」
「明治時代!?もちろんわかります。ですが、1500年前と聞いているので、計算が合わないと思いますが…。」
「時間の流れが違うんだ。時間経過は、世界によって大きく差異がある。元いた世界とは、時間の経過が何倍にも違うのではないかな。」
タイゲンさんは私の驚きを見て苦笑した。私も思わず笑ってしまった。
「なるほど…。納得いたしました。では、私をこの世界に連れてきたのは、タイゲンさんですか?」
「その通りだ。巻き込んでしまって申し訳ない。『神適性』を持つ人間は、極めて稀な存在なのだ。最近になって、やっと君を見つけられたのだよ。」
「神適性…。それは具体的にはどういうものなのでしょうか?」
「そのままの意味さ。神となる適性だ。なぜ、君や私が異世界へと問題なく移動できたか、わかるか?それは、神力を宿していたからだ。神の適性を持つ人間には、僅かながら神力が宿っているものだ。神力のない人間が異世界へと転移すればどうなるか…。それは、こちらに到着する前に異次元空間の圧力に耐え切れず、押し潰されてしまうのだ。したがって、異世界から移動してくる人間には、神適性が必要な訳なのだよ。」
「迷い人としてこの世界に来ている時点で、神適性があると証明されている訳ですね。」
「そういうことだ。残念ながら、君には勇者としての戦いの素養が今のところはない。そう、今のところは…だ。しかし、他の才能は恵まれているようだ。特に生産系の能力が際立っている。だからこそ、この世界を救うための手助けを頼みたい。数年後には、魔王が再び現れるだろう。」
「マジですか!?魔王!!確かに私は、錬成で様々な道具を作ってきましたが、魔王という存在には勝てませんよ。私なんか、この辺の魔物ですら倒せませんから…。」
「いやいや。君に魔王を倒すようにとは言っていないぞ。君の生産系の能力や、まだ目覚めていない特殊能力を活かして、魔王討伐の手助けをして欲しいと言う意味だ。今から行動を開始すれば、さまざまな準備ができるだろう…。」
「ああ、そういうことですか…。では、勇者は一体…。」
「君の努力次第では、勇者は必要なくなるかもしれない。武器や防具、さらには特殊能力を持つ道具の開発などによって、冒険者でも魔王を倒せるかも知れない。あるいはこの先、勇者の資質を持つ者が現れるかもしれないし、君が覚醒して勇者となる可能性も充分有りうる。」
「大体わかりました。魔王が数年後に現れるのは確定なんですよね?そして私は、魔王を討伐するための戦力や兵器を用意しておけばいいんですよね?」
「まさにその通りだ。ちなみに、君はただの迷い人ではない。神適性や神力を持っているということは、どういうことかわかるか?」
「えっと…つまり、いずれ私もタイゲンさんのような神になるってことですか?」
「察しがいいな。君の未来には、私のように世界の管理者としての道が開かれている。しかし、神の一柱になるには長い時間を要するだろう。私が1500年を要したように、君も長い歳月を費やして神になっていくことになるだろう。現時点では、君は『神の子』の更に見習いといったところだろうね。」
(俺が神の子…。わかりにくい表現だが、これから神へと成長する段階の者をそう呼んでいるのかな。)
「なるほど…。ですが、まだ実感が湧きませんね。」
「私も同じ気持ちだったよ。神力は徐々に目覚めていき、一瞬で神になるわけではない。何百年もの間、君は人間に近い存在であり続けるだろう。それに、君が持っている勾玉は単なる装飾品ではない。それは君に備わっている神力を鍛錬するためのアイテムだと思ってもらえればいい。神力が高まると、非凡な力に目覚めるが、同時に神の領域にも近づくことになるのだ。」
「そうだったのですか!?知りませんでした…でも納得ですね。では、タイゲンさんはもう完全な神になられたのですか?」
「そうだね。まあ、私も神の中では新参者の一柱だけれどね…。人間の目では認知できない存在になっているかな?」
「つまり、姿が見えないということですか?王様やミルモルさんは、タイゲンさんに会うことを楽しみにしていたのですが…。」
「普段は、人間は神の存在を感じられない。しかし、我々には『人化の法』という能力があるんだ。これを使えば、しばらくの間だが、彼らと交流できるようになるよ。」
「なるほど、それは便利ですね。是非お願いします。」
「承知した。ああ、そうだった…。蔵にある物で必要なものは何でも持っていくといい。ただし、君が持っているカバンや片眼鏡も含め、すべてが神器なんだ。神適性を持つ者しか使えないので注意が必要だ。」
(考えてみれば、確か伝説級のアイテムだったはずなんだけどな…一応チェックしてみよう)
「あらら。本当だ神器になっている。すげー!」
タイゲンさんは私が興奮している姿を見て笑っていた。
「気をつけて使用します。色々とありがとうございます。これらの書物もいいんですか?」
「ああ、構わない。持っていきな。」
私は目を輝かせながら、書物を次々とタイゲンカバンに収納させていった。
書籍の内容は、アイテムの作り方や魔法の秘術、スキルに関する書籍、そして聖なる剣や魔剣の創り方、特殊武器の製作方法、鉱物や金属の図鑑、結界術に関する資料など、目を引く書物がたくさんあった。もしもこれらを全て習得できたら、まさに超人と言えるだろう。時間がある時に、じっくりと読み込んでみよう。
「最後に一つお願いがある。君はいつか神になる存在である。だが、その過程で色々な試練が待っているだろう。一つだけ忘れてはならないことがある。無益な殺生は行ってはならない。もし邪な道に進むならば、我々ではなく、邪神の仲間になることになるだろう。ただし、魔物に関しては別だ。あれは邪神が作り出した存在なのだよ。」
「心に刻んでおきます。無益な殺生は絶対にしないと誓います。」
「それでは、行こうか。彼らが待っているはずだ。」
「はい!タイゲンさん、どうぞよろしくお願いします。」
タイゲンさんと私は、蔵の出入口の扉に手を翳す。今から皆さんの驚く表情にワクワクが止まらなかった…。
― to be continued ―
蔵の中は静まり返っていた。人の気配はすっかり消えてしまっている。私はゆっくりと足を進めながら、奥へと向かっていった。最奥には台座があり、その上には石版が立っている。
「よくきた 祖国の同胞よ 我この世界を救いし者也」
「この力 この世界に役立てよ」
「我の加護 主に 授ける この勾玉まがたま 首に」
「我道具 主に 授ける 加護の元に 扱えし」
「我 願う 子孫達に幸あれ」
「更なるを 求めるなら 台座に触れて 我を呼べ」
(前回、石版の内容を唱えたら勾玉が現れたんだっけ。全文を読むことが勾玉の鍵だとしたら、今度は…。)
私は台座に手を置き、はっきりとした口調で語りかけた。
「『ミキモト・タイゲン』さん、お出ましいただけませんか?」
すると…。勾玉が再び輝きだす。鋭い閃光が周囲を照らし、収束すると、目の前には一人の青年が姿を現した。
「あなたがミキモト・タイゲンさん?」
彼の外見は、30歳前後と推測される。黒髪を一つに縛り上げ、勇ましさを醸し出している。逞しい体格は、彼が勇者として名高いだけあって、その評判に違わぬことを示唆している。彼の服装は、着物かもしれないが、むしろ袴姿ではないかと思われる。袴が彼に与える威厳が、まさに彼の存在感を引き立てているようだ。
「やっと会えたな。サカモト・レイ君。遠く日本の地よりやってきた旅人よ。」
昨日心に訴えかえてきた声が、タイゲンさんなのかもしれないと思っていた私は、確信を得るように尋ねた。
「昨日私を呼んだのは、やはりタイゲンさんでしたか?」
「ああ。その通りだ。君にはある程度の力が備わってきたから、私の呼びかけに気づけたのだろう。」タイゲンさんは私の顔を見つめて微笑んだ。その笑顔は優しくも力強くも見えた。
「タイゲンさん、率直に聞かせていただけますか?私を呼んだ理由は何ですか?」
「ああ、そうだな。まあ、時間はある。順を追って説明しよう。」
タイゲンさんは私の肩にそっと手を置くと、台座から離れて蔵の中央へとエスコートしてくれた。そして、私に向き合って静かに話し始めた。
「私は、ミキモト・タイゲン。今やこの世界を統べる神である。その昔、『迷い人』として先代の神に招かれ、勇者として邪神の眷属である『魔王』とその一党から世界を救い出したのだ。」
「救世主として崇められ、後に初代ローランネシア国王となったが、先代の神より世界の平和と統治を託され、今や神として君の前にいるのだ。」
「ええ~!タイゲンさんは神様だったのですか!?あっ、これは失礼しました。」
「いや、気にすることはない。私も元々は、君と同じ普通の日本人だったからね。明治時代と言ってわかるかな?」
「明治時代!?もちろんわかります。ですが、1500年前と聞いているので、計算が合わないと思いますが…。」
「時間の流れが違うんだ。時間経過は、世界によって大きく差異がある。元いた世界とは、時間の経過が何倍にも違うのではないかな。」
タイゲンさんは私の驚きを見て苦笑した。私も思わず笑ってしまった。
「なるほど…。納得いたしました。では、私をこの世界に連れてきたのは、タイゲンさんですか?」
「その通りだ。巻き込んでしまって申し訳ない。『神適性』を持つ人間は、極めて稀な存在なのだ。最近になって、やっと君を見つけられたのだよ。」
「神適性…。それは具体的にはどういうものなのでしょうか?」
「そのままの意味さ。神となる適性だ。なぜ、君や私が異世界へと問題なく移動できたか、わかるか?それは、神力を宿していたからだ。神の適性を持つ人間には、僅かながら神力が宿っているものだ。神力のない人間が異世界へと転移すればどうなるか…。それは、こちらに到着する前に異次元空間の圧力に耐え切れず、押し潰されてしまうのだ。したがって、異世界から移動してくる人間には、神適性が必要な訳なのだよ。」
「迷い人としてこの世界に来ている時点で、神適性があると証明されている訳ですね。」
「そういうことだ。残念ながら、君には勇者としての戦いの素養が今のところはない。そう、今のところは…だ。しかし、他の才能は恵まれているようだ。特に生産系の能力が際立っている。だからこそ、この世界を救うための手助けを頼みたい。数年後には、魔王が再び現れるだろう。」
「マジですか!?魔王!!確かに私は、錬成で様々な道具を作ってきましたが、魔王という存在には勝てませんよ。私なんか、この辺の魔物ですら倒せませんから…。」
「いやいや。君に魔王を倒すようにとは言っていないぞ。君の生産系の能力や、まだ目覚めていない特殊能力を活かして、魔王討伐の手助けをして欲しいと言う意味だ。今から行動を開始すれば、さまざまな準備ができるだろう…。」
「ああ、そういうことですか…。では、勇者は一体…。」
「君の努力次第では、勇者は必要なくなるかもしれない。武器や防具、さらには特殊能力を持つ道具の開発などによって、冒険者でも魔王を倒せるかも知れない。あるいはこの先、勇者の資質を持つ者が現れるかもしれないし、君が覚醒して勇者となる可能性も充分有りうる。」
「大体わかりました。魔王が数年後に現れるのは確定なんですよね?そして私は、魔王を討伐するための戦力や兵器を用意しておけばいいんですよね?」
「まさにその通りだ。ちなみに、君はただの迷い人ではない。神適性や神力を持っているということは、どういうことかわかるか?」
「えっと…つまり、いずれ私もタイゲンさんのような神になるってことですか?」
「察しがいいな。君の未来には、私のように世界の管理者としての道が開かれている。しかし、神の一柱になるには長い時間を要するだろう。私が1500年を要したように、君も長い歳月を費やして神になっていくことになるだろう。現時点では、君は『神の子』の更に見習いといったところだろうね。」
(俺が神の子…。わかりにくい表現だが、これから神へと成長する段階の者をそう呼んでいるのかな。)
「なるほど…。ですが、まだ実感が湧きませんね。」
「私も同じ気持ちだったよ。神力は徐々に目覚めていき、一瞬で神になるわけではない。何百年もの間、君は人間に近い存在であり続けるだろう。それに、君が持っている勾玉は単なる装飾品ではない。それは君に備わっている神力を鍛錬するためのアイテムだと思ってもらえればいい。神力が高まると、非凡な力に目覚めるが、同時に神の領域にも近づくことになるのだ。」
「そうだったのですか!?知りませんでした…でも納得ですね。では、タイゲンさんはもう完全な神になられたのですか?」
「そうだね。まあ、私も神の中では新参者の一柱だけれどね…。人間の目では認知できない存在になっているかな?」
「つまり、姿が見えないということですか?王様やミルモルさんは、タイゲンさんに会うことを楽しみにしていたのですが…。」
「普段は、人間は神の存在を感じられない。しかし、我々には『人化の法』という能力があるんだ。これを使えば、しばらくの間だが、彼らと交流できるようになるよ。」
「なるほど、それは便利ですね。是非お願いします。」
「承知した。ああ、そうだった…。蔵にある物で必要なものは何でも持っていくといい。ただし、君が持っているカバンや片眼鏡も含め、すべてが神器なんだ。神適性を持つ者しか使えないので注意が必要だ。」
(考えてみれば、確か伝説級のアイテムだったはずなんだけどな…一応チェックしてみよう)
「あらら。本当だ神器になっている。すげー!」
タイゲンさんは私が興奮している姿を見て笑っていた。
「気をつけて使用します。色々とありがとうございます。これらの書物もいいんですか?」
「ああ、構わない。持っていきな。」
私は目を輝かせながら、書物を次々とタイゲンカバンに収納させていった。
書籍の内容は、アイテムの作り方や魔法の秘術、スキルに関する書籍、そして聖なる剣や魔剣の創り方、特殊武器の製作方法、鉱物や金属の図鑑、結界術に関する資料など、目を引く書物がたくさんあった。もしもこれらを全て習得できたら、まさに超人と言えるだろう。時間がある時に、じっくりと読み込んでみよう。
「最後に一つお願いがある。君はいつか神になる存在である。だが、その過程で色々な試練が待っているだろう。一つだけ忘れてはならないことがある。無益な殺生は行ってはならない。もし邪な道に進むならば、我々ではなく、邪神の仲間になることになるだろう。ただし、魔物に関しては別だ。あれは邪神が作り出した存在なのだよ。」
「心に刻んでおきます。無益な殺生は絶対にしないと誓います。」
「それでは、行こうか。彼らが待っているはずだ。」
「はい!タイゲンさん、どうぞよろしくお願いします。」
タイゲンさんと私は、蔵の出入口の扉に手を翳す。今から皆さんの驚く表情にワクワクが止まらなかった…。
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