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楠涼夜は運命を求めている
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雪都に押された衝撃で椅子から落ちそうになったところを、涼夜が支えてくれる。
「何?何でこんなことするの?
白浜君には関係ないよね。」
「ちょっと涼夜!そんな言い方…」
「幹斗は黙ってて。」
「涼夜くん、酷い…。酷いよ。僕が本当の運命の番だって分かってるんでしょ?」
「妄想はやめて欲しいな」
涼夜はいつもと変わらぬ顔をして言い放つ。そこには戸惑いも動揺もなかった。
「中町幹斗はただのベータじゃないか!涼夜くんは騙されてるんだよ!僕が本物なんだ!」
涼夜は俺を抱きしめたまま、姿勢を変えない。
「僕の前でそんなことしないでよ!」
雪都が俺のお腹に回された涼夜の手を振り解こうとした時、
「ターーーイム!!ちょっと落ち着いて、お2人さん!」
そうちゃんが大きな声をあげた。
「涼夜も威圧するのやめて。皆んなビビってるから。
雪都も、もうすぐ昼休み終わっちゃうし、また放課後にでも話し合おう」
「…分かった。
皆んなも、迷惑かけてごめんね」
涼夜はクラスの皆に向かって頭を下げる。
皆んなはほっとした笑みを浮かべた。
いつもの穏やかな涼夜だった。
その日の放課後、俺たちは穏やかな音楽の流れるファミレスに来ていた。
「俺も同伴させてもらうわ。お前ら3人だけじゃ不安だからな」
そうちゃんも来てくれて、とても心強い。
「早速なんだけど、幹斗がベータだって言うのは本当?」
「本当だよ」
俺はそうちゃんの目を真っ直ぐ見つめる。
「幹斗!あれは誤診だって…」
「誤診なんかじゃないよ。もう目を背けるのはやめよう」
涼夜は目に怒りを灯らせる。
「俺はベータだ。それは10歳のあの頃からずっと変わらない事実なんだ」
「じゃあ、雪都と涼夜が運命の番だってのは本当なわけ?」
「うん」
「違う」
「涼夜!」
俺は涼夜に非難の目を向ける。
雪都は今にも泣き出しそうだ。
「ぼ、僕は一目見てすぐに分かったよ!涼夜くんが運命の番だって。涼夜君もでしょ?本当はわかってるんだよね?今はちょっと混乱してるだけだよね?」
「俺は…。本能が決めた相手なんて運命だと思ってない。俺と白浜君は出会って2ヶ月しか経ってないし、好きじゃない。
俺がそばに居たいのは幹斗だけなんだ。」
「涼夜…。」
俺は思わずウルっときてしまう。
「涼夜くん!酷い!酷いよ!何でこんなこと言うの!?こんな地味な男のどこがいいの?僕だって、僕だって…」
雪都はとうとう泣き出してしまった。
隣に座るそうちゃんが背中をさすって慰める。
「つまりは、雪都は運命の番の涼夜のことが好きで、涼夜は運命の番よりも、自分が決めた相手である幹斗が好きってことだな。
じゃあさ、幹斗はどうしたいわけ?」
突然、俺に選択を迫られて、俺は言い淀んでしまう。
「俺は…。
俺は、ずっと自分がベータだって分かってたから、涼夜と一緒になれるなんて考えてなかった。」
涼夜が俺に縋るような目で見てくる。
「いつか、涼夜にまやかしなんかじゃなく、本当に好きな人ができるんだろうなって。だから、雪都のことも応援しようって思ってた。
捨てられるくらいなら、円満に友達でいたほうがいいと思って。」
俺は、結局どうしたいんだろう。
涼夜が、運命の番ではなく、俺を選んでくれたと言う事実にとても喜んでいる自分もいる。
「ふーん…。じゃあ、幹斗も涼夜のことが好きってことだな」
「え!?」
「だって、そうだろ?捨てられたくないとか言ってる時点で好きじゃん」
「いや、それは…」
「雪都には申し訳ないけどさ、幹斗も涼夜も両想いってことで、そんでいいじゃん」
「幹斗、俺は幹斗以外要らない。幹斗がいてくれればそれでいい。
幹斗のこと愛してるんだ。」
「俺は…。」
俺はどうするべきなのだろうか。
涼夜の幸せを考えれば雪都と一緒になる方がいいと思う。
運命の番は固い絆で結ばれているが、ただの恋心は変わっていくものだから。
「急な話で幹斗も驚いたんじゃない?
もうしばらく悩んだら?
雪都のことは心配すんなよ。俺が元気づけておくからさ」
「ありがと」
2人きりの帰り道、いつもはお喋りをしながら帰るのに、今日は無言だ。
「あ、家着いた。じゃあ、またな、涼夜」
俺は涼夜に手を振って別れようとする。
「幹斗。」
涼夜の真剣な眼差しが突き刺さる。
「俺、諦める気ないから。
幹斗が俺といたいって言うまで、ずっと諦めないから。」
涼夜は、おやすみ、と微笑んで家の中へと入っていった。
俺は戸惑いと同時に隠しきれない喜びを感じていた。
「俺はさ、涼夜の将来考えたら、絶対雪都と一緒になるべきだと思うんだよ…。」
その次の日、ブランコで揺れながら、俺はそうちゃんに相談する。
呼び出したらすぐ来てくれたそうちゃんには感謝しかない。
「涼夜の気持ちを疑ってるわけじゃないけどさ、結局オメガの方がいいってなると思うんだ」
「結局は、幹斗は涼夜に嫌われたくないって気持ちが大きいんだろ?涼夜とのこの曖昧な特別な関係が終わるのが怖いんだね」
「…確かに、そうかも。
今のままだったら、涼夜の特別な親友でいられるのに、恋人になって、別れて、他人になるのが怖いんだよ」
「涼夜に限って幹斗を手放すなんてことしないと思うけどな」
「分かんないじゃん。だって、俺は運命じゃないし…」
涼夜は小さい頃から運命に固執していた。
絶対運命の相手の方がいいに決まっている。
「そんなに運命って大事かな?」
「え?」
「幹斗って運命に縛られすぎじゃない?」
「そりゃ運命は大事だろ。アルファとオメガにだけ許された特権なんだし」
「んー、なんて言うかさ。
幹斗は今を当たり前だと思いすぎなんじゃない?」
「今を?」
「宇宙って実は何個もある、とか、無限に広がり続けている、とか。色々説はあるけどさ、結局はむちゃくちゃ広大ってことだろ?
そんな広い宇宙の中の、ある銀河系の中の、ある太陽系の中の、小さな星の、同じ国に生まれて、両思いになる確率ってどれくらいなんだろうな。
俺と幹斗が同級生になれたことも、友達になれたことも、俺は運命だと思ってる。
運命ってさ、もっと沢山あって当たり前に見えるものじゃないかって思うんだ」
そうちゃんは光の宿る瞳をこちらに向けた。
そうちゃんは穏やかな笑みを浮かべていた。
「運命はもっと身近にある…。」
「俺からしたらさ、幹斗と涼夜がお隣さん同士で、こんなに仲良くなって、好き合ってるのは十分、運命だと思う」
「…確かに。運命の番じゃなくたって、出会えたことは奇跡みたいなもんだ。」
物心ついた時から一緒にいた俺と涼夜。
辛い時も、楽しい時も、ずっとそばに居た。
喧嘩しても次の日には仲直りして、ずっと縁が途切れることなどなかった。
「運命に夢見すぎてたのは俺の方だったのかも。
俺、涼夜に伝えなきゃいけないことがいっぱいある。
そうちゃん、相談に乗ってくれてありがとう!」
俺はブランコから飛び降りた。
俺は涼夜の部屋の扉をバンッと開ける。
「涼夜!」
「幹斗?急にどうしたの?」
涼夜は目を丸くする。
早く伝えたい。でも少し怖い。
気持ちを伝えるってこんなに緊張するんだ。
「あの、俺、気づいたんだ。
涼夜は俺の運命だって。
俺、涼夜のことが好きだ」
俺は涼夜を見つめる。俺の拳はプルプルと情けなく震えている。
涼夜は大きな瞳をさらに大きくして、その美しい双眸からポロポロと大粒の涙をこぼした。
「今まで素直になれなくてごめん」
「いいよ。いいんだ。
幹斗、愛してる。初めて会った時から。
ずっと愛してる。」
俺は涼夜を抱きしめた。
涼夜の涙が俺の頬に落ちる。
いつの間にか俺も涙をこぼしていた。
「大好きだよ、涼夜」
涼夜は俺の涙を掬う。
「愛してる、俺の運命」
優しい口付けが落とされた。
涼夜の髪の毛がサワサワと肌をくすぐって思わず笑ってしまう。
涼夜もつられたように笑う。
俺たちはしばらく触れるだけのキスを重ねた。
main story fin.
「何?何でこんなことするの?
白浜君には関係ないよね。」
「ちょっと涼夜!そんな言い方…」
「幹斗は黙ってて。」
「涼夜くん、酷い…。酷いよ。僕が本当の運命の番だって分かってるんでしょ?」
「妄想はやめて欲しいな」
涼夜はいつもと変わらぬ顔をして言い放つ。そこには戸惑いも動揺もなかった。
「中町幹斗はただのベータじゃないか!涼夜くんは騙されてるんだよ!僕が本物なんだ!」
涼夜は俺を抱きしめたまま、姿勢を変えない。
「僕の前でそんなことしないでよ!」
雪都が俺のお腹に回された涼夜の手を振り解こうとした時、
「ターーーイム!!ちょっと落ち着いて、お2人さん!」
そうちゃんが大きな声をあげた。
「涼夜も威圧するのやめて。皆んなビビってるから。
雪都も、もうすぐ昼休み終わっちゃうし、また放課後にでも話し合おう」
「…分かった。
皆んなも、迷惑かけてごめんね」
涼夜はクラスの皆に向かって頭を下げる。
皆んなはほっとした笑みを浮かべた。
いつもの穏やかな涼夜だった。
その日の放課後、俺たちは穏やかな音楽の流れるファミレスに来ていた。
「俺も同伴させてもらうわ。お前ら3人だけじゃ不安だからな」
そうちゃんも来てくれて、とても心強い。
「早速なんだけど、幹斗がベータだって言うのは本当?」
「本当だよ」
俺はそうちゃんの目を真っ直ぐ見つめる。
「幹斗!あれは誤診だって…」
「誤診なんかじゃないよ。もう目を背けるのはやめよう」
涼夜は目に怒りを灯らせる。
「俺はベータだ。それは10歳のあの頃からずっと変わらない事実なんだ」
「じゃあ、雪都と涼夜が運命の番だってのは本当なわけ?」
「うん」
「違う」
「涼夜!」
俺は涼夜に非難の目を向ける。
雪都は今にも泣き出しそうだ。
「ぼ、僕は一目見てすぐに分かったよ!涼夜くんが運命の番だって。涼夜君もでしょ?本当はわかってるんだよね?今はちょっと混乱してるだけだよね?」
「俺は…。本能が決めた相手なんて運命だと思ってない。俺と白浜君は出会って2ヶ月しか経ってないし、好きじゃない。
俺がそばに居たいのは幹斗だけなんだ。」
「涼夜…。」
俺は思わずウルっときてしまう。
「涼夜くん!酷い!酷いよ!何でこんなこと言うの!?こんな地味な男のどこがいいの?僕だって、僕だって…」
雪都はとうとう泣き出してしまった。
隣に座るそうちゃんが背中をさすって慰める。
「つまりは、雪都は運命の番の涼夜のことが好きで、涼夜は運命の番よりも、自分が決めた相手である幹斗が好きってことだな。
じゃあさ、幹斗はどうしたいわけ?」
突然、俺に選択を迫られて、俺は言い淀んでしまう。
「俺は…。
俺は、ずっと自分がベータだって分かってたから、涼夜と一緒になれるなんて考えてなかった。」
涼夜が俺に縋るような目で見てくる。
「いつか、涼夜にまやかしなんかじゃなく、本当に好きな人ができるんだろうなって。だから、雪都のことも応援しようって思ってた。
捨てられるくらいなら、円満に友達でいたほうがいいと思って。」
俺は、結局どうしたいんだろう。
涼夜が、運命の番ではなく、俺を選んでくれたと言う事実にとても喜んでいる自分もいる。
「ふーん…。じゃあ、幹斗も涼夜のことが好きってことだな」
「え!?」
「だって、そうだろ?捨てられたくないとか言ってる時点で好きじゃん」
「いや、それは…」
「雪都には申し訳ないけどさ、幹斗も涼夜も両想いってことで、そんでいいじゃん」
「幹斗、俺は幹斗以外要らない。幹斗がいてくれればそれでいい。
幹斗のこと愛してるんだ。」
「俺は…。」
俺はどうするべきなのだろうか。
涼夜の幸せを考えれば雪都と一緒になる方がいいと思う。
運命の番は固い絆で結ばれているが、ただの恋心は変わっていくものだから。
「急な話で幹斗も驚いたんじゃない?
もうしばらく悩んだら?
雪都のことは心配すんなよ。俺が元気づけておくからさ」
「ありがと」
2人きりの帰り道、いつもはお喋りをしながら帰るのに、今日は無言だ。
「あ、家着いた。じゃあ、またな、涼夜」
俺は涼夜に手を振って別れようとする。
「幹斗。」
涼夜の真剣な眼差しが突き刺さる。
「俺、諦める気ないから。
幹斗が俺といたいって言うまで、ずっと諦めないから。」
涼夜は、おやすみ、と微笑んで家の中へと入っていった。
俺は戸惑いと同時に隠しきれない喜びを感じていた。
「俺はさ、涼夜の将来考えたら、絶対雪都と一緒になるべきだと思うんだよ…。」
その次の日、ブランコで揺れながら、俺はそうちゃんに相談する。
呼び出したらすぐ来てくれたそうちゃんには感謝しかない。
「涼夜の気持ちを疑ってるわけじゃないけどさ、結局オメガの方がいいってなると思うんだ」
「結局は、幹斗は涼夜に嫌われたくないって気持ちが大きいんだろ?涼夜とのこの曖昧な特別な関係が終わるのが怖いんだね」
「…確かに、そうかも。
今のままだったら、涼夜の特別な親友でいられるのに、恋人になって、別れて、他人になるのが怖いんだよ」
「涼夜に限って幹斗を手放すなんてことしないと思うけどな」
「分かんないじゃん。だって、俺は運命じゃないし…」
涼夜は小さい頃から運命に固執していた。
絶対運命の相手の方がいいに決まっている。
「そんなに運命って大事かな?」
「え?」
「幹斗って運命に縛られすぎじゃない?」
「そりゃ運命は大事だろ。アルファとオメガにだけ許された特権なんだし」
「んー、なんて言うかさ。
幹斗は今を当たり前だと思いすぎなんじゃない?」
「今を?」
「宇宙って実は何個もある、とか、無限に広がり続けている、とか。色々説はあるけどさ、結局はむちゃくちゃ広大ってことだろ?
そんな広い宇宙の中の、ある銀河系の中の、ある太陽系の中の、小さな星の、同じ国に生まれて、両思いになる確率ってどれくらいなんだろうな。
俺と幹斗が同級生になれたことも、友達になれたことも、俺は運命だと思ってる。
運命ってさ、もっと沢山あって当たり前に見えるものじゃないかって思うんだ」
そうちゃんは光の宿る瞳をこちらに向けた。
そうちゃんは穏やかな笑みを浮かべていた。
「運命はもっと身近にある…。」
「俺からしたらさ、幹斗と涼夜がお隣さん同士で、こんなに仲良くなって、好き合ってるのは十分、運命だと思う」
「…確かに。運命の番じゃなくたって、出会えたことは奇跡みたいなもんだ。」
物心ついた時から一緒にいた俺と涼夜。
辛い時も、楽しい時も、ずっとそばに居た。
喧嘩しても次の日には仲直りして、ずっと縁が途切れることなどなかった。
「運命に夢見すぎてたのは俺の方だったのかも。
俺、涼夜に伝えなきゃいけないことがいっぱいある。
そうちゃん、相談に乗ってくれてありがとう!」
俺はブランコから飛び降りた。
俺は涼夜の部屋の扉をバンッと開ける。
「涼夜!」
「幹斗?急にどうしたの?」
涼夜は目を丸くする。
早く伝えたい。でも少し怖い。
気持ちを伝えるってこんなに緊張するんだ。
「あの、俺、気づいたんだ。
涼夜は俺の運命だって。
俺、涼夜のことが好きだ」
俺は涼夜を見つめる。俺の拳はプルプルと情けなく震えている。
涼夜は大きな瞳をさらに大きくして、その美しい双眸からポロポロと大粒の涙をこぼした。
「今まで素直になれなくてごめん」
「いいよ。いいんだ。
幹斗、愛してる。初めて会った時から。
ずっと愛してる。」
俺は涼夜を抱きしめた。
涼夜の涙が俺の頬に落ちる。
いつの間にか俺も涙をこぼしていた。
「大好きだよ、涼夜」
涼夜は俺の涙を掬う。
「愛してる、俺の運命」
優しい口付けが落とされた。
涼夜の髪の毛がサワサワと肌をくすぐって思わず笑ってしまう。
涼夜もつられたように笑う。
俺たちはしばらく触れるだけのキスを重ねた。
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