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第9章 ドワーフ婚姻試練
第316話 ソフィアのベッド
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商店街にある家具屋を出ると、ラウラを連れて路地裏へ。
「……旦那様。こんな人気の無いところへ連れて来て……お外でするの?」
「何をだよっ! 人が居る所で瞬間移動なんて出来ないだろ。とりあえず行くぞ……テレポート!」
ラウラを抱きかかえて瞬間移動の魔法を使い、ある屋敷の前へと移動する。
「……旦那様。ここは?」
「あぁ、俺の友達……ライバル? いや、パンツを見せてもらう仲? まぁとにかく、王都に住んで居る貴族の家だよ。さっきの家具屋が、貴族に聞けっていっていただろ?」
「……なるほど。ただ、パンツを見せてもらう仲というのは、よく分からない。パンツならラウラちゃんが見せる」
「いや、ラウラはそもそもパンツ履いてないだろーが」
「……確かに。じゃあ、訂正。パンツの中を見せる」
「見せようとするなっ! 服を捲り上げるなっ!」
ライラは街中で前で何をやっているのか。
下手をすれば捕まりかねないので、今すぐ止めさせ、大きな門に近付く。
「すみません。ソフィアさんは居ますか? 少し聞きたい事があってやってきたのですが」
「ソフィアお嬢様ですか? 失礼ながら、どちら様でしょうか」
「同じ学校に通う、ヘンリー=フォーサイスという者です」
「畏まりました。少々お待ちください」
門番に要件を伝えると、
「ヘンリー様。どうぞ、中へお入りください」
門が開かれ、敷地の中へと通された。
しかし、以前に来た時も思ったが、相変わらず大きな家だよな。
長い中庭を歩き、屋敷の前まで行くと、メイドさんが大きな扉を開き、応接室へと通される。
それから暫く待って、ようやくソフィアが入って来たんだけど……待っている間にラウラが寝てたーっ!
まぁソフィアも気にしていないみたいだし、余計な事を言わせない為にも寝かせておくか。
「アンタ……唐突過ぎるのよっ! こっちにも準備とか心構えとかがあるんだから、来るなら来るで先に連絡くらいしなさいよねっ!」
なんていうか、相変わらずな感じのソフィアだが、たかだか数日振りなのに、エリーと同じく久しぶりな気がするのは何故だろうか。
「で、何しに来たのよ」
「いや、ソフィアのパンツを見に来たんだが」
「は……はぁっ!? あ、アンタねぇ……領主になったんだから、そういうのは卒業して、その……もっと落ち着きなさいよ。年齢が近い、ど……どこかの貴族令嬢とかを娶って。そうすれば、ウチだってその先に……って、何を言わせるのよっ!」
パンツを見に来たと言っただけで、ソフィアが勝手に赤くなったり怒り出したり……ソフィアの方が落ち着いた方が良いと思うのだが。
「で、まさか本当にウチのパンツを見に来た訳ではないんでしょ?」
「ソフィアのパンツは後で本当に見せてもらうとして、今日は少しばかりお願いがあって来たんだ」
「お願い!? 何よ。とりあえず聞くから、言うだけ言ってみなさいよ」
「実はソフィアのベッドを……」
「ダメぇぇぇっ! ……だ、ダメじゃないけど、ベッドはその……」
何故だろう。
ソフィアのベッドを買った店を紹介して欲しいというだけなのに、どうして顔を真っ赤に染めて拒絶するのだろうか。
「えっと、そ、それは……今晩にするの?」
「いや、夜なんて待っていられないんだ。今すぐ頼む」
「い、今すぐっ!? だ、だってウチの隣の部屋にはシャーロットが居るし、そういうのって、音や声でバレるって言うし……」
「ん? バレると何かマズいのか?」
「だ、ダメでしょ! せ、せめて夜に……明るいうちからなんて、恥ずかしいし」
明るいうちに行くと、恥ずかしい場所に店があるのか?
貴族御用達の店を紹介して欲しいのだが、ソフィアのベッドは変わった店で買ったのだろうか。
いや、そういう意味ではなく、貴族自ら店に行くなど恥ずかしいという事か?
貴族たるもの、店に屋敷まで来させる……なるほど、そういう事なんだな。
ただ、流石に王都からドワーフの王国までベッドを持って来いとは言えないので、今回は俺が出向くか。
「ソフィア、安心しろ。ソフィアではなく、俺が動くから」
「そ、それは……そうして欲しい……かな。その、ウチは初めてだし、女の子から動くなんて……しょ、初心者には難しいと思うの」
女の子から動く? 初めて? ソフィアは一体何の話をしているんだ?
「あれ? この声は……やっぱりヘンリーさん! こんな所でお姉様と密会ですか? イチャイチャなら、お姉様の部屋でされてはいかがでしょう?」
「あ、シャーロットちゃん。久しぶり」
「ろ、ロティー!? い、今は大切な話をしているから、自分の部屋へ戻ってなさい」
俺の声を聞いたソフィアの妹が部屋に入って来て、そのまま俺の隣に座る。
相変わらずシャーロットちゃんは自由だな。
「ところでお姉様。お姉様が初めて……って何をされるのでしょう? 私にも是非教えて欲しいです」
「ろ、ロティーは、どこから聞いていたのよーっ!」
シャーロットちゃんが目をキラキラと輝かせ、何故かソフィアが顔を真っ赤に染めて叫びだした。
「……旦那様。こんな人気の無いところへ連れて来て……お外でするの?」
「何をだよっ! 人が居る所で瞬間移動なんて出来ないだろ。とりあえず行くぞ……テレポート!」
ラウラを抱きかかえて瞬間移動の魔法を使い、ある屋敷の前へと移動する。
「……旦那様。ここは?」
「あぁ、俺の友達……ライバル? いや、パンツを見せてもらう仲? まぁとにかく、王都に住んで居る貴族の家だよ。さっきの家具屋が、貴族に聞けっていっていただろ?」
「……なるほど。ただ、パンツを見せてもらう仲というのは、よく分からない。パンツならラウラちゃんが見せる」
「いや、ラウラはそもそもパンツ履いてないだろーが」
「……確かに。じゃあ、訂正。パンツの中を見せる」
「見せようとするなっ! 服を捲り上げるなっ!」
ライラは街中で前で何をやっているのか。
下手をすれば捕まりかねないので、今すぐ止めさせ、大きな門に近付く。
「すみません。ソフィアさんは居ますか? 少し聞きたい事があってやってきたのですが」
「ソフィアお嬢様ですか? 失礼ながら、どちら様でしょうか」
「同じ学校に通う、ヘンリー=フォーサイスという者です」
「畏まりました。少々お待ちください」
門番に要件を伝えると、
「ヘンリー様。どうぞ、中へお入りください」
門が開かれ、敷地の中へと通された。
しかし、以前に来た時も思ったが、相変わらず大きな家だよな。
長い中庭を歩き、屋敷の前まで行くと、メイドさんが大きな扉を開き、応接室へと通される。
それから暫く待って、ようやくソフィアが入って来たんだけど……待っている間にラウラが寝てたーっ!
まぁソフィアも気にしていないみたいだし、余計な事を言わせない為にも寝かせておくか。
「アンタ……唐突過ぎるのよっ! こっちにも準備とか心構えとかがあるんだから、来るなら来るで先に連絡くらいしなさいよねっ!」
なんていうか、相変わらずな感じのソフィアだが、たかだか数日振りなのに、エリーと同じく久しぶりな気がするのは何故だろうか。
「で、何しに来たのよ」
「いや、ソフィアのパンツを見に来たんだが」
「は……はぁっ!? あ、アンタねぇ……領主になったんだから、そういうのは卒業して、その……もっと落ち着きなさいよ。年齢が近い、ど……どこかの貴族令嬢とかを娶って。そうすれば、ウチだってその先に……って、何を言わせるのよっ!」
パンツを見に来たと言っただけで、ソフィアが勝手に赤くなったり怒り出したり……ソフィアの方が落ち着いた方が良いと思うのだが。
「で、まさか本当にウチのパンツを見に来た訳ではないんでしょ?」
「ソフィアのパンツは後で本当に見せてもらうとして、今日は少しばかりお願いがあって来たんだ」
「お願い!? 何よ。とりあえず聞くから、言うだけ言ってみなさいよ」
「実はソフィアのベッドを……」
「ダメぇぇぇっ! ……だ、ダメじゃないけど、ベッドはその……」
何故だろう。
ソフィアのベッドを買った店を紹介して欲しいというだけなのに、どうして顔を真っ赤に染めて拒絶するのだろうか。
「えっと、そ、それは……今晩にするの?」
「いや、夜なんて待っていられないんだ。今すぐ頼む」
「い、今すぐっ!? だ、だってウチの隣の部屋にはシャーロットが居るし、そういうのって、音や声でバレるって言うし……」
「ん? バレると何かマズいのか?」
「だ、ダメでしょ! せ、せめて夜に……明るいうちからなんて、恥ずかしいし」
明るいうちに行くと、恥ずかしい場所に店があるのか?
貴族御用達の店を紹介して欲しいのだが、ソフィアのベッドは変わった店で買ったのだろうか。
いや、そういう意味ではなく、貴族自ら店に行くなど恥ずかしいという事か?
貴族たるもの、店に屋敷まで来させる……なるほど、そういう事なんだな。
ただ、流石に王都からドワーフの王国までベッドを持って来いとは言えないので、今回は俺が出向くか。
「ソフィア、安心しろ。ソフィアではなく、俺が動くから」
「そ、それは……そうして欲しい……かな。その、ウチは初めてだし、女の子から動くなんて……しょ、初心者には難しいと思うの」
女の子から動く? 初めて? ソフィアは一体何の話をしているんだ?
「あれ? この声は……やっぱりヘンリーさん! こんな所でお姉様と密会ですか? イチャイチャなら、お姉様の部屋でされてはいかがでしょう?」
「あ、シャーロットちゃん。久しぶり」
「ろ、ロティー!? い、今は大切な話をしているから、自分の部屋へ戻ってなさい」
俺の声を聞いたソフィアの妹が部屋に入って来て、そのまま俺の隣に座る。
相変わらずシャーロットちゃんは自由だな。
「ところでお姉様。お姉様が初めて……って何をされるのでしょう? 私にも是非教えて欲しいです」
「ろ、ロティーは、どこから聞いていたのよーっ!」
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