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第8章 ヴァロン王国遠征
第228話 久々の遠征
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「という訳で、今回は南東に隣接するヴァロン王国へ遠征する事になった。しかも、今回は城の騎士たちが同行するので、テレポートで帰って来れない。それを踏まえて、各自頑張って欲しい」
朝食を済ませ、食堂に集まっている皆に声を掛ける。
今回の遠征メンバーは、騎士たちが参加しているので、今は第三王女直属特別隊に居るものの、元々は騎士団に居たニーナを。
それから本人の希望で、かつ同行する騎士たちの元同僚でもあるクレアを。
そして、
「にーに。ユーリヤもいっしょにいくー!」
本人の強すぎる要望でユーリヤを連れて行く事にした。
というか、一日くらいならジェーンやエリーが何とかしてくれそうな気もするが、数日も離れて寂しいとユーリヤが暴れ出したりしたら……うん、この屋敷どころか村が崩壊するな。
まぁ、それくら俺と一緒に居たいと言ってくれるユーリヤは凄く可愛いのだが。……あ、もちろん娘的な意味でだ。父さんと違って、幼女趣味では無い。
っと、今ので思い出した。
「あと、もしも屋敷に居るメンバーで対処出来ないような緊急事態があった場合は、マーガレットが俺にメッセージ魔法を送ってくれ。場合によっては、瞬間移動がバレる事になっても帰って来るから」
クレアに確認したところでは、対父さん用(実はパメラも対象だけど)の結界が常時稼働し続けており、三階は安全地帯である事が確認出来ている。
あと、屋敷と村と女性陣の警護のために残ってもらうジェーンとアタランテには、殺さない程度に父さんを攻撃して良いと言ってあるから、きっと大丈夫だろう。
「取引や統治――村の住人から何か相談などがあれば、エリザベスとイロナ、ついでに父さんとパメラで対応してくれ」
「ヘンリー。その言い方だと、父さんの方がおまけみたいなんだが。父さんって、領主代理なんだよな。……だよね?」
「あと、掃除や料理など、屋敷の事についてはノーマとメリッサ、ワンダに任せる」
「おーい、ヘンリー。サラッと父さんを無視しないでくれ。……ヘンリー? ヘンリーってば! 父さん、泣くぞ!?」
「泣くなっ! とりあえず、父さんはエリザベスに色々指南してもらいながら、村の事を頼むよ」
本当に四十歳にもなって、涙目で迫ってくるのは勘弁して欲しい。
あと、その歳になって、ノーマやメリッサに手を出そうとするのもマジでやめて欲しいんだが。
「あと、パメラは学校についても頼むな」
「任せといてー。今、いろいろ必要な物とかをリストアップしてるからー」
以前見せてもらった、その学校を作る為に必要なリストに、イケメン教師って書いてあった時は、破ってやろうかとも思ったけど、一応真面目に考えているみたいなので、一先ず好きにさせておこう。
「ねぇ、お兄さん。私は? 私は何かする事は無いの?」
「マーガレットにはやってもらいたい事があって、時々冒険者ギルドの様子を見に行って欲しいんだ」
「冒険者ギルドの? ……って、私行った事が無いんだけど」
「ギルドの受付嬢、ナタリーには説明済みだから大丈夫だ。で、これから定期的に王都から冒険者がこの村に来るから、その冒険者たちの治癒をお願いしたいのと、万が一邪悪な――悪意を持った冒険者もどきのゴロツキが来たら、村から摘まみだして欲しいんだ」
「えー。私、か弱い聖女だから、悪いゴロツキの相手なんて、出来ないよー」
いや、マーガレットはメイス一本でアイアンゴーレムを殴り倒すくせに、何を言っているのだろうか。
まぁマーガレットの場合は、バーサーカーモードにならないと、肉弾戦はダメかもしれないが。
「じゃあ、そういう訳で皆頼むよ。じゃあ行って来るから」
「いってきまーす!」
元気に手を振るユーリヤに癒されながらワープ・ドアを使うと、クレアとニーナが入り、俺とユーリヤも続く。
「ひゃー。愛割らずヘンリー様の時空魔法は凄いですよね。すぐ目の前に王宮があるんですから」
「けど、凄く便利なこの魔法も、暫く使えないけどな。じゃあ、行こうか」
「はーい! ボク、何だか隊長さんと一緒にお出かけするの、凄く久しぶりな気がするよー」
ニーナに言われてしまったが、ずっと村の警護とかをしてもらっていたからな。
まぁニーナ自信はそういう戦う仕事の方が楽しいらしいが。
いつもの様に門をくぐり、同行メンバーと待ち合わせの約束をしていた中庭へ。
そこには、同行を希望した十数人の男女の中から、俺が選んだ二人の騎士が居た。
「あ、ヘンリーちゃん! これからよろしくッス!」
一人目は十七歳の小柄で可愛い女の子、ドロシーだ。
小さな身体だが腕力も体力もあり、自分の身長よりも大きな盾で仲間を護る騎士で、なんと胸の大きさがFランクだ。
そして、もう一人が、
「もー、ドロシーちゃんってばー。ヘンリー隊長の事を、そんな呼び方しちゃダメなのですー」
十九歳の美少女、プリシラだ。
魔法騎士隊だけあって、剣や魔法に斥候と、何でも出来るオールマイティーな女性だ。
ちなみに胸の大きさはEランク。
『ヘンリーさん。あれだけ沢山居た志望者の中から、この二人を選んだ理由は何ですか?』
(んー、何て言うか……直感? この二人はきっと役に立つだろうなって思ってさ)
『へぇー。で、本音は?』
(おっぱいが一番大きかったから!)
……何か問題でも?
朝食を済ませ、食堂に集まっている皆に声を掛ける。
今回の遠征メンバーは、騎士たちが参加しているので、今は第三王女直属特別隊に居るものの、元々は騎士団に居たニーナを。
それから本人の希望で、かつ同行する騎士たちの元同僚でもあるクレアを。
そして、
「にーに。ユーリヤもいっしょにいくー!」
本人の強すぎる要望でユーリヤを連れて行く事にした。
というか、一日くらいならジェーンやエリーが何とかしてくれそうな気もするが、数日も離れて寂しいとユーリヤが暴れ出したりしたら……うん、この屋敷どころか村が崩壊するな。
まぁ、それくら俺と一緒に居たいと言ってくれるユーリヤは凄く可愛いのだが。……あ、もちろん娘的な意味でだ。父さんと違って、幼女趣味では無い。
っと、今ので思い出した。
「あと、もしも屋敷に居るメンバーで対処出来ないような緊急事態があった場合は、マーガレットが俺にメッセージ魔法を送ってくれ。場合によっては、瞬間移動がバレる事になっても帰って来るから」
クレアに確認したところでは、対父さん用(実はパメラも対象だけど)の結界が常時稼働し続けており、三階は安全地帯である事が確認出来ている。
あと、屋敷と村と女性陣の警護のために残ってもらうジェーンとアタランテには、殺さない程度に父さんを攻撃して良いと言ってあるから、きっと大丈夫だろう。
「取引や統治――村の住人から何か相談などがあれば、エリザベスとイロナ、ついでに父さんとパメラで対応してくれ」
「ヘンリー。その言い方だと、父さんの方がおまけみたいなんだが。父さんって、領主代理なんだよな。……だよね?」
「あと、掃除や料理など、屋敷の事についてはノーマとメリッサ、ワンダに任せる」
「おーい、ヘンリー。サラッと父さんを無視しないでくれ。……ヘンリー? ヘンリーってば! 父さん、泣くぞ!?」
「泣くなっ! とりあえず、父さんはエリザベスに色々指南してもらいながら、村の事を頼むよ」
本当に四十歳にもなって、涙目で迫ってくるのは勘弁して欲しい。
あと、その歳になって、ノーマやメリッサに手を出そうとするのもマジでやめて欲しいんだが。
「あと、パメラは学校についても頼むな」
「任せといてー。今、いろいろ必要な物とかをリストアップしてるからー」
以前見せてもらった、その学校を作る為に必要なリストに、イケメン教師って書いてあった時は、破ってやろうかとも思ったけど、一応真面目に考えているみたいなので、一先ず好きにさせておこう。
「ねぇ、お兄さん。私は? 私は何かする事は無いの?」
「マーガレットにはやってもらいたい事があって、時々冒険者ギルドの様子を見に行って欲しいんだ」
「冒険者ギルドの? ……って、私行った事が無いんだけど」
「ギルドの受付嬢、ナタリーには説明済みだから大丈夫だ。で、これから定期的に王都から冒険者がこの村に来るから、その冒険者たちの治癒をお願いしたいのと、万が一邪悪な――悪意を持った冒険者もどきのゴロツキが来たら、村から摘まみだして欲しいんだ」
「えー。私、か弱い聖女だから、悪いゴロツキの相手なんて、出来ないよー」
いや、マーガレットはメイス一本でアイアンゴーレムを殴り倒すくせに、何を言っているのだろうか。
まぁマーガレットの場合は、バーサーカーモードにならないと、肉弾戦はダメかもしれないが。
「じゃあ、そういう訳で皆頼むよ。じゃあ行って来るから」
「いってきまーす!」
元気に手を振るユーリヤに癒されながらワープ・ドアを使うと、クレアとニーナが入り、俺とユーリヤも続く。
「ひゃー。愛割らずヘンリー様の時空魔法は凄いですよね。すぐ目の前に王宮があるんですから」
「けど、凄く便利なこの魔法も、暫く使えないけどな。じゃあ、行こうか」
「はーい! ボク、何だか隊長さんと一緒にお出かけするの、凄く久しぶりな気がするよー」
ニーナに言われてしまったが、ずっと村の警護とかをしてもらっていたからな。
まぁニーナ自信はそういう戦う仕事の方が楽しいらしいが。
いつもの様に門をくぐり、同行メンバーと待ち合わせの約束をしていた中庭へ。
そこには、同行を希望した十数人の男女の中から、俺が選んだ二人の騎士が居た。
「あ、ヘンリーちゃん! これからよろしくッス!」
一人目は十七歳の小柄で可愛い女の子、ドロシーだ。
小さな身体だが腕力も体力もあり、自分の身長よりも大きな盾で仲間を護る騎士で、なんと胸の大きさがFランクだ。
そして、もう一人が、
「もー、ドロシーちゃんってばー。ヘンリー隊長の事を、そんな呼び方しちゃダメなのですー」
十九歳の美少女、プリシラだ。
魔法騎士隊だけあって、剣や魔法に斥候と、何でも出来るオールマイティーな女性だ。
ちなみに胸の大きさはEランク。
『ヘンリーさん。あれだけ沢山居た志望者の中から、この二人を選んだ理由は何ですか?』
(んー、何て言うか……直感? この二人はきっと役に立つだろうなって思ってさ)
『へぇー。で、本音は?』
(おっぱいが一番大きかったから!)
……何か問題でも?
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