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第7章 マックート村の新領主
第220話 パッシブスキルでモミモミ
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「よし! やる事は決まった。じゃあ、父さんは学校を建てるのに良さそうな場所を探して欲しい」
「ふむ。分かった。この屋敷から遠過ぎず、村の中心地で、広い場所の方が良いだろうな」
「先ずは父さんの考えに任せるよ。いくつか候補を選んでもらって、それから検討しよう」
基礎学校を作る話に乗り気の父さんが、スキップしながら部屋を出て行った。
これで、先ずはこの屋敷の女性陣は安全になるな。
……村に住む女の子と遭遇した時の為に、後でアタランテ辺りに護衛を頼んでおこう。もちろん、村の女の子の護衛を。
「パメラは、基礎学校のカリキュラム――授業内容を考えてみてくれないか?」
「それは構わないけど……先生が一人で全ての授業を行うの?」
「いや、先ずはパメラが理想と思うカリキュラムを考えてもらって、そこから不足している物を割り出して、調達出来る物、代替が効く物、妥協しなければならない物を考えていきたいと思う」
「なるほど。つまり、先生が考えたカリキュラムが基礎になるって事ね。任せてっ!」
パメラが領主代行の部屋にあった紙とペンを手に取り、何かを考えている。
腐っても教師なので、とりあえずこれはパメラに一人しておこう。
……当然、後で内容のチェックはするけどね。
「料理はメリッサとエリザベスに任せて、パーティの準備はノーマが居れば大丈夫だから……俺はルミの所へ行こうか」
ノーマとメリッサの為にも、先に日程を決めてしまおうと思い、ユーリヤを連れてテレポートを使いかけたのだが、
「そうだ。せっかくエルフの村へ行くんだし、イロナも連れて行ってあげようか。イロナー! イロナー!」
考えを改め中庭へ。
「ヘンリー、呼んだー?」
「あぁ。今からエルフの村へ行くんだけど、一緒に行かないか? って思ってさ。暫く会って居ないだろうし、ヴィルヘルミーナさんと親子水入らずで喋ってきたらどうかなって」
「……んー、そうだねー。分かった。じゃあ、イロナちゃんも行くー」
「了解。じゃあ、こっちへ来て」
「ん? 何を……って、ホントに何してるのっ!?」
「何って、お姫様抱っこだけど?」
テレポートを使う為に、ユーリヤをおんぶしながらイロナを抱きかかえのだが、意外な事に顔を赤らめ、ジタバタされてしまう。
あれ? イロナはダークエルフの海の家で、男性に慣れているはずなのに、どうしてだ?
「イロナ。海の家で……あ、違う。そうだ。イロナは研修だけで店に出た事が無いって言っていたよね。だからか」
「な、何がー?」
「いや、俺がイロナをお姫様抱っこしたら、顔を赤らめたのは何故かなーって思って」
「ち、違うんだからっ! お店に出た事が無いのは本当だけどー、イロナちゃんがこうなっているのは……へ、ヘンリーのせいなんだからー!」
俺? それはつまり、格好良い俺がイロナを抱っこしているから、恥ずかしいって事か!?
いやー、モテる男は辛いね。
「イロナ。別に俺はイロナを取って食べようなんて思ってないから、心配しなくても……」
「そうじゃなくて……気付いて無いの!? それともヘンリーは無意識にやっちゃう天然なのー!?」
一体俺が何に気付いていないのだろう。
まさか、何かしている訳ではないのに、俺は普通に過ごしているだけでイロナの恋心を奪ってしまった天然ジゴロだったのか!?
イロナはダークエルフだから、十年経っても今の十五歳の容姿とほぼ変わらない。
俺が二十五歳になった時、この容姿のイロナ……うん、アリだな!
そんな事を考えていると、
「ヘンリー。気付いていないみたいだから言うけどー、最初にイロナちゃんを抱っこした時から、ずーっと手で胸を揉んでいるんだけどー」
「……えっ!? あっ! ホントだっ! 道理でお姫様抱っこしているだけなのに、手が気持ち良い訳だ!」
「気持ち良い訳だ……じゃなくて、イロナちゃんの胸が大きいから、手が触れてしまうのは仕方が無いにしても、ずっとムニムニ動かしているのは意味不明なんだけどー!」
「あはは……なるほど。それでかー。イロナの顔が赤いのは」
「だったら、早く止めてよーっ! そうじゃなきゃ、対価を要求するわよーっ!」
「えっ!? それってつまり、対価を支払えばずっと揉んでいても良いって事だよね!?」
よし、払おう。
ジェーンのFランクの胸よりは少し小さいが、服の上からでもEランクのイロナの胸は揉みごたえがある。
何より、ジェーンやノーマ、エリーといった胸を触っても怒らない女の子とは、少しタイプが違うイロナの胸を触れるというのはレアだ。
それに褐色ダークエルフの胸を揉みしだく事なんて、普通は出来ないしね。
お姫様抱っこをしながら、未だに左手でイロナの左胸の弾力を楽しんでいると、
「じゃあー、ヘンリーはイロナちゃんの胸を触り続けた対価としてー、無詠唱魔法か時空魔法を教えてもらうからー」
「すみませんでしたっ!」
「どうして謝るのー? ヘンリーはー、おっぱいだけじゃなくてー、イロナちゃんにもっと凄い事しても良いんだよー? ほらほらー、ヘンリーは女の子のパンツも好きだよねー? 今日のイロナちゃんはー、薄紫色だよー」
一転して俺が攻められる側になってしまい、ひたすら謝りながらエルフの村へと移動する事になってしまった。
……変な勘違いは、しちゃダメだな。
「ふむ。分かった。この屋敷から遠過ぎず、村の中心地で、広い場所の方が良いだろうな」
「先ずは父さんの考えに任せるよ。いくつか候補を選んでもらって、それから検討しよう」
基礎学校を作る話に乗り気の父さんが、スキップしながら部屋を出て行った。
これで、先ずはこの屋敷の女性陣は安全になるな。
……村に住む女の子と遭遇した時の為に、後でアタランテ辺りに護衛を頼んでおこう。もちろん、村の女の子の護衛を。
「パメラは、基礎学校のカリキュラム――授業内容を考えてみてくれないか?」
「それは構わないけど……先生が一人で全ての授業を行うの?」
「いや、先ずはパメラが理想と思うカリキュラムを考えてもらって、そこから不足している物を割り出して、調達出来る物、代替が効く物、妥協しなければならない物を考えていきたいと思う」
「なるほど。つまり、先生が考えたカリキュラムが基礎になるって事ね。任せてっ!」
パメラが領主代行の部屋にあった紙とペンを手に取り、何かを考えている。
腐っても教師なので、とりあえずこれはパメラに一人しておこう。
……当然、後で内容のチェックはするけどね。
「料理はメリッサとエリザベスに任せて、パーティの準備はノーマが居れば大丈夫だから……俺はルミの所へ行こうか」
ノーマとメリッサの為にも、先に日程を決めてしまおうと思い、ユーリヤを連れてテレポートを使いかけたのだが、
「そうだ。せっかくエルフの村へ行くんだし、イロナも連れて行ってあげようか。イロナー! イロナー!」
考えを改め中庭へ。
「ヘンリー、呼んだー?」
「あぁ。今からエルフの村へ行くんだけど、一緒に行かないか? って思ってさ。暫く会って居ないだろうし、ヴィルヘルミーナさんと親子水入らずで喋ってきたらどうかなって」
「……んー、そうだねー。分かった。じゃあ、イロナちゃんも行くー」
「了解。じゃあ、こっちへ来て」
「ん? 何を……って、ホントに何してるのっ!?」
「何って、お姫様抱っこだけど?」
テレポートを使う為に、ユーリヤをおんぶしながらイロナを抱きかかえのだが、意外な事に顔を赤らめ、ジタバタされてしまう。
あれ? イロナはダークエルフの海の家で、男性に慣れているはずなのに、どうしてだ?
「イロナ。海の家で……あ、違う。そうだ。イロナは研修だけで店に出た事が無いって言っていたよね。だからか」
「な、何がー?」
「いや、俺がイロナをお姫様抱っこしたら、顔を赤らめたのは何故かなーって思って」
「ち、違うんだからっ! お店に出た事が無いのは本当だけどー、イロナちゃんがこうなっているのは……へ、ヘンリーのせいなんだからー!」
俺? それはつまり、格好良い俺がイロナを抱っこしているから、恥ずかしいって事か!?
いやー、モテる男は辛いね。
「イロナ。別に俺はイロナを取って食べようなんて思ってないから、心配しなくても……」
「そうじゃなくて……気付いて無いの!? それともヘンリーは無意識にやっちゃう天然なのー!?」
一体俺が何に気付いていないのだろう。
まさか、何かしている訳ではないのに、俺は普通に過ごしているだけでイロナの恋心を奪ってしまった天然ジゴロだったのか!?
イロナはダークエルフだから、十年経っても今の十五歳の容姿とほぼ変わらない。
俺が二十五歳になった時、この容姿のイロナ……うん、アリだな!
そんな事を考えていると、
「ヘンリー。気付いていないみたいだから言うけどー、最初にイロナちゃんを抱っこした時から、ずーっと手で胸を揉んでいるんだけどー」
「……えっ!? あっ! ホントだっ! 道理でお姫様抱っこしているだけなのに、手が気持ち良い訳だ!」
「気持ち良い訳だ……じゃなくて、イロナちゃんの胸が大きいから、手が触れてしまうのは仕方が無いにしても、ずっとムニムニ動かしているのは意味不明なんだけどー!」
「あはは……なるほど。それでかー。イロナの顔が赤いのは」
「だったら、早く止めてよーっ! そうじゃなきゃ、対価を要求するわよーっ!」
「えっ!? それってつまり、対価を支払えばずっと揉んでいても良いって事だよね!?」
よし、払おう。
ジェーンのFランクの胸よりは少し小さいが、服の上からでもEランクのイロナの胸は揉みごたえがある。
何より、ジェーンやノーマ、エリーといった胸を触っても怒らない女の子とは、少しタイプが違うイロナの胸を触れるというのはレアだ。
それに褐色ダークエルフの胸を揉みしだく事なんて、普通は出来ないしね。
お姫様抱っこをしながら、未だに左手でイロナの左胸の弾力を楽しんでいると、
「じゃあー、ヘンリーはイロナちゃんの胸を触り続けた対価としてー、無詠唱魔法か時空魔法を教えてもらうからー」
「すみませんでしたっ!」
「どうして謝るのー? ヘンリーはー、おっぱいだけじゃなくてー、イロナちゃんにもっと凄い事しても良いんだよー? ほらほらー、ヘンリーは女の子のパンツも好きだよねー? 今日のイロナちゃんはー、薄紫色だよー」
一転して俺が攻められる側になってしまい、ひたすら謝りながらエルフの村へと移動する事になってしまった。
……変な勘違いは、しちゃダメだな。
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