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第7章 マックート村の新領主
第194話 働く女性のエロいお尻
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「ほう。これがマジックアイテム開発用の家か。広さは十分ありそうだし、この家を丸々私が使って良いのかね?」
「あぁ。その為に用意したからな」
「そうか、それはすまないね。ここまで至れり尽くせりだと、かなり開発に集中出来そうだ。もちろん、ちゃんと領主代行も務めるよ」
用意と言っても、屋敷の裏の空いていたスペースに、俺が具現化魔法で小屋を作っただけだし、大した手間では無かった。
だが、父さんは随分と満足そうに頷いているので、これならちゃんと表向きの仕事をやってくれそうだ。
「さて、中はどんな感じなのかな?」
父さんが開発小屋の中を確認するべく扉を開けると、
「あ、貴方が領主代行のお方ですね。一先ず、御主人様の指示で荷物を運びましたが、いかがでしょうか」
ワンダが父さんの荷物を配置している所で、見た目は重そうな木箱を、静かに音も立てずに床へ置く。
「き、君っ! すまないが、今の荷物をこっちの壁の傍へ運んでくれないか?」
「こちらですか? ……はい、どうぞ」
「おぉぉ……良い。グッドだ。では、この箱をそっちへ」
せっかくワンダが綺麗に荷物を並べてくれていたのだが、父さんが細かく荷物の位置を変えていく。
俺からすれば、そんなに拘る事なのかと思うのだが、使い勝手だとか、元の部屋のイメージだとか、いろいろと有るのかもしれない。
結構な重労働なので、ワンダの働く時の制服を、オーバーオールからホットパンツに変えた甲斐があったようだ。
……最初に提案した時は少し嫌そうな顔をされたけど、きっとワンダも感謝している事だろう。
「申し訳ないのだが、今度はこっちの箱をあっちへ」
「はい。それは構わないのですが、その箱をあちらへ動かすと、最初に私が置いていた位置に戻ってしまいますが」
「いいんだ。頼むよ……そう! 置く時は気を付けて、ゆっくり静かに……うむ! 良いぞっ!」
「あ、あの……そんなにお尻を凝視されると恥ずかしいのですが」
「いやいや。この荷物を置く時に突き出されるお尻が、とてつもなくセクシーで、私の創造力を掻きたて……ごふっ!」
ワンダが泣きそうな表情で訴えてきた言葉を聞き、父親を背後から思いっきり蹴り倒した。
「な、何をするんだヘンリー。親に手をあげるような息子に育てた覚えはないぞっ!」
「俺も、女の子のお尻を見たいだけの為に、意味の無い作業を指示するような男に育てられた覚えは無いっ!」
「バカな事を! 働く女性の尻……小さなお尻が、仕事をしている中で無意識の内に強調される、このエロさ。お前には、このエロスが分からんのかっ!」
「……確かに、女性の何気ない仕草に目を奪われる事はある。だがそれは、偶然見かけるからこそ希少価値のある至高の産物であり、その仕草を見る為に、故意に仕草を強制するものとは違うっ!」
「ふむ……ヘンリーよ。どうやら、私が知らない間に、お前も成長していたのだな」
「当然だ。俺はチラリズムこそ至高と考え、いつ如何なる時であっても、パンチラを狙っているからな」
父さんと見つめ合い、互いに力強い握手を交わしていると、
「あ、あの御主人様。何でも良いんですけど、二人で私のお尻を凝視するのは止めて貰えないでしょうか」
ワンダが半泣きで、その場にしゃがみ込む。
だが、ワンダがこっちを向いたままホットパンツ姿でしゃがみ込むから、ズボンの隙間から薄緑色のパンツが見えている。
「おっ!」
「おぉっ!」
俺と父さんが同時に声を上げた所で、
「貴方、お義父さん。二人とも何をしているのかしら」
背後から冷たいアタランテの声が響く。
「父さん。さぁ、開発小屋の案内も終わったし、領主代行の部屋で仕事をしよう」
「そ、そうだな。仕事の話は大事だからな。すぐ行こう」
二人揃って、逃げるようにして先程の部屋へと戻ってきた。
ちなみに、ノーマにはメイドとしての仕事に戻ってもらい、俺と父さん、アタランテとユーリヤだけとなっている。
「ヘンリー。この領主代行の具体的な仕事は何なのだ? ここに居るだけで良いとは言っていたが、本当に居るだけでは無いのだろう?」
「え、えっと……あ、明日、具体的にするべき事をレクチャーしてもらう事になっているんだ。だから、今日はマジックアイテム作りに専念してもらって構わない。あと俺は、領主以外のやるべき事があるから、領主代行として有る程度の判断を任せたいんだ」
「わかった。では、今日はマジックアイテムの開発をしているよ。食事の時に呼んでくれ」
そう言って、再び父さんが部屋を出て行った。
またワンダにちょっかいを掛けなければ良いのだが……と思っていたのだが、窓から外を見ていると、既にワンダが小屋から出ていたので、大丈夫だろう。
そう思った直後に部屋がノックされ、俺が返事をする前に勢い良く扉が開かれた。
「お兄さん! 影から見てたけど、ツッコミ所が多過ぎるよっ!」
「あー、父さんの話か。見て居たのなら分かると思うけど、いろいろ問題の多い人でさ」
「その話もあるけど、それよりも何よりも、アタランテと夫婦ってどういう事なのっ!?」
「あ、そっちの話か。それは、アタランテが最初の自己紹介で、俺の妻だって言ちゃったからさ」
マーガレットがクレアと共に部屋へ入ってきたのだが、どうやらマーガレットが一番大きな部屋争いで負けるのが嫌で、いろいろと文句があったらしい。
別に誰がどの部屋を使っても良いと思うのだが。
「って、ちょっと待った。それよりも、父さんだけを立ち入り禁止にする結界って作れそうか?」
「それなら、私よりクレアに聞いた方が良いかな。クレア、どぉ?」
マーガレットが促すと、クレアが紙に書かれた父さんの調査結果? を見ながら、口を開く。
「一先ず、領主代行が内包する魔力パターンを分析いたしました。マーガレットさんに手伝って貰えれば、おそらくヘンリー様が求めていらっしゃるマジックアイテムは作れると思います」
「おぉ、ありがとう! これで夜も安心出来るね」
「ですが、領主代行の言動を見るに、こちらの予想を越える行動を取る事が推測されます。暫くは様子見が必要かと」
それから、父親が夜に行いそうな事を俺が挙げ、暫くは俺とジェーンとアタランテが時間決めて、夜の警戒をする事にした。
そして昼食の時に、残りの全員の挨拶を終え、夕食も終えた後。
お風呂の時間という所で、父さんの姿が見えなくなった。
「あぁ。その為に用意したからな」
「そうか、それはすまないね。ここまで至れり尽くせりだと、かなり開発に集中出来そうだ。もちろん、ちゃんと領主代行も務めるよ」
用意と言っても、屋敷の裏の空いていたスペースに、俺が具現化魔法で小屋を作っただけだし、大した手間では無かった。
だが、父さんは随分と満足そうに頷いているので、これならちゃんと表向きの仕事をやってくれそうだ。
「さて、中はどんな感じなのかな?」
父さんが開発小屋の中を確認するべく扉を開けると、
「あ、貴方が領主代行のお方ですね。一先ず、御主人様の指示で荷物を運びましたが、いかがでしょうか」
ワンダが父さんの荷物を配置している所で、見た目は重そうな木箱を、静かに音も立てずに床へ置く。
「き、君っ! すまないが、今の荷物をこっちの壁の傍へ運んでくれないか?」
「こちらですか? ……はい、どうぞ」
「おぉぉ……良い。グッドだ。では、この箱をそっちへ」
せっかくワンダが綺麗に荷物を並べてくれていたのだが、父さんが細かく荷物の位置を変えていく。
俺からすれば、そんなに拘る事なのかと思うのだが、使い勝手だとか、元の部屋のイメージだとか、いろいろと有るのかもしれない。
結構な重労働なので、ワンダの働く時の制服を、オーバーオールからホットパンツに変えた甲斐があったようだ。
……最初に提案した時は少し嫌そうな顔をされたけど、きっとワンダも感謝している事だろう。
「申し訳ないのだが、今度はこっちの箱をあっちへ」
「はい。それは構わないのですが、その箱をあちらへ動かすと、最初に私が置いていた位置に戻ってしまいますが」
「いいんだ。頼むよ……そう! 置く時は気を付けて、ゆっくり静かに……うむ! 良いぞっ!」
「あ、あの……そんなにお尻を凝視されると恥ずかしいのですが」
「いやいや。この荷物を置く時に突き出されるお尻が、とてつもなくセクシーで、私の創造力を掻きたて……ごふっ!」
ワンダが泣きそうな表情で訴えてきた言葉を聞き、父親を背後から思いっきり蹴り倒した。
「な、何をするんだヘンリー。親に手をあげるような息子に育てた覚えはないぞっ!」
「俺も、女の子のお尻を見たいだけの為に、意味の無い作業を指示するような男に育てられた覚えは無いっ!」
「バカな事を! 働く女性の尻……小さなお尻が、仕事をしている中で無意識の内に強調される、このエロさ。お前には、このエロスが分からんのかっ!」
「……確かに、女性の何気ない仕草に目を奪われる事はある。だがそれは、偶然見かけるからこそ希少価値のある至高の産物であり、その仕草を見る為に、故意に仕草を強制するものとは違うっ!」
「ふむ……ヘンリーよ。どうやら、私が知らない間に、お前も成長していたのだな」
「当然だ。俺はチラリズムこそ至高と考え、いつ如何なる時であっても、パンチラを狙っているからな」
父さんと見つめ合い、互いに力強い握手を交わしていると、
「あ、あの御主人様。何でも良いんですけど、二人で私のお尻を凝視するのは止めて貰えないでしょうか」
ワンダが半泣きで、その場にしゃがみ込む。
だが、ワンダがこっちを向いたままホットパンツ姿でしゃがみ込むから、ズボンの隙間から薄緑色のパンツが見えている。
「おっ!」
「おぉっ!」
俺と父さんが同時に声を上げた所で、
「貴方、お義父さん。二人とも何をしているのかしら」
背後から冷たいアタランテの声が響く。
「父さん。さぁ、開発小屋の案内も終わったし、領主代行の部屋で仕事をしよう」
「そ、そうだな。仕事の話は大事だからな。すぐ行こう」
二人揃って、逃げるようにして先程の部屋へと戻ってきた。
ちなみに、ノーマにはメイドとしての仕事に戻ってもらい、俺と父さん、アタランテとユーリヤだけとなっている。
「ヘンリー。この領主代行の具体的な仕事は何なのだ? ここに居るだけで良いとは言っていたが、本当に居るだけでは無いのだろう?」
「え、えっと……あ、明日、具体的にするべき事をレクチャーしてもらう事になっているんだ。だから、今日はマジックアイテム作りに専念してもらって構わない。あと俺は、領主以外のやるべき事があるから、領主代行として有る程度の判断を任せたいんだ」
「わかった。では、今日はマジックアイテムの開発をしているよ。食事の時に呼んでくれ」
そう言って、再び父さんが部屋を出て行った。
またワンダにちょっかいを掛けなければ良いのだが……と思っていたのだが、窓から外を見ていると、既にワンダが小屋から出ていたので、大丈夫だろう。
そう思った直後に部屋がノックされ、俺が返事をする前に勢い良く扉が開かれた。
「お兄さん! 影から見てたけど、ツッコミ所が多過ぎるよっ!」
「あー、父さんの話か。見て居たのなら分かると思うけど、いろいろ問題の多い人でさ」
「その話もあるけど、それよりも何よりも、アタランテと夫婦ってどういう事なのっ!?」
「あ、そっちの話か。それは、アタランテが最初の自己紹介で、俺の妻だって言ちゃったからさ」
マーガレットがクレアと共に部屋へ入ってきたのだが、どうやらマーガレットが一番大きな部屋争いで負けるのが嫌で、いろいろと文句があったらしい。
別に誰がどの部屋を使っても良いと思うのだが。
「って、ちょっと待った。それよりも、父さんだけを立ち入り禁止にする結界って作れそうか?」
「それなら、私よりクレアに聞いた方が良いかな。クレア、どぉ?」
マーガレットが促すと、クレアが紙に書かれた父さんの調査結果? を見ながら、口を開く。
「一先ず、領主代行が内包する魔力パターンを分析いたしました。マーガレットさんに手伝って貰えれば、おそらくヘンリー様が求めていらっしゃるマジックアイテムは作れると思います」
「おぉ、ありがとう! これで夜も安心出来るね」
「ですが、領主代行の言動を見るに、こちらの予想を越える行動を取る事が推測されます。暫くは様子見が必要かと」
それから、父親が夜に行いそうな事を俺が挙げ、暫くは俺とジェーンとアタランテが時間決めて、夜の警戒をする事にした。
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