180 / 343
第6章 漆黒の召喚士
第180話 絵に描いた餅?
しおりを挟む
状況を完全理解しないまま謁見の間から退出すると、律義にコートニーとクレアが待って居た。
他の騎士たちの姿は見えないので、既に解散となっているはずなのだが、どうしたのだろうか。
「お疲れ様ですの……って、どうしたんですの? 何だか、惚けた顔をしていますの」
「え? そ、そうなのか?」
「えぇ。心ここにあらず……と言った感じですけど、王様から直々に労いの言葉をいただけたとかでは無いんですの?」
「あー、いや。その通りなんだけど、何て言うか、それに付随する褒美が凄過ぎてさ……」
とりあえず、コートニーにどうするか相談しようかと思った所で、アオイから待ったがかかる。
『ヘンリーさん。後で詳細を話すから、それまでは領主の話は誰にも話してはダメだと、王女様が言ってましたよ』
(え!? そんな事言ってたっけ?)
『言ってましたよ! 聞いてなかった……んですね。領主と言われて仰々しく捉えてしまっていますが、私やジェーンさんがついていますし、いつも通りいきましょう。何とかなりますよ』
(そ、そうか)
領主って言葉で、何だか凄い事を想像していたけれど、要はそこそこの土地があって、領民なんかから税金を徴収して、そこから国にお金を納めて……いや、無理だっ!
俺は剣一筋でやってきたから、商人スキルを持つ信頼出来る人物が欲しい。
大臣がチラっと言っていたけど、税金って何だよ。そんなの今まで一度も払った事が無いぞ!?
「ヘンリー様? 大丈夫ですか? 私で宜しければ、その……出来る範囲で、可能であればエッチじゃない内容で御相談に乗りますが」
「いや……今は大丈夫かな」
「………………ヘンリー様。先程のメイドには下着を要求しておきながら、私には用事が無いというのは……私に魅力が無いからでしょうか?」
領主って事は、言い換えると村長みたいなものだろ? 領地に人が住んでいるんだろうし。
で、何か困った事があったら、領主なんだから何とかしてくれって言われて、それを国に陳述して、何とかしてもらって……うわー、面倒臭そう。
『あの、ヘンリーさん。そちらのクレアさんの話を聞いてあげてください』
(え? クレアが何か言ってた?)
『はい。ヘンリーさんは上の空で、適当に聞き流してたと思いますけど、結構思い詰めてるみたいですよ』
知らない間に俺が返事をしてしまっていたらしく、気が付けば、ムキになるクレアと宥めるコートニーという状態になっていた。
「クレア。貴方は、エッチな事はされたくないって言っていた気がしますの」
「お姉ちゃんは黙ってて! 命の恩人であるヘンリー様に全てを捧げる覚悟だったのに、私よりもメイドさんの方が魅力的だって言われたんだもん。絶対にヘンリー様を振り向かせるんだからっ!」
「……クレア。ちょっとチョロ過ぎる気がしますの」
「そんな事ないもんっ! それに、お姉ちゃんの胸でも触られたのに、好きにして良いって言っている私には、手を出そうともしないんだもん。おかしいじゃないっ!」
「お姉ちゃんの胸でも……という言葉で、お姉ちゃんは挫けそうですの」
「だって、私もそんなに大きくはないけどさ、それでもお姉ちゃんの胸よりはマシだし」
「……クレア。お姉ちゃん、怒って良いですの?」
どういう訳か、姉妹ケンカに発展しかかっていたので、流石に止めようかと思った所で、
「お待たせいたしました。ヘンリー、いつもの部屋へ参りましょう」
フローレンス様がやってきた。
流石にフローレンス様の前ではコートニーもクレアも口を閉じ、畏まる。
そして俺もついて行かなければならないので、座らせていたマーガレットを担ぎ、ユーリヤの手を取って、いつもの小部屋へ。
すると、早速フローレンス様が猫被りモードを取り払った。
「という訳でねー。一日早くなったけど、ヘンリーはマックート村の領主になりましたー! おめでとー!」
「あ、フロウが昨日言ってた二日後に来て……って、この話だったのか?」
「そういう事。マックート村に、ある貴族の別荘があってね。それを明日までに国で買い取るつもりだったんだけど、お父様が有無を言わさず買い取ったの」
「貴族の別荘!? しかも、そこに俺が住むのか!? というか、それ元の持ち主に恨みとかを買わないよな?」
「大丈夫よ。その貴族も殆ど使ってなかったし、そもそもマックート村は、野菜を作ったり酪農をしたりっていう、特産品なんかも無い、のどかな田舎で誰も重要視していなかったし」
なるほど。十五歳の素人に領主を任せようとするのだから、当然あまり価値の無い場所にするよな。
まぁその分、気楽にのんびり出来そうだけど。
「ふっふっふ。ヘンリー、今田舎だし、重要視されてないからって安心したわね?」
「え? まぁね」
「違うわよ。私は、重要視していなかったって過去形で言ったの。これから、マックート村は発展してもらうからね」
「いや、そうは言っても、剣はともかく政治や商売なんて、俺には無縁なんだけど」
「ヘンリー。そのマックート村はね、王都から北西に向かって、馬で三日程行った場所にあるんだけど、そこがどういう場所か分かる? この前ヘンリーに教えてもらった、エルフの村と王都の中間地点なのよ」
「それって、つまり……俺にエルフの村と取引をしろって事?」
「ピンポーン。エルフやダークエルフと交流のあるヘンリーにしか出来ない仕事よ。エルフの作った物を仕入れて、王都に運んで売る。エルフはヘンリー以外とは取引しないでしょうから、それだけで村の特産品になるし、効果の高いエルフ製の魔法薬とかが手に入れば、国としても有益だしね」
どうやら、これはフローレンス様が考えた計画らしく、えっへんと大きな胸を張っている。
そのポーズを胸の無いユーリヤがマネしていたりするのだが、それはさておき、フローレンス様が考えた計画を実現させるには少し考えただけでも幾つも壁があり……顔には出さないけれど、ちょっとゲンナリしてしまった。
他の騎士たちの姿は見えないので、既に解散となっているはずなのだが、どうしたのだろうか。
「お疲れ様ですの……って、どうしたんですの? 何だか、惚けた顔をしていますの」
「え? そ、そうなのか?」
「えぇ。心ここにあらず……と言った感じですけど、王様から直々に労いの言葉をいただけたとかでは無いんですの?」
「あー、いや。その通りなんだけど、何て言うか、それに付随する褒美が凄過ぎてさ……」
とりあえず、コートニーにどうするか相談しようかと思った所で、アオイから待ったがかかる。
『ヘンリーさん。後で詳細を話すから、それまでは領主の話は誰にも話してはダメだと、王女様が言ってましたよ』
(え!? そんな事言ってたっけ?)
『言ってましたよ! 聞いてなかった……んですね。領主と言われて仰々しく捉えてしまっていますが、私やジェーンさんがついていますし、いつも通りいきましょう。何とかなりますよ』
(そ、そうか)
領主って言葉で、何だか凄い事を想像していたけれど、要はそこそこの土地があって、領民なんかから税金を徴収して、そこから国にお金を納めて……いや、無理だっ!
俺は剣一筋でやってきたから、商人スキルを持つ信頼出来る人物が欲しい。
大臣がチラっと言っていたけど、税金って何だよ。そんなの今まで一度も払った事が無いぞ!?
「ヘンリー様? 大丈夫ですか? 私で宜しければ、その……出来る範囲で、可能であればエッチじゃない内容で御相談に乗りますが」
「いや……今は大丈夫かな」
「………………ヘンリー様。先程のメイドには下着を要求しておきながら、私には用事が無いというのは……私に魅力が無いからでしょうか?」
領主って事は、言い換えると村長みたいなものだろ? 領地に人が住んでいるんだろうし。
で、何か困った事があったら、領主なんだから何とかしてくれって言われて、それを国に陳述して、何とかしてもらって……うわー、面倒臭そう。
『あの、ヘンリーさん。そちらのクレアさんの話を聞いてあげてください』
(え? クレアが何か言ってた?)
『はい。ヘンリーさんは上の空で、適当に聞き流してたと思いますけど、結構思い詰めてるみたいですよ』
知らない間に俺が返事をしてしまっていたらしく、気が付けば、ムキになるクレアと宥めるコートニーという状態になっていた。
「クレア。貴方は、エッチな事はされたくないって言っていた気がしますの」
「お姉ちゃんは黙ってて! 命の恩人であるヘンリー様に全てを捧げる覚悟だったのに、私よりもメイドさんの方が魅力的だって言われたんだもん。絶対にヘンリー様を振り向かせるんだからっ!」
「……クレア。ちょっとチョロ過ぎる気がしますの」
「そんな事ないもんっ! それに、お姉ちゃんの胸でも触られたのに、好きにして良いって言っている私には、手を出そうともしないんだもん。おかしいじゃないっ!」
「お姉ちゃんの胸でも……という言葉で、お姉ちゃんは挫けそうですの」
「だって、私もそんなに大きくはないけどさ、それでもお姉ちゃんの胸よりはマシだし」
「……クレア。お姉ちゃん、怒って良いですの?」
どういう訳か、姉妹ケンカに発展しかかっていたので、流石に止めようかと思った所で、
「お待たせいたしました。ヘンリー、いつもの部屋へ参りましょう」
フローレンス様がやってきた。
流石にフローレンス様の前ではコートニーもクレアも口を閉じ、畏まる。
そして俺もついて行かなければならないので、座らせていたマーガレットを担ぎ、ユーリヤの手を取って、いつもの小部屋へ。
すると、早速フローレンス様が猫被りモードを取り払った。
「という訳でねー。一日早くなったけど、ヘンリーはマックート村の領主になりましたー! おめでとー!」
「あ、フロウが昨日言ってた二日後に来て……って、この話だったのか?」
「そういう事。マックート村に、ある貴族の別荘があってね。それを明日までに国で買い取るつもりだったんだけど、お父様が有無を言わさず買い取ったの」
「貴族の別荘!? しかも、そこに俺が住むのか!? というか、それ元の持ち主に恨みとかを買わないよな?」
「大丈夫よ。その貴族も殆ど使ってなかったし、そもそもマックート村は、野菜を作ったり酪農をしたりっていう、特産品なんかも無い、のどかな田舎で誰も重要視していなかったし」
なるほど。十五歳の素人に領主を任せようとするのだから、当然あまり価値の無い場所にするよな。
まぁその分、気楽にのんびり出来そうだけど。
「ふっふっふ。ヘンリー、今田舎だし、重要視されてないからって安心したわね?」
「え? まぁね」
「違うわよ。私は、重要視していなかったって過去形で言ったの。これから、マックート村は発展してもらうからね」
「いや、そうは言っても、剣はともかく政治や商売なんて、俺には無縁なんだけど」
「ヘンリー。そのマックート村はね、王都から北西に向かって、馬で三日程行った場所にあるんだけど、そこがどういう場所か分かる? この前ヘンリーに教えてもらった、エルフの村と王都の中間地点なのよ」
「それって、つまり……俺にエルフの村と取引をしろって事?」
「ピンポーン。エルフやダークエルフと交流のあるヘンリーにしか出来ない仕事よ。エルフの作った物を仕入れて、王都に運んで売る。エルフはヘンリー以外とは取引しないでしょうから、それだけで村の特産品になるし、効果の高いエルフ製の魔法薬とかが手に入れば、国としても有益だしね」
どうやら、これはフローレンス様が考えた計画らしく、えっへんと大きな胸を張っている。
そのポーズを胸の無いユーリヤがマネしていたりするのだが、それはさておき、フローレンス様が考えた計画を実現させるには少し考えただけでも幾つも壁があり……顔には出さないけれど、ちょっとゲンナリしてしまった。
0
お気に入りに追加
1,338
あなたにおすすめの小説

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる