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第5章 新たな試練
第121話 ソフィアが飲んだ!
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「な、何とか消えたな」
数人でキャッチボールでも出来そうなくらいの範囲の木々が燃え、真っ黒な炭になってしまった。
もしもここにルミが居たら、森を大切にするエルフだし、怒られるんじゃないかと思える程の状態だ。
……アオイに止められていなければ、俺も似たような事をするつもりだったが。
「ま、まぁ陽が射すようになって明るくなったし、魔物が来てもすぐ分かるし、よ、良かったんじゃないかな?」
「マーガレットは地面に降りられたのが嬉しいだけだろ」
俺としてはもう少し樹の上に居て、マーガレットの胸を楽しみたかったのだが、結局殆ど触れる事が出来なかった。
……また今度、高い場所へマーガレットを連れて行こうっと。
「待って。昔の事を嘆いている場合じゃないわ。それよりも、ウチらはやるべき事をやるのよ!」
「……昔って、ほんの数分前なんだが」
「じゃあ、鉱物の探知を行うわよ」
俺の声を聞こえないふりをして、ソフィアが土の精霊ノームを出した。
まぁ俺としても早くドワーフの国を探したいし、この状況を今更どうにも出来ないので、前に進むしかないのだが。
それから暫く待っていると、探知魔法を発動させたソフィアが口を開く。
「うん。方角はこのまま真っ直ぐで、少し地下へ降りた辺りに鉱物の反応があるわ。そんなに離れて居ないわ」
「なるほど。じゃあ、そこにドワーフの国ってありそうか?」
「あら? 鉱物が有るのは分かるけど、ドワーフの国があるかどうかなんて分からないわよ?」
……え? あ、そうか。
鉱物が多ければドワーフが近くに居るはずだ! って事で鉱物を探して居たけど、ドワーフを探す魔法は無いって言っていたっけ。
しまった。ここまで来たのに、どうしよう。
『……ふぅ。仕方が有りませんね。ここは私が手を貸しましょう』
(アオイ、何か手が有るのか?)
『えぇ。索敵魔法を少し弄って、新しい魔法を作ったので、それを使ってみてください』
(……聞き間違いか? 新しい魔法を作ったって聞こえたんだが)
『いえ、その通りですよ。ドワーフの国を探す為に鉱物を探す……となった時から、こうなる事が予想出来たので、密かに準備していました』
(流石、アオイ! よっ、大賢者っ!)
『ふふふっ。もっと褒めても良いんですよ? 私を崇め奉ってください』
……アオイは優秀なんだけど、すぐ調子に乗る所が残念だな。
『もぉー、残念とか言わないでくださいよっ!』
(で、その新しい魔法っていうのは?)
『まったく……いいですか? そもそも索敵魔法は魔物の中にある闇を探知する事によって、周囲の魔物の存在を探知する魔法です。ですから、その闇を探知する所を、地中の生物の生命力を探知する魔法に変えたんです。ですが、地中には多くの生き物が存在しており、このままではそれらの生き物まで検知してしまうので……』
(長い! とりあえず、説明はいいから使い方だけ教えてくれよ)
『それ、典型的なダメパターンじゃないですか』
一先ずアオイから使い方と概要を聞き、
「アンダーグラウンドサーチ」
随分と長くなった索敵魔法を使用する。
が、反応が無い。ハズレか、アオイが作った魔法が失敗したかのどちらかだろう。
『失礼な。ちゃんと発動してますよっ! この近くにドワーフが居ないだけですっ!』
まぁ仕方が無いか。一か所目で、しかも住んでいる街の近くにドワーフの国があるとは思っていなかったし。
「アンタ。今の魔法は何なの?」
「これ? ドワーフ専用の探索魔法だよ。狭い範囲でしか有効じゃないから、予めソフィアの魔法で場所を絞って使う必要があるんだ。その代わり、地中にドワーフが居るかどうか分かるんだ」
「へ、へぇー。そんな魔法があるんだ」
「まぁね。だから、暫くはソフィアに付き合って貰う事になるけど、頼むよ」
「つ、付き合っ……ま、まぁそういう事なら仕方が無いわね。あ、アンタに付き合ってあげるわよ」
ソフィアがふんっ! と無い胸を逸らしているが、目がいつも通りなので、大丈夫そうだ。
「青春ですねー」
よく分からない事を呟くマーガレットはさておき、
「じゃあ、今日はここまでにしよう。悪いけど、また明日次のポイントを探しておいてくれ」
そう言って、先ずはマーガレットとユーリヤを俺の部屋に送る。
少しだけだからとお願いして、ユーリヤをマーガレットに預けると、少しだけ商店街へ移動し、それから元の場所へ。
「じゃあ、次はソフィアだな」
「えぇ、お願いするわ。短い時間だったけれど、こんな場所に一人で残されて、ちょっとドキドキしちゃったもの」
「俺がソフィアを放置したりする訳ないだろ? ……あ、そうだ。それよりも、さっき魔物を倒すのに凄い魔法を使っていたけど、魔力は大丈夫なのか?」
「んー、確かに大技を使ってかなり魔力は減ったけど、気を失う程ではないわね」
「そうか。でも、一応魔力回復薬を飲んでおきなよ。ソフィアの事だから、どうせこの後も魔法の修行をするんだろ? で、偶然魔力回復薬を持って居るんだ。一本ソフィアにあげるよ」
「……このビンに入っている液体。どこかで見覚えがある気がするんだけど」
昼にソフィアへ飲まそうとして失敗したエロ薬……これをつい先程商店街で購入した小瓶に詰め替えてきた。
元々の量の半分しか入らなかったが、入れ物が違うからバレないのではないだろうか。
「……どうして、そんなにウチを凝視しているの?」
「え? いや、えーっと、ソフィアの口って小さいなって思って」
「な、何を言い出すのよっ! もぉっ!」
訝しがっていたソフィアが、俺から顔を逸らして一気にエロ薬を飲み干した!
良し! 良ぉぉぉしっ! 飲んだ……ソフィアが飲んだ!
数人でキャッチボールでも出来そうなくらいの範囲の木々が燃え、真っ黒な炭になってしまった。
もしもここにルミが居たら、森を大切にするエルフだし、怒られるんじゃないかと思える程の状態だ。
……アオイに止められていなければ、俺も似たような事をするつもりだったが。
「ま、まぁ陽が射すようになって明るくなったし、魔物が来てもすぐ分かるし、よ、良かったんじゃないかな?」
「マーガレットは地面に降りられたのが嬉しいだけだろ」
俺としてはもう少し樹の上に居て、マーガレットの胸を楽しみたかったのだが、結局殆ど触れる事が出来なかった。
……また今度、高い場所へマーガレットを連れて行こうっと。
「待って。昔の事を嘆いている場合じゃないわ。それよりも、ウチらはやるべき事をやるのよ!」
「……昔って、ほんの数分前なんだが」
「じゃあ、鉱物の探知を行うわよ」
俺の声を聞こえないふりをして、ソフィアが土の精霊ノームを出した。
まぁ俺としても早くドワーフの国を探したいし、この状況を今更どうにも出来ないので、前に進むしかないのだが。
それから暫く待っていると、探知魔法を発動させたソフィアが口を開く。
「うん。方角はこのまま真っ直ぐで、少し地下へ降りた辺りに鉱物の反応があるわ。そんなに離れて居ないわ」
「なるほど。じゃあ、そこにドワーフの国ってありそうか?」
「あら? 鉱物が有るのは分かるけど、ドワーフの国があるかどうかなんて分からないわよ?」
……え? あ、そうか。
鉱物が多ければドワーフが近くに居るはずだ! って事で鉱物を探して居たけど、ドワーフを探す魔法は無いって言っていたっけ。
しまった。ここまで来たのに、どうしよう。
『……ふぅ。仕方が有りませんね。ここは私が手を貸しましょう』
(アオイ、何か手が有るのか?)
『えぇ。索敵魔法を少し弄って、新しい魔法を作ったので、それを使ってみてください』
(……聞き間違いか? 新しい魔法を作ったって聞こえたんだが)
『いえ、その通りですよ。ドワーフの国を探す為に鉱物を探す……となった時から、こうなる事が予想出来たので、密かに準備していました』
(流石、アオイ! よっ、大賢者っ!)
『ふふふっ。もっと褒めても良いんですよ? 私を崇め奉ってください』
……アオイは優秀なんだけど、すぐ調子に乗る所が残念だな。
『もぉー、残念とか言わないでくださいよっ!』
(で、その新しい魔法っていうのは?)
『まったく……いいですか? そもそも索敵魔法は魔物の中にある闇を探知する事によって、周囲の魔物の存在を探知する魔法です。ですから、その闇を探知する所を、地中の生物の生命力を探知する魔法に変えたんです。ですが、地中には多くの生き物が存在しており、このままではそれらの生き物まで検知してしまうので……』
(長い! とりあえず、説明はいいから使い方だけ教えてくれよ)
『それ、典型的なダメパターンじゃないですか』
一先ずアオイから使い方と概要を聞き、
「アンダーグラウンドサーチ」
随分と長くなった索敵魔法を使用する。
が、反応が無い。ハズレか、アオイが作った魔法が失敗したかのどちらかだろう。
『失礼な。ちゃんと発動してますよっ! この近くにドワーフが居ないだけですっ!』
まぁ仕方が無いか。一か所目で、しかも住んでいる街の近くにドワーフの国があるとは思っていなかったし。
「アンタ。今の魔法は何なの?」
「これ? ドワーフ専用の探索魔法だよ。狭い範囲でしか有効じゃないから、予めソフィアの魔法で場所を絞って使う必要があるんだ。その代わり、地中にドワーフが居るかどうか分かるんだ」
「へ、へぇー。そんな魔法があるんだ」
「まぁね。だから、暫くはソフィアに付き合って貰う事になるけど、頼むよ」
「つ、付き合っ……ま、まぁそういう事なら仕方が無いわね。あ、アンタに付き合ってあげるわよ」
ソフィアがふんっ! と無い胸を逸らしているが、目がいつも通りなので、大丈夫そうだ。
「青春ですねー」
よく分からない事を呟くマーガレットはさておき、
「じゃあ、今日はここまでにしよう。悪いけど、また明日次のポイントを探しておいてくれ」
そう言って、先ずはマーガレットとユーリヤを俺の部屋に送る。
少しだけだからとお願いして、ユーリヤをマーガレットに預けると、少しだけ商店街へ移動し、それから元の場所へ。
「じゃあ、次はソフィアだな」
「えぇ、お願いするわ。短い時間だったけれど、こんな場所に一人で残されて、ちょっとドキドキしちゃったもの」
「俺がソフィアを放置したりする訳ないだろ? ……あ、そうだ。それよりも、さっき魔物を倒すのに凄い魔法を使っていたけど、魔力は大丈夫なのか?」
「んー、確かに大技を使ってかなり魔力は減ったけど、気を失う程ではないわね」
「そうか。でも、一応魔力回復薬を飲んでおきなよ。ソフィアの事だから、どうせこの後も魔法の修行をするんだろ? で、偶然魔力回復薬を持って居るんだ。一本ソフィアにあげるよ」
「……このビンに入っている液体。どこかで見覚えがある気がするんだけど」
昼にソフィアへ飲まそうとして失敗したエロ薬……これをつい先程商店街で購入した小瓶に詰め替えてきた。
元々の量の半分しか入らなかったが、入れ物が違うからバレないのではないだろうか。
「……どうして、そんなにウチを凝視しているの?」
「え? いや、えーっと、ソフィアの口って小さいなって思って」
「な、何を言い出すのよっ! もぉっ!」
訝しがっていたソフィアが、俺から顔を逸らして一気にエロ薬を飲み干した!
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