41 / 343
第3章 第三王女直属特別隊
第41話 エルフの村
しおりを挟む
緑色の大きな光――風の上位精霊ジンを携えながら、金髪の女性が俺たちを睨んでくる。
胸と腰だけを布で覆い、お臍も脚も大胆に露出しているスレンダーな綺麗なお姉さんなだけに、その険しい表情が残念だ。
「待ってくれ。別に俺たちは敵意を持っている訳じゃない。このドルマンド村に用事があって来ただけなんだ」
「ドルマンド? でしたら、即刻立ち去りなさい。ここはそんな名前の村では無く、マートヒルという村です」
「え? あれ? そうなの? すみません」
(おーい、アオイ。場所が違うらしいぞ)
『そんなはずありません! ここは私の記憶通りの場所です。以前に立ち寄った時と、何一つ風景が変わってませんし』
(記憶通りって言っても、アオイの生前って魔王討伐とかって時代なんだろ? すっごく昔だし、風景が変わって無いなんて有り得ないよ。記憶違いだって)
『いえ、ここがドルマンド村ならば、長年景色が変わらない事だって有り得ます。だって、エルフの村ですし』
(エルフの村!? 嘘だろ? だって、あのお姉さんは、ちょっと細身で貧乳ってだけで、普通の人間だろ?)
『おそらくエルフだとばれないように、認識阻害魔法を使用しているんです。というか、ヘンリーさんには人間に見えているんですね? 私にはエルフにしか見えませんが』
な、何だってー!?
この人がエルフ? 確かに華奢だし、透明感のあるお姉さんだけど、本当にエルフなのだろうか。
少し引き気味のお姉さんをマジマジと見つめていると、
「貴方。ちょっと女性を凝視し過ぎじゃないかい?」
不意に頬を膨らませたアタランテが抱きついて来た。
どうしたんだろう。ちょっと不機嫌にも見えるけど。
「あ、そうだね。見ず知らずの人に失礼だったね。……すみません。俺、エルフって初めて見たもので」
「――ッ!? ど、どうして私がエルフだって……貴方たち、やっぱりこの村を襲いに来たのねっ!?」
「えぇっ!? ち、違いますっ! 俺には認識阻害魔法が効いていて、綺麗なお姉さんにしか見えないですから! エルフだなんて少しも思ってませんって」
「に、認識阻害魔法の事までっ! こ、こうなったら応援を……」
慌てて否定したのだけれど、何故かお姉さんの目がどんどん鋭くなっていく。
『ヘンリーさん。貴方、アホですか? 彼女はエルフだっていう事を隠したいから、認識阻害魔法を使っているんですよ?』
(し、仕方ないだろっ! もう言っちゃったんだから。それより、この村に来た目的を伝えて大丈夫か? また変に警戒されないか?)
『うーん。では、こう聞いてみてください……』
警戒を強める女性に、アオイに言われた通りの言葉を伝えてみると、
「あの、リンネア=リーカネンさんは未だ居られますか?」
「……え? どうして人間の貴方が、その名前を知っているのですか!?」
「えっと、その人の元仲間というか、知人というか、リンネア=リーカネンさんが残した記録について、今も取り続けているのかを知りたくて」
「……少しお待ちください。私では判断しかねます」
驚きの表情を浮かべ、女性が村の奥へと消えて行く。
(あのさ、リンネア=リーカネンって誰なんだ?)
『先程お伝えした通り、私の元仲間――勇者パーティの一人、弓使いのエルフですよ』
(勇者パーティのメンバーだって!? ……って、流石に亡くなっているんじゃないの?)
『どうでしょう。エルフの寿命は私たちの十倍ですからね。案外、まだ生きていたりして』
いやいや、流石にそれは無いだろう。
勇者や魔王だなんて、何世紀前の話だよって感じだし。
そんな事を考えていると、先程の女性が戻って来た。
「お待たせしました。こちらへどうぞ。長老様がお待ちです」
やった。どうやら、村の中へ入れて貰えるらしい。
背の高い木々に囲まれた、木で出来た家を眺めながら奥へと進む。
小さめの家が並ぶ中、少し大きめの建物へ通されると、高齢の――と言っても、俺たち人間からすればエルフは全員高齢だが――お爺さんが現れた。
「ようこそ、おいでなさいました。私がこの村の長老、サロモン=トッピネンですじゃ。村の入口では申し訳ありませんの。何分、ここはエルフの隠れ里みたいなものでしてな」
「あ、いえ。こちらこそ、突然お邪魔してしまい、すみません。えっと、俺はヘンリー=フォーサイスという者で、魔法学校の学生ではあるのですが、縁があってこの国の第三王女直属特別隊という所に所属しています」
「ほぉ、お若いのに騎士団の方でしたか。これは失礼を」
「いえ、騎士団ではないんです」
「おぉ、宮廷魔術士の方でしたか」
隊の名前を告げると、お爺さんエルフ、サロモンさんが値踏みするかのように俺を見てくる。
だけど、普通は騎士か宮廷魔術士だと思うよね。説明が面倒だから、第三王女直属特別隊についての訂正は省くけどさ。
「……ところでリンネア=リーカネンさんは居られますか?」
「ほっほっほ。ヘンリーさん。リンネア=リーカネンという名をどちらで? いえ、それよりもリンネア=リーカネンが何者かご存知ですかな?」
「えっと、大昔に勇者と共に魔王討伐の旅に出ていた方だと聞いています」
「その通り。我々エルフは人間に比べて長寿。私も千歳を超えておりますが、五千年も前の人物ですからな。流石に生きては居りませぬよ」
ですよねー。しかし大昔の話だとは思っていたけど、五千年も前の事なんだ。
『って、五千年!? じゃあ、ヘンリーさんが生きている……というか、今この瞬間は、私が生きていた時代から五千年も経っているんですかっ!?』
(みたいだな。というか、アオイってメチャクチャ大昔の人だったんだ)
『そ、そうみたいですね。五千年も経てば、村の名前も変わりますか……』
(俺としては、景観が変わっていなかったり、アオイがちゃんと村に誘導出来た事が奇跡だと思うけど)
『あぁ、それはエルフの魔力を探知していたんですよ。エルフの村なんてそうそうありませんから、エルフ特有の魔力が集まっている方角に向かって進んでもらっていただけです』
エルフ特有の魔力……また良く分からない言葉が出て来たけれど、それについてはまた今度教えてもらう事にして、この村へ来た本来の目的の話を勧める事にする。
「すみません。俺が聞いた話だと、リンネア=リーカネンさんは魔王の記録をしていたそうなのですが、その記録は今もとっていたりするのでしょうか?」
「もちろんです。五千年前に魔王が誕生した直後から、今もずっと観察と記録を続けています。勇者やリンネア=リーカネンの手によって力を封印されているものの、滅んだ訳ではありませんからな」
「なるほど……って、勇者によって力を封印? 滅んで居ない!?」
「えぇ。魔王を観察していた我らエルフですが、魔王討伐にも参加したリンネア=リーカネンが、村に戻って来てからも監視を続け、記録をしっかりと残しています。魔王は力を封じられただけで、今も魔王城の中で生きていると。そのため先祖代々、我々エルフは今も監視を行っているのです」
『ちょ、ちょっと待ってください! 魔王が生きている!? じゃあ私が力尽きた後、一体何がどうなったんですか!? 勇者は!? 他の仲間は!?』
(アオイ、落ち着けって。その話もちゃんと聞いてやるから)
ワタワタするアオイを落ち着かせ、俺はサロモンさんに勇者と魔王の戦いについて尋ねてみた。
胸と腰だけを布で覆い、お臍も脚も大胆に露出しているスレンダーな綺麗なお姉さんなだけに、その険しい表情が残念だ。
「待ってくれ。別に俺たちは敵意を持っている訳じゃない。このドルマンド村に用事があって来ただけなんだ」
「ドルマンド? でしたら、即刻立ち去りなさい。ここはそんな名前の村では無く、マートヒルという村です」
「え? あれ? そうなの? すみません」
(おーい、アオイ。場所が違うらしいぞ)
『そんなはずありません! ここは私の記憶通りの場所です。以前に立ち寄った時と、何一つ風景が変わってませんし』
(記憶通りって言っても、アオイの生前って魔王討伐とかって時代なんだろ? すっごく昔だし、風景が変わって無いなんて有り得ないよ。記憶違いだって)
『いえ、ここがドルマンド村ならば、長年景色が変わらない事だって有り得ます。だって、エルフの村ですし』
(エルフの村!? 嘘だろ? だって、あのお姉さんは、ちょっと細身で貧乳ってだけで、普通の人間だろ?)
『おそらくエルフだとばれないように、認識阻害魔法を使用しているんです。というか、ヘンリーさんには人間に見えているんですね? 私にはエルフにしか見えませんが』
な、何だってー!?
この人がエルフ? 確かに華奢だし、透明感のあるお姉さんだけど、本当にエルフなのだろうか。
少し引き気味のお姉さんをマジマジと見つめていると、
「貴方。ちょっと女性を凝視し過ぎじゃないかい?」
不意に頬を膨らませたアタランテが抱きついて来た。
どうしたんだろう。ちょっと不機嫌にも見えるけど。
「あ、そうだね。見ず知らずの人に失礼だったね。……すみません。俺、エルフって初めて見たもので」
「――ッ!? ど、どうして私がエルフだって……貴方たち、やっぱりこの村を襲いに来たのねっ!?」
「えぇっ!? ち、違いますっ! 俺には認識阻害魔法が効いていて、綺麗なお姉さんにしか見えないですから! エルフだなんて少しも思ってませんって」
「に、認識阻害魔法の事までっ! こ、こうなったら応援を……」
慌てて否定したのだけれど、何故かお姉さんの目がどんどん鋭くなっていく。
『ヘンリーさん。貴方、アホですか? 彼女はエルフだっていう事を隠したいから、認識阻害魔法を使っているんですよ?』
(し、仕方ないだろっ! もう言っちゃったんだから。それより、この村に来た目的を伝えて大丈夫か? また変に警戒されないか?)
『うーん。では、こう聞いてみてください……』
警戒を強める女性に、アオイに言われた通りの言葉を伝えてみると、
「あの、リンネア=リーカネンさんは未だ居られますか?」
「……え? どうして人間の貴方が、その名前を知っているのですか!?」
「えっと、その人の元仲間というか、知人というか、リンネア=リーカネンさんが残した記録について、今も取り続けているのかを知りたくて」
「……少しお待ちください。私では判断しかねます」
驚きの表情を浮かべ、女性が村の奥へと消えて行く。
(あのさ、リンネア=リーカネンって誰なんだ?)
『先程お伝えした通り、私の元仲間――勇者パーティの一人、弓使いのエルフですよ』
(勇者パーティのメンバーだって!? ……って、流石に亡くなっているんじゃないの?)
『どうでしょう。エルフの寿命は私たちの十倍ですからね。案外、まだ生きていたりして』
いやいや、流石にそれは無いだろう。
勇者や魔王だなんて、何世紀前の話だよって感じだし。
そんな事を考えていると、先程の女性が戻って来た。
「お待たせしました。こちらへどうぞ。長老様がお待ちです」
やった。どうやら、村の中へ入れて貰えるらしい。
背の高い木々に囲まれた、木で出来た家を眺めながら奥へと進む。
小さめの家が並ぶ中、少し大きめの建物へ通されると、高齢の――と言っても、俺たち人間からすればエルフは全員高齢だが――お爺さんが現れた。
「ようこそ、おいでなさいました。私がこの村の長老、サロモン=トッピネンですじゃ。村の入口では申し訳ありませんの。何分、ここはエルフの隠れ里みたいなものでしてな」
「あ、いえ。こちらこそ、突然お邪魔してしまい、すみません。えっと、俺はヘンリー=フォーサイスという者で、魔法学校の学生ではあるのですが、縁があってこの国の第三王女直属特別隊という所に所属しています」
「ほぉ、お若いのに騎士団の方でしたか。これは失礼を」
「いえ、騎士団ではないんです」
「おぉ、宮廷魔術士の方でしたか」
隊の名前を告げると、お爺さんエルフ、サロモンさんが値踏みするかのように俺を見てくる。
だけど、普通は騎士か宮廷魔術士だと思うよね。説明が面倒だから、第三王女直属特別隊についての訂正は省くけどさ。
「……ところでリンネア=リーカネンさんは居られますか?」
「ほっほっほ。ヘンリーさん。リンネア=リーカネンという名をどちらで? いえ、それよりもリンネア=リーカネンが何者かご存知ですかな?」
「えっと、大昔に勇者と共に魔王討伐の旅に出ていた方だと聞いています」
「その通り。我々エルフは人間に比べて長寿。私も千歳を超えておりますが、五千年も前の人物ですからな。流石に生きては居りませぬよ」
ですよねー。しかし大昔の話だとは思っていたけど、五千年も前の事なんだ。
『って、五千年!? じゃあ、ヘンリーさんが生きている……というか、今この瞬間は、私が生きていた時代から五千年も経っているんですかっ!?』
(みたいだな。というか、アオイってメチャクチャ大昔の人だったんだ)
『そ、そうみたいですね。五千年も経てば、村の名前も変わりますか……』
(俺としては、景観が変わっていなかったり、アオイがちゃんと村に誘導出来た事が奇跡だと思うけど)
『あぁ、それはエルフの魔力を探知していたんですよ。エルフの村なんてそうそうありませんから、エルフ特有の魔力が集まっている方角に向かって進んでもらっていただけです』
エルフ特有の魔力……また良く分からない言葉が出て来たけれど、それについてはまた今度教えてもらう事にして、この村へ来た本来の目的の話を勧める事にする。
「すみません。俺が聞いた話だと、リンネア=リーカネンさんは魔王の記録をしていたそうなのですが、その記録は今もとっていたりするのでしょうか?」
「もちろんです。五千年前に魔王が誕生した直後から、今もずっと観察と記録を続けています。勇者やリンネア=リーカネンの手によって力を封印されているものの、滅んだ訳ではありませんからな」
「なるほど……って、勇者によって力を封印? 滅んで居ない!?」
「えぇ。魔王を観察していた我らエルフですが、魔王討伐にも参加したリンネア=リーカネンが、村に戻って来てからも監視を続け、記録をしっかりと残しています。魔王は力を封じられただけで、今も魔王城の中で生きていると。そのため先祖代々、我々エルフは今も監視を行っているのです」
『ちょ、ちょっと待ってください! 魔王が生きている!? じゃあ私が力尽きた後、一体何がどうなったんですか!? 勇者は!? 他の仲間は!?』
(アオイ、落ち着けって。その話もちゃんと聞いてやるから)
ワタワタするアオイを落ち着かせ、俺はサロモンさんに勇者と魔王の戦いについて尋ねてみた。
3
お気に入りに追加
1,338
あなたにおすすめの小説
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
異世界転生!ハイハイからの倍人生
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。
まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。
ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。
転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。
それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する
平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。
しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。
だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。
そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる