38 / 343
第3章 第三王女直属特別隊
第38話 山の中のお風呂
しおりを挟む
『ど、どうしましょう。ヘンリーさん、大変です』
(あぁ。そ、そうだな。どうしようか。……まさか俺が毎晩アタランテの胸を触っていた事がバレていたなんて)
『え? 何の話をしているんですか?』
(え? 俺の紳士的看病の話だが?)
弱っていたアタランテの身体を紳士的に拭いてあげていたのに、それを毎晩胸を触っている変態だと言われ、リーダーの信頼に関わるパーティの危機だと思ったのだが、アオイは違う話をしているらしい。
『ヘンリーさんが変態なのは周知の事実です。今更そんな事を気にしなくても大丈夫ですよ』
(え? ちょ、それってどういう意味だよ)
『そのまんまの意味ですが、今はヘンリーさんが変態呼ばわりされる事なんてどうでも良いんです。それより魔王の事ですよ』
(いや、良く無いだろ。硬派で紳士なこの俺の真摯な行動が変態だなんて。それに、流石にパンツを脱がしたりはしていないのに)
『それはヘンリーさんがヘタレなだけでしょ……って、パンツの話はもう良いんです。真面目に聞いてくださいっ!』
パンツの話をしたら、どういう訳か怒られてしまった。
しかもヘタレって……つまり寝ている間に、アタランテのパンツを脱がすべきだったという事か!?
『……あくまで私の推測になりますが、勇者が魔王を倒したはずなので、それに伴って配下の魔族も消滅。だけど魔王の魔力に触れ、勝手に魔物化していた野獣までもは消滅していない……それがこれまでの世界の状態のはずです』
(まぁ、そうだな。俺たちからすれば、魔王や魔族なんて本当に居たのか? と疑う程の存在だったからな)
『ところが先日、消滅したはずの魔族が現れました。勇者が魔王を倒したにも関わらず魔族が現れたという事は、新たな魔王が出現したという事になります』
(そうかな? いや、まぁ良いや。一先ず最後まで聞くよ)
『はい。で、ですね。私が今、魔族の動向が分かるかもしれないと、向かおうとしている場所……それは、私たちが魔王討伐の旅をしていた頃に知り合った、魔王の活動を観察し、記録している種族が居るのです』
(凄い……そんな種族が居るんだ)
『えぇ。活動の記録のため、その種族の戦士も一人勇者パーティへ入っていました……が、その種族はあくまで私たちが倒した魔王について記録している訳で、別の魔王となれば何の情報も無い可能性があります』
なるほど。つまり、数日かけて移動しているけれど、それの意味がなくなるかもしれないと、アオイが危惧している訳か。
(けどさ、そもそも勇者たちが魔王を倒した時点で観察と記録を止めている可能性があるんじゃない?)
『……そ、そうですね。じゃあ、今向かっている場所は、無意味!?』
(いや、何か情報があるかもしれないし、その魔王の活動を観察するのが趣味だっていう部族なら、新しい魔王の事についても、既に情報を得ているかもしれないじゃないか)
『趣味って……そこは使命とかって言って欲しいですが、とにかく、ヘンリーさんとしては当初の通りの目的地で構わないという事ですね?』
(あぁ。実際、俺にはアオイの示す行き先以外、何も行くアテすらないからね)
アオイが大変だと騒いでいたが、大変も何も今は他に目指すべき物がないのだから、とにかく行ってみるしかない。
そこへ行って、何も得られる物が無かった場合に、初めて大変だと次の手を考えれば良いんだ。
街道とは大きく異なり、ある程度進んでは魔物と遭遇し、アタランテと共に倒す。
倒したついでに魔物の素材を空間収納魔法へ貯め込んで居るから、街へ戻ったらエリーにプレゼントしよう。きっと錬金魔法の材料になるだろうし。
しかし、歩き難い道なき道を進んでいる上に、魔物にも遭遇しているので、流石に日が暮れても街や村といった、宿がある場所に辿り付けない。
「今日の移動はここまでかな。どこかで野宿出来そうな場所を探さないと」
「そうだね。洞穴とかがあればベストだけど、無理ならせめて川や泉が近くにあると良いんだけどね」
「夜に魔物が襲って来るかもしれないから、周囲が見渡せる場所の方が良いかもね」
「あ、それは大丈夫だよ。今日は馬揺られてないからね。魔物の気配を感じたら、すぐさま飛び起きるよ。だから、とりあえず私が欲しいのはお風呂――が無理なのは分かっているから、水浴びが出来る所かな。今日は貴方に身体を拭いて貰わなくても良いしね」
そう言って、アタランテがニヤニヤと笑みを浮かべながら俺を見てくる。
アタランテのおっぱいを触れないのはちょっと……いや、結構残念だ。
「……って、待てよ。そうか、お風呂か」
「ん? どうしたんだい? まさか、一緒にお風呂へ入りたいとか言い出すのかい? 残念。お風呂があれば一緒に入れたんだけどねー。こんな山奥では水浴びがせいぜいで、お風呂なんて無いからねー」
「ふぅん。じゃあ、ここにお風呂があったら一緒に入っても良いと?」
「あぁ、良いよ。だけど、こんな場所でどうするんだい? 今から温泉でも掘るのかい?」
「ふっふっふ。今の約束、ちゃんと守って貰うからね……マテリアライズ!」
具現化魔法で土の壁を生み出し、寮の部屋くらいの広さで四方を囲む。
続いてその広さに合わせて床を作ると、空気穴を残しつつ、屋根を生み出し、光の精霊魔法で淡い光源を作りだす。
「え? えぇぇっ!? これって、小屋!?」
「その通り。まだまだ続くからね。マテリアライズ!」
驚くアタランテを前に、自分の部屋に作った方法と同じ手順で簡易のお風呂を作りだした。
「はい、出来たよ。お風呂」
「う、そ……」
「ホント、ホント。さぁ、入ろうか」
「ほ、本気なのかな?」
「ちなみに、この部屋には出入り口が無いからね。一緒にお風呂へ入らないと出られない部屋だよ」
「え? え? えぇぇぇっ!?」
戸惑うアタランテの前で服を一気に脱ぐと、一足先に少しぬるめのお湯の中へ。
「う、うぅ……や、約束だからね。は、入るよぉぉぉ」
『ヘンリーさん。二人っきりなのを良い事に、はっちゃけ過ぎです』
俺は、少し小柄で猫耳と尻尾を備えた少し特殊な属性で、涙目になっている少女アタランテと、一緒に湯船に浸かるという新たな偉業を成し遂げた。
(あぁ。そ、そうだな。どうしようか。……まさか俺が毎晩アタランテの胸を触っていた事がバレていたなんて)
『え? 何の話をしているんですか?』
(え? 俺の紳士的看病の話だが?)
弱っていたアタランテの身体を紳士的に拭いてあげていたのに、それを毎晩胸を触っている変態だと言われ、リーダーの信頼に関わるパーティの危機だと思ったのだが、アオイは違う話をしているらしい。
『ヘンリーさんが変態なのは周知の事実です。今更そんな事を気にしなくても大丈夫ですよ』
(え? ちょ、それってどういう意味だよ)
『そのまんまの意味ですが、今はヘンリーさんが変態呼ばわりされる事なんてどうでも良いんです。それより魔王の事ですよ』
(いや、良く無いだろ。硬派で紳士なこの俺の真摯な行動が変態だなんて。それに、流石にパンツを脱がしたりはしていないのに)
『それはヘンリーさんがヘタレなだけでしょ……って、パンツの話はもう良いんです。真面目に聞いてくださいっ!』
パンツの話をしたら、どういう訳か怒られてしまった。
しかもヘタレって……つまり寝ている間に、アタランテのパンツを脱がすべきだったという事か!?
『……あくまで私の推測になりますが、勇者が魔王を倒したはずなので、それに伴って配下の魔族も消滅。だけど魔王の魔力に触れ、勝手に魔物化していた野獣までもは消滅していない……それがこれまでの世界の状態のはずです』
(まぁ、そうだな。俺たちからすれば、魔王や魔族なんて本当に居たのか? と疑う程の存在だったからな)
『ところが先日、消滅したはずの魔族が現れました。勇者が魔王を倒したにも関わらず魔族が現れたという事は、新たな魔王が出現したという事になります』
(そうかな? いや、まぁ良いや。一先ず最後まで聞くよ)
『はい。で、ですね。私が今、魔族の動向が分かるかもしれないと、向かおうとしている場所……それは、私たちが魔王討伐の旅をしていた頃に知り合った、魔王の活動を観察し、記録している種族が居るのです』
(凄い……そんな種族が居るんだ)
『えぇ。活動の記録のため、その種族の戦士も一人勇者パーティへ入っていました……が、その種族はあくまで私たちが倒した魔王について記録している訳で、別の魔王となれば何の情報も無い可能性があります』
なるほど。つまり、数日かけて移動しているけれど、それの意味がなくなるかもしれないと、アオイが危惧している訳か。
(けどさ、そもそも勇者たちが魔王を倒した時点で観察と記録を止めている可能性があるんじゃない?)
『……そ、そうですね。じゃあ、今向かっている場所は、無意味!?』
(いや、何か情報があるかもしれないし、その魔王の活動を観察するのが趣味だっていう部族なら、新しい魔王の事についても、既に情報を得ているかもしれないじゃないか)
『趣味って……そこは使命とかって言って欲しいですが、とにかく、ヘンリーさんとしては当初の通りの目的地で構わないという事ですね?』
(あぁ。実際、俺にはアオイの示す行き先以外、何も行くアテすらないからね)
アオイが大変だと騒いでいたが、大変も何も今は他に目指すべき物がないのだから、とにかく行ってみるしかない。
そこへ行って、何も得られる物が無かった場合に、初めて大変だと次の手を考えれば良いんだ。
街道とは大きく異なり、ある程度進んでは魔物と遭遇し、アタランテと共に倒す。
倒したついでに魔物の素材を空間収納魔法へ貯め込んで居るから、街へ戻ったらエリーにプレゼントしよう。きっと錬金魔法の材料になるだろうし。
しかし、歩き難い道なき道を進んでいる上に、魔物にも遭遇しているので、流石に日が暮れても街や村といった、宿がある場所に辿り付けない。
「今日の移動はここまでかな。どこかで野宿出来そうな場所を探さないと」
「そうだね。洞穴とかがあればベストだけど、無理ならせめて川や泉が近くにあると良いんだけどね」
「夜に魔物が襲って来るかもしれないから、周囲が見渡せる場所の方が良いかもね」
「あ、それは大丈夫だよ。今日は馬揺られてないからね。魔物の気配を感じたら、すぐさま飛び起きるよ。だから、とりあえず私が欲しいのはお風呂――が無理なのは分かっているから、水浴びが出来る所かな。今日は貴方に身体を拭いて貰わなくても良いしね」
そう言って、アタランテがニヤニヤと笑みを浮かべながら俺を見てくる。
アタランテのおっぱいを触れないのはちょっと……いや、結構残念だ。
「……って、待てよ。そうか、お風呂か」
「ん? どうしたんだい? まさか、一緒にお風呂へ入りたいとか言い出すのかい? 残念。お風呂があれば一緒に入れたんだけどねー。こんな山奥では水浴びがせいぜいで、お風呂なんて無いからねー」
「ふぅん。じゃあ、ここにお風呂があったら一緒に入っても良いと?」
「あぁ、良いよ。だけど、こんな場所でどうするんだい? 今から温泉でも掘るのかい?」
「ふっふっふ。今の約束、ちゃんと守って貰うからね……マテリアライズ!」
具現化魔法で土の壁を生み出し、寮の部屋くらいの広さで四方を囲む。
続いてその広さに合わせて床を作ると、空気穴を残しつつ、屋根を生み出し、光の精霊魔法で淡い光源を作りだす。
「え? えぇぇっ!? これって、小屋!?」
「その通り。まだまだ続くからね。マテリアライズ!」
驚くアタランテを前に、自分の部屋に作った方法と同じ手順で簡易のお風呂を作りだした。
「はい、出来たよ。お風呂」
「う、そ……」
「ホント、ホント。さぁ、入ろうか」
「ほ、本気なのかな?」
「ちなみに、この部屋には出入り口が無いからね。一緒にお風呂へ入らないと出られない部屋だよ」
「え? え? えぇぇぇっ!?」
戸惑うアタランテの前で服を一気に脱ぐと、一足先に少しぬるめのお湯の中へ。
「う、うぅ……や、約束だからね。は、入るよぉぉぉ」
『ヘンリーさん。二人っきりなのを良い事に、はっちゃけ過ぎです』
俺は、少し小柄で猫耳と尻尾を備えた少し特殊な属性で、涙目になっている少女アタランテと、一緒に湯船に浸かるという新たな偉業を成し遂げた。
3
お気に入りに追加
1,338
あなたにおすすめの小説
無能はいらないと追放された俺、配信始めました。神の使徒に覚醒し最強になったのでダンジョン配信で超人気配信者に!王女様も信者になってるようです
やのもと しん
ファンタジー
「カイリ、今日からもう来なくていいから」
ある日突然パーティーから追放された俺――カイリは途方に暮れていた。日本から異世界に転移させられて一年。追放された回数はもう五回になる。
あてもなく歩いていると、追放してきたパーティーのメンバーだった女の子、アリシアが付いて行きたいと申し出てきた。
元々パーティーに不満を持っていたアリシアと共に宿に泊まるも、積極的に誘惑してきて……
更に宿から出ると姿を隠した少女と出会い、その子も一緒に行動することに。元王女様で今は国に追われる身になった、ナナを助けようとカイリ達は追手から逃げる。
追いつめられたところでカイリの中にある「神の使徒」の力が覚醒――無能力から世界最強に!
「――わたし、あなたに運命を感じました!」
ナナが再び王女の座に返り咲くため、カイリは冒険者として名を上げる。「厄災」と呼ばれる魔物も、王国の兵士も、カイリを追放したパーティーも全員相手になりません
※他サイトでも投稿しています
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
無能スキルと言われ追放されたが実は防御無視の最強スキルだった
さくらはい
ファンタジー
主人公の不動颯太は勇者としてクラスメイト達と共に異世界に召喚された。だが、【アスポート】という使えないスキルを獲得してしまったばかりに、一人だけ城を追放されてしまった。この【アスポート】は対象物を1mだけ瞬間移動させるという単純な効果を持つが、実はどんな物質でも一撃で破壊できる攻撃特化超火力スキルだったのだ――
【不定期更新】
1話あたり2000~3000文字くらいで短めです。
性的な表現はありませんが、ややグロテスクな表現や過激な思想が含まれます。
良ければ感想ください。誤字脱字誤用報告も歓迎です。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる