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第3章 第三王女直属特別隊
第35話 狩人アタランテ召喚
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アタランテ――訳あって山で生まれ育ち、優れた身体能力と弓矢の腕前を持つ狩人で、物凄く足が早い。あと、リンゴが大好き。
アオイが調べてくれた情報によると、生前は世界一の俊足だったとか。今から険しい場所へ行くらしいし、丁度良い人選かもしれない。
「よし、エリー。最後の仕上げだ。アタランテという名前で、ホムンクルスを呼び出してくれ」
「はーい。コール・ホムンクルス! 貴方の名は『アタランテ』」
流石に二回目だからか、余計な脱線も無く、エリーがスムーズにホムンクルスを呼び出す。
「アタランテ! そのホムンクルスの中へ入るんだっ!」
「ふぅん。この小さな人形みたいな中に入るのかい?」
「あぁ。そうすれば、アタランテもこの世界で身体を得る事が出来るんだ」
「なるほどねー。まぁ物は試しで、入ってみようか」
ホムンクルスとアタランテの霊魂が混ざり合い……お、おぉぉ!? 優れた狩人って、そういう意味なのか?
「お? 何か、生前の身体みたい……って、ちょっとお待ち。こ、これはどういう事なんだい?」
「それ……は、アタランテの生前の姿じゃないの?」
「ち、違う……いや、違わないんだけど、違うんだよ」
「ん? 何だか訳ありみたいだけど、その頭から出ている猫耳と、お尻から生えている猫の尻尾は、本物って事なんだね」
猫耳は長い茶髪で根元が見えないけれど、ジェーンを召喚した直後と同じくアタランテも全裸なので、尻尾が本当にお尻から生えているというのが良く見える。
猫耳や尻尾が生えている事を釈然としていないけれど、生前に何かあったのか、受け入れているようだ。
しかし……猫耳か。うん、悪くない。というか、むしろイイ! 変な属性に目覚めてしまいそうだ。
「あの、私は猫じゃないんだよ? こう見えても私は獅子――ライオンだからね?」
「でも、その耳も尻尾も猫に見えるけど」
「いやだから……って、ちょっと! 今更だけど、どうして私は全裸で、おまけに平然と私の裸を見ているのさっ!」
そう言いながら、アタランテが少しでも身体を隠そうと、その場にしゃがみ込む。
「……あ、俺の事か! 何て言うか、こういう反応が普通なのに、エリーとジェーンが全く気にしないから、凄く新鮮に見えるな」
「見えるな……じゃなくて、私から目を逸らすとか、何か服を渡すとかないのかい? どうして、この期に及んで私の身体を凝視しているのさ」
「だって、見たいし」
「開き直られたよー!」
召喚して早々、アタランテが泣きそうになっていたので、仕方なくジェーンの時と同様に俺のローブを羽織らせる。
ちなみに、アタランテは背丈も胸もエリーとジェーンの中間くらいだろうか。
ローブの隙間から見える肌を眺めながら、この国に魔族が現れた事と、これからその調査に向かう事を説明すると、
「とりあえず、二つ欲しい物があるかな。ちゃんとした服と装備――弓矢が欲しいね」
弓矢か。一応扱った事はあるものの、剣みたいに造形は深く無いので、具現化魔法ではまともな物を生成出来るとは思えない。
これは先ずは店に売っている物を買っておいた方が良いだろう。
「分かった。王女様から支度金として、それなりのお金を貰っているから早速街へ探しに行こう。あと、そうだな。出来ればジェーンの剣も買っておきたいな」
「私ですか? ですが、私には主様から頂いた剣がありますので、大丈夫かと」
「いや、でもその剣は俺が魔法で作りだした物だろ? 遠く離れた時に消えたりしたら困るし、普通の剣も持っておいてもらった方が良いかなって思ってさ」
「畏まりました」
「じゃあ、先ずはアタランテの服を買って、次に武器屋。最後に必要な物資を揃えて、出発だ!」
高々と宣言したものの、はっきり言って俺には女ものの服屋なんて分からないので、エリーに案内してもらって服屋を巡る。
アタランテにホットパンツを履かせるか、ミニスカートを履かせるかで小一時間程悩んだのだが、険しい場所に行くのなら、普通にズボン一択だと突っ込まれ、だけどそれだと尻尾で困る……と、スカートを履いて貰う事になった。
尻尾のおかげで、背後から高確率でパンツが拝める……やっぱりイイな! アタランテは涙目だったけど、移動中は前を歩いて貰う事にしよう。
あ、あれだよ? アタランテが後ろを歩くと、見ず知らずの誰かにパンツを覗かれる可能性があるからね。それを防ぐために、あえて俺が後ろを歩く訳であってだね。決して変な意味は無いんだからねっ!
アタランテの服を何点か購入し、続いて街の武器屋へ。
ジェーンの剣を見繕いつつ、アタランテの弓矢を眺めるのだが、俺には弓矢の良し悪しがさっぱり分からない。
「あの、これを買ってもらっても良いかな?」
「この大きな弓矢? あっちのボーガンっていうのは? もっとコンパクトだし、オススメって書かれているけど」
「あれは……弓なのかい? 私が使っていた弓とは随分と形が違うけど」
「一応、弓矢コーナーにあるから、弓だと思うよ? ……何となくだけど、戦闘科で見た事があるような気もするし」
「ふーん。でも、私は自分が使い慣れている、このタイプの弓にしておくよ。いざ戦いになったら使えませんでしたって訳にもいかないし、矢の装填も何だか大変そうだしね」
「まぁ確かに……って、そうだ。アタランテは弓矢を使うから、矢も必要なのか」
剣だと、一本あれば折れたり刃毀れするまで使えるけれど、矢はそうはいかない。
敵に当たるにせよ、外すにせよ、一度攻撃するだけで遠くへ飛んで行ってしまう消耗品だ。
少なければ無くなった時に困るし、かといって多過ぎると持ち運びが大変……って、俺には空間収納魔法があるんだった。
購入する費用は必要だけど、矢も食料も重さや体積を気にしなくて良いんだ。
空間収納魔法、超便利じゃないか。着替えなんかも入れておけば、クローゼットも要らないし、いつでもどこでも出し入れ出来る倉庫だ。
今回みたいな遠征には最適と言える。
……でも、待てよ。そもそも矢って、構造上そんなに複雑じゃないよな。具現化魔法で作れるんじゃないか?
『ヘンリーさん。仰る通り、市販されて居る様な普通の矢ですと、具現化魔法で生成する事が出来ます』
(おぉ、やっぱり。じゃあ、ここで弓だけ買っておけば、それで事足りるって訳だ)
『ですが、具現化魔法は一度に大量の生成は出来ません。対象にも依りますが、せいぜい三つ、多くても五つが限界かと。どれくらい用意されるつもりかは分かりませんが、結構面倒臭いと思いますよ?』
俺の無限矢のアイディアは、良い案だと思ったんだけど、どうやら非常事態だけにしておいた方が良さそうだ。
幸い今は資金が潤沢にあるし、変な所でケチらずにしっかり準備をして出発した方が良いのだろうな。
一先ず、ジェーンのレイピアと、アタランテの大弓に鉄の矢を五百本程。それから水や食料とアタランテの服を買い、ついでにジェーンの服と、何故かエリーへのプレゼントを買わされた後、ようやく俺たちは出発した。
アオイが調べてくれた情報によると、生前は世界一の俊足だったとか。今から険しい場所へ行くらしいし、丁度良い人選かもしれない。
「よし、エリー。最後の仕上げだ。アタランテという名前で、ホムンクルスを呼び出してくれ」
「はーい。コール・ホムンクルス! 貴方の名は『アタランテ』」
流石に二回目だからか、余計な脱線も無く、エリーがスムーズにホムンクルスを呼び出す。
「アタランテ! そのホムンクルスの中へ入るんだっ!」
「ふぅん。この小さな人形みたいな中に入るのかい?」
「あぁ。そうすれば、アタランテもこの世界で身体を得る事が出来るんだ」
「なるほどねー。まぁ物は試しで、入ってみようか」
ホムンクルスとアタランテの霊魂が混ざり合い……お、おぉぉ!? 優れた狩人って、そういう意味なのか?
「お? 何か、生前の身体みたい……って、ちょっとお待ち。こ、これはどういう事なんだい?」
「それ……は、アタランテの生前の姿じゃないの?」
「ち、違う……いや、違わないんだけど、違うんだよ」
「ん? 何だか訳ありみたいだけど、その頭から出ている猫耳と、お尻から生えている猫の尻尾は、本物って事なんだね」
猫耳は長い茶髪で根元が見えないけれど、ジェーンを召喚した直後と同じくアタランテも全裸なので、尻尾が本当にお尻から生えているというのが良く見える。
猫耳や尻尾が生えている事を釈然としていないけれど、生前に何かあったのか、受け入れているようだ。
しかし……猫耳か。うん、悪くない。というか、むしろイイ! 変な属性に目覚めてしまいそうだ。
「あの、私は猫じゃないんだよ? こう見えても私は獅子――ライオンだからね?」
「でも、その耳も尻尾も猫に見えるけど」
「いやだから……って、ちょっと! 今更だけど、どうして私は全裸で、おまけに平然と私の裸を見ているのさっ!」
そう言いながら、アタランテが少しでも身体を隠そうと、その場にしゃがみ込む。
「……あ、俺の事か! 何て言うか、こういう反応が普通なのに、エリーとジェーンが全く気にしないから、凄く新鮮に見えるな」
「見えるな……じゃなくて、私から目を逸らすとか、何か服を渡すとかないのかい? どうして、この期に及んで私の身体を凝視しているのさ」
「だって、見たいし」
「開き直られたよー!」
召喚して早々、アタランテが泣きそうになっていたので、仕方なくジェーンの時と同様に俺のローブを羽織らせる。
ちなみに、アタランテは背丈も胸もエリーとジェーンの中間くらいだろうか。
ローブの隙間から見える肌を眺めながら、この国に魔族が現れた事と、これからその調査に向かう事を説明すると、
「とりあえず、二つ欲しい物があるかな。ちゃんとした服と装備――弓矢が欲しいね」
弓矢か。一応扱った事はあるものの、剣みたいに造形は深く無いので、具現化魔法ではまともな物を生成出来るとは思えない。
これは先ずは店に売っている物を買っておいた方が良いだろう。
「分かった。王女様から支度金として、それなりのお金を貰っているから早速街へ探しに行こう。あと、そうだな。出来ればジェーンの剣も買っておきたいな」
「私ですか? ですが、私には主様から頂いた剣がありますので、大丈夫かと」
「いや、でもその剣は俺が魔法で作りだした物だろ? 遠く離れた時に消えたりしたら困るし、普通の剣も持っておいてもらった方が良いかなって思ってさ」
「畏まりました」
「じゃあ、先ずはアタランテの服を買って、次に武器屋。最後に必要な物資を揃えて、出発だ!」
高々と宣言したものの、はっきり言って俺には女ものの服屋なんて分からないので、エリーに案内してもらって服屋を巡る。
アタランテにホットパンツを履かせるか、ミニスカートを履かせるかで小一時間程悩んだのだが、険しい場所に行くのなら、普通にズボン一択だと突っ込まれ、だけどそれだと尻尾で困る……と、スカートを履いて貰う事になった。
尻尾のおかげで、背後から高確率でパンツが拝める……やっぱりイイな! アタランテは涙目だったけど、移動中は前を歩いて貰う事にしよう。
あ、あれだよ? アタランテが後ろを歩くと、見ず知らずの誰かにパンツを覗かれる可能性があるからね。それを防ぐために、あえて俺が後ろを歩く訳であってだね。決して変な意味は無いんだからねっ!
アタランテの服を何点か購入し、続いて街の武器屋へ。
ジェーンの剣を見繕いつつ、アタランテの弓矢を眺めるのだが、俺には弓矢の良し悪しがさっぱり分からない。
「あの、これを買ってもらっても良いかな?」
「この大きな弓矢? あっちのボーガンっていうのは? もっとコンパクトだし、オススメって書かれているけど」
「あれは……弓なのかい? 私が使っていた弓とは随分と形が違うけど」
「一応、弓矢コーナーにあるから、弓だと思うよ? ……何となくだけど、戦闘科で見た事があるような気もするし」
「ふーん。でも、私は自分が使い慣れている、このタイプの弓にしておくよ。いざ戦いになったら使えませんでしたって訳にもいかないし、矢の装填も何だか大変そうだしね」
「まぁ確かに……って、そうだ。アタランテは弓矢を使うから、矢も必要なのか」
剣だと、一本あれば折れたり刃毀れするまで使えるけれど、矢はそうはいかない。
敵に当たるにせよ、外すにせよ、一度攻撃するだけで遠くへ飛んで行ってしまう消耗品だ。
少なければ無くなった時に困るし、かといって多過ぎると持ち運びが大変……って、俺には空間収納魔法があるんだった。
購入する費用は必要だけど、矢も食料も重さや体積を気にしなくて良いんだ。
空間収納魔法、超便利じゃないか。着替えなんかも入れておけば、クローゼットも要らないし、いつでもどこでも出し入れ出来る倉庫だ。
今回みたいな遠征には最適と言える。
……でも、待てよ。そもそも矢って、構造上そんなに複雑じゃないよな。具現化魔法で作れるんじゃないか?
『ヘンリーさん。仰る通り、市販されて居る様な普通の矢ですと、具現化魔法で生成する事が出来ます』
(おぉ、やっぱり。じゃあ、ここで弓だけ買っておけば、それで事足りるって訳だ)
『ですが、具現化魔法は一度に大量の生成は出来ません。対象にも依りますが、せいぜい三つ、多くても五つが限界かと。どれくらい用意されるつもりかは分かりませんが、結構面倒臭いと思いますよ?』
俺の無限矢のアイディアは、良い案だと思ったんだけど、どうやら非常事態だけにしておいた方が良さそうだ。
幸い今は資金が潤沢にあるし、変な所でケチらずにしっかり準備をして出発した方が良いのだろうな。
一先ず、ジェーンのレイピアと、アタランテの大弓に鉄の矢を五百本程。それから水や食料とアタランテの服を買い、ついでにジェーンの服と、何故かエリーへのプレゼントを買わされた後、ようやく俺たちは出発した。
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