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第2518話 想定以上の展開
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食事が終わると、子どもたちは……部屋に戻らずにコアルームに椅子などを運び込んで、のんびりするようだ。俺とシリウス君は、映画を見ようと思っていたが、子どもたちが残るのなら話は変わってくるな。
何をするわけでもなく、子どもたちが遊んでいるのを見守るだけなのだが、シリウス君にとっては嬉しかったようだな。ただ見守っているだけなのに、犬が喜んでいる時みたいに尻尾をフリフリしていた。
上の子たちが来て落ち着いているので、ゲームの時間はディストピアにいた時と同じ時間になっているが、ゲームの後にお風呂に入るようで、遊べる時間は向こうの時より長くなっている。
今日は俺がゲームできないので、ミーシャたちに変わりにゲームをしてもらっている。シンラたちは3人とも姉たちの股の間におさまっていた。ミーシャたちはミーシャたちで仲が良いので、子どもたちの座っている場所だけ、人口密度が高いな。
俺は、妻たちと今日の状況を話しながら、ディストピアの話を聞いたりしている。まぁ、1日経っても向こうでは4時間なので、大した変化は起こっていないようだ。
ライムは、やはり魔法に興味を持ったようで、今日俺が知りえた情報とシリウス君の様子をまとめた映像を、準備しておいた。
ディストピアに送りたいところなのだが、向こうからこちらの物を呼び出すことができないので、こちらで見てもらう形になっている。
DBSがあっても、過去の映像を見ることは出来ない。システムが編集したハイライトは見えるのだが、過去の映像を引っ張り出すことは出来ないみたいなのだ。
向こうにいた時は、自分のダンジョンをのぞくことは出来ていたけど、相手のダンジョンは攻略した場所でも過去の映像は見れなかったので、そういう物だと思うしかないな。
マッピングが終わったエリアが6割をすでに超えて7割に達しようとしているので、明日の朝にはすべてのマッピングが完了しているだろう。
明日1日は休んで、明後日から本格的な攻略開始になるだろう。
実験でバザールに指揮させたS級スケルトンで、コアルームへ行ってもらうのはありかもしれないな。
よし、明日はバザールに先行偵察を頼もう。判明しているコアルームまで行ってもらって、どのくらいの強さか試してもらおう。
相手によって強さはまちまちだろうけど、狙ってもらう奴は決めているのでそれを上位と考えて、上は多少強くなる程度を想定している。
ゲームマスター的な神が、俺がけた外れに強いみたいなことを言っていたので、俺の下はドングリの背比べ的なのだと考えている。召喚に俺の10分の1のDPで済むとはいえ、Sランクを召喚できるほどのDPを溜められるとは思わない。
俺のコアルームのように、SランクやAランクがゴロゴロ出てこない限り、それだけ大量のDPを稼ぐのは無理だろう。そもそも、俺以外にSランクの魔物を倒せる奴はいないだろうし、Aランクの魔物だったとしても、大量に倒せるとは思わない。
本来ダンジョンマスターは、前線で戦うタイプじゃなく、後ろから指揮するタイプなので、今回のように魔物に制限がかけられている状態では、力を発揮するのは難しいはずだ。
中には特級戦力のダンジョンマスターもいるだろうが、そのダンジョンマスターはおそらく、今トップ5にいる内の何人かだと考えている。
明日バザールに行ってもらうのは、トップ5の内の2人だ。俺を除くと4人なので、半分を倒してもらう予定である。
2位と4位を狙ってもらうのだが、簡単な理由として、その2人のダンジョンマスターは、比較的近い位置に配置されているので、2位を倒すついでに4位も倒してもらおうということだ。
2位と戦って不利だと感じたら、逃げるように言ったので、最悪でもS級スケルトンを1体犠牲にして撤退してくるだろう。
ダンジョンマスターが敵の魔物を倒した場合のDP量が気になるが、全部倒される可能性があるなら、1体を囮にして逃げるのがベターだ。思い入れがある魔物というわけではないからな。ディストピアに帰れば4桁は存在している消耗品程度の扱いだしな。
ディストピアにおける2台消耗品の1つ、S級スケルトン。ではもう1つは……人造ゴーレムだ。
前者は作るのに魔力が大量に必要。後者は、作るのに手間暇がかかる。今の所、俺と綾乃とバザールにしか作れないからな。
土木組もいいところまで行っているのだが、あの子たちには相棒がいるし、綾乃も可愛がっているおかげで、全員の収納のアイテムの中に最低でも2体ずつ入っている。
土木組と相棒の従魔たちだけでも脅威なのに、それが人数分揃えばさらに脅威度は上がる。そこに人造ゴーレムを追加すれば……俺たちに並ぶ脅威度のパーティーになるだろう。
あの子たちは、同じ年代のシェリル・イリア・ネルに恥じないような活動をしているし、ウルやミーシャたちのお姉さんとして、模範的な人材に育っているので、人類の脅威になることは少ないと思われる。
だけど、俺たちと同じで身内に手を出されれば、その脅威度はマックスを通り超えて、天災級といっても間違いではないほど危険になるだろう。
保有戦力だけでも脅威なのに、そこに俺の従魔たちが共感してしまえば、俺でも手が付けられなくなる。
俺の従魔たちは、家族思いだからな。よく遊んでくれている土木組の事を、身内……家族として扱っているので、手加減することはまずありえない。
っと、人造ゴーレムの作り手から、変な方向に飛躍してしまったな。
ドワーフたちは、限定的な武器という分野においては、天才的な造形をするのだが、人造ゴーレムとなると難しいようで、腕の1本も作れたためしがない。
妻たちにも人造ゴーレムは難しいので、どれだけ小さい頃にイメージ力を養ったかで、人造ゴーレムを作れるか決まるのだろう。
子どもたちがお風呂へ入りに行ったので、俺とシリウス君は、ブラウニーたちの作ってくれたつまみを食べながら、5作品目を見ることにした。
何をするわけでもなく、子どもたちが遊んでいるのを見守るだけなのだが、シリウス君にとっては嬉しかったようだな。ただ見守っているだけなのに、犬が喜んでいる時みたいに尻尾をフリフリしていた。
上の子たちが来て落ち着いているので、ゲームの時間はディストピアにいた時と同じ時間になっているが、ゲームの後にお風呂に入るようで、遊べる時間は向こうの時より長くなっている。
今日は俺がゲームできないので、ミーシャたちに変わりにゲームをしてもらっている。シンラたちは3人とも姉たちの股の間におさまっていた。ミーシャたちはミーシャたちで仲が良いので、子どもたちの座っている場所だけ、人口密度が高いな。
俺は、妻たちと今日の状況を話しながら、ディストピアの話を聞いたりしている。まぁ、1日経っても向こうでは4時間なので、大した変化は起こっていないようだ。
ライムは、やはり魔法に興味を持ったようで、今日俺が知りえた情報とシリウス君の様子をまとめた映像を、準備しておいた。
ディストピアに送りたいところなのだが、向こうからこちらの物を呼び出すことができないので、こちらで見てもらう形になっている。
DBSがあっても、過去の映像を見ることは出来ない。システムが編集したハイライトは見えるのだが、過去の映像を引っ張り出すことは出来ないみたいなのだ。
向こうにいた時は、自分のダンジョンをのぞくことは出来ていたけど、相手のダンジョンは攻略した場所でも過去の映像は見れなかったので、そういう物だと思うしかないな。
マッピングが終わったエリアが6割をすでに超えて7割に達しようとしているので、明日の朝にはすべてのマッピングが完了しているだろう。
明日1日は休んで、明後日から本格的な攻略開始になるだろう。
実験でバザールに指揮させたS級スケルトンで、コアルームへ行ってもらうのはありかもしれないな。
よし、明日はバザールに先行偵察を頼もう。判明しているコアルームまで行ってもらって、どのくらいの強さか試してもらおう。
相手によって強さはまちまちだろうけど、狙ってもらう奴は決めているのでそれを上位と考えて、上は多少強くなる程度を想定している。
ゲームマスター的な神が、俺がけた外れに強いみたいなことを言っていたので、俺の下はドングリの背比べ的なのだと考えている。召喚に俺の10分の1のDPで済むとはいえ、Sランクを召喚できるほどのDPを溜められるとは思わない。
俺のコアルームのように、SランクやAランクがゴロゴロ出てこない限り、それだけ大量のDPを稼ぐのは無理だろう。そもそも、俺以外にSランクの魔物を倒せる奴はいないだろうし、Aランクの魔物だったとしても、大量に倒せるとは思わない。
本来ダンジョンマスターは、前線で戦うタイプじゃなく、後ろから指揮するタイプなので、今回のように魔物に制限がかけられている状態では、力を発揮するのは難しいはずだ。
中には特級戦力のダンジョンマスターもいるだろうが、そのダンジョンマスターはおそらく、今トップ5にいる内の何人かだと考えている。
明日バザールに行ってもらうのは、トップ5の内の2人だ。俺を除くと4人なので、半分を倒してもらう予定である。
2位と4位を狙ってもらうのだが、簡単な理由として、その2人のダンジョンマスターは、比較的近い位置に配置されているので、2位を倒すついでに4位も倒してもらおうということだ。
2位と戦って不利だと感じたら、逃げるように言ったので、最悪でもS級スケルトンを1体犠牲にして撤退してくるだろう。
ダンジョンマスターが敵の魔物を倒した場合のDP量が気になるが、全部倒される可能性があるなら、1体を囮にして逃げるのがベターだ。思い入れがある魔物というわけではないからな。ディストピアに帰れば4桁は存在している消耗品程度の扱いだしな。
ディストピアにおける2台消耗品の1つ、S級スケルトン。ではもう1つは……人造ゴーレムだ。
前者は作るのに魔力が大量に必要。後者は、作るのに手間暇がかかる。今の所、俺と綾乃とバザールにしか作れないからな。
土木組もいいところまで行っているのだが、あの子たちには相棒がいるし、綾乃も可愛がっているおかげで、全員の収納のアイテムの中に最低でも2体ずつ入っている。
土木組と相棒の従魔たちだけでも脅威なのに、それが人数分揃えばさらに脅威度は上がる。そこに人造ゴーレムを追加すれば……俺たちに並ぶ脅威度のパーティーになるだろう。
あの子たちは、同じ年代のシェリル・イリア・ネルに恥じないような活動をしているし、ウルやミーシャたちのお姉さんとして、模範的な人材に育っているので、人類の脅威になることは少ないと思われる。
だけど、俺たちと同じで身内に手を出されれば、その脅威度はマックスを通り超えて、天災級といっても間違いではないほど危険になるだろう。
保有戦力だけでも脅威なのに、そこに俺の従魔たちが共感してしまえば、俺でも手が付けられなくなる。
俺の従魔たちは、家族思いだからな。よく遊んでくれている土木組の事を、身内……家族として扱っているので、手加減することはまずありえない。
っと、人造ゴーレムの作り手から、変な方向に飛躍してしまったな。
ドワーフたちは、限定的な武器という分野においては、天才的な造形をするのだが、人造ゴーレムとなると難しいようで、腕の1本も作れたためしがない。
妻たちにも人造ゴーレムは難しいので、どれだけ小さい頃にイメージ力を養ったかで、人造ゴーレムを作れるか決まるのだろう。
子どもたちがお風呂へ入りに行ったので、俺とシリウス君は、ブラウニーたちの作ってくれたつまみを食べながら、5作品目を見ることにした。
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