2,443 / 2,518
第2444話 焚火の楽しみ!
しおりを挟む
夕食が終わり、沖縄発祥のタコライスの事を思い返す……
ブラウニーたちが作っているし、こっちの世界の物を使っているから、完全再現とはいかないだろうけど、美味かったな。ピリッと辛いんだけど、また食べたくなってしまうあの感じ。
ただ辛い食べ物とは違うんだよな。あれだな、カレーに近い辛さと言えばいいのかな。辛いけどまた食べたくなる美味さがあるんだよな。
でも、個人的には夜じゃなくて、昼とかに食べたい料理だな。
どんぶりに入れて食べたいけど、多分沖縄ではそういう食べ方じゃなくて、平皿かあってもカレー皿くらいの深さの入れ物で食べているっぽいんだよな。どんぶりじゃダメなのかね?
燃費が悪くなった体は、お腹がいっぱいでも食事の事を考えると涎が垂れてくるんだよな。
やめやめ、こんなこと考えてたら腹が減るだけだな。ただでさえ食事の量多いのに、もっと食べる量が多くなってしまうのは困……らんか。食事に関してはブラウニーたちが管理してくれているから、問題はないか。
もう寝るか。
色々考えるの早めて、そのまま寝ることにした。
まだ早い時間なので、妻たちと子どもたちは、大きなテレビでアニメの映画を見ているから、邪魔をしない様にな。
久々に大の字に寝る気がするな。大きなベットを独り占めして、大満足で寝るのだよ。
気持ち良く寝ていたと思うが、急に苦しくなって目が覚める。
目が覚めると同時に、俺に何が起きているのかを理解する。
シンラ……何でお前は俺の顔に張り付くんだ? 苦しいからやめろって言ったよな?
でも、子どもたちの声が聞こえているので、朝ってわけじゃないはずだ。こういう時は、大体俺の方が早く起きるから、子どもたちの声は聞こえないんだよな。
背中の服を掴んで顔から引っぺがすと、満面の笑みで手足をバタバタさせながらこっちを見ている。
「えっと、どういう状況?」
近くにいた妻たちに聞いてみた。
どうやら、俺が一人で大の字に寝ているのを見て、シンラが俺の体によじ登り、いろんな所から登って最終的に顔にたどり着いて満足しているようだということだ。
全く意味が分からん。
シンラは宙づりにされているが、関係なく楽しそうな様子だな。
まぁ、イジメているように見えるのか、プラムとシオンの2人から猛攻撃をくれっているけどね。3人の温度差が激しくて俺が風邪ひきそうだよ。
シンラと一緒にプラムとシオンを抱きかかえると、2人は満足そうな顔になったので、問題はなさそうだな。
「でさ、今何時? 23時か。寝る前に俺の事を起こしたってだけか?」
「違うよ! 遊んだ後にいっぱい寝ちゃったから、まだ眠くないの。だからとーたんを起こして、一緒に遊ぼうかなっておもったの!」
笑顔でミーシャにそういわれたら、遊ばないわけにはいかないよな。
何をするかと思ったら、遊ぶといってもゲームや体を動かしたりするわけでもなく、焚き火をしながらのんびり夜空を見ようという感じらしい。
キャンプの楽しみということで、俺が子どもたちに教えた焚き火か。
この時間から、焚き火を開始するのか。
つけ方を前に教えたけど、覚えているかな?
ミーシャたちがシンラたちに教えながら、焚き火を付けようとしている。
シンラたちは指示の通り、麻紐を解してモコモコにしたものを3人で一生懸命作っている。見守っているのはミーシャで、スミレとブルムはカエデとリンドのもとへ行き、フェザースティックを作ってもらっている。
フェザースティックは、ある程度の太さの木の棒を、ナイフを使い燃えやすいように薄く削った物と言えばいいのかな? 乾燥した松ぼっくりがあれば、あれが着火剤の様に燃えるのだが、ここには無いからこうやって手間をかけて、その手間を楽しんでいる感じだな。
キャンプは、不便を楽しむのも醍醐味だったりするんだよな。グランピングは、その不便な部分を全部取っ払って、野外泊を楽しむ物なんだよね。
俺の偏見はあるけど、多分こんな感じやろ。
麻紐の準備ができたところで、その上に重ねるようにフェザースティックを3本おき、その上に細めの木を。そして段々に太い木を入れていく形だな。
準備できたようで、ファイヤースターターを使って火をつけようとしている。
プラムとシオンはヤル気がないないのか、その辺は全部シンラに任せているな。
シャッシャと擦っているが、力が足りないから火花が飛ばないので、ミーシャが後ろから手伝っている。
火花が飛ぶようになり3回目に火花が飛び移り、麻ひもが燃え、その火がフェザースティックに燃え移り、細い木……薪に燃え移る。
このまま楽しもうか。
俺の座っている場所に子どもたちが集まって来て、ギューギューになる。なんか幸せだな。
薪を投入するのはシンラの役目だな。
日本の夜空を再現しているので、星座を説明していく。魔法を使って星を繋げる。プラネタリウムみたいな感じだな。
それなりに楽しんでもらえたので、ちょっと満足している自分がいる。
焚火と言えば、焼きマシュマロでしょう。長めの棒を使ってマシュマロをさして、子どもたちに渡していく。
近すぎると燃えてしまうので、遠火でじっくり焼く必要があるんだぞ。
上の子たちは俺の言うことを守って、遠火で焼いているのだが、下の子たちは……見事に燃やして炭になっていた。
泣きそうな顔をしているので、もう1個渡してやるが、近くにし過ぎるので、妻たちに手の位置を調整してもらっている。
焼けた上の子たちのマシュマロは、チョコビスケットに挟みスモアを作る。
美味しそうに頬張っている姿を見た下の子たちが、早く食べたいと焚き火に近付けてしまうので、妻たちが一生懸命話している姿が微笑ましいな。
ブラウニーたちが作っているし、こっちの世界の物を使っているから、完全再現とはいかないだろうけど、美味かったな。ピリッと辛いんだけど、また食べたくなってしまうあの感じ。
ただ辛い食べ物とは違うんだよな。あれだな、カレーに近い辛さと言えばいいのかな。辛いけどまた食べたくなる美味さがあるんだよな。
でも、個人的には夜じゃなくて、昼とかに食べたい料理だな。
どんぶりに入れて食べたいけど、多分沖縄ではそういう食べ方じゃなくて、平皿かあってもカレー皿くらいの深さの入れ物で食べているっぽいんだよな。どんぶりじゃダメなのかね?
燃費が悪くなった体は、お腹がいっぱいでも食事の事を考えると涎が垂れてくるんだよな。
やめやめ、こんなこと考えてたら腹が減るだけだな。ただでさえ食事の量多いのに、もっと食べる量が多くなってしまうのは困……らんか。食事に関してはブラウニーたちが管理してくれているから、問題はないか。
もう寝るか。
色々考えるの早めて、そのまま寝ることにした。
まだ早い時間なので、妻たちと子どもたちは、大きなテレビでアニメの映画を見ているから、邪魔をしない様にな。
久々に大の字に寝る気がするな。大きなベットを独り占めして、大満足で寝るのだよ。
気持ち良く寝ていたと思うが、急に苦しくなって目が覚める。
目が覚めると同時に、俺に何が起きているのかを理解する。
シンラ……何でお前は俺の顔に張り付くんだ? 苦しいからやめろって言ったよな?
でも、子どもたちの声が聞こえているので、朝ってわけじゃないはずだ。こういう時は、大体俺の方が早く起きるから、子どもたちの声は聞こえないんだよな。
背中の服を掴んで顔から引っぺがすと、満面の笑みで手足をバタバタさせながらこっちを見ている。
「えっと、どういう状況?」
近くにいた妻たちに聞いてみた。
どうやら、俺が一人で大の字に寝ているのを見て、シンラが俺の体によじ登り、いろんな所から登って最終的に顔にたどり着いて満足しているようだということだ。
全く意味が分からん。
シンラは宙づりにされているが、関係なく楽しそうな様子だな。
まぁ、イジメているように見えるのか、プラムとシオンの2人から猛攻撃をくれっているけどね。3人の温度差が激しくて俺が風邪ひきそうだよ。
シンラと一緒にプラムとシオンを抱きかかえると、2人は満足そうな顔になったので、問題はなさそうだな。
「でさ、今何時? 23時か。寝る前に俺の事を起こしたってだけか?」
「違うよ! 遊んだ後にいっぱい寝ちゃったから、まだ眠くないの。だからとーたんを起こして、一緒に遊ぼうかなっておもったの!」
笑顔でミーシャにそういわれたら、遊ばないわけにはいかないよな。
何をするかと思ったら、遊ぶといってもゲームや体を動かしたりするわけでもなく、焚き火をしながらのんびり夜空を見ようという感じらしい。
キャンプの楽しみということで、俺が子どもたちに教えた焚き火か。
この時間から、焚き火を開始するのか。
つけ方を前に教えたけど、覚えているかな?
ミーシャたちがシンラたちに教えながら、焚き火を付けようとしている。
シンラたちは指示の通り、麻紐を解してモコモコにしたものを3人で一生懸命作っている。見守っているのはミーシャで、スミレとブルムはカエデとリンドのもとへ行き、フェザースティックを作ってもらっている。
フェザースティックは、ある程度の太さの木の棒を、ナイフを使い燃えやすいように薄く削った物と言えばいいのかな? 乾燥した松ぼっくりがあれば、あれが着火剤の様に燃えるのだが、ここには無いからこうやって手間をかけて、その手間を楽しんでいる感じだな。
キャンプは、不便を楽しむのも醍醐味だったりするんだよな。グランピングは、その不便な部分を全部取っ払って、野外泊を楽しむ物なんだよね。
俺の偏見はあるけど、多分こんな感じやろ。
麻紐の準備ができたところで、その上に重ねるようにフェザースティックを3本おき、その上に細めの木を。そして段々に太い木を入れていく形だな。
準備できたようで、ファイヤースターターを使って火をつけようとしている。
プラムとシオンはヤル気がないないのか、その辺は全部シンラに任せているな。
シャッシャと擦っているが、力が足りないから火花が飛ばないので、ミーシャが後ろから手伝っている。
火花が飛ぶようになり3回目に火花が飛び移り、麻ひもが燃え、その火がフェザースティックに燃え移り、細い木……薪に燃え移る。
このまま楽しもうか。
俺の座っている場所に子どもたちが集まって来て、ギューギューになる。なんか幸せだな。
薪を投入するのはシンラの役目だな。
日本の夜空を再現しているので、星座を説明していく。魔法を使って星を繋げる。プラネタリウムみたいな感じだな。
それなりに楽しんでもらえたので、ちょっと満足している自分がいる。
焚火と言えば、焼きマシュマロでしょう。長めの棒を使ってマシュマロをさして、子どもたちに渡していく。
近すぎると燃えてしまうので、遠火でじっくり焼く必要があるんだぞ。
上の子たちは俺の言うことを守って、遠火で焼いているのだが、下の子たちは……見事に燃やして炭になっていた。
泣きそうな顔をしているので、もう1個渡してやるが、近くにし過ぎるので、妻たちに手の位置を調整してもらっている。
焼けた上の子たちのマシュマロは、チョコビスケットに挟みスモアを作る。
美味しそうに頬張っている姿を見た下の子たちが、早く食べたいと焚き火に近付けてしまうので、妻たちが一生懸命話している姿が微笑ましいな。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
冤罪をかけられ、彼女まで寝取られた俺。潔白が証明され、皆は後悔しても戻れない事を知ったらしい
一本橋
恋愛
痴漢という犯罪者のレッテルを張られた鈴木正俊は、周りの信用を失った。
しかし、その実態は私人逮捕による冤罪だった。
家族をはじめ、友人やクラスメイトまでもが見限り、ひとり孤独へとなってしまう。
そんな正俊を慰めようと現れた彼女だったが、そこへ私人逮捕の首謀者である“山本”の姿が。
そこで、唯一の頼みだった彼女にさえも裏切られていたことを知ることになる。
……絶望し、身を投げようとする正俊だったが、そこに学校一の美少女と呼ばれている幼馴染みが現れて──
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼馴染み達が寝取られたが,別にどうでもいい。
みっちゃん
ファンタジー
私達は勇者様と結婚するわ!
そう言われたのが1年後に再会した幼馴染みと義姉と義妹だった。
「.....そうか,じゃあ婚約破棄は俺から両親達にいってくるよ。」
そう言って俺は彼女達と別れた。
しかし彼女達は知らない自分達が魅了にかかっていることを、主人公がそれに気づいていることも,そして,最初っから主人公は自分達をあまり好いていないことも。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる