2,329 / 2,518
第2329話 まだまだ知らないことは沢山ある
しおりを挟む
武器と一体となって動けているのは、いい気分だったのだが、それを邪魔するように俺に声をかけてきた奴がいた。
そう思い振り返ると、ミドリがニコニコとしているが、決して笑ってはいない事が分かる怖い表情でこちらを見ていた。
ここを担当していたブラウニーたちが、アマレロの後ろにいてどういうことか確認することは出来なそうだ。
「ご主人様、訓練が楽しいのは分かりますが、食事の声掛けをしてくれているブラウニーたちを無視するのは、どういう事でしょうか?」
言われた意味が分からなかった。
俺は無視したつもりはないし、声をかけられた覚えもないのに、アマレロに怒られている。
助けを求めるために、綾乃とバザールを探すが……どこにもいなかった。
導き出される答えは……夢中になりすぎて、ブラウニーたちの声が聞こえていなかったということだろう。
声掛けに反応してくれなかった俺をどうすればいいのか悩んだ末に、シルキーたちに助けを求めて、アマレロがここに来たということだろう。
俺は頭の中で高速ではじき出した結果に……
その場で土下座をして謝ることにした。
「はぁ……私たちは、謝ってほしいわけではないのです。夢中になるのもいいですが、ご主人様が私たちに命令したことを、先に断りもなく破ることを止めてほしいと言っているだけなのです」
俺が命令した事ってなんだ?
俺の考えを読んだのか、
「ご主人様を含めたご家族様方の栄養管理などをさせてもらっています。食事は特に大切だから、食欲がなくても可能な限り食べさせてほしいと、私たちに言いましたよね? 食事がない人ならまだわかりますが、元気に武器を振っているのに、食事をないがしろにするのはどうかと思います」
言われてから思い出したが、そんなお願いをした覚えはある。だけど、命令した覚えはないんだけどな……
ともかく、俺が食事を大切にしてほしいといったのに、大切にしていなかったから怒っているということだ。同じように、ゲームをして時間を忘れてたりすると、怒られたりするんだよな。
すべてはこのお願いが元になってたってことか……何かあるなら先に連絡を入れてほしいというのも、食事をないがしろにしていないというアピールみたいなものかな。
毎回同じ状況になってしまうが、次からは気をつけます、と言って謝るのではなく、いつも感謝している、とお礼を言うことにした。
昼食ということで、準備されていたものは、高タンパク高カロリーな食べ物だった。普通なら低カロリーだと思うのだが、俺の運動量を考えると、どうしても高カロリーな食べ物にしておかないと、途中でガス欠が起こってしまう。
大量にエネルギーを消費するから、俺の行動に合わせて食事を準備してくれたりするんだよね。本当に感謝しかない。
ステータスが高くても、体を動かせば筋肉繊維が傷付き修復するのに栄養を使うので、筋肉にも配慮して高タンパク質の物も出してくれるのもありがたい。
しっかりと食べる事にしたので、午後の訓練は少し遅めに始めることにしよう。
食事をたらふく食べた俺は少しだけストレッチをして、楽な姿勢で少し休憩することにしよう。ブラウニーたちには、30分ほどで起こすようにお願いしてから、ダマが近くにいたので捕獲して胸毛に顔を埋めてからねることにした。
ダマがイヤイヤしていたが、俺の拘束から逃れることは出来なかったので、諦めの表情をしてなされるがままで耐えることになった。
声をかけられて目を覚ますと、45分程過ぎていた。
「様子を見ている限り、眠りが深かったので浅くなるまで待させていただきました。眠りが深いまま起きると、気分的によろしくないかと思いまして」
なるほどね。俺の事を考えての事だったようだ。
ぐったりとしているダマを、駄目になるクッションにのせてやり、俺は体の動きを確かめる。
寝起きということを考えれば、こんなものだろう。
訓練場へ戻ると、俺の事を見捨てて逃げた、綾乃とバザールが人造ゴーレムの準備を始めていた。
恨めしく見ていると、気付いているのにあえて知りませんよ! というスタンスで、俺の事を無視している。
何もなかったかのように、準備が終わったと俺に声をかけてきた。
さて、第2ラウンド、いきますかね。
午前中の事を思い出して、魔力によって肉体を強化していく。
併用して雷魔法を付与すれば、意識を加速させることもできるが、併用すると魔力をドカ食いするからな。使いたくない技である。
まさか、このレベルにもなって、チビ神に強化改造してもらった体で、魔力運用に苦労するとは思わなかったな。
今まで魔力を限界まで使うことなんて、数えるくらいしかないからな。すぐに思い出せると言えば、質量魔法とでも呼ぶメテオを使った時くらいだな。
体を動かすだけではなく、魔力と一緒に運用できるようにならないと、この先人造ゴーレムに勝てないだろう。人造ゴーレムが目標ではないけど、良い実験台になってくれそうだな。
理想は、振り出しや攻撃が当たる瞬間、加速する時などに瞬間的に使って、魔力の消費を抑えながら戦うことだろう。
いきなりそんな器用なことをできる訳もないので、振る前から降り終わるまでくらいで制御できればと思っている。
こういった技術は慣れも必要だけど、何度も何度も使うことで練度をあげていき、感覚を研ぎ澄ませていくことで、次第に息を吸うようにできるようになる……というのが目標だな。
武器を振るう時に魔力を注いで、振り終わりに魔力を抜く。
自分の魔力だから吸収できないか試しながらやったが、一度変異させてしまったものは、どうやっても吸収することは出来なそうだった。使い終わったら放出する形だな。
この魔力が還元されて、大地が吸収しているようだ。
それをまた俺たちが吸収して、サイクルができているのかもな。違う可能性もあるけどな。
込めるのは思ったより簡単というか、いつもやっているからそこまで苦にならないが、魔力を意識的に抜くって言うのは思ったより難しかった。
途中で抜かなくてもいいのでは? と思ったのだが、抜くと抜かないのでは魔力の消費が全然違ったのだ。
魔力を抜かないと、ずっと魔力を吸い続けるため、こまめにオンオフをしないと、魔力の節約ができないようだ。
原理は分からないが、今までは戦う時に使ってた場合は、常に強化し続けていたから気付かなかった事実だった。
そう思い振り返ると、ミドリがニコニコとしているが、決して笑ってはいない事が分かる怖い表情でこちらを見ていた。
ここを担当していたブラウニーたちが、アマレロの後ろにいてどういうことか確認することは出来なそうだ。
「ご主人様、訓練が楽しいのは分かりますが、食事の声掛けをしてくれているブラウニーたちを無視するのは、どういう事でしょうか?」
言われた意味が分からなかった。
俺は無視したつもりはないし、声をかけられた覚えもないのに、アマレロに怒られている。
助けを求めるために、綾乃とバザールを探すが……どこにもいなかった。
導き出される答えは……夢中になりすぎて、ブラウニーたちの声が聞こえていなかったということだろう。
声掛けに反応してくれなかった俺をどうすればいいのか悩んだ末に、シルキーたちに助けを求めて、アマレロがここに来たということだろう。
俺は頭の中で高速ではじき出した結果に……
その場で土下座をして謝ることにした。
「はぁ……私たちは、謝ってほしいわけではないのです。夢中になるのもいいですが、ご主人様が私たちに命令したことを、先に断りもなく破ることを止めてほしいと言っているだけなのです」
俺が命令した事ってなんだ?
俺の考えを読んだのか、
「ご主人様を含めたご家族様方の栄養管理などをさせてもらっています。食事は特に大切だから、食欲がなくても可能な限り食べさせてほしいと、私たちに言いましたよね? 食事がない人ならまだわかりますが、元気に武器を振っているのに、食事をないがしろにするのはどうかと思います」
言われてから思い出したが、そんなお願いをした覚えはある。だけど、命令した覚えはないんだけどな……
ともかく、俺が食事を大切にしてほしいといったのに、大切にしていなかったから怒っているということだ。同じように、ゲームをして時間を忘れてたりすると、怒られたりするんだよな。
すべてはこのお願いが元になってたってことか……何かあるなら先に連絡を入れてほしいというのも、食事をないがしろにしていないというアピールみたいなものかな。
毎回同じ状況になってしまうが、次からは気をつけます、と言って謝るのではなく、いつも感謝している、とお礼を言うことにした。
昼食ということで、準備されていたものは、高タンパク高カロリーな食べ物だった。普通なら低カロリーだと思うのだが、俺の運動量を考えると、どうしても高カロリーな食べ物にしておかないと、途中でガス欠が起こってしまう。
大量にエネルギーを消費するから、俺の行動に合わせて食事を準備してくれたりするんだよね。本当に感謝しかない。
ステータスが高くても、体を動かせば筋肉繊維が傷付き修復するのに栄養を使うので、筋肉にも配慮して高タンパク質の物も出してくれるのもありがたい。
しっかりと食べる事にしたので、午後の訓練は少し遅めに始めることにしよう。
食事をたらふく食べた俺は少しだけストレッチをして、楽な姿勢で少し休憩することにしよう。ブラウニーたちには、30分ほどで起こすようにお願いしてから、ダマが近くにいたので捕獲して胸毛に顔を埋めてからねることにした。
ダマがイヤイヤしていたが、俺の拘束から逃れることは出来なかったので、諦めの表情をしてなされるがままで耐えることになった。
声をかけられて目を覚ますと、45分程過ぎていた。
「様子を見ている限り、眠りが深かったので浅くなるまで待させていただきました。眠りが深いまま起きると、気分的によろしくないかと思いまして」
なるほどね。俺の事を考えての事だったようだ。
ぐったりとしているダマを、駄目になるクッションにのせてやり、俺は体の動きを確かめる。
寝起きということを考えれば、こんなものだろう。
訓練場へ戻ると、俺の事を見捨てて逃げた、綾乃とバザールが人造ゴーレムの準備を始めていた。
恨めしく見ていると、気付いているのにあえて知りませんよ! というスタンスで、俺の事を無視している。
何もなかったかのように、準備が終わったと俺に声をかけてきた。
さて、第2ラウンド、いきますかね。
午前中の事を思い出して、魔力によって肉体を強化していく。
併用して雷魔法を付与すれば、意識を加速させることもできるが、併用すると魔力をドカ食いするからな。使いたくない技である。
まさか、このレベルにもなって、チビ神に強化改造してもらった体で、魔力運用に苦労するとは思わなかったな。
今まで魔力を限界まで使うことなんて、数えるくらいしかないからな。すぐに思い出せると言えば、質量魔法とでも呼ぶメテオを使った時くらいだな。
体を動かすだけではなく、魔力と一緒に運用できるようにならないと、この先人造ゴーレムに勝てないだろう。人造ゴーレムが目標ではないけど、良い実験台になってくれそうだな。
理想は、振り出しや攻撃が当たる瞬間、加速する時などに瞬間的に使って、魔力の消費を抑えながら戦うことだろう。
いきなりそんな器用なことをできる訳もないので、振る前から降り終わるまでくらいで制御できればと思っている。
こういった技術は慣れも必要だけど、何度も何度も使うことで練度をあげていき、感覚を研ぎ澄ませていくことで、次第に息を吸うようにできるようになる……というのが目標だな。
武器を振るう時に魔力を注いで、振り終わりに魔力を抜く。
自分の魔力だから吸収できないか試しながらやったが、一度変異させてしまったものは、どうやっても吸収することは出来なそうだった。使い終わったら放出する形だな。
この魔力が還元されて、大地が吸収しているようだ。
それをまた俺たちが吸収して、サイクルができているのかもな。違う可能性もあるけどな。
込めるのは思ったより簡単というか、いつもやっているからそこまで苦にならないが、魔力を意識的に抜くって言うのは思ったより難しかった。
途中で抜かなくてもいいのでは? と思ったのだが、抜くと抜かないのでは魔力の消費が全然違ったのだ。
魔力を抜かないと、ずっと魔力を吸い続けるため、こまめにオンオフをしないと、魔力の節約ができないようだ。
原理は分からないが、今までは戦う時に使ってた場合は、常に強化し続けていたから気付かなかった事実だった。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる