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第2296話 午前中の贅沢
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子どもたちが午前中の勉強を始めた頃、俺は自分の部屋で昨日の夜やった模擬戦の事を考えていた。ミーシャたちにやらせるなら、模擬戦形式よりは、最後にやった投げられる経験を何度もつむ方がいいのではないだろうか?
模擬戦だと、投げ以外の攻撃手段も増えて時間がかかってしまうが、投げを体験するだけなら同じ時間で何十回と投げられることを体験できる。実戦形式の方が覚えるかと思ったが、まだ投げに慣れていないのに実戦をしたところで意味がない気がしてきたのだ。
実戦形式は実戦形式でいいところはあるだろうが、今回の趣旨としては微妙な気がしてきたのだ。ただ、娘たちと俺とでは、慎重さも体格差もありすぎて、投げ技もかけにくくなってしまう。
だから、娘たちの相手をしてもらうために、昨日の夜妻たちに体験してもらったんだよな。
俺の身長が約180センチメートルに対して、年少組と分けている妻たちの中で一番身長が高くて165センチメートルほど、イリアとネルは一番低くて150センチメートルほどしかない。次に小さいシェリルが大体152センチメートルほどだ。
ミーシャたちも大きくなってきているが、俺と比べるとさすがに小さすぎるんだよな。その点妻たちなら、俺と子どもたちのちょうど間位にいるから、子どもたちの相手にちょうどいいという感じだな。
今日の訓練は妻たちを中心に、俺が外から見て可能な範囲で助言する形になるかな?
ミーシャたちの体験をしたいというところから始まったが、技術としてしっかりと覚えるのは大切だから、しっかりと学んでほしいところだな。ある程度身についてから、実戦形式の模擬戦にするべきだろう。1対1じゃなくて、複数人対複数人がいい気がする。
片方を少し多くして、少ない方を1人ずつ戦闘不能にしていくとかね。
実力差があれば、いちいち投げたりせずにそのまま殴る蹴るで戦闘不能にすればいいのだが、相手が自分以上の実力だった場合は、奇策の一手として柔術は優秀だから、覚えていて損は無いということだ。
長ったらしく考えたが、要は選択肢はいざという時に多い方がいいってことだな。
どう続いていたのかは分からないが、戦闘中は選択肢が少ない方が行動に移りやすいけど、手を読まれると途端に厳しくなるので、使える手札は多いにこしたことは無いんだよね。
よし、今日は妻たちに頑張ってもらいましょう。
窓の近くでポカポカ陽気の太陽の日差しを浴びて、猫たちが日向ぼっこをしている。俺の部屋は俺が過ごしやすい温度になっており、他より涼しいためか猫たちが俺の部屋に忍び込んでは、日光浴を楽しんでることがあるんだよな。
コタツでアイスを食べる原理と同じなんじゃないかと思う。涼しい部屋で太陽の日差しを浴びるという贅沢な行為をしている猫たちは、暑苦しくも団子になっているから面白い。
地球で猫を飼っていた友達が、風は嫌がるって言ってたのだが、エアコンの風がもろに当たっている位置で団子になっているのだから、なんか不思議な感じなんだよな。
こいつらを見ていると本当に眠くなってくる。無理をせずに、少し昼寝でもするか?
手足を解放して寝たい気がしたので、猫たちと同じようにカーペットの上に寝転がり、手足を開いて大の字になって寝る。1時間くらいして起きなかったら、起こしてほしいとブラウニーたちにお願いして眠りについた。
昨日の砂風呂とは違い、少しまどろんだ中で何かを考えていたと思うのだが、思い出せないということはどうでもよかったのだろう。
ブラウニーが起こすために声をかけてくれた。
起きようと思ったのだが、起きる前のまどろみって気持ちいいよね。意識が覚醒するまでグダグダしてようとしたら、急にお腹に重さを感じた。次の瞬間、ぐっと押されるような衝撃と共に、重さが無くなった。
そして続けて同じ現象が何度も起こる。
猫たちが俺のお腹をジャンプ台にして、どこかへ行ったようだ。わざわざ俺のお腹の上を通らなくてもいいだろうに……わざとなんだろうな。
首をグルグル回しながら目を覚まし、時計を見る……1時間30分程時間が建っていた。
まどろんでいる時間は起きている物として、完全に寝入ってから1時間ほどで起こしてくれたのだろうか?
もう少しするとお昼の時間になるので、ちょうどいいと言えばちょうどいい時間だな。まだ寝ている体を伸ばしたりして覚醒へ導いていく。
完全に目が覚めたところで食堂へ向こう為に歩いていると、子どもたちの元気な声が聞こえてきた。おそらく食堂からだろうな。猫たちにマテをしているシンラたちの声がしているので、俺のお腹をジャンプ台にしていった猫たちが座って、早く飯を食わせろってシンラを見上げてそうだな。
しっかりと自分たちのするべき仕事をしているようだな。それだけゲームをしたいんだろうな。少しルーズだった部分が急に無くなったからな。5歳にもなっていないのに、躾としては厳し過ぎるかとも思うが、この子たちはズル賢いので、このくらいはしておかないといけないだろう。
食堂へ着くころには、猫たちの早くしろよーという声が、廊下に聞こえてきた。俺がいないから、俺を呼んでいる声だな。
猫たちは先に食べることも多いのだが、俺が歩いていることをミーシャたちが発見しているので、猫たちに食べて良いという許可が出ていないのだ。だから早くしろと鳴いているんだよな……
俺が到着するころには、子どもたちは全員席についており、妻たちは半分くらいがここにいるな。
食事の前の挨拶をしてから、食事が始まる。
シンラはいつものように、プラムとシオンにご飯を奪われ、2人の皿から食事を奪って食べている。
3人で1つ分の食器にしたらいいのでは? と思わなくもないが、そうするとプラムたちが不貞腐れそうな気がする。この取り合っている状態がベストなんだろうな。
3人以外の皿を狙うことがないから大事にはしていないが、他の人間の皿を狙うなら本格的に怒る必要があったから、様子を見守ろう。
模擬戦だと、投げ以外の攻撃手段も増えて時間がかかってしまうが、投げを体験するだけなら同じ時間で何十回と投げられることを体験できる。実戦形式の方が覚えるかと思ったが、まだ投げに慣れていないのに実戦をしたところで意味がない気がしてきたのだ。
実戦形式は実戦形式でいいところはあるだろうが、今回の趣旨としては微妙な気がしてきたのだ。ただ、娘たちと俺とでは、慎重さも体格差もありすぎて、投げ技もかけにくくなってしまう。
だから、娘たちの相手をしてもらうために、昨日の夜妻たちに体験してもらったんだよな。
俺の身長が約180センチメートルに対して、年少組と分けている妻たちの中で一番身長が高くて165センチメートルほど、イリアとネルは一番低くて150センチメートルほどしかない。次に小さいシェリルが大体152センチメートルほどだ。
ミーシャたちも大きくなってきているが、俺と比べるとさすがに小さすぎるんだよな。その点妻たちなら、俺と子どもたちのちょうど間位にいるから、子どもたちの相手にちょうどいいという感じだな。
今日の訓練は妻たちを中心に、俺が外から見て可能な範囲で助言する形になるかな?
ミーシャたちの体験をしたいというところから始まったが、技術としてしっかりと覚えるのは大切だから、しっかりと学んでほしいところだな。ある程度身についてから、実戦形式の模擬戦にするべきだろう。1対1じゃなくて、複数人対複数人がいい気がする。
片方を少し多くして、少ない方を1人ずつ戦闘不能にしていくとかね。
実力差があれば、いちいち投げたりせずにそのまま殴る蹴るで戦闘不能にすればいいのだが、相手が自分以上の実力だった場合は、奇策の一手として柔術は優秀だから、覚えていて損は無いということだ。
長ったらしく考えたが、要は選択肢はいざという時に多い方がいいってことだな。
どう続いていたのかは分からないが、戦闘中は選択肢が少ない方が行動に移りやすいけど、手を読まれると途端に厳しくなるので、使える手札は多いにこしたことは無いんだよね。
よし、今日は妻たちに頑張ってもらいましょう。
窓の近くでポカポカ陽気の太陽の日差しを浴びて、猫たちが日向ぼっこをしている。俺の部屋は俺が過ごしやすい温度になっており、他より涼しいためか猫たちが俺の部屋に忍び込んでは、日光浴を楽しんでることがあるんだよな。
コタツでアイスを食べる原理と同じなんじゃないかと思う。涼しい部屋で太陽の日差しを浴びるという贅沢な行為をしている猫たちは、暑苦しくも団子になっているから面白い。
地球で猫を飼っていた友達が、風は嫌がるって言ってたのだが、エアコンの風がもろに当たっている位置で団子になっているのだから、なんか不思議な感じなんだよな。
こいつらを見ていると本当に眠くなってくる。無理をせずに、少し昼寝でもするか?
手足を解放して寝たい気がしたので、猫たちと同じようにカーペットの上に寝転がり、手足を開いて大の字になって寝る。1時間くらいして起きなかったら、起こしてほしいとブラウニーたちにお願いして眠りについた。
昨日の砂風呂とは違い、少しまどろんだ中で何かを考えていたと思うのだが、思い出せないということはどうでもよかったのだろう。
ブラウニーが起こすために声をかけてくれた。
起きようと思ったのだが、起きる前のまどろみって気持ちいいよね。意識が覚醒するまでグダグダしてようとしたら、急にお腹に重さを感じた。次の瞬間、ぐっと押されるような衝撃と共に、重さが無くなった。
そして続けて同じ現象が何度も起こる。
猫たちが俺のお腹をジャンプ台にして、どこかへ行ったようだ。わざわざ俺のお腹の上を通らなくてもいいだろうに……わざとなんだろうな。
首をグルグル回しながら目を覚まし、時計を見る……1時間30分程時間が建っていた。
まどろんでいる時間は起きている物として、完全に寝入ってから1時間ほどで起こしてくれたのだろうか?
もう少しするとお昼の時間になるので、ちょうどいいと言えばちょうどいい時間だな。まだ寝ている体を伸ばしたりして覚醒へ導いていく。
完全に目が覚めたところで食堂へ向こう為に歩いていると、子どもたちの元気な声が聞こえてきた。おそらく食堂からだろうな。猫たちにマテをしているシンラたちの声がしているので、俺のお腹をジャンプ台にしていった猫たちが座って、早く飯を食わせろってシンラを見上げてそうだな。
しっかりと自分たちのするべき仕事をしているようだな。それだけゲームをしたいんだろうな。少しルーズだった部分が急に無くなったからな。5歳にもなっていないのに、躾としては厳し過ぎるかとも思うが、この子たちはズル賢いので、このくらいはしておかないといけないだろう。
食堂へ着くころには、猫たちの早くしろよーという声が、廊下に聞こえてきた。俺がいないから、俺を呼んでいる声だな。
猫たちは先に食べることも多いのだが、俺が歩いていることをミーシャたちが発見しているので、猫たちに食べて良いという許可が出ていないのだ。だから早くしろと鳴いているんだよな……
俺が到着するころには、子どもたちは全員席についており、妻たちは半分くらいがここにいるな。
食事の前の挨拶をしてから、食事が始まる。
シンラはいつものように、プラムとシオンにご飯を奪われ、2人の皿から食事を奪って食べている。
3人で1つ分の食器にしたらいいのでは? と思わなくもないが、そうするとプラムたちが不貞腐れそうな気がする。この取り合っている状態がベストなんだろうな。
3人以外の皿を狙うことがないから大事にはしていないが、他の人間の皿を狙うなら本格的に怒る必要があったから、様子を見守ろう。
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