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第2271話 嫌いじゃないけど手加減して!
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お風呂から上がり夕食を食べると、シンラたちはすぐにブラウニーたちの元へゲーム機を返してもらいに行った。いつもより1時間は長くゲームができそうだな。ミーシャたちもシンラたちと一緒に、ゲームをするために移動している。
いつもの位置に陣取ったシンラたちは、大きな画面でゲームを始める。ミーシャたちも4人用のコタツに入って、対戦ゲームを始めるようだな。
ふ~そう言えば、久しぶりにまともに動いた気がするな。クライミングとかもやったけど、あれは動いたというより体を使ったって感じで、ちょっと違ったんだよな。そこまで長い時間ではなかったが、訓練は体を動かしたって感じがしたな。
普段はあまり使わないのだが、体をマッサージしたいと思い、マッサージチェアーを使うことにした。
揉まれる感覚が好きではないので、叩くような感じや揺れるような振動で体をマッサージする。膝から下は、空気で圧力を加えて空気を抜くようなマッサージ器を使っている。
マッサージチェアーは、眠くなってくるから困るとは言わないが、寝落ちしてしまうことがちょっと心配なんだよな。妻たちの中には、よく寝落ちしているメンバーもいて、ブラウニーたちによく注意されてるんだよな。
マッサージチェアーで眠ってはいけないというルールが何故かあるので、眠ってしまうと俺も注意されてしまう。
シュウは知らなかったがこのルールができたのは、妻たちの半数以上が同じ日同じ時間に寝落ちしてしまったため、起こすのが大変だったそうだ。
普通に寝ているだけなら結構簡単に起きる妻たちも、マッサージチェアーという外部からの刺激の多いところで寝ると、何故か起こすのが大変になる。刺激のある場所で眠っているからなのか、色々と面倒なことになるのだ。
そういう理由もあって、マッサージチェアーで眠るのはダメとなったのだ。
もともと家では寝起きの悪い俺なので、マッサージチェアーの有無は俺には関係なさそうだけどな。
適度な振動って何か分からないけど気持ちいよね。マッサージって言うくらいだから気持ちいいのだろうけど、そういう事じゃないんだよな……って、どういうことだよ!
思わず自分で突っ込んでしまいたくなる思考になり、思わず体を動かして突っ込んでしまった。
子どもたちは気付いていないけど、妻たちは俺のことを見て首をかしげている。そんな冷たい目で見ないでくれ、ゾクゾク……はしねえな。小説や漫画の変態じゃないんだから、そんなことになるわけない。
おや?
ウルたちは、俺が動いたのに気付かなかったのではなく、寝ていただけのようだな。
この子たちは頑張ったからな。痛い思いもして、限界まで体を動かしたんだもんな。それでお風呂でさっぱりして、お腹もいっぱいになれば眠くもなるか。
妻たちも気付いたのか、子ども部屋に運ぼうという話になった。俺が! とは思ったが、妻たちからダメと言われたので、仕方がなくシンラたちの様子を見ることにした。
下の子たちが嫌いってわけじゃなくて、父親らしいことをしようかなって……はい、嘘ついてごめんなさい。久しぶりに上の子たちを抱っこしたいと思いました。
そういうのは起きている時にって言うけど、起きている時に抱っこさせてって言って、気持ち悪いって言われたらどうすんだよ。1ヶ月は立ち直れなくなるぞ!
胸張ってそんな事言うなって言うけど、さすがにねだられたとき以外に抱っこさせてくれって言ったら、気持ち悪くないか?
お風呂も一緒に入ってるから、問題ないって言うけど……
うん、改めて考えて思った。抱っこよりお風呂の方が、気持ち悪いハードルが高い気がする。俺が一緒にはいろうとか、抱っこさせろとか言っているわけではないけど、考えてみれば明らかだな。
だったとしてもさ、気持ち悪いって言われたら……
「あ~、面倒ね。だったら近寄らなければいいでしょ。近付いてきた時だけかまってあげれば、この子たちも満足するんだから、それで我慢しておきなさい」
自分でも分かってたけど、俺って子どもが関わると面倒になるやつだよな。
こんな面倒な奴でも、嫌いにならないでくれている妻たちは、優しいのだろう。
シンラたちは、我関せずとゲームで遊んでいるがレベリングをしているようで、シンラがゲームをして、プラムとシオンはシンラが見やすいようにアニメを見ていた。
その年にして、ながら作業でレベル上げか……レベル上げって単調だから、そういうあげ方になっちゃうのは仕方がないけど、その年で覚えてしまうのはどうなのか心配になる。
俺がマッサージを始める頃は、ストーリーをおっていた気がするけど、倒せない敵でもいたのかね? そのゲームは初期の頃はそうでもなかったけど、相性でも大分差が出るようになったから、しっかりと選んで戦う必要があるんだぞ!
そんな事言っている俺も、よく分かっていないことは多いので、聞かれても答えられないからな!
マッサージは長時間する物でもないから、そろそろ止めますかね。
小説を読んだり漫画を読んだりして時間が過ぎると、シンラたちが片付けを始めた。
姉たちがいないことを不思議がるが、疲れて寝ていることを話すと、子ども部屋へかけていった。起こすことは無いと思うけど、走っていく意味もないんじゃないかな?
様子が気になったので見に行くと、シンラたちは姉たちの部屋に潜り込んで、一緒に寝始めたのだ。
姉たちとシンラたちで場所はちょっと離れているが、大きなベッドで寝かせていたので、そこに潜り込む形で寝るみたいだな。
ん~慣れた動きなのでウルたちも怒らないだろうし、少し前までみんなで寝ていたんだから、シンラたちは……寂しがるわけないな。なんか理由があるのかね?
さて、俺も部屋に戻りますかね。
スキンシップの話をしたせいか、今日も妻たちが来ており、搾り取られることとなりました。
いつもの位置に陣取ったシンラたちは、大きな画面でゲームを始める。ミーシャたちも4人用のコタツに入って、対戦ゲームを始めるようだな。
ふ~そう言えば、久しぶりにまともに動いた気がするな。クライミングとかもやったけど、あれは動いたというより体を使ったって感じで、ちょっと違ったんだよな。そこまで長い時間ではなかったが、訓練は体を動かしたって感じがしたな。
普段はあまり使わないのだが、体をマッサージしたいと思い、マッサージチェアーを使うことにした。
揉まれる感覚が好きではないので、叩くような感じや揺れるような振動で体をマッサージする。膝から下は、空気で圧力を加えて空気を抜くようなマッサージ器を使っている。
マッサージチェアーは、眠くなってくるから困るとは言わないが、寝落ちしてしまうことがちょっと心配なんだよな。妻たちの中には、よく寝落ちしているメンバーもいて、ブラウニーたちによく注意されてるんだよな。
マッサージチェアーで眠ってはいけないというルールが何故かあるので、眠ってしまうと俺も注意されてしまう。
シュウは知らなかったがこのルールができたのは、妻たちの半数以上が同じ日同じ時間に寝落ちしてしまったため、起こすのが大変だったそうだ。
普通に寝ているだけなら結構簡単に起きる妻たちも、マッサージチェアーという外部からの刺激の多いところで寝ると、何故か起こすのが大変になる。刺激のある場所で眠っているからなのか、色々と面倒なことになるのだ。
そういう理由もあって、マッサージチェアーで眠るのはダメとなったのだ。
もともと家では寝起きの悪い俺なので、マッサージチェアーの有無は俺には関係なさそうだけどな。
適度な振動って何か分からないけど気持ちいよね。マッサージって言うくらいだから気持ちいいのだろうけど、そういう事じゃないんだよな……って、どういうことだよ!
思わず自分で突っ込んでしまいたくなる思考になり、思わず体を動かして突っ込んでしまった。
子どもたちは気付いていないけど、妻たちは俺のことを見て首をかしげている。そんな冷たい目で見ないでくれ、ゾクゾク……はしねえな。小説や漫画の変態じゃないんだから、そんなことになるわけない。
おや?
ウルたちは、俺が動いたのに気付かなかったのではなく、寝ていただけのようだな。
この子たちは頑張ったからな。痛い思いもして、限界まで体を動かしたんだもんな。それでお風呂でさっぱりして、お腹もいっぱいになれば眠くもなるか。
妻たちも気付いたのか、子ども部屋に運ぼうという話になった。俺が! とは思ったが、妻たちからダメと言われたので、仕方がなくシンラたちの様子を見ることにした。
下の子たちが嫌いってわけじゃなくて、父親らしいことをしようかなって……はい、嘘ついてごめんなさい。久しぶりに上の子たちを抱っこしたいと思いました。
そういうのは起きている時にって言うけど、起きている時に抱っこさせてって言って、気持ち悪いって言われたらどうすんだよ。1ヶ月は立ち直れなくなるぞ!
胸張ってそんな事言うなって言うけど、さすがにねだられたとき以外に抱っこさせてくれって言ったら、気持ち悪くないか?
お風呂も一緒に入ってるから、問題ないって言うけど……
うん、改めて考えて思った。抱っこよりお風呂の方が、気持ち悪いハードルが高い気がする。俺が一緒にはいろうとか、抱っこさせろとか言っているわけではないけど、考えてみれば明らかだな。
だったとしてもさ、気持ち悪いって言われたら……
「あ~、面倒ね。だったら近寄らなければいいでしょ。近付いてきた時だけかまってあげれば、この子たちも満足するんだから、それで我慢しておきなさい」
自分でも分かってたけど、俺って子どもが関わると面倒になるやつだよな。
こんな面倒な奴でも、嫌いにならないでくれている妻たちは、優しいのだろう。
シンラたちは、我関せずとゲームで遊んでいるがレベリングをしているようで、シンラがゲームをして、プラムとシオンはシンラが見やすいようにアニメを見ていた。
その年にして、ながら作業でレベル上げか……レベル上げって単調だから、そういうあげ方になっちゃうのは仕方がないけど、その年で覚えてしまうのはどうなのか心配になる。
俺がマッサージを始める頃は、ストーリーをおっていた気がするけど、倒せない敵でもいたのかね? そのゲームは初期の頃はそうでもなかったけど、相性でも大分差が出るようになったから、しっかりと選んで戦う必要があるんだぞ!
そんな事言っている俺も、よく分かっていないことは多いので、聞かれても答えられないからな!
マッサージは長時間する物でもないから、そろそろ止めますかね。
小説を読んだり漫画を読んだりして時間が過ぎると、シンラたちが片付けを始めた。
姉たちがいないことを不思議がるが、疲れて寝ていることを話すと、子ども部屋へかけていった。起こすことは無いと思うけど、走っていく意味もないんじゃないかな?
様子が気になったので見に行くと、シンラたちは姉たちの部屋に潜り込んで、一緒に寝始めたのだ。
姉たちとシンラたちで場所はちょっと離れているが、大きなベッドで寝かせていたので、そこに潜り込む形で寝るみたいだな。
ん~慣れた動きなのでウルたちも怒らないだろうし、少し前までみんなで寝ていたんだから、シンラたちは……寂しがるわけないな。なんか理由があるのかね?
さて、俺も部屋に戻りますかね。
スキンシップの話をしたせいか、今日も妻たちが来ており、搾り取られることとなりました。
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