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第2238話 やるなら徹底的に
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俺たちの話を聞いてしまったミリーは、冒険者ギルドの報告があるからと、フリーパスでここまで来てしまったため、俺たちの話を聞いてしまった形だ。
ミリーは獣人なのでそういう話に敏感であり、相手が聖国となると過去の所業のこともあり、許せないのだろう。ミリーが知ってしまったので、この話は妻たちに広がるのは間違いない。
国を通さずに直接こちらに文句を言ってきたので、型破りもいいところで、内容を考えれば宣戦布告をされたのと同じとのことだ。
俺は面倒なので話にならないと返信をして、放置でもいいんじゃないかと思っていたが、ミリーに知られてしまった以上放置することは出来なくなってしまったな。
でもその前に興奮して今にも暴れ出しそうなミリーを抱き寄せ、精神的にも物理的にも落ち着かせる必要がある。こういう時は、自分の力が上がっていたことを感謝するな。
ただ、暴れそうになっているミリーを押さえているので、ミリーの力が全部俺に向かってくることになる。力もそうだが体が頑丈になっているのも感謝できな。
チビ神に体を改造されたことを感謝していないことは無いのだが、改造されていなかったら俺の体にある程度傷ができていたと思う。痛い事は痛いが、ミリーが落ち着くために必要なことだから、苦痛は何もない。
それに改造された時も、妻たちを助けられているので、後悔もしていないし感謝もしているけど、やっぱりこういう時に実感できるのって、改めて感謝できるいい機会なのかもな。
元の体のままでも抑えられるが、怪我したことによってミリーがまた落ち込んでしまうことを考えれば、頑丈になって体が傷付かないということは、本当に助かるね。
10分ほどすると、落ち着いたのかミリーが大人しくなる。
妻たちの中で、1番目に落ち着いているはずのミリーがここまでなるのは、やはりこの世界で生まれてから今までの経験や、育った環境や幼少期に教わったことは、なかなか抜けないのだろう。その記憶が呼び起こされ、暴走してしまったのだろう。
とりあえず、妻たちを呼ぶか。早めに話しておかないと、後で大変なことになるからな。
グリエルには教皇へ連絡を入れてもらい、ガリアは妻たちに連絡を入れてもらっている。
グリエルに内容を聞かれたが、送られてきた手紙の内容をそのまま伝え、このバカな事を言っている中で一番偉いヤツの領地を灰にするとでも言っておいてくれ。話し合いをしたいというのなら、一番偉いやつの首を落としてからしてやると言っておいてくれ。
過激ではあるが、今回は原因が排除されない限り、向こうの対応は止まらないだろう。だから元凶である一番上をまず排除するために動く形だ。
ここまで来たら徹底的にやるのがいいよな。
獣人の奴隷を解放したときも、念入りにみせしめを行ったはずなのだが、もう忘れてしまったようだからな。
正直、宗教絡みは触りたくないのだが、拳を振り上げてくるような相手だから、徹底的にやってやろう。本当は無視して、放置しておきたかったんだけどな。
グリエルが教皇との話が終わり戻ってきた。
「教皇は、寝耳に水だったようで、慌てて事実確認を始めました。確認をしたところで、こちらの対応は変わらないので、攻め込む日が決まったら一応お知らせすることをお伝えしておきました」
話し合いをするためには、物理的に首を落とす必要があるが、事実か分からないので確認を始めた教皇。だけど聖国の返答を待つ気は無く、こちらの準備が整えば街を灰にすると宣告されたので、どうしていいのか悩んでいるだろうな。
俺は、こんなことに時間を割きたくないから、やるなら速攻だ。
戦うメンバーは必要ない。バッハとシリウス君を連れていけば、全てが上手くいくだろう。灰にするというのは例えで、街をすべて壊すという意味で使ったので、シリウス君の水でもいいだろう。
緊急とガリアが言ったようで、窓の外から直接執務室へ入ってきた妻たちもいた。遠くにいた妻たちは、ハクが運んできてくれたようだ。だから窓の外から直接来たんだろうな。
俺に抱かれているミリーを見て、少し嫉妬気味の視線を感じるが、俺の代わりにグリエルが話を始めると、納得した表情になる。ミリーに声をかける妻たちもいるが、俺が物理的に押さえこんでくれているのも分かってくれているので、反省したような声をかけてきた。
妻たちの手を借りずに、今回は決着をつける事になるが問題は無いだろうか? クソどもに妻たちの時間を使わせるつもりは無いので、すぐに行って帰ってくるから、大人しく待っていてくれないだろうか?
妻たちの中にも獣人はいるし、ウルもミーシャも獣人だ。以前のような聖国のは許すことは出来ない。聖国は、違法奴隷もたくさんいるだろうが、それまで俺たちが対処するのはさすがに無理がある。こちらに害が及ばない限りは、手を出すことは無いかな。
獣人に関しては、一度手を貸したのだから最後まで……という感じだな。
色々面倒事ではあるが、あの時の判断は後悔していないので、聖国の所為で強制的に不幸になる獣人が出る限り対処はするつもりだ。
っと、そんなことの前に、対処が決まったのでバッハとシリウス君にお願いしないとな。シリウス君は……娘たちから、協力してもらうようにお願いした方がいいから、先に家に帰って娘たちにお願いしないといけないな。
シュリも来てくれているので、ミリーは妻たちに任せて、俺はグリエルに準備が出来次第向かうことを伝え、走って家に帰ることにした。緊急事態なので、漫画みたいに屋根の上を走って戻った。
庭でシンラたちが遊んでいるのを発見したので、高い位置からの着地をしてしまった。
ビックリされたが、次の瞬間にすごい! と褒められた。下の子たちは、何かに触れたのかテンションが上がっている。
一緒にいたミーシャたちに、シリウス君に協力をしてもらいたいことができたと伝え、みんなからお願いしてほしいと伝える。急いでいるのが分かったのか、すぐにシリウス君を呼んで、俺からも一緒にお願いする。
シリウス君が少し渋っていると、メグちゃんが話を聞いてきたので、簡単に状況を話すと一緒に行ってくれることになった。
グリエルから連絡があり、まだ待ってほしいと教皇が言っていますが、どうしますか? と言われたので、街が1つ無くなり、難民が出るから聖騎士団でも派遣するように伝えておいてもらった。
さて、さっさとすること済ませて帰ってきますかね。
ミリーは獣人なのでそういう話に敏感であり、相手が聖国となると過去の所業のこともあり、許せないのだろう。ミリーが知ってしまったので、この話は妻たちに広がるのは間違いない。
国を通さずに直接こちらに文句を言ってきたので、型破りもいいところで、内容を考えれば宣戦布告をされたのと同じとのことだ。
俺は面倒なので話にならないと返信をして、放置でもいいんじゃないかと思っていたが、ミリーに知られてしまった以上放置することは出来なくなってしまったな。
でもその前に興奮して今にも暴れ出しそうなミリーを抱き寄せ、精神的にも物理的にも落ち着かせる必要がある。こういう時は、自分の力が上がっていたことを感謝するな。
ただ、暴れそうになっているミリーを押さえているので、ミリーの力が全部俺に向かってくることになる。力もそうだが体が頑丈になっているのも感謝できな。
チビ神に体を改造されたことを感謝していないことは無いのだが、改造されていなかったら俺の体にある程度傷ができていたと思う。痛い事は痛いが、ミリーが落ち着くために必要なことだから、苦痛は何もない。
それに改造された時も、妻たちを助けられているので、後悔もしていないし感謝もしているけど、やっぱりこういう時に実感できるのって、改めて感謝できるいい機会なのかもな。
元の体のままでも抑えられるが、怪我したことによってミリーがまた落ち込んでしまうことを考えれば、頑丈になって体が傷付かないということは、本当に助かるね。
10分ほどすると、落ち着いたのかミリーが大人しくなる。
妻たちの中で、1番目に落ち着いているはずのミリーがここまでなるのは、やはりこの世界で生まれてから今までの経験や、育った環境や幼少期に教わったことは、なかなか抜けないのだろう。その記憶が呼び起こされ、暴走してしまったのだろう。
とりあえず、妻たちを呼ぶか。早めに話しておかないと、後で大変なことになるからな。
グリエルには教皇へ連絡を入れてもらい、ガリアは妻たちに連絡を入れてもらっている。
グリエルに内容を聞かれたが、送られてきた手紙の内容をそのまま伝え、このバカな事を言っている中で一番偉いヤツの領地を灰にするとでも言っておいてくれ。話し合いをしたいというのなら、一番偉いやつの首を落としてからしてやると言っておいてくれ。
過激ではあるが、今回は原因が排除されない限り、向こうの対応は止まらないだろう。だから元凶である一番上をまず排除するために動く形だ。
ここまで来たら徹底的にやるのがいいよな。
獣人の奴隷を解放したときも、念入りにみせしめを行ったはずなのだが、もう忘れてしまったようだからな。
正直、宗教絡みは触りたくないのだが、拳を振り上げてくるような相手だから、徹底的にやってやろう。本当は無視して、放置しておきたかったんだけどな。
グリエルが教皇との話が終わり戻ってきた。
「教皇は、寝耳に水だったようで、慌てて事実確認を始めました。確認をしたところで、こちらの対応は変わらないので、攻め込む日が決まったら一応お知らせすることをお伝えしておきました」
話し合いをするためには、物理的に首を落とす必要があるが、事実か分からないので確認を始めた教皇。だけど聖国の返答を待つ気は無く、こちらの準備が整えば街を灰にすると宣告されたので、どうしていいのか悩んでいるだろうな。
俺は、こんなことに時間を割きたくないから、やるなら速攻だ。
戦うメンバーは必要ない。バッハとシリウス君を連れていけば、全てが上手くいくだろう。灰にするというのは例えで、街をすべて壊すという意味で使ったので、シリウス君の水でもいいだろう。
緊急とガリアが言ったようで、窓の外から直接執務室へ入ってきた妻たちもいた。遠くにいた妻たちは、ハクが運んできてくれたようだ。だから窓の外から直接来たんだろうな。
俺に抱かれているミリーを見て、少し嫉妬気味の視線を感じるが、俺の代わりにグリエルが話を始めると、納得した表情になる。ミリーに声をかける妻たちもいるが、俺が物理的に押さえこんでくれているのも分かってくれているので、反省したような声をかけてきた。
妻たちの手を借りずに、今回は決着をつける事になるが問題は無いだろうか? クソどもに妻たちの時間を使わせるつもりは無いので、すぐに行って帰ってくるから、大人しく待っていてくれないだろうか?
妻たちの中にも獣人はいるし、ウルもミーシャも獣人だ。以前のような聖国のは許すことは出来ない。聖国は、違法奴隷もたくさんいるだろうが、それまで俺たちが対処するのはさすがに無理がある。こちらに害が及ばない限りは、手を出すことは無いかな。
獣人に関しては、一度手を貸したのだから最後まで……という感じだな。
色々面倒事ではあるが、あの時の判断は後悔していないので、聖国の所為で強制的に不幸になる獣人が出る限り対処はするつもりだ。
っと、そんなことの前に、対処が決まったのでバッハとシリウス君にお願いしないとな。シリウス君は……娘たちから、協力してもらうようにお願いした方がいいから、先に家に帰って娘たちにお願いしないといけないな。
シュリも来てくれているので、ミリーは妻たちに任せて、俺はグリエルに準備が出来次第向かうことを伝え、走って家に帰ることにした。緊急事態なので、漫画みたいに屋根の上を走って戻った。
庭でシンラたちが遊んでいるのを発見したので、高い位置からの着地をしてしまった。
ビックリされたが、次の瞬間にすごい! と褒められた。下の子たちは、何かに触れたのかテンションが上がっている。
一緒にいたミーシャたちに、シリウス君に協力をしてもらいたいことができたと伝え、みんなからお願いしてほしいと伝える。急いでいるのが分かったのか、すぐにシリウス君を呼んで、俺からも一緒にお願いする。
シリウス君が少し渋っていると、メグちゃんが話を聞いてきたので、簡単に状況を話すと一緒に行ってくれることになった。
グリエルから連絡があり、まだ待ってほしいと教皇が言っていますが、どうしますか? と言われたので、街が1つ無くなり、難民が出るから聖騎士団でも派遣するように伝えておいてもらった。
さて、さっさとすること済ませて帰ってきますかね。
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