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第2210話 フードコート?
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今の所問題はなさそうだな。
見学が終わった俺たちは、自分たちで見た場合の問題点を考えていたが、大きな問題はなさそうだったので、とりあえず解散とする。
商館に関しては、人が集まってこないとどうにもならないので、しばらくは閉鎖エリアとしておく。スポーツジムも人員不足ということで、集まってくるまでは閉鎖かな。
スーパー銭湯に関しては、利用したい兵士たちも多いみたいなので、兵士たちから何人かをローテーションで、スーパー銭湯の仕事をしてもらおうと考えている。人が集まるまでの間なので、そう長い時間じゃないから自分たちで管理を頼むよ。
駐屯地にもきちんとお風呂はあるのだが、やはりスーパー銭湯の色々なお風呂は、魅力的なのだそうだ。サウナもあるし、ジェットバスやジャグジーなど、疲れを癒してくれるお風呂も多い。低周波の流れている電気風呂も人気があるんだよね。
ダンジョンマスターの能力でダンジョンの中に作ったから、衛生管理はダンジョンが行ってくれる。従業員が最低限しなければならないのは、サウナのタオル交換と、洗い場などの点検あたりだろう。
兵士たちには、それだけをしてもらえれば問題ない。後は受付で男女が分かれるように誘導だな。
フードコート風の酒場は、始めはブラウニーたちに回してもらって、人が集まってきたら指導をしてもらう形になるかな? 食事作りの人たちが少し多めに来ているとか言う話もあったから、そっちから人を回してもらってもいいかもな。
ん? こっちで食事を作って、運んでもらえばいいんじゃないか? 駐屯地よりこっちの方が安全だし、運ぶのは兵士たちに任せればいいんだから、わざわざ駐屯地で作る必要もなくね?
うし、そこらへんはシルキーたちに相談してみよう。拠点の地下だから、階段を繋げればすぐに移動できるしな。
レイリーはさっそく戻っていき、スーパー銭湯で働く人員の選定を行うようだ。グリエルとガリア、ゼニスは少し気になるようで、ここに残るとのことだ。妻たちの話し合いも終わっていないので、俺も一緒に残って話を聞くことにした。
「シュウ様、このフードコート風の酒屋ですが、ディストピアの関係者以外では利用は難しいですよね。いいアイディアだと思うので、色々考えてみたのですが……他の街で開店すると、大惨事が起こる未来しか見えませんね……」
ゼニスは、商売のネタにしようか考えていたようだが、自分で食事を運ぶというのは屋台の文化があるので、おそらく問題は無いのだろうが、そこでお酒を追加すれば、絶対にトラブルが起こりそれを鎮めるのに手を取られてしまうだろうとの事。
フードコートって考え方によっては、屋台エリアに机と椅子を置いただけって言えるもんな。この世界の屋台ではお酒がほとんど売られていないのは、レベルの高い人間が酔っぱらって暴れたら危ないからかな?
他の街ではどうだったか覚えていないが、俺の傘下の街では、お酒などを扱うお店の近くには、必ず兵士や衛兵たちの詰め所がある。そこに配属される兵士や衛兵の大半は、レベル上げてしっかりと戦闘技術を身に着けている者たちだ。
ゴーストタウンは、しっかりと区画分けをして大体の住み分けを行っている。その一環としてトラブルの多い店だったり職種は、ある程度まとめた位置に集められており、その近くに詰め所を作るようにグリエルたちに助言をもらっていたんだった。
新しく傘下に入った街などでは、一等地は詐欺まがいなことをして荒稼ぎしたような奴らの建物が多かったので、全部物理的に潰して金などを回収し、被害にあっていた人たちに返金していた気がする。
こういう奴らって、大体が領主たちと組んでいて、賄賂を渡し見逃してもらって、住人たちからお金を搾り取っているんだから、実質的に国家反逆罪と同等の罪だと思うんだよね。
民を守る領主が、悪人を金で許し見逃して民を虐げているわけだから、領主としての義務を果たしていない。つまり、国に仇する逆賊という訳だ。
国王にも皇帝にも自論を語ってやったのを覚えている。
貴族たちは、何を勘違いしているのか、賄賂を受け取ったりするのは権利、横領するのも権利と考えていたんだよな。国王やその側近は、賄賂も横領も犯罪だとは言っているが、防ぐ手立てを思いつかずなるがままだったんだっけ。
色々な問題があり、他の街では採用できない商売ネタみたいだな。屋台とかのメリットは、お金の支払いと商品の受け渡しが同時なので、踏み倒されることがまずない。だけど、メリット以上にデメリットが大きく採用するには、問題が多すぎるみたいだ。
俺の傘下であっても、精神的な距離が離れると難しいとのこと。
ヴローツマインで問題なく営業できているのは、ドワーフたちの気質もあるが、それ以上にブラウニーたちの食事のクオリティと威厳のおかげだろうな。
フードコート風の造りがあるのって、よくよく考えるとヴローツマインだけなんだよな。他は、屋台の近くに休憩場所があるようなタイプで、フードコートとはちょっと違うんだよな。
これ以上稼ぐ必要も無いけど、ゼニスは金稼ぎをまだまだしようとするよな……性分なのかね?
グリエルたちは、フードコートを利用してみたいのか、施設内をキョロキョロしながら歩いている感じだ。
ブラウニーたちに連絡してみると、手の余っているブラウニーたちが来てくれることになったので、簡単にできる物を作ってくれた。
「屋台のように出来立てを食べられるのはいいですね。違うとすれば、注文が入ってから作り始めますから、完成品を知らないと、注文がし難そうですね」
「それなら、完成品の写真でも張りだしておけばいいんじゃないか? 名前の知らない料理だってあるかもしれないし、写真の採用はありなんじゃないか?」
グリエルもガリアも賛成してくれた。ブラウニーたちも説明する手間が省けそうだと、好感触だな。張り替えるのが面倒そうだから、液晶ディスプレイを採用してもいいかもしれないな。そこらへんは、要相談だな。
ブラウニーたちの見立てでは、2~3日あれば稼働させるのに問題ないとの事なので、後の事はおまかせしよう。
見学が終わった俺たちは、自分たちで見た場合の問題点を考えていたが、大きな問題はなさそうだったので、とりあえず解散とする。
商館に関しては、人が集まってこないとどうにもならないので、しばらくは閉鎖エリアとしておく。スポーツジムも人員不足ということで、集まってくるまでは閉鎖かな。
スーパー銭湯に関しては、利用したい兵士たちも多いみたいなので、兵士たちから何人かをローテーションで、スーパー銭湯の仕事をしてもらおうと考えている。人が集まるまでの間なので、そう長い時間じゃないから自分たちで管理を頼むよ。
駐屯地にもきちんとお風呂はあるのだが、やはりスーパー銭湯の色々なお風呂は、魅力的なのだそうだ。サウナもあるし、ジェットバスやジャグジーなど、疲れを癒してくれるお風呂も多い。低周波の流れている電気風呂も人気があるんだよね。
ダンジョンマスターの能力でダンジョンの中に作ったから、衛生管理はダンジョンが行ってくれる。従業員が最低限しなければならないのは、サウナのタオル交換と、洗い場などの点検あたりだろう。
兵士たちには、それだけをしてもらえれば問題ない。後は受付で男女が分かれるように誘導だな。
フードコート風の酒場は、始めはブラウニーたちに回してもらって、人が集まってきたら指導をしてもらう形になるかな? 食事作りの人たちが少し多めに来ているとか言う話もあったから、そっちから人を回してもらってもいいかもな。
ん? こっちで食事を作って、運んでもらえばいいんじゃないか? 駐屯地よりこっちの方が安全だし、運ぶのは兵士たちに任せればいいんだから、わざわざ駐屯地で作る必要もなくね?
うし、そこらへんはシルキーたちに相談してみよう。拠点の地下だから、階段を繋げればすぐに移動できるしな。
レイリーはさっそく戻っていき、スーパー銭湯で働く人員の選定を行うようだ。グリエルとガリア、ゼニスは少し気になるようで、ここに残るとのことだ。妻たちの話し合いも終わっていないので、俺も一緒に残って話を聞くことにした。
「シュウ様、このフードコート風の酒屋ですが、ディストピアの関係者以外では利用は難しいですよね。いいアイディアだと思うので、色々考えてみたのですが……他の街で開店すると、大惨事が起こる未来しか見えませんね……」
ゼニスは、商売のネタにしようか考えていたようだが、自分で食事を運ぶというのは屋台の文化があるので、おそらく問題は無いのだろうが、そこでお酒を追加すれば、絶対にトラブルが起こりそれを鎮めるのに手を取られてしまうだろうとの事。
フードコートって考え方によっては、屋台エリアに机と椅子を置いただけって言えるもんな。この世界の屋台ではお酒がほとんど売られていないのは、レベルの高い人間が酔っぱらって暴れたら危ないからかな?
他の街ではどうだったか覚えていないが、俺の傘下の街では、お酒などを扱うお店の近くには、必ず兵士や衛兵たちの詰め所がある。そこに配属される兵士や衛兵の大半は、レベル上げてしっかりと戦闘技術を身に着けている者たちだ。
ゴーストタウンは、しっかりと区画分けをして大体の住み分けを行っている。その一環としてトラブルの多い店だったり職種は、ある程度まとめた位置に集められており、その近くに詰め所を作るようにグリエルたちに助言をもらっていたんだった。
新しく傘下に入った街などでは、一等地は詐欺まがいなことをして荒稼ぎしたような奴らの建物が多かったので、全部物理的に潰して金などを回収し、被害にあっていた人たちに返金していた気がする。
こういう奴らって、大体が領主たちと組んでいて、賄賂を渡し見逃してもらって、住人たちからお金を搾り取っているんだから、実質的に国家反逆罪と同等の罪だと思うんだよね。
民を守る領主が、悪人を金で許し見逃して民を虐げているわけだから、領主としての義務を果たしていない。つまり、国に仇する逆賊という訳だ。
国王にも皇帝にも自論を語ってやったのを覚えている。
貴族たちは、何を勘違いしているのか、賄賂を受け取ったりするのは権利、横領するのも権利と考えていたんだよな。国王やその側近は、賄賂も横領も犯罪だとは言っているが、防ぐ手立てを思いつかずなるがままだったんだっけ。
色々な問題があり、他の街では採用できない商売ネタみたいだな。屋台とかのメリットは、お金の支払いと商品の受け渡しが同時なので、踏み倒されることがまずない。だけど、メリット以上にデメリットが大きく採用するには、問題が多すぎるみたいだ。
俺の傘下であっても、精神的な距離が離れると難しいとのこと。
ヴローツマインで問題なく営業できているのは、ドワーフたちの気質もあるが、それ以上にブラウニーたちの食事のクオリティと威厳のおかげだろうな。
フードコート風の造りがあるのって、よくよく考えるとヴローツマインだけなんだよな。他は、屋台の近くに休憩場所があるようなタイプで、フードコートとはちょっと違うんだよな。
これ以上稼ぐ必要も無いけど、ゼニスは金稼ぎをまだまだしようとするよな……性分なのかね?
グリエルたちは、フードコートを利用してみたいのか、施設内をキョロキョロしながら歩いている感じだ。
ブラウニーたちに連絡してみると、手の余っているブラウニーたちが来てくれることになったので、簡単にできる物を作ってくれた。
「屋台のように出来立てを食べられるのはいいですね。違うとすれば、注文が入ってから作り始めますから、完成品を知らないと、注文がし難そうですね」
「それなら、完成品の写真でも張りだしておけばいいんじゃないか? 名前の知らない料理だってあるかもしれないし、写真の採用はありなんじゃないか?」
グリエルもガリアも賛成してくれた。ブラウニーたちも説明する手間が省けそうだと、好感触だな。張り替えるのが面倒そうだから、液晶ディスプレイを採用してもいいかもしれないな。そこらへんは、要相談だな。
ブラウニーたちの見立てでは、2~3日あれば稼働させるのに問題ないとの事なので、後の事はおまかせしよう。
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