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第2099話 昼食美味い
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下の子たちに無視された俺を見て、カエデとリンドはケラケラと笑っている。ミリーは控えめに笑っており、他の妻たちは見なかったことにしていた。俺の扱いなんて、こんなもんだよな。特に上の3人は、俺に対して遠慮が無くなってきているからな。
他の妻たちも、ご主人様とか呼んでいた時よりは、シュウ様と呼び始めてから前以上に距離は縮まっているんだけど、こういう時には先人に習うというか……ミリーたちと同じ行動をとるんだよな。変なところだけ真似なくていいのに。
色々思う所はあるが、上の子たちが慰めてくれているので、その優しさに甘えておこう。
食堂に到着すると、ウルがブラウニーたちの手伝いをしており、それを見たミーシャたちは、お手伝いに走って行ってしまった。
落ち込んでいる様子を見たウルが優しく、お父さんお帰りなさいって言ってくれて、涙がこぼれそうになってしまったよ。こんなお父さんでも、嫌いにならないでくれよな。
今日のお昼は、こっそりと希望していた、フライドチキンが準備されていた。タイミングをしっかり計って、俺の到着に合わせて揚がるようにしていたのだろう。席に着くと、出来立てのフライドチキンが運ばれてくる。
さすがにフライドチキンだけということは無く、サラダも主食になる物もしっかりと準備してくれている。
俺に準備されたのは、ドリアだ。マカロニグラタンも良かったのだが、スープがコーンスープだったので、ガッツリいけるドリアをチョイスしてくれたみたいだ。どっちもガッツリな気がするが、こっそりとウルが選んだと聞いていたので、さりげなく組み合わせをほめておいた。
近くにいたアリスに、わざとらし過ぎるのでは? とツッコまれたが、気にしません!
ちなみに子どもたちの前には、オムライスが主食として並んでおり、こちらのスープは、オニオンスープみたいだな。それはそれで美味しそうなチョイスだな。
他にも、マカロニグラタン、ラザニア、パスタが数種類準備されている。イタリアンやフレンチの料理……ヨーロッパ地域の料理が多いな。とか思っていたら、
「ご主人様、ドリアは日本が発祥で、フライドチキンはアメリカが発祥らしいですよ」
と、お代わりのフライドチキンを、持って来てくれたブラウニーに教えてもらった。
声に出していないのに、なんで俺の言いたいことが分かるのかね。特に今回は、何かに不満があったり怒ったり喜んだり、感情に関係ない思考だったのに……
それにしても、ドリアって日本発祥なんだな。
気になったので、DPで本を取り寄せてみると、横浜にあるホテルの初代総料理長が、体調を崩した欧州の外国人のために即興で提供した料理が、発祥だと言われているそうだ。横浜……めっちゃ日本だな。
日本に住んでいても、知らない事って色々あるんだな。
和風と言われれば違うが、日本が発祥の料理だから日本料理になるんかね? でも、考案した総料理長って、日本人じゃないんだよな。となると、何料理と称されるべきなんだろうか?
ドリアを考案した初代料理長は、フランス料理を中心に多国籍にわたった料理を勉強しているのか。日本生まれのフランス料理とでもいうべきかな。原型になる料理が、フランス料理にあるみたいだからな。俺は評論家じゃないし、美味ければいいのだ!
ウルが考えてくれた俺の食事を食べ終わり、近くで食べていた子どもたち(姉の方)から、オムライスを食べさせてもらったり、ラザニアやグラタンも妻たちから、食べさせてもらった。
ドリアもラザニアもグラタンも、ベシャメルソースを使うのだが、料理に合わせて少しずつ味が変えられていた。ドリアとラザニアには、ミートソースも使われていたのだが、これの味も少し違ったと思う。
初代料理長の考案したドリアには、ミートソースは使われていないが、俺の家のドリアには、ベシャメルソースとミートソースが使われている。これに関しては、俺の中のドリアがそういうイメージなので、ブラウニーたちが準備してくれるのだ。
う~、色々もらい過ぎて、少し食べすぎたな。苦しい。
食休みは長めにとるか……俺たちの持ち場は大体終わっているので、最後の仕上げはバザールに任せても問題ないんだよな。それに綾乃もバザールもヤル気満々なので、他のエリアにも行く勢いだな。
食休みが終わったら、レイリーから昨日依頼があった、橋を2つ作ってほしいと言われたので、俺の担当していたエリアと、カエデの担当していたエリアへも橋を作る必要がある。元々作る予定だったが、橋は早めにほしいと言われたので、俺はそっちに回るかな。
でもその前に……準備してもらったエアーベッドに寝転がり、休むことにした。
寝ようと思ったところに、シンラが突撃……横っ腹への頭突きをしてきた。体は痛くないけど、心が痛む。俺を休ませてくれないのか?
と思ったのは、休ませてくれるのだが、俺の腹の上でタレなんちゃらみたいに、だらける姿で寝入ろうとし始めた。
となると、横を確保するためにプラムとシオンが来て……同じように、タレナンチャラみたいにだらける姿で、シンラの横にぴったりとくっ付いて、寝るようだ。
こういう時は近付いてくるけど、俺の事を寝具のベッドとでも思ってるのかね?
この子たちに関しては、考えるだけ無駄だな。3人が俺の体の上で寝ていようと、大した重さではないのでそのまま寝よう。
おそらく、ミーシャたちも後から来そうだな。そこまで長い時間寝れるわけじゃないから、ミーシャたちに関しては、途中で起こすことになりそうだけどね。
じゃぁ、おやすみなさい。
他の妻たちも、ご主人様とか呼んでいた時よりは、シュウ様と呼び始めてから前以上に距離は縮まっているんだけど、こういう時には先人に習うというか……ミリーたちと同じ行動をとるんだよな。変なところだけ真似なくていいのに。
色々思う所はあるが、上の子たちが慰めてくれているので、その優しさに甘えておこう。
食堂に到着すると、ウルがブラウニーたちの手伝いをしており、それを見たミーシャたちは、お手伝いに走って行ってしまった。
落ち込んでいる様子を見たウルが優しく、お父さんお帰りなさいって言ってくれて、涙がこぼれそうになってしまったよ。こんなお父さんでも、嫌いにならないでくれよな。
今日のお昼は、こっそりと希望していた、フライドチキンが準備されていた。タイミングをしっかり計って、俺の到着に合わせて揚がるようにしていたのだろう。席に着くと、出来立てのフライドチキンが運ばれてくる。
さすがにフライドチキンだけということは無く、サラダも主食になる物もしっかりと準備してくれている。
俺に準備されたのは、ドリアだ。マカロニグラタンも良かったのだが、スープがコーンスープだったので、ガッツリいけるドリアをチョイスしてくれたみたいだ。どっちもガッツリな気がするが、こっそりとウルが選んだと聞いていたので、さりげなく組み合わせをほめておいた。
近くにいたアリスに、わざとらし過ぎるのでは? とツッコまれたが、気にしません!
ちなみに子どもたちの前には、オムライスが主食として並んでおり、こちらのスープは、オニオンスープみたいだな。それはそれで美味しそうなチョイスだな。
他にも、マカロニグラタン、ラザニア、パスタが数種類準備されている。イタリアンやフレンチの料理……ヨーロッパ地域の料理が多いな。とか思っていたら、
「ご主人様、ドリアは日本が発祥で、フライドチキンはアメリカが発祥らしいですよ」
と、お代わりのフライドチキンを、持って来てくれたブラウニーに教えてもらった。
声に出していないのに、なんで俺の言いたいことが分かるのかね。特に今回は、何かに不満があったり怒ったり喜んだり、感情に関係ない思考だったのに……
それにしても、ドリアって日本発祥なんだな。
気になったので、DPで本を取り寄せてみると、横浜にあるホテルの初代総料理長が、体調を崩した欧州の外国人のために即興で提供した料理が、発祥だと言われているそうだ。横浜……めっちゃ日本だな。
日本に住んでいても、知らない事って色々あるんだな。
和風と言われれば違うが、日本が発祥の料理だから日本料理になるんかね? でも、考案した総料理長って、日本人じゃないんだよな。となると、何料理と称されるべきなんだろうか?
ドリアを考案した初代料理長は、フランス料理を中心に多国籍にわたった料理を勉強しているのか。日本生まれのフランス料理とでもいうべきかな。原型になる料理が、フランス料理にあるみたいだからな。俺は評論家じゃないし、美味ければいいのだ!
ウルが考えてくれた俺の食事を食べ終わり、近くで食べていた子どもたち(姉の方)から、オムライスを食べさせてもらったり、ラザニアやグラタンも妻たちから、食べさせてもらった。
ドリアもラザニアもグラタンも、ベシャメルソースを使うのだが、料理に合わせて少しずつ味が変えられていた。ドリアとラザニアには、ミートソースも使われていたのだが、これの味も少し違ったと思う。
初代料理長の考案したドリアには、ミートソースは使われていないが、俺の家のドリアには、ベシャメルソースとミートソースが使われている。これに関しては、俺の中のドリアがそういうイメージなので、ブラウニーたちが準備してくれるのだ。
う~、色々もらい過ぎて、少し食べすぎたな。苦しい。
食休みは長めにとるか……俺たちの持ち場は大体終わっているので、最後の仕上げはバザールに任せても問題ないんだよな。それに綾乃もバザールもヤル気満々なので、他のエリアにも行く勢いだな。
食休みが終わったら、レイリーから昨日依頼があった、橋を2つ作ってほしいと言われたので、俺の担当していたエリアと、カエデの担当していたエリアへも橋を作る必要がある。元々作る予定だったが、橋は早めにほしいと言われたので、俺はそっちに回るかな。
でもその前に……準備してもらったエアーベッドに寝転がり、休むことにした。
寝ようと思ったところに、シンラが突撃……横っ腹への頭突きをしてきた。体は痛くないけど、心が痛む。俺を休ませてくれないのか?
と思ったのは、休ませてくれるのだが、俺の腹の上でタレなんちゃらみたいに、だらける姿で寝入ろうとし始めた。
となると、横を確保するためにプラムとシオンが来て……同じように、タレナンチャラみたいにだらける姿で、シンラの横にぴったりとくっ付いて、寝るようだ。
こういう時は近付いてくるけど、俺の事を寝具のベッドとでも思ってるのかね?
この子たちに関しては、考えるだけ無駄だな。3人が俺の体の上で寝ていようと、大した重さではないのでそのまま寝よう。
おそらく、ミーシャたちも後から来そうだな。そこまで長い時間寝れるわけじゃないから、ミーシャたちに関しては、途中で起こすことになりそうだけどね。
じゃぁ、おやすみなさい。
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