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第2082話 今日もか!
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本を読んで待っていると、満足したシンラがニコに乗って俺のいるところへ戻ってきた。
おや? ニコに乗って移動するのはレアだな。ニコも子どもたちを乗せて移動させるんだな……上の子たちにもやってたっけ?
少し首を傾げながら、シンラを向かい入れた。どうやら、ここではお風呂上がりの飲み物が無かったようで、おれにねだりに来たようだな。ニコも一緒に入っていたのか、ジュースを寄こすように要求してきた。
シンラは好き嫌いは無いので、何でもいいのだが……お風呂上りは冷たいコーヒー牛乳がベター! 異論は認めるが、シンラも好きなので、シンラ専用のストロー付きタンブラーに注いであげる。ニコには……コーラみたいなので、深いボウルにコーラを1リットルほど注ぎ込む。
ニコは少ないとまた同じ要求をしてくるので、一度に大量に上げることが正解なのだ。スライムがからか、残すことは無いので出来る荒業だな。
俺が座っていたソファーには、シンラがスコ座りした猫のように座っていた。スコ座りはオッサンくさい座り方なので、オッサン座りでもいいかもしれないのだが、スコ座りと表現した方がこの年代の子どもたちには合う気がする。
自分も飲み物が飲みたくなったが、シンラの飲んでいるコーヒー牛乳の残りを飲むか、別の物を飲むのか……どうしたもんだか。少し考えて、冷たい水を飲むことにした。硬水は苦手なので軟水を召喚して、キンキンに冷やしてから飲んだ。
胃くらいまでは冷たい水が認識できるくらいには冷たかったし、体が水分を求めていたようだな。
さて、妻たちも土木組も全員上がってきたし、俺も風呂に……いや、思っていた以上に時間が経っており、今から入るとさすがに時間的な余裕が無いので、俺の入浴は夕食後にしよう。
それにしても、この世界ってどういった理由で雨が降るんだろうな……ディストピアでは世界樹のおかげか、大雨になっても適度に間引いてくれているのか、困るような雨が降った覚えがない。
だけど、今日振っているこの雨は……正直、災害級の雨なのではないだろうか? 日本の異常気象で、瞬間的に大量の大雨が降る状態が、朝から続いているので、心配になってくる。
この世界は分からないことが多いので、地球みたいに自転公転していて色々な影響を受けて、気象状況が変わるのか分からない。これだけ雨が降っていると、河川の工事が行われていない街は、危険なのではないだろうか?
食事を食べている時に気になった事を、お風呂に浸かりながらグリエルに連絡を入れて聞いてみた。
『時々、そう言った大雨が降ることはありますが、それによって街が被害を受けたという話は聞きませんね。危険な場所にあった街は全滅して、他の場所に移された可能性があるのではないでしょうか?』
ふむ……何万年も続いている神たちの遊戯らしいので、その間に危険な場所にあった街が無くなったというのは、考え方的には正しいかもしれないな。
大丈夫なのであれば問題ないが、新しく作った街は心配なので、明日にでも確認しておくようにお願いした。トラブルがあったのであれば、すぐに連絡が来るはずなので、連絡が無いということは今の所問題ないということだろう。
俺たちや土木組の部屋の内装は、ある程度整っているが今日寝るのは微妙な感じなので、キャンプなどの娯楽で使っていたエアーベッドを広い部屋に敷き詰めてそこで寝ることになった。土木組は、妻たちを挟んで反対側に寝ている。
……妻たちは問題ないけど、距離があるとはいえ土木組と同じ部屋で寝るのはどうなのだろうか? 別にエロいことをするわけでもないのだが、妹や子どもの様な存在のあの子たちなら……いいか? 初めのころは、もっと近くでも寝てたしな。
こんなこと考える俺が、やましいだけか? 妻たちの攻勢が強かったから、思考がそっち寄りになってしまったのかもしれないな。
俺の近くで寝ているのは、従魔たちばかりだったので……ダマに少し大きくなってもらい、腹毛に吸いつきながら抱き枕にして寝ることにした。良く分からないけど、猫のお腹の匂いって安らぎがある。こいつに抱き着いておけば、顔にシンラが覆いかぶさることは無いだろう。
次の日……
俺の腕の中には抱き枕にしていたダマの姿は無く、仰向けになって寝ている俺の顔には、いつもの感触があり、嗅がなくてもシンラだと分かった。おそらくだが、他に子どもたちはいないが、従魔たちが俺の体を半分拘束していると思う。
だってさ、シンラを支えているのか、顔の両サイドはスライムの柔らかい感触があるからな。腕や足は……クロやギン、コウにソウの従魔たちが押さえている気がする。少なくともモサモサのフワフワな感触が、人間でないことを物語っている。
ここでどけと言っても、シンラに顔を覆われているので声はまともに出ないし、両手両足は従魔たちが解放する気は無いだろうから、しばらくはこのままでいるしかないのかな。ここまで身動きが取れないのも、久々……でもなかったな。
ん~、特別苦しいわけじゃないから……二度寝でもするかな。
シンラの匂いを嗅ぎながら、二度寝をすることにしたのだが、バチッと目が覚めてしまったのか二度寝ができなかった。
表情筋を使ってシンラに攻撃を仕掛けてみるが、起きる様子がない。首を左右に振ってみようとしたが、スライムたちの良く分からない力によって、数ミリ動かすことしかできなかった。
ここまで体が動かせないと、かなり不自由だな。実際には動かすことは出来るが、首から下が麻痺していたらこんな感じなのだろうか?
事故や病気で日本にもそれなりの数がいるはずだけど、こんなに大変なんだな。起きてから10分も経っていないが……これは本当に厳しい。早く誰か助けてくれないものだろうか?
おや? ニコに乗って移動するのはレアだな。ニコも子どもたちを乗せて移動させるんだな……上の子たちにもやってたっけ?
少し首を傾げながら、シンラを向かい入れた。どうやら、ここではお風呂上がりの飲み物が無かったようで、おれにねだりに来たようだな。ニコも一緒に入っていたのか、ジュースを寄こすように要求してきた。
シンラは好き嫌いは無いので、何でもいいのだが……お風呂上りは冷たいコーヒー牛乳がベター! 異論は認めるが、シンラも好きなので、シンラ専用のストロー付きタンブラーに注いであげる。ニコには……コーラみたいなので、深いボウルにコーラを1リットルほど注ぎ込む。
ニコは少ないとまた同じ要求をしてくるので、一度に大量に上げることが正解なのだ。スライムがからか、残すことは無いので出来る荒業だな。
俺が座っていたソファーには、シンラがスコ座りした猫のように座っていた。スコ座りはオッサンくさい座り方なので、オッサン座りでもいいかもしれないのだが、スコ座りと表現した方がこの年代の子どもたちには合う気がする。
自分も飲み物が飲みたくなったが、シンラの飲んでいるコーヒー牛乳の残りを飲むか、別の物を飲むのか……どうしたもんだか。少し考えて、冷たい水を飲むことにした。硬水は苦手なので軟水を召喚して、キンキンに冷やしてから飲んだ。
胃くらいまでは冷たい水が認識できるくらいには冷たかったし、体が水分を求めていたようだな。
さて、妻たちも土木組も全員上がってきたし、俺も風呂に……いや、思っていた以上に時間が経っており、今から入るとさすがに時間的な余裕が無いので、俺の入浴は夕食後にしよう。
それにしても、この世界ってどういった理由で雨が降るんだろうな……ディストピアでは世界樹のおかげか、大雨になっても適度に間引いてくれているのか、困るような雨が降った覚えがない。
だけど、今日振っているこの雨は……正直、災害級の雨なのではないだろうか? 日本の異常気象で、瞬間的に大量の大雨が降る状態が、朝から続いているので、心配になってくる。
この世界は分からないことが多いので、地球みたいに自転公転していて色々な影響を受けて、気象状況が変わるのか分からない。これだけ雨が降っていると、河川の工事が行われていない街は、危険なのではないだろうか?
食事を食べている時に気になった事を、お風呂に浸かりながらグリエルに連絡を入れて聞いてみた。
『時々、そう言った大雨が降ることはありますが、それによって街が被害を受けたという話は聞きませんね。危険な場所にあった街は全滅して、他の場所に移された可能性があるのではないでしょうか?』
ふむ……何万年も続いている神たちの遊戯らしいので、その間に危険な場所にあった街が無くなったというのは、考え方的には正しいかもしれないな。
大丈夫なのであれば問題ないが、新しく作った街は心配なので、明日にでも確認しておくようにお願いした。トラブルがあったのであれば、すぐに連絡が来るはずなので、連絡が無いということは今の所問題ないということだろう。
俺たちや土木組の部屋の内装は、ある程度整っているが今日寝るのは微妙な感じなので、キャンプなどの娯楽で使っていたエアーベッドを広い部屋に敷き詰めてそこで寝ることになった。土木組は、妻たちを挟んで反対側に寝ている。
……妻たちは問題ないけど、距離があるとはいえ土木組と同じ部屋で寝るのはどうなのだろうか? 別にエロいことをするわけでもないのだが、妹や子どもの様な存在のあの子たちなら……いいか? 初めのころは、もっと近くでも寝てたしな。
こんなこと考える俺が、やましいだけか? 妻たちの攻勢が強かったから、思考がそっち寄りになってしまったのかもしれないな。
俺の近くで寝ているのは、従魔たちばかりだったので……ダマに少し大きくなってもらい、腹毛に吸いつきながら抱き枕にして寝ることにした。良く分からないけど、猫のお腹の匂いって安らぎがある。こいつに抱き着いておけば、顔にシンラが覆いかぶさることは無いだろう。
次の日……
俺の腕の中には抱き枕にしていたダマの姿は無く、仰向けになって寝ている俺の顔には、いつもの感触があり、嗅がなくてもシンラだと分かった。おそらくだが、他に子どもたちはいないが、従魔たちが俺の体を半分拘束していると思う。
だってさ、シンラを支えているのか、顔の両サイドはスライムの柔らかい感触があるからな。腕や足は……クロやギン、コウにソウの従魔たちが押さえている気がする。少なくともモサモサのフワフワな感触が、人間でないことを物語っている。
ここでどけと言っても、シンラに顔を覆われているので声はまともに出ないし、両手両足は従魔たちが解放する気は無いだろうから、しばらくはこのままでいるしかないのかな。ここまで身動きが取れないのも、久々……でもなかったな。
ん~、特別苦しいわけじゃないから……二度寝でもするかな。
シンラの匂いを嗅ぎながら、二度寝をすることにしたのだが、バチッと目が覚めてしまったのか二度寝ができなかった。
表情筋を使ってシンラに攻撃を仕掛けてみるが、起きる様子がない。首を左右に振ってみようとしたが、スライムたちの良く分からない力によって、数ミリ動かすことしかできなかった。
ここまで体が動かせないと、かなり不自由だな。実際には動かすことは出来るが、首から下が麻痺していたらこんな感じなのだろうか?
事故や病気で日本にもそれなりの数がいるはずだけど、こんなに大変なんだな。起きてから10分も経っていないが……これは本当に厳しい。早く誰か助けてくれないものだろうか?
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