2,010 / 2,518
第2010話 取り調べが……始まらなかった
しおりを挟む
サクッと勇者の確保が終わった。確保が終わったからと言って、今回の作戦が全て終わったわけではない。事の始まりは、あれ以降起きていないが、フレデリクで起こった不自然な連続死だ。あれの原因を突き止めるために、可能性の1つとして考えて勇者を確保したのだ。
「よし、勇者の取り調べでもするか!」
いきこんで勇者の確保されている、暗部専用のマイワールドへ移動する。ゲートで移動してすぐに捕まった。さすがに蜘蛛の巣みたいな形状のロープにつかまるのは、気分的に良くないんだが……そもそも、何で俺は捕まってるんだ?
「シュウ様、取り調べはこちらで行っておきますので、トップの人間は簡単に現場に出てこないでください。どうしても対応できない場合だけ、こちらから! お呼びしますので、その時はよろしくお願いします」
どうやら、ほいほいと現場に出てくるな! って事みたいだな。そこまでホイホイ出ているつもりは無いけど、駄目なのかね? 取り調べに関しては、オンラインで見ることが可能ですので、何か気になるようでしたら、その映像を見て現場に指示してください、だってさ。
現場に出てこないのであれば、問題ないってことだろうか? 俺は知らなかったのだが、暗部の取り調べだけではなく、各街で取り調べを行う部屋には、上層部しか知らないカメラを取り付けているのだとか……俺記憶にないんだけど、ハブられてる?
首をひねりながら指令室に戻る。そこでは、綾乃が何やら準備を始めていた。
「何ボケッとしてるのよ。シュウも準備手伝ってよ」
何の準備?
「準備って、ここに残ってるんだから分かるでしょ? もう少ししたら取り調べが始まるからって、バザールから連絡が入ったから、暗部の取調室と待機室の映像を映し出す設定を手伝ってよ」
「俺、そんなの知らないんだけど……」
「はぁ? 暗部からお願いされていたものを、シュウの許可が出たからってバザールが言ってたわよ。グリエルさんとガリアさんも、あんたからの許可が出たって言ってたわよ」
「全く覚えがない……報告書もないから、知らないぞ」
「……内部の監査をするのに、誰でも見れる場所に書類があるわけないでしょ! ってか、本当に知らないの? もしそれが本当だったら、かなり問題じゃない?」
「知らないことは問題かもしれないけど、グリエルたちが許可を出しているなら大丈夫だろう。実質的に俺の管理している街を動かしているのが、あの2人だからな」
そんなことを話していると、指令室に誰かが入ってきた。
「シュウ君、本当に覚えてないの? 許可を出した現場に、私が居合わせてるんだけど……」
なぬ! 俺は知らないうちに許可を出していたのか?
扉を開けて入ってきたのは、ミリー、カエデ、リンドの3人だった。ここに来たのは、綾乃から連絡を貰って、取り調べの様子を一緒に見るためなのだとか。俺が移動して送り返さる間に、連絡を取っていたようだ。
ミリーの話を聞くと、
『シュウ様、内部の監視として、バザールさんと相談して計画を立てたのですが、実行するにあたって許可が欲しいのです。この資料に詳細が書いてあります。どうでしょうか?』
『バザールから? あっ! あの話ね。バザールに権限を与えておくから、自由にやっていいよ』
と、こんな感じで許可を出していたらしい。バザールからの話……あっ! 確かにバザールから、暗部からのお願いで内部を監視するためのシステム構築の話があったな。それで、グリエルたちとも相談するから、こちらで進めて良い? みたいな感じで聞かれて許可を出したな……
「忘れてた……というか、バザールに一任して、グリエルたちが確認で許可を得て、一気に話を進めたってことか。その後の報告は、合ったか分からないけど、間違いなく許可を出してるな。でもさ、見ることのできる人間ってどの範囲なんだ?」
「ちょっと待ってね。えっと、権限があるのは、暗部の皆さん、スプリガンの皆さん、綾乃さん、バザールさん、グリエルさん、ガリアさん、私たちシュウ君の配偶者ですね。綾乃さんとバザールさん以外は、3人以上が同席しないとみれないようになっています」
俺は? 言うまでも無いので、言っていません。だとさ。すべてを閲覧できる権限が俺にはあったな。そもそも、綾乃とバザールに制限がかかっていないのはなんで? と思ったら、バザールも綾乃も、俺の相談役ということで、情報面に関してはかなりの閲覧権限があるらしい。知らなかったわ。
どうやって設置したのかは知らないが、全ての街の取調室にもカメラが設置されている。いや、プライベートな場所以外は、どこにでもカメラが設置されているらしい……監視社会!?
「取り調べまで、まだ時間があるみたいね。どんなところに設置されているか、分かりやすい所と言えば……ここなんてどうかな? 夜中だけど、人が残っている可能性があると言えば、ここしかないわね!」
そうして映し出されたのは、書類作業をしている老ドワーフの姿だった。
「やっぱりね。最近、仕事より鍛冶している時間が長いって、話があったからいるかなって思ったけど、本当にいたわね……」
「残業はしないように言っているのに、あの爺さんは働いてるんだ?」
「シュウ。あのポンコツは、残業してないわよ。昼間に仕事をしなかったから、この時間に仕事をさせているのよ。監視に当たっているのは、領主館の警備夜勤の兵士ね。あ、夜勤の兵士たちには、人気の仕事みたいよ。無理して働かせているわけじゃないからね」
爺さんの監視が、人気の仕事ってどういうことだ?
リンドの話では、追加報酬もある上に、監視の間はお酒以外なら自由に飲食が可能で、それが経費で落とされるのだとか。上限は決まっていて、持ち帰りも可能なので、家族がいる人はお土産として、お菓子とかを持ち帰っているんだってさ。
その話を聞いて思い出したけど、この監視に関しては、俺が許可を出していて、追加報酬と飲食の代金は俺のポケットマネーから出ているはずだ。兵士さんたち、面倒な仕事増やしてすまない! という意味で、監視については優遇しているんだった。
独り身の人間だと、つまみをたくさん持ち帰って、夜勤明けのメンバーが集まり、昼頃まで酒盛りをして寝るらしい。金額を増やせないけど、有効利用してもらえているようでよかったよ。
「あ、そろそろ取り調べ始まるってさ」
「よし、勇者の取り調べでもするか!」
いきこんで勇者の確保されている、暗部専用のマイワールドへ移動する。ゲートで移動してすぐに捕まった。さすがに蜘蛛の巣みたいな形状のロープにつかまるのは、気分的に良くないんだが……そもそも、何で俺は捕まってるんだ?
「シュウ様、取り調べはこちらで行っておきますので、トップの人間は簡単に現場に出てこないでください。どうしても対応できない場合だけ、こちらから! お呼びしますので、その時はよろしくお願いします」
どうやら、ほいほいと現場に出てくるな! って事みたいだな。そこまでホイホイ出ているつもりは無いけど、駄目なのかね? 取り調べに関しては、オンラインで見ることが可能ですので、何か気になるようでしたら、その映像を見て現場に指示してください、だってさ。
現場に出てこないのであれば、問題ないってことだろうか? 俺は知らなかったのだが、暗部の取り調べだけではなく、各街で取り調べを行う部屋には、上層部しか知らないカメラを取り付けているのだとか……俺記憶にないんだけど、ハブられてる?
首をひねりながら指令室に戻る。そこでは、綾乃が何やら準備を始めていた。
「何ボケッとしてるのよ。シュウも準備手伝ってよ」
何の準備?
「準備って、ここに残ってるんだから分かるでしょ? もう少ししたら取り調べが始まるからって、バザールから連絡が入ったから、暗部の取調室と待機室の映像を映し出す設定を手伝ってよ」
「俺、そんなの知らないんだけど……」
「はぁ? 暗部からお願いされていたものを、シュウの許可が出たからってバザールが言ってたわよ。グリエルさんとガリアさんも、あんたからの許可が出たって言ってたわよ」
「全く覚えがない……報告書もないから、知らないぞ」
「……内部の監査をするのに、誰でも見れる場所に書類があるわけないでしょ! ってか、本当に知らないの? もしそれが本当だったら、かなり問題じゃない?」
「知らないことは問題かもしれないけど、グリエルたちが許可を出しているなら大丈夫だろう。実質的に俺の管理している街を動かしているのが、あの2人だからな」
そんなことを話していると、指令室に誰かが入ってきた。
「シュウ君、本当に覚えてないの? 許可を出した現場に、私が居合わせてるんだけど……」
なぬ! 俺は知らないうちに許可を出していたのか?
扉を開けて入ってきたのは、ミリー、カエデ、リンドの3人だった。ここに来たのは、綾乃から連絡を貰って、取り調べの様子を一緒に見るためなのだとか。俺が移動して送り返さる間に、連絡を取っていたようだ。
ミリーの話を聞くと、
『シュウ様、内部の監視として、バザールさんと相談して計画を立てたのですが、実行するにあたって許可が欲しいのです。この資料に詳細が書いてあります。どうでしょうか?』
『バザールから? あっ! あの話ね。バザールに権限を与えておくから、自由にやっていいよ』
と、こんな感じで許可を出していたらしい。バザールからの話……あっ! 確かにバザールから、暗部からのお願いで内部を監視するためのシステム構築の話があったな。それで、グリエルたちとも相談するから、こちらで進めて良い? みたいな感じで聞かれて許可を出したな……
「忘れてた……というか、バザールに一任して、グリエルたちが確認で許可を得て、一気に話を進めたってことか。その後の報告は、合ったか分からないけど、間違いなく許可を出してるな。でもさ、見ることのできる人間ってどの範囲なんだ?」
「ちょっと待ってね。えっと、権限があるのは、暗部の皆さん、スプリガンの皆さん、綾乃さん、バザールさん、グリエルさん、ガリアさん、私たちシュウ君の配偶者ですね。綾乃さんとバザールさん以外は、3人以上が同席しないとみれないようになっています」
俺は? 言うまでも無いので、言っていません。だとさ。すべてを閲覧できる権限が俺にはあったな。そもそも、綾乃とバザールに制限がかかっていないのはなんで? と思ったら、バザールも綾乃も、俺の相談役ということで、情報面に関してはかなりの閲覧権限があるらしい。知らなかったわ。
どうやって設置したのかは知らないが、全ての街の取調室にもカメラが設置されている。いや、プライベートな場所以外は、どこにでもカメラが設置されているらしい……監視社会!?
「取り調べまで、まだ時間があるみたいね。どんなところに設置されているか、分かりやすい所と言えば……ここなんてどうかな? 夜中だけど、人が残っている可能性があると言えば、ここしかないわね!」
そうして映し出されたのは、書類作業をしている老ドワーフの姿だった。
「やっぱりね。最近、仕事より鍛冶している時間が長いって、話があったからいるかなって思ったけど、本当にいたわね……」
「残業はしないように言っているのに、あの爺さんは働いてるんだ?」
「シュウ。あのポンコツは、残業してないわよ。昼間に仕事をしなかったから、この時間に仕事をさせているのよ。監視に当たっているのは、領主館の警備夜勤の兵士ね。あ、夜勤の兵士たちには、人気の仕事みたいよ。無理して働かせているわけじゃないからね」
爺さんの監視が、人気の仕事ってどういうことだ?
リンドの話では、追加報酬もある上に、監視の間はお酒以外なら自由に飲食が可能で、それが経費で落とされるのだとか。上限は決まっていて、持ち帰りも可能なので、家族がいる人はお土産として、お菓子とかを持ち帰っているんだってさ。
その話を聞いて思い出したけど、この監視に関しては、俺が許可を出していて、追加報酬と飲食の代金は俺のポケットマネーから出ているはずだ。兵士さんたち、面倒な仕事増やしてすまない! という意味で、監視については優遇しているんだった。
独り身の人間だと、つまみをたくさん持ち帰って、夜勤明けのメンバーが集まり、昼頃まで酒盛りをして寝るらしい。金額を増やせないけど、有効利用してもらえているようでよかったよ。
「あ、そろそろ取り調べ始まるってさ」
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる