1,969 / 2,518
第1969話 俺のせいじゃないよ
しおりを挟む
3人を送り出した後、暗くなるまで敵を探した。そのおかげで、俺は11人、ライガは13人を捉えることに成功した。合計で25人、残り9人、明日には送り返せそうだな。
バザールは、来た順番に殺してすぐにアンデッドに作り替えてから、待機を命じていた。洞窟では殺してしまったが、数を数えるためには、まとめて殺してしまった方が分かりやすいから、バザールの判断でそうなった。
「やはり、某の実力では、記憶変換は難しいようでござる。時間をかけて記憶消去をしたでござるから、失敗はしていないでござるが……どこまで消えたかは判断に困るでござる。起こして聞くわけにもいかないでござるから、この状態で送り返すのがベターだと思うでござる」
時間をかけたことによって、成功率7割ほどの記憶消去の魔法を成功させたバザールでも、記憶変換は難しいようだ。失敗してもいいなら関係なくやるだろうが、出来る限り元の世界に戻してやりたいと思っているので、この世界でのことを無かったことにして、どこかで倒れてた的な何かを期待するようだ。
最後は神頼みか……そんなことを考えていると、『呼んだ?』と空耳の様なものが聞こえてきたが、チビ神は今、この世界に関書できないはずだから気のせいだろう。気のせいじゃなかったとしても、お前は及び出ないからどっか行ってくれ。
「さて、実験するでござる。クリエイトアンデッドで作った魔物のアンデッドは、数にカウントされていないでござるから、望み薄でござるが実験はするでござるよ」
殺した人間をアンデッド化させた魔物を殺しても、カウントになるかの実験が始まる。
「カウントされるでござるならば、次の1体で送り返せるようになるでござるが……やっぱりだめでござるかね……」
1体倒しても前回の様な事は起こらずに、普通のままだった。実験なので続きとして、2体、3体と殺していき、4体目でバザールが硬直した。
しばらく動かないままだったのだが、次の瞬間に女性の姿が消えていた。送り返せたのか?
4体となると数え間違えとは言い難いが、どういった理由だったのだろうか? 送り返すことを優先していたから、情報は引き出せていないよな?
戻ってきたバザールが、こっそりと聞いた話を教えてくれた。戻ってくる前に、チビ神がヒントをくれたらしい。
帰るのに必要な数は、ある一定以上の存在値が必要なのだとか。存在値とは、神が勝手に決めた値なので、俺たち風に言うと、レベルのような物らしい。
レベルがある一定以上の対象を50倒すことが、帰るトリガーになるんだとさ。
ということは、サイレントアサシンでも問題は無い……のだが、さすがに同胞殺しはいただけない。殺すなら、クリエイトアンデッドで作り出した新人だろう。
存在値を基準にしているのは、何でもかんでもOKにすると、虫を50匹でも戻ってこれるので、それでは趣旨に反するので、存在値、レベルを条件に付けたらしい。個人に付与するのは、創造神にしかできないみたいで、遊戯盤のルールで存在値を定義したようだ。
この世界に来た人間は、その存在値が足りているだろうが、バザールがアンデッド化した魔物の方には、その条件を満たせなかった奴が、数人いたということだろう。
これで、わざわざ外に狩りに行く必要が無くなった。バザールにクリエイトアンデッドを発動してもらい、俺とライガ、エルダーリッチで魔力を注ぎ込む。
俺の魔力の最大値で10体のBランクのアンデッドが作成できる。注ぎ込んでいる間も回復するので、15匹作ったところで、魔力が枯渇しかける。
注ぎ込むのに3時間ほどかかった。俺は大体6時間で魔力の最大値分の回復をするらしい。魔力を全力で使った時は、マナポーションを使って回復するか休んでいたので、どれだけ回復するかを調べたことがなかった。俺以外も6時間で全回復するのかね?
ライガは食事の剣もあるので、5匹作ったところで残りは食料を生み出すのに使っている。食料を作るのは、意外に時間がかかるからな。
何故Bランクかと言えば、バザールがアンデッド化したときに変異したアンデッドが、Bランクが平均だったのだ。CやDランクもいたので、念のため数にカウントされる安全圏のBランクを作ることにした。
バザールはエルダーリッチや、数で補うためのサイレントアサシンを使って、大量に注ぎ込んでいる。
この様子なら、明後日には必要数が集まりそうだな。俺たちみたいに魔力の余っている人間が沢山いないと成立しない方法が、抜け道になっていたようだな。
「……みたいなこと考えているみたいでござるが、ダンジョンマスターや勇者は基本的に魔法を使えないでござるよ。たまたま使える人物がクリエイトアンデッドなんていう、珍しいスキルを持っている事なんて考慮していなかったと思うでござるよ」
送り出すことを画策した神たちも、帰る条件を正確に理解していなかったのだろう。チビ神が知っていた理由は……創造神からの入れ知恵かね? チビ神についている、頭のいい神の入れ知恵かね? どっちだったとしても、有力な情報を貰えたのは助かるな。
俺とライガは、魔力を使い切ってからその日は就寝する。
次の日の朝には、70体のアンデッドが作り出されていた。
「この調子でいけば、今日の夜には問題なく帰れそうだな……ってライガはともかく、バザールは骨の顔で器用にアチャーみたいな顔ができるんだ? 何かおかしかったか?」
「フラグでござるよ。シュウ殿がフラグを建てると、高確率で回収する可能性が高いでござるから、骨の顔でもこんな顔になるでござるよ」
フラグ? 何がフラグになったのかは分からないが、迂闊な発言を俺がしたことで、骨の顔が歪むような表情をしてしまったらしい。
何事もなくアンデッドを作成していた、おやつ位の時間になると……
「シュウ殿、2人組が近付いてくるでござる。見覚えのある2人でござるが……殺したことのある地球人でござるかね? 地球から来た日本人は、殺してないと思うのでござるが……」
敵が来たのであれば、ライガの出番だろう。俺が声をかける前に準備を整えて、出撃体制に入っていた。
俺も一緒に出撃する。
拠点から3キロメートルほど離れた位置で、件の対象を発見する。
確かに、見覚えのある顔だ……でも、この世界で見た顔じゃない……俺たちがいた世界で見た顔ということか?
俺が考えている間にも、ライガが戦闘態勢に移行して、飛び出す寸前だった。
思い出す時間が欲しい……でも時間がない! ライガが2人の前に現れる。一撃で殺しかねない力を込めているのが分かる。
鑑定が成功して、名前が分かった。
「ライガ! とまれええええええ!」
慌てて大声を出して、ライガを止める。
バザールは、来た順番に殺してすぐにアンデッドに作り替えてから、待機を命じていた。洞窟では殺してしまったが、数を数えるためには、まとめて殺してしまった方が分かりやすいから、バザールの判断でそうなった。
「やはり、某の実力では、記憶変換は難しいようでござる。時間をかけて記憶消去をしたでござるから、失敗はしていないでござるが……どこまで消えたかは判断に困るでござる。起こして聞くわけにもいかないでござるから、この状態で送り返すのがベターだと思うでござる」
時間をかけたことによって、成功率7割ほどの記憶消去の魔法を成功させたバザールでも、記憶変換は難しいようだ。失敗してもいいなら関係なくやるだろうが、出来る限り元の世界に戻してやりたいと思っているので、この世界でのことを無かったことにして、どこかで倒れてた的な何かを期待するようだ。
最後は神頼みか……そんなことを考えていると、『呼んだ?』と空耳の様なものが聞こえてきたが、チビ神は今、この世界に関書できないはずだから気のせいだろう。気のせいじゃなかったとしても、お前は及び出ないからどっか行ってくれ。
「さて、実験するでござる。クリエイトアンデッドで作った魔物のアンデッドは、数にカウントされていないでござるから、望み薄でござるが実験はするでござるよ」
殺した人間をアンデッド化させた魔物を殺しても、カウントになるかの実験が始まる。
「カウントされるでござるならば、次の1体で送り返せるようになるでござるが……やっぱりだめでござるかね……」
1体倒しても前回の様な事は起こらずに、普通のままだった。実験なので続きとして、2体、3体と殺していき、4体目でバザールが硬直した。
しばらく動かないままだったのだが、次の瞬間に女性の姿が消えていた。送り返せたのか?
4体となると数え間違えとは言い難いが、どういった理由だったのだろうか? 送り返すことを優先していたから、情報は引き出せていないよな?
戻ってきたバザールが、こっそりと聞いた話を教えてくれた。戻ってくる前に、チビ神がヒントをくれたらしい。
帰るのに必要な数は、ある一定以上の存在値が必要なのだとか。存在値とは、神が勝手に決めた値なので、俺たち風に言うと、レベルのような物らしい。
レベルがある一定以上の対象を50倒すことが、帰るトリガーになるんだとさ。
ということは、サイレントアサシンでも問題は無い……のだが、さすがに同胞殺しはいただけない。殺すなら、クリエイトアンデッドで作り出した新人だろう。
存在値を基準にしているのは、何でもかんでもOKにすると、虫を50匹でも戻ってこれるので、それでは趣旨に反するので、存在値、レベルを条件に付けたらしい。個人に付与するのは、創造神にしかできないみたいで、遊戯盤のルールで存在値を定義したようだ。
この世界に来た人間は、その存在値が足りているだろうが、バザールがアンデッド化した魔物の方には、その条件を満たせなかった奴が、数人いたということだろう。
これで、わざわざ外に狩りに行く必要が無くなった。バザールにクリエイトアンデッドを発動してもらい、俺とライガ、エルダーリッチで魔力を注ぎ込む。
俺の魔力の最大値で10体のBランクのアンデッドが作成できる。注ぎ込んでいる間も回復するので、15匹作ったところで、魔力が枯渇しかける。
注ぎ込むのに3時間ほどかかった。俺は大体6時間で魔力の最大値分の回復をするらしい。魔力を全力で使った時は、マナポーションを使って回復するか休んでいたので、どれだけ回復するかを調べたことがなかった。俺以外も6時間で全回復するのかね?
ライガは食事の剣もあるので、5匹作ったところで残りは食料を生み出すのに使っている。食料を作るのは、意外に時間がかかるからな。
何故Bランクかと言えば、バザールがアンデッド化したときに変異したアンデッドが、Bランクが平均だったのだ。CやDランクもいたので、念のため数にカウントされる安全圏のBランクを作ることにした。
バザールはエルダーリッチや、数で補うためのサイレントアサシンを使って、大量に注ぎ込んでいる。
この様子なら、明後日には必要数が集まりそうだな。俺たちみたいに魔力の余っている人間が沢山いないと成立しない方法が、抜け道になっていたようだな。
「……みたいなこと考えているみたいでござるが、ダンジョンマスターや勇者は基本的に魔法を使えないでござるよ。たまたま使える人物がクリエイトアンデッドなんていう、珍しいスキルを持っている事なんて考慮していなかったと思うでござるよ」
送り出すことを画策した神たちも、帰る条件を正確に理解していなかったのだろう。チビ神が知っていた理由は……創造神からの入れ知恵かね? チビ神についている、頭のいい神の入れ知恵かね? どっちだったとしても、有力な情報を貰えたのは助かるな。
俺とライガは、魔力を使い切ってからその日は就寝する。
次の日の朝には、70体のアンデッドが作り出されていた。
「この調子でいけば、今日の夜には問題なく帰れそうだな……ってライガはともかく、バザールは骨の顔で器用にアチャーみたいな顔ができるんだ? 何かおかしかったか?」
「フラグでござるよ。シュウ殿がフラグを建てると、高確率で回収する可能性が高いでござるから、骨の顔でもこんな顔になるでござるよ」
フラグ? 何がフラグになったのかは分からないが、迂闊な発言を俺がしたことで、骨の顔が歪むような表情をしてしまったらしい。
何事もなくアンデッドを作成していた、おやつ位の時間になると……
「シュウ殿、2人組が近付いてくるでござる。見覚えのある2人でござるが……殺したことのある地球人でござるかね? 地球から来た日本人は、殺してないと思うのでござるが……」
敵が来たのであれば、ライガの出番だろう。俺が声をかける前に準備を整えて、出撃体制に入っていた。
俺も一緒に出撃する。
拠点から3キロメートルほど離れた位置で、件の対象を発見する。
確かに、見覚えのある顔だ……でも、この世界で見た顔じゃない……俺たちがいた世界で見た顔ということか?
俺が考えている間にも、ライガが戦闘態勢に移行して、飛び出す寸前だった。
思い出す時間が欲しい……でも時間がない! ライガが2人の前に現れる。一撃で殺しかねない力を込めているのが分かる。
鑑定が成功して、名前が分かった。
「ライガ! とまれええええええ!」
慌てて大声を出して、ライガを止める。
0
お気に入りに追加
459
あなたにおすすめの小説
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
クラス転移で裏切られた「無」職の俺は世界を変える
ジャック
ファンタジー
私立三界高校2年3組において司馬は孤立する。このクラスにおいて王角龍騎というリーダーシップのあるイケメンと学園2大美女と呼ばれる住野桜と清水桃花が居るクラスであった。司馬に唯一話しかけるのが桜であり、クラスはそれを疎ましく思っていた。そんなある日クラスが異世界のラクル帝国へ転生してしまう。勇者、賢者、聖女、剣聖、など強い職業がクラスで選ばれる中司馬は無であり、属性も無であった。1人弱い中帝国で過ごす。そんなある日、八大ダンジョンと呼ばれるラギルダンジョンに挑む。そこで、帝国となかまに裏切りを受け─
これは、全てに絶望したこの世界で唯一の「無」職の少年がどん底からはい上がり、世界を変えるまでの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カクヨム様、小説家になろう様にも連載させてもらっています。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
クラスまるごと異世界転移
八神
ファンタジー
二年生に進級してもうすぐ5月になろうとしていたある日。
ソレは突然訪れた。
『君たちに力を授けよう。その力で世界を救うのだ』
そんな自分勝手な事を言うと自称『神』は俺を含めたクラス全員を異世界へと放り込んだ。
…そして俺たちが神に与えられた力とやらは『固有スキル』なるものだった。
どうやらその能力については本人以外には分からないようになっているらしい。
…大した情報を与えられてもいないのに世界を救えと言われても…
そんな突然異世界へと送られた高校生達の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる