1,843 / 2,518
第1843話 実験を始めようか
しおりを挟む
部位欠損治療用の水槽は、10分もかからずに完成する。
「問題は、水槽の中の水をどうやって交換するか……多少の流れを作っても、便や尿が滞留してしまうし、入れ替えた水をどうするかって問題もあるからな」
「入れ替えた水は、ダンジョンに流せば問題ないでござるが、多少でも滞留させると衛生面が怖いでござるからね……」
「ん~宇宙ではどうしてるんだっけ? 重力が無くて漂っちゃうから、バキュームみたいに吸い込む方式がとられてるんだっけ?」
「陰部の近くに吸い込む入り口をつけて、吸い込んだ水はダンジョンへ垂れ流しにしてみるか」
とりあえず、作ってみたが問題がある。人によって体のサイズも違えば、浮き沈みも体脂肪などで変わってくる。決まった位置に固定留守のは、問題が多すぎた。
「それならパンツみたいにはかせるようなものを作って、掃除機のホースみたいに自在に動かせるようにするのはどうかな?」
綾乃の案を取り入れて改良してみる。思ったより良さそうだが、汚物バキュームパンツでは体が固定できないので、全身を浸ける前提で作っているので、首のあたりを固定してはどうかということになった。
「改良しようと思えばもっと改良できるが……数日、長くても3日しか使わないんだし、ここらへんでいいだろう」
何度か改良を重ね、汚物の問題、浮き沈みする体の問題を解決した試作品を使い、人体実験をすることにした。
人体実験に使う死刑囚はいるのだろうか? それが問題である。ゴーストタウンでは、結構な数の死刑囚を人体実験に使っているから、いろんな街から買い取っているが、それでもすぐに死んでしまう実験が多いので、死刑囚が不足することがあるんだよね……
ここで言う実験って言うのは、小説で言われているような改造人間とか、無理に強化をして……みたいなものではない。重犯罪を犯し死刑になった者は、毒の効果を確認するために殺されることもあるが、基本的には治療薬やポーションの効果実験などに使われるのが、ゴーストタウンのスタンダードだ。
他の街では、死ぬまではりつけにされて石を投げられたり、四肢を強い力で引っ張り千切ったりするらしいので、それを思えば……いや、死刑囚からすればどっちもどっちか。
グリエルに連絡を入れると、ちょうどいい実験体が手に入ったので、それを3名こちらに連れてくるそうだ。暗部の鬼人が連れてくるので、しばらく待っていてくれだとさ。
「3人はいるみたいだな。ってことで後2つ作るぞ」
急遽実験用の水槽……浴槽? を2つ追加で作ることになった。器を作って、汚物バキュームパンツを作って、固定する首の部分を作れば……完成!
クリエイトゴーレム恐るべし。地球で考えれば、あるものを流用して作業したとしても、5分や10分で作れるような物ではない。
準備している間に実験体が到着する……なんか暴れてんな。元気がよすぎないかい?
「こいつらは、今回の襲撃に加担した重犯罪者です。ですが、指揮官クラスではないので、大した情報を持ち合わせていませんでした。急遽必要になった人体実験の素体として、連れてくることになりました」
「なるほどな、そういう理由か……えっと、こいつらの監視と世話用に、暗部から人を出せる人材って今いるか?」
「……技術の拙い者たちであれば何人か待機していますが……こいつら程度であれば、フル装備で暴れても問題なく取り押さえられるくらいには、実力はあります」
「なるほど、念のため6人ほど呼び出してもらっていいか? 傷口の記録何かは、こっちで準備したカメラでやるから、監視といざって時の殺害、薬の量の調整などを任せたい。薬関係は……バザールに任せてもいいか?」
「問題ないでござる。某なら、ここにいてもスケルトンたちと意識共有できるでござるからな。余った時間を農作業や畜産に当てられるでござるよ」
「農業や畜産をする骨……シュールだな」
「ほんとよね。この骨は、どこを目指しているのかしら?」
「酷いでござるな、最近農作業や畜産をさせていたスケルトンたちが、ファーマースケルトンに進化したでござるから、スケルトンでも育て育んでも問題ないと、世界が言っているでござるよ!」
マジか……とうとう種族まで変わりやがったか。ってことは、世界に認められたってことなんだろうな。バカバカしい気がするけどな!
俺たちがバカ話をしている間に暗部から人員が到着する……
「えっと、子どもだよな?」
「え? 子どもですが、何か拙かったですか? あ、きちんと指導役もいますよ」
多分10歳くらいの少年たちが、ビシッと敬礼をしてヤル気に満ちた表情をしており、その後ろから見た目的には30歳にはなっていないであろう女性がいた。
「この子たちは、ディストピアに移住してから生まれた子たちで、戦闘訓練はしていますが、辛かった時代を知らないので、少し甘さが抜けないのです……ですから、今回ちょうどいいと思い、呼び寄せました」
話を聞くと、俺を尊敬しているのは十分に分かり、俺のために働きたいと言うのも分かったのだが……子どもにさせるのはどうなんだ? と悩んでいると、子どもたちに土下座をされてしまい……許可することとなった。
いやいやさせられているわけではなく、進んで志願した6名なので存分に使ってください……だってさ。本当にいいのだろうか?
とはいえ、許可してしまったものはしょうがない……
「綾乃、暗部の人たちにこれらの使い方を教えてくれ」
綾乃にいったん、子どもたちを任せることにした。それで俺たちは……連れてこられた実験体を隣の部屋に連れていき、
「バザール、今回の被害者で最も欠損部位が多かった人の情報ってあるか?」
「情報は貰っているでござるよ。度合いは違うでござるが、両下腿部欠損で右腕は肩から、左腕は肘から先がヶ所としては一番多いでござるな」
「四肢全部欠損か……普通なら絶望するよな。君、ちょっと手伝ってくれ。引きちぎる形でいいから、この男を今言ったような形にしてくれ。千切った後は、Dランクポーションでもかけておけば出血は止まるから、よろしく」
「次は、欠損部位としては、右足右腕でござるが、肺近くまでえぐれているようでござるな。肺となると、難しいでござるから、欠損量を同じくらいにするために腰辺りを削るでござるかね?」
「そうだな。下手に欠損させて死んだら困るから、腰やお腹辺りを多めに削ってもらおう」
俺たちがこんなことを話している間にも、初めの実験体は連れてきた暗部たちによって、四肢を千切られている。何でこんなことを平然と行っているかと言えば『目には目を歯には歯を』だ。自分たちの犯した罪で、傷ついた人と同じ体験をさせる……という理由だ。
こちらの事を罵っているが、お前らは少なくとも数十人は殺しているのだ。そのくらい甘んじて受けろ。ここは日本ではない。お前らの様な重犯罪者にも、人権が! みたいなことを言う人間はいないのだ。
日本の法律を100パーセント理解しているわけではないので、何とも言えないが、今回の事件だって日本で考えれば、主犯格と実行指揮をとった人間以外は、死刑にならないんじゃないか?
そんなことはどうでもいいか。
「問題は、水槽の中の水をどうやって交換するか……多少の流れを作っても、便や尿が滞留してしまうし、入れ替えた水をどうするかって問題もあるからな」
「入れ替えた水は、ダンジョンに流せば問題ないでござるが、多少でも滞留させると衛生面が怖いでござるからね……」
「ん~宇宙ではどうしてるんだっけ? 重力が無くて漂っちゃうから、バキュームみたいに吸い込む方式がとられてるんだっけ?」
「陰部の近くに吸い込む入り口をつけて、吸い込んだ水はダンジョンへ垂れ流しにしてみるか」
とりあえず、作ってみたが問題がある。人によって体のサイズも違えば、浮き沈みも体脂肪などで変わってくる。決まった位置に固定留守のは、問題が多すぎた。
「それならパンツみたいにはかせるようなものを作って、掃除機のホースみたいに自在に動かせるようにするのはどうかな?」
綾乃の案を取り入れて改良してみる。思ったより良さそうだが、汚物バキュームパンツでは体が固定できないので、全身を浸ける前提で作っているので、首のあたりを固定してはどうかということになった。
「改良しようと思えばもっと改良できるが……数日、長くても3日しか使わないんだし、ここらへんでいいだろう」
何度か改良を重ね、汚物の問題、浮き沈みする体の問題を解決した試作品を使い、人体実験をすることにした。
人体実験に使う死刑囚はいるのだろうか? それが問題である。ゴーストタウンでは、結構な数の死刑囚を人体実験に使っているから、いろんな街から買い取っているが、それでもすぐに死んでしまう実験が多いので、死刑囚が不足することがあるんだよね……
ここで言う実験って言うのは、小説で言われているような改造人間とか、無理に強化をして……みたいなものではない。重犯罪を犯し死刑になった者は、毒の効果を確認するために殺されることもあるが、基本的には治療薬やポーションの効果実験などに使われるのが、ゴーストタウンのスタンダードだ。
他の街では、死ぬまではりつけにされて石を投げられたり、四肢を強い力で引っ張り千切ったりするらしいので、それを思えば……いや、死刑囚からすればどっちもどっちか。
グリエルに連絡を入れると、ちょうどいい実験体が手に入ったので、それを3名こちらに連れてくるそうだ。暗部の鬼人が連れてくるので、しばらく待っていてくれだとさ。
「3人はいるみたいだな。ってことで後2つ作るぞ」
急遽実験用の水槽……浴槽? を2つ追加で作ることになった。器を作って、汚物バキュームパンツを作って、固定する首の部分を作れば……完成!
クリエイトゴーレム恐るべし。地球で考えれば、あるものを流用して作業したとしても、5分や10分で作れるような物ではない。
準備している間に実験体が到着する……なんか暴れてんな。元気がよすぎないかい?
「こいつらは、今回の襲撃に加担した重犯罪者です。ですが、指揮官クラスではないので、大した情報を持ち合わせていませんでした。急遽必要になった人体実験の素体として、連れてくることになりました」
「なるほどな、そういう理由か……えっと、こいつらの監視と世話用に、暗部から人を出せる人材って今いるか?」
「……技術の拙い者たちであれば何人か待機していますが……こいつら程度であれば、フル装備で暴れても問題なく取り押さえられるくらいには、実力はあります」
「なるほど、念のため6人ほど呼び出してもらっていいか? 傷口の記録何かは、こっちで準備したカメラでやるから、監視といざって時の殺害、薬の量の調整などを任せたい。薬関係は……バザールに任せてもいいか?」
「問題ないでござる。某なら、ここにいてもスケルトンたちと意識共有できるでござるからな。余った時間を農作業や畜産に当てられるでござるよ」
「農業や畜産をする骨……シュールだな」
「ほんとよね。この骨は、どこを目指しているのかしら?」
「酷いでござるな、最近農作業や畜産をさせていたスケルトンたちが、ファーマースケルトンに進化したでござるから、スケルトンでも育て育んでも問題ないと、世界が言っているでござるよ!」
マジか……とうとう種族まで変わりやがったか。ってことは、世界に認められたってことなんだろうな。バカバカしい気がするけどな!
俺たちがバカ話をしている間に暗部から人員が到着する……
「えっと、子どもだよな?」
「え? 子どもですが、何か拙かったですか? あ、きちんと指導役もいますよ」
多分10歳くらいの少年たちが、ビシッと敬礼をしてヤル気に満ちた表情をしており、その後ろから見た目的には30歳にはなっていないであろう女性がいた。
「この子たちは、ディストピアに移住してから生まれた子たちで、戦闘訓練はしていますが、辛かった時代を知らないので、少し甘さが抜けないのです……ですから、今回ちょうどいいと思い、呼び寄せました」
話を聞くと、俺を尊敬しているのは十分に分かり、俺のために働きたいと言うのも分かったのだが……子どもにさせるのはどうなんだ? と悩んでいると、子どもたちに土下座をされてしまい……許可することとなった。
いやいやさせられているわけではなく、進んで志願した6名なので存分に使ってください……だってさ。本当にいいのだろうか?
とはいえ、許可してしまったものはしょうがない……
「綾乃、暗部の人たちにこれらの使い方を教えてくれ」
綾乃にいったん、子どもたちを任せることにした。それで俺たちは……連れてこられた実験体を隣の部屋に連れていき、
「バザール、今回の被害者で最も欠損部位が多かった人の情報ってあるか?」
「情報は貰っているでござるよ。度合いは違うでござるが、両下腿部欠損で右腕は肩から、左腕は肘から先がヶ所としては一番多いでござるな」
「四肢全部欠損か……普通なら絶望するよな。君、ちょっと手伝ってくれ。引きちぎる形でいいから、この男を今言ったような形にしてくれ。千切った後は、Dランクポーションでもかけておけば出血は止まるから、よろしく」
「次は、欠損部位としては、右足右腕でござるが、肺近くまでえぐれているようでござるな。肺となると、難しいでござるから、欠損量を同じくらいにするために腰辺りを削るでござるかね?」
「そうだな。下手に欠損させて死んだら困るから、腰やお腹辺りを多めに削ってもらおう」
俺たちがこんなことを話している間にも、初めの実験体は連れてきた暗部たちによって、四肢を千切られている。何でこんなことを平然と行っているかと言えば『目には目を歯には歯を』だ。自分たちの犯した罪で、傷ついた人と同じ体験をさせる……という理由だ。
こちらの事を罵っているが、お前らは少なくとも数十人は殺しているのだ。そのくらい甘んじて受けろ。ここは日本ではない。お前らの様な重犯罪者にも、人権が! みたいなことを言う人間はいないのだ。
日本の法律を100パーセント理解しているわけではないので、何とも言えないが、今回の事件だって日本で考えれば、主犯格と実行指揮をとった人間以外は、死刑にならないんじゃないか?
そんなことはどうでもいいか。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる