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第1822話 パーティーの処理
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勇者を下のダンジョンへご招待した後は、俺たちがいた痕跡を一切消して……いや、このままこいつらを放置してたら、確実に見たくない方向へ進んでいくな。ただでさえ男の方が多く、勇者がいなくなり女側は3人、男側は6人になっているからな。
極限の状況でどうなるか何てわからんが、自分の欲望の捌け口にするか、人の肉を食い始めると思った。遭難して、先に亡くなった人の肉を食べた……って話を聞いたことあるが、それ以上の極限状態になると踏んでいる。
だってここは、俺が意図的に作った食べ物も水も手に入れられない、ダンジョンだからな。外に出たとしてもマイワールド内なので、荒野にしている。人が草を食べて生きられるのなら、何とか命を繋げるだろうが……1人分の栄養を確保するのも困難だろう。
なので、
「落とした勇者は放っておいても、しばらく死なないから……いや、オリバー。お前はどうしたい?」
「どうしたいとは、どういうことですか?」
「勇者を追いかけたいなら、追いかけてもいいぞってことだ」
「ふむ……ジャック、オスカー、お前らはあっちの6人と勇者はどっちが好みだ?」
好みと来たか!
2人で話し合って出した答えは、勇者だった。こいつらの好みの人間は、殺されていたので次点の勇者を狙うことにしたらしい。だけど、こっちの6人も仲良く調教させてくれよな! ということらしい。
「了解、シリウス君。この2人なら問題ないだろうけど、もしもの時のためにヘルプをお願い」
シリウス君は初めは嫌がったが、「メグちゃんにお願いしなきゃいけなくなるんだけどな~」と、ぼそっと言った一言にメグちゃんが反応して、シリウス君の首に噛み付き、脅している姿が見られた。仕方が無くジャックたちの手伝いに行くことになった。
すまんな、シリウス君。今度娘たちにちやほやするように言っておくから!
「ミリー、カエデ、少し気になったんだけど、勇者と敵対した男たち6人って、称号の恩恵を受けていると思うか?」
「恩恵を受ける条件は、よくわかってなかったわね。ミリーは、何か知ってる?」
「いえ、同じパーティーにいると、魔物に対して強くなる……という報告は受けていますが、パーティーと言っても単なる集団でしかありませんからね。一緒にいるだけでは、恩恵は受けられないと思いますが、勇者の認識がカギになっている気はしますね」
ミリーは、勇者たちに伝わるおとぎ話みたいなものをしてくれた。
ある1人の勇者がパーティーを作り、魔物を屠り平和に導いた小国があったそうだ。だけど、そのパーティーでは、男性の死亡率が高かったのだとか。勇者が殺していたわけではない。
初めの内は、その死亡した男性冒険者たちも魔物に強かったのだが、ある日を境に怪我を負うようになったそうだ。そして、治療が間に合わず亡くなる、といったことが続いたある日、パーティーの1人が気付いたのだとか。
勇者より目立っている人間が、いつしか死んでしまうということに。
勇者より強くなってしまったからなのか、勇者より目立つことによって勇者の無意識が、恩恵を外してしまったのかは分からないが、勇者のパーティーにはいる時は、その辺に気を付けるように……みたいな、言い伝えがあるのだとか。
今になって考えれば、思い当たる節はあるが、話を聞いた当時はバカにしていたと言っていた。
「なるほど……勇者がいなくなれば恩恵は無くなるだろうが、あいつは今下で生きている。でも、敵対した男どもは……恩恵を受けられなくなった可能性が高いな。少し検証したいところだな。あいつらは、Sランクの魔物も倒せるって言ってたよな?」
ここでSランクを潰すのは勿体ない。Aランクの魔物を強化して召喚するか?
「オリバー、少し実験があるから、捕らえるのは少し待ってくれ」
俺は、よく使っていたヘビーグリズリーを、Sランク相当まで強化して、勇者のパーティーのいる部屋へ突入させた。一応、レベル的には300を超えている連中なので、1匹ではなく2匹召喚している。
『あぁ? 向こうから魔物が来るぞ! それも気配がデカいから、それなりに強いぞ。女ども! 殺されたくなければ、手前らも戦えよ。もし逃げようとすれば……死ぬまで後悔させてやるからな』
勇者がいなくなったことで、優位に立った男側のリーダーっぽい奴が、女を脅して先頭に立たせている。使い潰す気だろう。
『おい、何がそれなりに強いだ。たかがヘビーグリズリーじゃねえか!』
『違うぞ! ただのヘビーグリズリーじゃない! ここはダンジョンだ。しかも外道のダンジョンマスターの作ったダンジョンだぞ。それに、気配がデカいんだ。おそらくLvが高いんだと思う。絶対に油断するな!』
前に立たされていた女たちは、ヘビーグリズリーに吹っ飛ばされるが、思ったよりダメージはなさそうだ。倒れた女たちは放置して、男どもの方へ走っていき、侮っていた奴に攻撃を仕掛けた。
その結果、腕は千切れ戦闘不能となる。
「これは決定だな。勇者と敵対すれば、恩恵は解除されるようだな。女たちにはまだ残っているようだけど、男の方は消えてるな。おし、オリバー行っていいぞ!」
ブヒーーと鳴いてから突っ走っていった。
『や、やばい! 逃げろ! このクマよりヤバい奴がこっちに向かってきてるぞ!』
『逃げろって言うけど、どこに逃げろって言うんだよ! 通路だってこいつらの来たあそこしかないぞ!』
そうなのだ。戦闘が始まってから、こちら側の通路以外を封鎖したので、逃げることは出来ない。
勇者の恩恵を失った男5人は、鍛え上げた肉体と精神、そしてスキルを兼ね備えたホモークエンペラーのオリバーと対峙する。
『なんだこいつ……オークだと思うが、あの体ヤバいぞ。無駄な脂肪が無い。それに、明らかに強者の気配……女どもを囮にして逃げるぞ!』
『ちょ……待てよ! 俺を置いていくな!』
腕をもぎ取られた男が、悲痛な声をあげている。今までしてきたことを考えれば、なんとも思わないけどな。
それにさ、オリバーに気を取られすぎだろ。オリバーが部屋に入ってからすぐに、ヘビーグリズリーの2匹は、通路の入り口の前に立って塞いでいるんだぞ。逃げられるわけないだろ。
男たちは、気絶している女を囮にしようと、女の方へ誘導するが……ホモークたるオリバーには、女より男の方が好物であるため、目を向けることすらしない。まぁ、女性には紳士であるが、犯罪者であれば問答無用で裁くのがホモークだ。
そして、自分たちがターゲットになっていることを理解したのか、戦闘準備に入っていた……おせえよ!
人間としては強者だったとしても、オリバーの前では赤子同然だった。5分も経たないうちに全員が気絶させられ、腕を失った男がざまあみろ! みたいなこと言ってるけど、お前も行く場所は同じだぞ。
勇者の方を見に行くか。
極限の状況でどうなるか何てわからんが、自分の欲望の捌け口にするか、人の肉を食い始めると思った。遭難して、先に亡くなった人の肉を食べた……って話を聞いたことあるが、それ以上の極限状態になると踏んでいる。
だってここは、俺が意図的に作った食べ物も水も手に入れられない、ダンジョンだからな。外に出たとしてもマイワールド内なので、荒野にしている。人が草を食べて生きられるのなら、何とか命を繋げるだろうが……1人分の栄養を確保するのも困難だろう。
なので、
「落とした勇者は放っておいても、しばらく死なないから……いや、オリバー。お前はどうしたい?」
「どうしたいとは、どういうことですか?」
「勇者を追いかけたいなら、追いかけてもいいぞってことだ」
「ふむ……ジャック、オスカー、お前らはあっちの6人と勇者はどっちが好みだ?」
好みと来たか!
2人で話し合って出した答えは、勇者だった。こいつらの好みの人間は、殺されていたので次点の勇者を狙うことにしたらしい。だけど、こっちの6人も仲良く調教させてくれよな! ということらしい。
「了解、シリウス君。この2人なら問題ないだろうけど、もしもの時のためにヘルプをお願い」
シリウス君は初めは嫌がったが、「メグちゃんにお願いしなきゃいけなくなるんだけどな~」と、ぼそっと言った一言にメグちゃんが反応して、シリウス君の首に噛み付き、脅している姿が見られた。仕方が無くジャックたちの手伝いに行くことになった。
すまんな、シリウス君。今度娘たちにちやほやするように言っておくから!
「ミリー、カエデ、少し気になったんだけど、勇者と敵対した男たち6人って、称号の恩恵を受けていると思うか?」
「恩恵を受ける条件は、よくわかってなかったわね。ミリーは、何か知ってる?」
「いえ、同じパーティーにいると、魔物に対して強くなる……という報告は受けていますが、パーティーと言っても単なる集団でしかありませんからね。一緒にいるだけでは、恩恵は受けられないと思いますが、勇者の認識がカギになっている気はしますね」
ミリーは、勇者たちに伝わるおとぎ話みたいなものをしてくれた。
ある1人の勇者がパーティーを作り、魔物を屠り平和に導いた小国があったそうだ。だけど、そのパーティーでは、男性の死亡率が高かったのだとか。勇者が殺していたわけではない。
初めの内は、その死亡した男性冒険者たちも魔物に強かったのだが、ある日を境に怪我を負うようになったそうだ。そして、治療が間に合わず亡くなる、といったことが続いたある日、パーティーの1人が気付いたのだとか。
勇者より目立っている人間が、いつしか死んでしまうということに。
勇者より強くなってしまったからなのか、勇者より目立つことによって勇者の無意識が、恩恵を外してしまったのかは分からないが、勇者のパーティーにはいる時は、その辺に気を付けるように……みたいな、言い伝えがあるのだとか。
今になって考えれば、思い当たる節はあるが、話を聞いた当時はバカにしていたと言っていた。
「なるほど……勇者がいなくなれば恩恵は無くなるだろうが、あいつは今下で生きている。でも、敵対した男どもは……恩恵を受けられなくなった可能性が高いな。少し検証したいところだな。あいつらは、Sランクの魔物も倒せるって言ってたよな?」
ここでSランクを潰すのは勿体ない。Aランクの魔物を強化して召喚するか?
「オリバー、少し実験があるから、捕らえるのは少し待ってくれ」
俺は、よく使っていたヘビーグリズリーを、Sランク相当まで強化して、勇者のパーティーのいる部屋へ突入させた。一応、レベル的には300を超えている連中なので、1匹ではなく2匹召喚している。
『あぁ? 向こうから魔物が来るぞ! それも気配がデカいから、それなりに強いぞ。女ども! 殺されたくなければ、手前らも戦えよ。もし逃げようとすれば……死ぬまで後悔させてやるからな』
勇者がいなくなったことで、優位に立った男側のリーダーっぽい奴が、女を脅して先頭に立たせている。使い潰す気だろう。
『おい、何がそれなりに強いだ。たかがヘビーグリズリーじゃねえか!』
『違うぞ! ただのヘビーグリズリーじゃない! ここはダンジョンだ。しかも外道のダンジョンマスターの作ったダンジョンだぞ。それに、気配がデカいんだ。おそらくLvが高いんだと思う。絶対に油断するな!』
前に立たされていた女たちは、ヘビーグリズリーに吹っ飛ばされるが、思ったよりダメージはなさそうだ。倒れた女たちは放置して、男どもの方へ走っていき、侮っていた奴に攻撃を仕掛けた。
その結果、腕は千切れ戦闘不能となる。
「これは決定だな。勇者と敵対すれば、恩恵は解除されるようだな。女たちにはまだ残っているようだけど、男の方は消えてるな。おし、オリバー行っていいぞ!」
ブヒーーと鳴いてから突っ走っていった。
『や、やばい! 逃げろ! このクマよりヤバい奴がこっちに向かってきてるぞ!』
『逃げろって言うけど、どこに逃げろって言うんだよ! 通路だってこいつらの来たあそこしかないぞ!』
そうなのだ。戦闘が始まってから、こちら側の通路以外を封鎖したので、逃げることは出来ない。
勇者の恩恵を失った男5人は、鍛え上げた肉体と精神、そしてスキルを兼ね備えたホモークエンペラーのオリバーと対峙する。
『なんだこいつ……オークだと思うが、あの体ヤバいぞ。無駄な脂肪が無い。それに、明らかに強者の気配……女どもを囮にして逃げるぞ!』
『ちょ……待てよ! 俺を置いていくな!』
腕をもぎ取られた男が、悲痛な声をあげている。今までしてきたことを考えれば、なんとも思わないけどな。
それにさ、オリバーに気を取られすぎだろ。オリバーが部屋に入ってからすぐに、ヘビーグリズリーの2匹は、通路の入り口の前に立って塞いでいるんだぞ。逃げられるわけないだろ。
男たちは、気絶している女を囮にしようと、女の方へ誘導するが……ホモークたるオリバーには、女より男の方が好物であるため、目を向けることすらしない。まぁ、女性には紳士であるが、犯罪者であれば問答無用で裁くのがホモークだ。
そして、自分たちがターゲットになっていることを理解したのか、戦闘準備に入っていた……おせえよ!
人間としては強者だったとしても、オリバーの前では赤子同然だった。5分も経たないうちに全員が気絶させられ、腕を失った男がざまあみろ! みたいなこと言ってるけど、お前も行く場所は同じだぞ。
勇者の方を見に行くか。
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