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第1813話 神授のスキル発覚
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本日2度目のお風呂に入っている。1日に2度もお風呂に入るなんて、なんか贅沢だな。いつでも入れるお風呂があるから、入ろうと思えば5回や10回入ることだってできる。いや、10回は無理か……
今日は誰もいないな。ニコたちは午前中に一緒に入ったせいか、この時間にはいないようだ。従魔たちは今日は入らない日らしい。何の基準か分からんが、あいつらにはあいつらのルールがあるようだ。
さて、思わずゆっくりとお風呂にはいれたが……いつも誰かがいるのが当たり前だったせいか、何か物足りない気がする。俺も従魔たちに、毒されてきたかもしれないな。
上がり湯をシャワーで浴びて、体を拭いて出る。おや? いつもなら着替えが準備されているのだが、今日は脱いだ服がそのままで、着替えが無かった……あ~、自分で着替えを準備しなくなって結構経ってるから、服が変わっているのが当たり前だと思っていた。
さすがにフリチンで廊下を歩くのは、さすがに問題があるので……普段着ているボクサーパンツと、無地のTシャツにスエットの上下を召喚した。っと、服を洗うランドリールームってどこだっけ? 着替えを抱えてランドリールームを探す。
着替えがよく出るのは、お風呂場かな? キッチンで使う物も、洗濯する物は多いか? 後は、子どもたちの洗濯物も多いか? でも、子どもが生まれる前に作った家なので、子どものことを考えての配置は……DPで改造しているので、関係ないか。
5分ほど自分の家を彷徨って、ダマを発見して聞いてみたら知っていたので連れていってもらった……お風呂場の隣かよ! 確認しなかった扉の先が、ランドリールームだったようだ。
「…………」
ランドリールームを見て、絶句してしまった。普通に考えれば、家族の人数を考えればあり得るのだが、どんなテレビ番組でも、大家族の家でも見たことの無い洗濯機がそこに……うちは家庭用洗濯機ではなく、いわゆる業務用の洗濯機のようだ。
大家族のお母さんは、何度も回すから大変だ! みたいなことを言っているが、ここでは業務用の洗濯機で1度に15人分は洗えるんじゃないかな? しかも、乾燥まで全自動でやってくれる、便利な洗濯機である。
それにしても、こんなに大きな洗濯機があるなんてな……って、コインランドリーの布団が洗える洗濯機は、このくらい大きかったっけ? 行った事が無いから分からないけど、確かテレビで見たときに大きな洗濯機があったのを思い出した。
俺が出した記憶が無いから、シルキーたちが使いやすいように、自分たちで召喚したんだろうな。最近では、キッチンの道具もちょこちょこと変わっている。最新式の調理道具などが出ると、1度は試してみるそうだ。使える道具なら、そのまま使うのだとか。
シルキーたちも、DPで魔改造できるので、結構いろんな物を魔改造してたな。業務用の調理器具が沢山ある中、異彩を放っている調理家電がある。それは、電気圧力鍋だ。何十人分もまとめて作れる奴が、4つも並んでいるのだ。
普通の圧力鍋もあるのに、便利なようで最近はもっぱら、電気圧力鍋を使っているようだ。
なんか話がずれたけど、洗濯物を籠の中へ入れてダマを脇に抱えて、自分の部屋戻ることにした。
ダマをワシャワシャしていると、部屋のチャイムが鳴った。誰かと思い扉を開けると、珍しくスプリガンの1人が立っていた。
「ご主人様、夜分遅くにすいません。少し相談したいことがあるので、ダンジョン農園の監視室に来てもらってもよろしいですか?」
「気にしなくてもいいけど、それなら電話やメールで呼んでくれればいいのに。みんなに連絡しておくか。いなくなったって騒がれると、後が面倒だからな。移動しながらするから、あとついてく形でいいか?」
スプリガンの後について、監視室へ向かう。途中でミリーに連絡すると、興味を持った妻たちも集まるから、少し待っていてほしいってさ。珍しくスプリガンが来たことに興味を持ったらしい。
急ぎではないが、早めにお知らせしておきたいらしく、この時間に呼びにきたそうだ。どんな内容か気になるな……
10分もすると妻たちも集まり、スプリガンの1人が話し出す。
どうやら、マイワールドに突っ込んだ勇者たちが、弱る気配を見せていないらしい。その内食料が無くなるかと思っていたら、勇者の1人が綾乃と同じようなスキルを持っているらしく、食料を魔力で帯出せるようだった。
隠蔽か偽装かは分からないが、それと食料を生み出すスキルか……片方の神授のスキルが優秀過ぎて、もう片方が霞んで見えるが、予想以上にこのスキルは優秀だと思う。
神のダンジョンで一番のネックになった、食料の調達が出来るスキルなのだ。使ってみないと問題は分からないが、スプリガンの映し出してくれる映像を見て、確信する。
水は魔法でだして、火でお湯にして、カップに入れて3分……それが映っていたのだ。俺が召喚したことがないモノなので、こいつが作り出したものだと思う。他のダンジョンマスターの線もあるが、作り出して要るっぽいシーンの映像もあった。
何やら袋に手を突っ込みそこから取り出す形だ。直接手を突っ込むタイプの収納アイテムは、箱以外無いのであの袋は、スキルかスキルを使うために生み出した道具……ということになると思う。それに、コンビニ弁当まで出し始めたので、間違いないだろう。
食材だけじゃなく、調理済みの物も生み出せる便利な機能だな。栄養バランスよく生み出すなら、寿命が来るまで生きられるだろうな。
これを見てどうするか……ということが問題だ。隠蔽か偽装かは分からないが、あのスキルを奪う必要があるので、確実に現地の人間で殺しておきたいのだ。
「よし、シリウス君を連れて、寝たところを強襲しよう。ゲートでどこにでも移動できるから、水を生み出してもらって沈めた後に、タンクにチェインで引っ張ってもらい、ゲートに押し込む。ゲートを消して、1人ずつ消していこう。本当は絶望してもらいたかったが、そうもいかないらしい」
「シュウ君、この食料を生み出している勇者だけ、こっちで引き取って隔離すればいいんじゃない?」
ミリーからの提案がある。そっか、全員倒さなくても、食料を生み出す奴がいなければ、空腹の絶望を味わうかもしれないな。弱ったところを、もう一度強襲だな。
食料を生み出している勇者にマーキングして、間違えないように顔もしっかりと覚えてもらう。
今日は誰もいないな。ニコたちは午前中に一緒に入ったせいか、この時間にはいないようだ。従魔たちは今日は入らない日らしい。何の基準か分からんが、あいつらにはあいつらのルールがあるようだ。
さて、思わずゆっくりとお風呂にはいれたが……いつも誰かがいるのが当たり前だったせいか、何か物足りない気がする。俺も従魔たちに、毒されてきたかもしれないな。
上がり湯をシャワーで浴びて、体を拭いて出る。おや? いつもなら着替えが準備されているのだが、今日は脱いだ服がそのままで、着替えが無かった……あ~、自分で着替えを準備しなくなって結構経ってるから、服が変わっているのが当たり前だと思っていた。
さすがにフリチンで廊下を歩くのは、さすがに問題があるので……普段着ているボクサーパンツと、無地のTシャツにスエットの上下を召喚した。っと、服を洗うランドリールームってどこだっけ? 着替えを抱えてランドリールームを探す。
着替えがよく出るのは、お風呂場かな? キッチンで使う物も、洗濯する物は多いか? 後は、子どもたちの洗濯物も多いか? でも、子どもが生まれる前に作った家なので、子どものことを考えての配置は……DPで改造しているので、関係ないか。
5分ほど自分の家を彷徨って、ダマを発見して聞いてみたら知っていたので連れていってもらった……お風呂場の隣かよ! 確認しなかった扉の先が、ランドリールームだったようだ。
「…………」
ランドリールームを見て、絶句してしまった。普通に考えれば、家族の人数を考えればあり得るのだが、どんなテレビ番組でも、大家族の家でも見たことの無い洗濯機がそこに……うちは家庭用洗濯機ではなく、いわゆる業務用の洗濯機のようだ。
大家族のお母さんは、何度も回すから大変だ! みたいなことを言っているが、ここでは業務用の洗濯機で1度に15人分は洗えるんじゃないかな? しかも、乾燥まで全自動でやってくれる、便利な洗濯機である。
それにしても、こんなに大きな洗濯機があるなんてな……って、コインランドリーの布団が洗える洗濯機は、このくらい大きかったっけ? 行った事が無いから分からないけど、確かテレビで見たときに大きな洗濯機があったのを思い出した。
俺が出した記憶が無いから、シルキーたちが使いやすいように、自分たちで召喚したんだろうな。最近では、キッチンの道具もちょこちょこと変わっている。最新式の調理道具などが出ると、1度は試してみるそうだ。使える道具なら、そのまま使うのだとか。
シルキーたちも、DPで魔改造できるので、結構いろんな物を魔改造してたな。業務用の調理器具が沢山ある中、異彩を放っている調理家電がある。それは、電気圧力鍋だ。何十人分もまとめて作れる奴が、4つも並んでいるのだ。
普通の圧力鍋もあるのに、便利なようで最近はもっぱら、電気圧力鍋を使っているようだ。
なんか話がずれたけど、洗濯物を籠の中へ入れてダマを脇に抱えて、自分の部屋戻ることにした。
ダマをワシャワシャしていると、部屋のチャイムが鳴った。誰かと思い扉を開けると、珍しくスプリガンの1人が立っていた。
「ご主人様、夜分遅くにすいません。少し相談したいことがあるので、ダンジョン農園の監視室に来てもらってもよろしいですか?」
「気にしなくてもいいけど、それなら電話やメールで呼んでくれればいいのに。みんなに連絡しておくか。いなくなったって騒がれると、後が面倒だからな。移動しながらするから、あとついてく形でいいか?」
スプリガンの後について、監視室へ向かう。途中でミリーに連絡すると、興味を持った妻たちも集まるから、少し待っていてほしいってさ。珍しくスプリガンが来たことに興味を持ったらしい。
急ぎではないが、早めにお知らせしておきたいらしく、この時間に呼びにきたそうだ。どんな内容か気になるな……
10分もすると妻たちも集まり、スプリガンの1人が話し出す。
どうやら、マイワールドに突っ込んだ勇者たちが、弱る気配を見せていないらしい。その内食料が無くなるかと思っていたら、勇者の1人が綾乃と同じようなスキルを持っているらしく、食料を魔力で帯出せるようだった。
隠蔽か偽装かは分からないが、それと食料を生み出すスキルか……片方の神授のスキルが優秀過ぎて、もう片方が霞んで見えるが、予想以上にこのスキルは優秀だと思う。
神のダンジョンで一番のネックになった、食料の調達が出来るスキルなのだ。使ってみないと問題は分からないが、スプリガンの映し出してくれる映像を見て、確信する。
水は魔法でだして、火でお湯にして、カップに入れて3分……それが映っていたのだ。俺が召喚したことがないモノなので、こいつが作り出したものだと思う。他のダンジョンマスターの線もあるが、作り出して要るっぽいシーンの映像もあった。
何やら袋に手を突っ込みそこから取り出す形だ。直接手を突っ込むタイプの収納アイテムは、箱以外無いのであの袋は、スキルかスキルを使うために生み出した道具……ということになると思う。それに、コンビニ弁当まで出し始めたので、間違いないだろう。
食材だけじゃなく、調理済みの物も生み出せる便利な機能だな。栄養バランスよく生み出すなら、寿命が来るまで生きられるだろうな。
これを見てどうするか……ということが問題だ。隠蔽か偽装かは分からないが、あのスキルを奪う必要があるので、確実に現地の人間で殺しておきたいのだ。
「よし、シリウス君を連れて、寝たところを強襲しよう。ゲートでどこにでも移動できるから、水を生み出してもらって沈めた後に、タンクにチェインで引っ張ってもらい、ゲートに押し込む。ゲートを消して、1人ずつ消していこう。本当は絶望してもらいたかったが、そうもいかないらしい」
「シュウ君、この食料を生み出している勇者だけ、こっちで引き取って隔離すればいいんじゃない?」
ミリーからの提案がある。そっか、全員倒さなくても、食料を生み出す奴がいなければ、空腹の絶望を味わうかもしれないな。弱ったところを、もう一度強襲だな。
食料を生み出している勇者にマーキングして、間違えないように顔もしっかりと覚えてもらう。
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