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第1556話 苦戦の末に
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鼻歌を歌いながら準備を始めている綾乃の頭にハリセンを振り下ろす。
スパンッ
「いった……くわないわね。音だけ? 急にハリセンなんかでたたかないでよ」
「その前に俺の話を聞け。なんでよりにもよって近接系じゃなくて、遠距離のアーチャーなんだ?」
「え? 今さっき話したじゃん。この子がいいって!」
スパンッ
「説明になってないからな」
「このハリセン、痛くないのに本当にいい音が鳴るわね……っと、なんでアーチャーを選んだかって? 決まってるじゃない。近距離は不利だから距離を取って戦いうことになるはずよ。あの槍には受けが通じないんだよ? それなら、距離を取りながら遠距離で攻撃するしかないっしょ!」
えっと、槍とかでやりあうんじゃなかったのか? 少し厚めの武器にして、3式で強化した力でさ! 俺がおかしいの? 話の流れ的に近接系で、バックアームを補助に使うんじゃなかったの? ねぇ、どういうこと!?
混乱していると、いつの間にかやられていたバザールが俺の肩に手を置いて、首を横に振っていた。
どうやら、綾乃は時々こういう辻褄の合わないことをするらしい。俺の前ではほとんど出てなかったが、バザールの前ではよくこういう症状が発生しているらしい。
だけど、綾乃の言い分も一理あると思う。水中用のバックアームは攻撃にも転用できるから、移動補助用のバックアームも搭載が可能なのだ。速度を上げることは難しいが、変則的な動きをすることができる面白いアームだ。
俺も何度か使ってみたことあるけど、俺なんかだと動きが速すぎて自分の動きで酔ってしまうのだ。そもそもSランクになれば、そんな変則的な動きをアームに頼ってする必要もないくらいの身体能力があってもおかしくないんだよね。
実力でSランク冒険者になった、スカルズに所属しているケモミミ3人娘たちは、俺と同じように3式を使って変則的な動きをすると、酔ってしまい反対に機動力が下がってしまう。シュリに至ってはスピードと体重によって、移動用のアームが地面から外れてしまうから意味がない。
あのアームを使いこなせているのは、まだ成長しきっていない年少組の小柄な嫁たちだけだな。
話は変わるが、娘たちは『進撃〇巨人ごっこ』と言って、両手両足にワイヤーフックが飛び出す装置をつけて、高速移動で遊んでいることがある。言っても止めないのは目に見えているので、スライムたちと一緒やるように言っている。スライムたちなら、いざって時に娘たちに怪我をさせずに済むからな。
手だけじゃなく、足にもつけているのを知ったときにはめまいがしたぞ。
っと、話がそれた。
「今回はオーガに全部任せるんだよな?」
「そうね。知識共有で鬼人たちの経験を学習させてるから、3式の扱いは完璧だと思うよ」
ん? 鬼人って3式装備が支給されているのか? 俺、そんなこと知らないんだけど、試合が始まるまでまだ時間があるので、グリエルに連絡を取ったところ、非常に驚かれた。綾乃から、シュウの許可はとったから鬼人、暗部の人たちに3式を使ってほしいって言われたそうだ。
とりあえず、ハリセンでひっぱたいておいた。
はてなマークをたくさん出しているような顔をしていたが、問答無用で3回ほど、音だけで痛くないからできる芸当だよな。
準備ができて、11試合目が開始される。
今回はバザールも直接操っていないので、観戦モードだ。
相変わらずダゴンを使ってきているダンジョンマスターだが、始めより明らかに動きがよくなってる気がするんだよな。
「そこらへん、どう思う?」
「何でござるかね。確かに動きはよくなってきているでござる。新しく召喚した魔物に経験を引き継がせられる……でござるかね?」
「バザールの言う通りかもしれないわね。どういう原理かわからないけど、経験や知識を引き継がせられるんじゃないかしら?」
「死ぬと消えるのに、引き継がせられるのか?」
答えが見つからないので、3人とも黙って戦闘の観戦を始めた。
ダゴンは水中戦闘で有利を取れないと判断しているのか、水を操作して妨害メインに使っている印象を受ける。ずっと水の中より、水・空気・水・空気と層になっている方が動きにくい。特に高速で移動していると、水の壁に何度もぶつかるようなイメージだ。
それに1枚1枚に水流があり、こちらの遠距離攻撃を回避している。動きが阻害されるため後回しにしようとすれば、手元に戻ってくる槍を投げつけてくるため非常に戦いにくそうだ。
マーフォークも同じようで、攻め切れていない。槍による一撃は鋭いが、ダゴンの妨害の効果もあって余裕をもって回避できている。
だけど気になるのは、なんで矢だけしか使ってないんだ? 仕込み籠手を使ってもいいと思うのだが、使う気配がない。そういう作戦なのだろうか?
状況が動いたのは、マーフォークがオーガの矢をギリギリで回避した時だった。
ギリギリで回避したため体勢が崩れ、更にダゴンの水による妨害に加え槍も飛んできたのだ。身体能力が高くなっているマーフォークだが、槍がかすり体のコントロールを失った。そこに今まで温存していた、仕込み籠手からの強烈な一撃を心臓に受け消えた。
ダゴンとオーガは一瞬目を合わせるが、2匹そろって戦闘せずに武器を壊すことを優先したが、20分経っても壊せずに、ダゴンが場外に投げるとジェスチャーをして放り投げた。
予想が正しければ、後2試合はあの槍が出てくることは無い。
ダゴンとオーガは向き合い、2ラウンドと言わんばかりに戦闘を始める。
水の層があると遠距離攻撃はまず当たらないな。矢も水中銃も軌道がそれてしまう。
となれば、オーガに残された選択は1つしかない、近距離戦だ。
強引に距離を詰め、水の層を突破して攻撃する以外に方法は無い。でも向こうは、普通に槍を投げてくるのでかなり厄介な状況だ。水のアシストを受けて、かなりの速度で移動するし、直接戦ってたとしてもかなり面倒な相手だな。
どちらかの体力がなくなるまで戦闘が続くかと思ったが、オーガが不思議な形の矢を取り出した。
というか、あれは矢なのだろうか? 鏃のついている場所に拳大の金属がつけられていたのだ。先は気持ち程度にとがっているとでもいえばいいのだろうか? 破矢とは少し違う印象だ。
そして、弓も持ち替えていた。収納の腕輪を装備させて矢だけじゃなく弓の替えも入れてたのか!
強弓と呼んでもよさそうな弓だ。それを変則的な移動をしながら構える。そして放たれた。
水の膜にあたると、爆発したかのように水が飛び散った。
ダゴンの様子は見えなくなったが、かなりの枚数の水の膜を撃ち抜いたようだ。すぐさま2射目を放った。
危険を感じたダゴンは回避するために水の膜を放置して移動したのだろう。矢が放たれた方向の逆から出てきた。
その逃げた先にはオーガが待っており、バックアームを使って首を飛ばしていた。多角的なカメラがなかったら何が起きてるかわからなかったな。
2射目の矢はおとりで、逃げると踏んでいたオーガが先回りをしていた形だ。最後の最後で変則移動用アームが上手く決まったな。
スパンッ
「いった……くわないわね。音だけ? 急にハリセンなんかでたたかないでよ」
「その前に俺の話を聞け。なんでよりにもよって近接系じゃなくて、遠距離のアーチャーなんだ?」
「え? 今さっき話したじゃん。この子がいいって!」
スパンッ
「説明になってないからな」
「このハリセン、痛くないのに本当にいい音が鳴るわね……っと、なんでアーチャーを選んだかって? 決まってるじゃない。近距離は不利だから距離を取って戦いうことになるはずよ。あの槍には受けが通じないんだよ? それなら、距離を取りながら遠距離で攻撃するしかないっしょ!」
えっと、槍とかでやりあうんじゃなかったのか? 少し厚めの武器にして、3式で強化した力でさ! 俺がおかしいの? 話の流れ的に近接系で、バックアームを補助に使うんじゃなかったの? ねぇ、どういうこと!?
混乱していると、いつの間にかやられていたバザールが俺の肩に手を置いて、首を横に振っていた。
どうやら、綾乃は時々こういう辻褄の合わないことをするらしい。俺の前ではほとんど出てなかったが、バザールの前ではよくこういう症状が発生しているらしい。
だけど、綾乃の言い分も一理あると思う。水中用のバックアームは攻撃にも転用できるから、移動補助用のバックアームも搭載が可能なのだ。速度を上げることは難しいが、変則的な動きをすることができる面白いアームだ。
俺も何度か使ってみたことあるけど、俺なんかだと動きが速すぎて自分の動きで酔ってしまうのだ。そもそもSランクになれば、そんな変則的な動きをアームに頼ってする必要もないくらいの身体能力があってもおかしくないんだよね。
実力でSランク冒険者になった、スカルズに所属しているケモミミ3人娘たちは、俺と同じように3式を使って変則的な動きをすると、酔ってしまい反対に機動力が下がってしまう。シュリに至ってはスピードと体重によって、移動用のアームが地面から外れてしまうから意味がない。
あのアームを使いこなせているのは、まだ成長しきっていない年少組の小柄な嫁たちだけだな。
話は変わるが、娘たちは『進撃〇巨人ごっこ』と言って、両手両足にワイヤーフックが飛び出す装置をつけて、高速移動で遊んでいることがある。言っても止めないのは目に見えているので、スライムたちと一緒やるように言っている。スライムたちなら、いざって時に娘たちに怪我をさせずに済むからな。
手だけじゃなく、足にもつけているのを知ったときにはめまいがしたぞ。
っと、話がそれた。
「今回はオーガに全部任せるんだよな?」
「そうね。知識共有で鬼人たちの経験を学習させてるから、3式の扱いは完璧だと思うよ」
ん? 鬼人って3式装備が支給されているのか? 俺、そんなこと知らないんだけど、試合が始まるまでまだ時間があるので、グリエルに連絡を取ったところ、非常に驚かれた。綾乃から、シュウの許可はとったから鬼人、暗部の人たちに3式を使ってほしいって言われたそうだ。
とりあえず、ハリセンでひっぱたいておいた。
はてなマークをたくさん出しているような顔をしていたが、問答無用で3回ほど、音だけで痛くないからできる芸当だよな。
準備ができて、11試合目が開始される。
今回はバザールも直接操っていないので、観戦モードだ。
相変わらずダゴンを使ってきているダンジョンマスターだが、始めより明らかに動きがよくなってる気がするんだよな。
「そこらへん、どう思う?」
「何でござるかね。確かに動きはよくなってきているでござる。新しく召喚した魔物に経験を引き継がせられる……でござるかね?」
「バザールの言う通りかもしれないわね。どういう原理かわからないけど、経験や知識を引き継がせられるんじゃないかしら?」
「死ぬと消えるのに、引き継がせられるのか?」
答えが見つからないので、3人とも黙って戦闘の観戦を始めた。
ダゴンは水中戦闘で有利を取れないと判断しているのか、水を操作して妨害メインに使っている印象を受ける。ずっと水の中より、水・空気・水・空気と層になっている方が動きにくい。特に高速で移動していると、水の壁に何度もぶつかるようなイメージだ。
それに1枚1枚に水流があり、こちらの遠距離攻撃を回避している。動きが阻害されるため後回しにしようとすれば、手元に戻ってくる槍を投げつけてくるため非常に戦いにくそうだ。
マーフォークも同じようで、攻め切れていない。槍による一撃は鋭いが、ダゴンの妨害の効果もあって余裕をもって回避できている。
だけど気になるのは、なんで矢だけしか使ってないんだ? 仕込み籠手を使ってもいいと思うのだが、使う気配がない。そういう作戦なのだろうか?
状況が動いたのは、マーフォークがオーガの矢をギリギリで回避した時だった。
ギリギリで回避したため体勢が崩れ、更にダゴンの水による妨害に加え槍も飛んできたのだ。身体能力が高くなっているマーフォークだが、槍がかすり体のコントロールを失った。そこに今まで温存していた、仕込み籠手からの強烈な一撃を心臓に受け消えた。
ダゴンとオーガは一瞬目を合わせるが、2匹そろって戦闘せずに武器を壊すことを優先したが、20分経っても壊せずに、ダゴンが場外に投げるとジェスチャーをして放り投げた。
予想が正しければ、後2試合はあの槍が出てくることは無い。
ダゴンとオーガは向き合い、2ラウンドと言わんばかりに戦闘を始める。
水の層があると遠距離攻撃はまず当たらないな。矢も水中銃も軌道がそれてしまう。
となれば、オーガに残された選択は1つしかない、近距離戦だ。
強引に距離を詰め、水の層を突破して攻撃する以外に方法は無い。でも向こうは、普通に槍を投げてくるのでかなり厄介な状況だ。水のアシストを受けて、かなりの速度で移動するし、直接戦ってたとしてもかなり面倒な相手だな。
どちらかの体力がなくなるまで戦闘が続くかと思ったが、オーガが不思議な形の矢を取り出した。
というか、あれは矢なのだろうか? 鏃のついている場所に拳大の金属がつけられていたのだ。先は気持ち程度にとがっているとでもいえばいいのだろうか? 破矢とは少し違う印象だ。
そして、弓も持ち替えていた。収納の腕輪を装備させて矢だけじゃなく弓の替えも入れてたのか!
強弓と呼んでもよさそうな弓だ。それを変則的な移動をしながら構える。そして放たれた。
水の膜にあたると、爆発したかのように水が飛び散った。
ダゴンの様子は見えなくなったが、かなりの枚数の水の膜を撃ち抜いたようだ。すぐさま2射目を放った。
危険を感じたダゴンは回避するために水の膜を放置して移動したのだろう。矢が放たれた方向の逆から出てきた。
その逃げた先にはオーガが待っており、バックアームを使って首を飛ばしていた。多角的なカメラがなかったら何が起きてるかわからなかったな。
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