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第1505話 温泉
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夕食も終わり、妻たちは俺がウルたちと協力して作った温泉に気が向いている。昨日は体を拭いただけだったから、尚更温泉に目がひかれるのだろう。
娘たちも母親たちの視線には気付いているが、あえて無視しているようにも見える。お母さんたちと一緒に入るから、先には入らなかったと言うのに、ここにきて焦らしているのだろうか?
ミーシャが食事を終えて俺の膝に登ってきたので、小声で聞いてみた。
返ってきたのは、お母さんたちに一緒に入ろうと言って欲しいようだ。
俺が思うに、妻たちもミーシャたちに一緒に入ろうと言ってもらいたいのだと思う。
さて、板挟みになっている感じは否めないが、この膠着状態を解決できるのは、俺だけだろう。
どっち側につくかなのだが、今日は娘たちにつくべきだろう。頑張ってお風呂を作ったのは、娘たちだからな。娘たちが誘ってもらいたいと思っているのなら、そうなるように働きかけよう。
とは言え、膝の上にミーシャがいる状態で、妻たちを呼んで言葉にするわけにもいかない。ならば、呼ばずに言葉を伝えることができれば問題ない! と、いうことだ。
嫁たちの方を見ると、ミリーとちょうど目があった。
俺はタブレットを取り出して、ミリーにも見るようにジェスチャーをする。
俺の意図を汲んでタブレットを取り出したまでは良かったのだが、ミーシャがタブレットに気付いて、何をするのか興味をもってしまった。ミリーには、待つようにアイコンタクトをとり、ミーシャの気がそれるまで話に付き合った。
3分くらいで興味がなくなり、ミリーにチャットを送る。
内容を確認したミリーは、妻たちを集めて話し合いを始めた。すぐに話し合いは終わり、妻たちがこちらに向かってきた。
「ミーちゃん、今日はシュウ君と何か作ったって聞いてるけど、何を作ったのか教えてくれないかな?」
ミリーは、自然な流れでミーシャから温泉の話を聞こうとしているみたいだ。ミーシャたちが温泉を掘っていることを、妻たちに伝えているのだが、知らない体で話をするみたいだ。
サウナテントでさっぱりしてはいるだろうが、やはりお風呂に慣れてしまった妻たちは、温泉があるなら入りたくなるのだろう。後ろから付いてきた妻たちから、早く入りたいオーラが出ている。
スミレとブルムも近くによってきて、教えて欲しい? とか聞いている。あんまり焦らすと、妻たちが爆発するかもしれないぞ。
ミーシャが「せーのっ!」
「「「とーたんと一緒に、温泉を掘ったの!!」」」
3人が声を揃えて、妻たちに発表する。ウルは、ちょっと離れた位置でお茶を飲みながら、苦笑していた。
妻たちは、温泉があるの? ミーちゃんたちが良ければ、一緒に入らせてくれないかな? と聞き、ミーシャたちはしょうがないな~と言いながら、ニヤニヤしていた。
このやり取りの必要があったのか、俺にはよく分からないが、娘たちが満足そうな顔をしているので、これで良かったのだろう。
あっ! しまった! 下の子たち用の湯船がないな。適温のお湯を準備出来るようにしないといけないのだが、どうするか?
湯船のなかにクリエイトゴーレムで湯船を作ってしまうことにした。魔核を埋め込めば温度調節も簡単だからな。
脱衣室で服を脱いでいると、従魔たちと一緒にきたミヤをここ2日程見ていないことに気付いた。お風呂から上がったら探そうか。
このマイワールドには、危険な場所も無いので後回しにしても問題ないだろうと言う思いと、従魔たちと一緒にいるだろうからという安心感から後回しにしている。
最近までベッタリしていたこともあって、気付くとちょっと寂しいきはするけど、親離れじゃないけど、多少の距離感は無いとミヤの成長に良くないからな。
まぁ、そんなことを考えながら温泉に入ろうとしたのだが、俺たちが来る前に従魔たちに混ざって、早く風呂に入りたい! とこちらを凝視している。
お前ってお風呂が好きなのか? 素朴な疑問を感じざるを得なかった。
ケットシーは風呂好きだが、うちの猫たちは好き嫌いが半々だったはず。召喚したのが俺だからか、強く影響を受けたりするのかな?
でも、さすがに魔物でもない普通の猫が、40度を越すお風呂に浸かるのは拙いので、下の子たち用の湯船と一緒にミヤ用の湯船も作っていく。
ミヤ用の湯船は、スライムたちみたいにプカプカ浮くように作っているが、ひっくり返ったりしないように、魔核で調整している。
従魔たちが自由に動き回れるのに、ミヤだけ動けないと可愛そうだからな。移動の際は、ダマが移動させてくれている。そして、スライムたちよ、自分で移動出来るのにダマに頼むな!
ここまで大きなお風呂は入ったことがないので、妻たちを含めた全員がはしゃいでいる気がするな。一番は従魔たちだろうけどな。
大きなお風呂と言えば、スーパー銭湯があるのだが、あそこはいくつかに区切られているし、従魔たちは入れないから、大きなお風呂にはしゃいでいるようだ。従魔たちのマイワールドに、温泉でも作っておくか?
自分で乾かせるような魔道具を置いておかないと、入る度に俺のところにきて乾かせと要求してきそうだな。早急に作っておこう。
娘たちは、母親のところにいるので、俺は一人ぼっちだ。ウルも一緒にと言うか、ミリーに捕まっているので近くにいない。
下の子たちが気になったので、ピーチたちのもとへ向かってみた。
そうすると、母親3人が苦笑しながら下の子たちの様子を見ていた。何事かと思いのぞいてみると、シンラがプラムとシオンにあっち行けと足蹴にされていた。
寝るときは抱きついているのに、お風呂ではこの扱い可哀想になるな。
シンラよ、俺の方に来るか?
手を出すと、すごい勢いでしがみついてきた。母親を見ると、お願いします、と言った感じで頭を下げてきた。
シンラ、許可が出たから、男2人で楽しく入ろうじゃないか。
俺が勝手にシンラのあーうー言っている声を頭で変換して、話していような感じで会話をした。周りから見たら怪しいやつだよな。でも、あの時は心が通じていたと思うんだ!
娘たちも母親たちの視線には気付いているが、あえて無視しているようにも見える。お母さんたちと一緒に入るから、先には入らなかったと言うのに、ここにきて焦らしているのだろうか?
ミーシャが食事を終えて俺の膝に登ってきたので、小声で聞いてみた。
返ってきたのは、お母さんたちに一緒に入ろうと言って欲しいようだ。
俺が思うに、妻たちもミーシャたちに一緒に入ろうと言ってもらいたいのだと思う。
さて、板挟みになっている感じは否めないが、この膠着状態を解決できるのは、俺だけだろう。
どっち側につくかなのだが、今日は娘たちにつくべきだろう。頑張ってお風呂を作ったのは、娘たちだからな。娘たちが誘ってもらいたいと思っているのなら、そうなるように働きかけよう。
とは言え、膝の上にミーシャがいる状態で、妻たちを呼んで言葉にするわけにもいかない。ならば、呼ばずに言葉を伝えることができれば問題ない! と、いうことだ。
嫁たちの方を見ると、ミリーとちょうど目があった。
俺はタブレットを取り出して、ミリーにも見るようにジェスチャーをする。
俺の意図を汲んでタブレットを取り出したまでは良かったのだが、ミーシャがタブレットに気付いて、何をするのか興味をもってしまった。ミリーには、待つようにアイコンタクトをとり、ミーシャの気がそれるまで話に付き合った。
3分くらいで興味がなくなり、ミリーにチャットを送る。
内容を確認したミリーは、妻たちを集めて話し合いを始めた。すぐに話し合いは終わり、妻たちがこちらに向かってきた。
「ミーちゃん、今日はシュウ君と何か作ったって聞いてるけど、何を作ったのか教えてくれないかな?」
ミリーは、自然な流れでミーシャから温泉の話を聞こうとしているみたいだ。ミーシャたちが温泉を掘っていることを、妻たちに伝えているのだが、知らない体で話をするみたいだ。
サウナテントでさっぱりしてはいるだろうが、やはりお風呂に慣れてしまった妻たちは、温泉があるなら入りたくなるのだろう。後ろから付いてきた妻たちから、早く入りたいオーラが出ている。
スミレとブルムも近くによってきて、教えて欲しい? とか聞いている。あんまり焦らすと、妻たちが爆発するかもしれないぞ。
ミーシャが「せーのっ!」
「「「とーたんと一緒に、温泉を掘ったの!!」」」
3人が声を揃えて、妻たちに発表する。ウルは、ちょっと離れた位置でお茶を飲みながら、苦笑していた。
妻たちは、温泉があるの? ミーちゃんたちが良ければ、一緒に入らせてくれないかな? と聞き、ミーシャたちはしょうがないな~と言いながら、ニヤニヤしていた。
このやり取りの必要があったのか、俺にはよく分からないが、娘たちが満足そうな顔をしているので、これで良かったのだろう。
あっ! しまった! 下の子たち用の湯船がないな。適温のお湯を準備出来るようにしないといけないのだが、どうするか?
湯船のなかにクリエイトゴーレムで湯船を作ってしまうことにした。魔核を埋め込めば温度調節も簡単だからな。
脱衣室で服を脱いでいると、従魔たちと一緒にきたミヤをここ2日程見ていないことに気付いた。お風呂から上がったら探そうか。
このマイワールドには、危険な場所も無いので後回しにしても問題ないだろうと言う思いと、従魔たちと一緒にいるだろうからという安心感から後回しにしている。
最近までベッタリしていたこともあって、気付くとちょっと寂しいきはするけど、親離れじゃないけど、多少の距離感は無いとミヤの成長に良くないからな。
まぁ、そんなことを考えながら温泉に入ろうとしたのだが、俺たちが来る前に従魔たちに混ざって、早く風呂に入りたい! とこちらを凝視している。
お前ってお風呂が好きなのか? 素朴な疑問を感じざるを得なかった。
ケットシーは風呂好きだが、うちの猫たちは好き嫌いが半々だったはず。召喚したのが俺だからか、強く影響を受けたりするのかな?
でも、さすがに魔物でもない普通の猫が、40度を越すお風呂に浸かるのは拙いので、下の子たち用の湯船と一緒にミヤ用の湯船も作っていく。
ミヤ用の湯船は、スライムたちみたいにプカプカ浮くように作っているが、ひっくり返ったりしないように、魔核で調整している。
従魔たちが自由に動き回れるのに、ミヤだけ動けないと可愛そうだからな。移動の際は、ダマが移動させてくれている。そして、スライムたちよ、自分で移動出来るのにダマに頼むな!
ここまで大きなお風呂は入ったことがないので、妻たちを含めた全員がはしゃいでいる気がするな。一番は従魔たちだろうけどな。
大きなお風呂と言えば、スーパー銭湯があるのだが、あそこはいくつかに区切られているし、従魔たちは入れないから、大きなお風呂にはしゃいでいるようだ。従魔たちのマイワールドに、温泉でも作っておくか?
自分で乾かせるような魔道具を置いておかないと、入る度に俺のところにきて乾かせと要求してきそうだな。早急に作っておこう。
娘たちは、母親のところにいるので、俺は一人ぼっちだ。ウルも一緒にと言うか、ミリーに捕まっているので近くにいない。
下の子たちが気になったので、ピーチたちのもとへ向かってみた。
そうすると、母親3人が苦笑しながら下の子たちの様子を見ていた。何事かと思いのぞいてみると、シンラがプラムとシオンにあっち行けと足蹴にされていた。
寝るときは抱きついているのに、お風呂ではこの扱い可哀想になるな。
シンラよ、俺の方に来るか?
手を出すと、すごい勢いでしがみついてきた。母親を見ると、お願いします、と言った感じで頭を下げてきた。
シンラ、許可が出たから、男2人で楽しく入ろうじゃないか。
俺が勝手にシンラのあーうー言っている声を頭で変換して、話していような感じで会話をした。周りから見たら怪しいやつだよな。でも、あの時は心が通じていたと思うんだ!
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