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第1487話 なにをしよう
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ステータスが高い所為か熱が39度を越えていても、元気であるため病人の自覚が皆無である。
だとしても、病人であることは変わりがないので、出歩こうとすれば密命を受けた従魔たちが、俺の行く手を阻むため、部屋に缶詰めになっているしかない。
娘たちは看病をしたいと言っていたようだが、もし風邪がうつってしまったら困る。母親たちがしっかりと止めてくれたようで、本当に助かっている。看病をしてもらうにしても、元気過ぎるからマジで困ってしまう。
「むむむ……病気なはずなのに元気だと、寝る気も起きないな。外に出れないから、部屋の中にいるしかないし、どうしたものだか」
思わず独り言が口から出てしまった。
忙しい時は無駄に休みたくなるのに、休まなきゃいけない場合だと、休みたくなくなるのは何でだろうな? 熱があるみたいだから、怠いことは怠いのだが……何て言うか、軽く運動した後くらいの疲れしかないので、心地のいい疲れみたいな感じなんだよね。
こういう時って、無駄に休むよりは違う事をしたくなるんだよな。俺だけかな?
横になるのは無理っぽいので、ゆっくりと小説でも読むか? ブッ君を探してみたのだが、見当たらない。何処にしまったっけな? 昨日の夜も寝る前に見てたから、枕元にあると思うんだけど、何処にもないんだよね。
「ダマ、ブッ君が何処にあるか知らないか?」
『それなら、奥方が持っていますにゃ。先ほど回収して、渡しておきましたにゃ』
犯人がここにいた。魔獣や聖獣にはうつらないみたいなので、こいつらは妻たちの指示で色々やっているみたいだな。ミヤは相変わらずマイペースだけどな。
俺がのんびりしていると分かると、かまってくれと飛びついてきたりするので、撫でようとするとスッと避けて離れるのだ。追えば逃げるし、コノヤロウ。おちょくって遊んでやがるな。
からかわれていることに気付いた俺は、ミヤを追うのを止め何をするか悩む。
この光景を見られていたら、大人しく寝ておけ! って言われるだろうが、注意をする人がいないのでこのような状況になっている。
俺の部屋にも少し小説は置いてあるのだが、何度も読み返しているので今読もうとは思わないんだよね。召喚しても良かったのだが、ブッ君を取り上げられている状況を考えると、ばれたら怒られそうな気がするんだよね。
そんなことを考えていると、親に怒られないか心配する子どもか! と自分につっこんでしまった。
改めて部屋の中を見渡す。大きめのベッド、ソファー類などは無く掘りコタツのように下が掘ってあるタイプのテーブルに座椅子を使っている。本棚が少しに、大きなテレビと、ゲーム。
これしかないな!
俺は、ゲーム機が目に入ったので、やるしかない! と思った。
ソ〇ーから出ているゲーム機のシリーズ4作目と言って良いのか? P〇4をやる事にした。
半年くらい前に召喚していたのだがやっていなかったゲームがあるのだ。結構好きなゲームのシリーズ2作目だ。
アメリカのある町で、謎の寄生菌による感染症が発生する。感染は急拡大し、自我を失い凶暴化した感染者が町中で人々に襲いかかる事態になり、町は大混乱に陥った所から話が始まる。
その後、寄生菌の感染症は世界中に拡大してパンデミックとなり、急速に増加していく感染者には軍隊でさえも容易に対抗できず、人間社会は崩壊していった。
そのパンデミックから20年後がゲームの舞台となる。人類は未だ寄生菌の治療法を確立できておらず、生存者は四方を高い壁で囲まれた「隔離地域」に身を寄せ、軍隊による厳しい統制の下で暮らしている。
隔離地域の外は、凶暴な感染者や無法者のハンターが蔓延る危険地帯になっており、かつて人類が暮らしていた都市や町は荒廃しきっていた。
ざっくりさわりを説明すると、こんな感じのゲームだ。そのゲームの2作目、5年後が舞台だと何かに書いてあったのを記憶している。
1作目は、ストーリーを楽しむために難易度は低めで1度クリアしてから、2週目は選べる最高難易度でゲームをして、合計で30時間近くはかかっていたはず。同じボリュームだったとして、同じ位はかかるかな?
2~3日は缶詰になるだろうから、ちょうどいいかもしれないかな?
今の時間は、9時半で昼食は12時か。じゃぁ、2時間くらいゲームをしよう。集中すると時間を忘れてしまうので、目覚まし時計とブッ君のアラームはないから、テレビのオフタイマーを使おう! 確か2時間だったはず。
ゲームを開始した。
あれ? もう2時間経った? テレビが、パッと消えたのだ。
この机で食事をする事になるから、机の上を片付けておかないとな。
「ミヤの食事もここに持ってきてもらえるのかね? 食堂に行かないと、ご飯食べらないかな?」
机の上に置いた小鍋の中に入って寝ていたミヤを撫でながら、食事の心配をしてみた。
そんな心配はしていないのか、ちいさくミャーと鳴いて寝るのを邪魔するな! と言っているようだ。
12時になると部屋の扉がノックされる。
「食事をお持ちしました。ミヤの分も持ってきていますので、しばらくはここで食事しても問題ないと許可をもらっています」
ん? この家の主って一応俺だよな? 誰の許可をもらったって言うんだ? まぁ。食事のことだったら、シルキーたちしかないよな。
それが分かっていたのか、子ネコのときに餌を食べていた場所に食事が置かれ、許可をもらって食べ始めた。まてができるネコ、賢いなお前。
俺の食事は、うどんのようだ。肉や野菜をいっぱいいれてある美味しそうなうどんだ。
アツアツの鍋に入っていたので、さすがにあれだな。部屋を涼しくして食べよう! 無駄にエアコンをつけ部屋の温度を下げてから、コタツ布団をささっとかぶせて、美味い!
食事はシチュエーションが大切だからな! 美味しく食べる工夫はしないといけないよね!
午後もゲームを楽しんだ。
だとしても、病人であることは変わりがないので、出歩こうとすれば密命を受けた従魔たちが、俺の行く手を阻むため、部屋に缶詰めになっているしかない。
娘たちは看病をしたいと言っていたようだが、もし風邪がうつってしまったら困る。母親たちがしっかりと止めてくれたようで、本当に助かっている。看病をしてもらうにしても、元気過ぎるからマジで困ってしまう。
「むむむ……病気なはずなのに元気だと、寝る気も起きないな。外に出れないから、部屋の中にいるしかないし、どうしたものだか」
思わず独り言が口から出てしまった。
忙しい時は無駄に休みたくなるのに、休まなきゃいけない場合だと、休みたくなくなるのは何でだろうな? 熱があるみたいだから、怠いことは怠いのだが……何て言うか、軽く運動した後くらいの疲れしかないので、心地のいい疲れみたいな感じなんだよね。
こういう時って、無駄に休むよりは違う事をしたくなるんだよな。俺だけかな?
横になるのは無理っぽいので、ゆっくりと小説でも読むか? ブッ君を探してみたのだが、見当たらない。何処にしまったっけな? 昨日の夜も寝る前に見てたから、枕元にあると思うんだけど、何処にもないんだよね。
「ダマ、ブッ君が何処にあるか知らないか?」
『それなら、奥方が持っていますにゃ。先ほど回収して、渡しておきましたにゃ』
犯人がここにいた。魔獣や聖獣にはうつらないみたいなので、こいつらは妻たちの指示で色々やっているみたいだな。ミヤは相変わらずマイペースだけどな。
俺がのんびりしていると分かると、かまってくれと飛びついてきたりするので、撫でようとするとスッと避けて離れるのだ。追えば逃げるし、コノヤロウ。おちょくって遊んでやがるな。
からかわれていることに気付いた俺は、ミヤを追うのを止め何をするか悩む。
この光景を見られていたら、大人しく寝ておけ! って言われるだろうが、注意をする人がいないのでこのような状況になっている。
俺の部屋にも少し小説は置いてあるのだが、何度も読み返しているので今読もうとは思わないんだよね。召喚しても良かったのだが、ブッ君を取り上げられている状況を考えると、ばれたら怒られそうな気がするんだよね。
そんなことを考えていると、親に怒られないか心配する子どもか! と自分につっこんでしまった。
改めて部屋の中を見渡す。大きめのベッド、ソファー類などは無く掘りコタツのように下が掘ってあるタイプのテーブルに座椅子を使っている。本棚が少しに、大きなテレビと、ゲーム。
これしかないな!
俺は、ゲーム機が目に入ったので、やるしかない! と思った。
ソ〇ーから出ているゲーム機のシリーズ4作目と言って良いのか? P〇4をやる事にした。
半年くらい前に召喚していたのだがやっていなかったゲームがあるのだ。結構好きなゲームのシリーズ2作目だ。
アメリカのある町で、謎の寄生菌による感染症が発生する。感染は急拡大し、自我を失い凶暴化した感染者が町中で人々に襲いかかる事態になり、町は大混乱に陥った所から話が始まる。
その後、寄生菌の感染症は世界中に拡大してパンデミックとなり、急速に増加していく感染者には軍隊でさえも容易に対抗できず、人間社会は崩壊していった。
そのパンデミックから20年後がゲームの舞台となる。人類は未だ寄生菌の治療法を確立できておらず、生存者は四方を高い壁で囲まれた「隔離地域」に身を寄せ、軍隊による厳しい統制の下で暮らしている。
隔離地域の外は、凶暴な感染者や無法者のハンターが蔓延る危険地帯になっており、かつて人類が暮らしていた都市や町は荒廃しきっていた。
ざっくりさわりを説明すると、こんな感じのゲームだ。そのゲームの2作目、5年後が舞台だと何かに書いてあったのを記憶している。
1作目は、ストーリーを楽しむために難易度は低めで1度クリアしてから、2週目は選べる最高難易度でゲームをして、合計で30時間近くはかかっていたはず。同じボリュームだったとして、同じ位はかかるかな?
2~3日は缶詰になるだろうから、ちょうどいいかもしれないかな?
今の時間は、9時半で昼食は12時か。じゃぁ、2時間くらいゲームをしよう。集中すると時間を忘れてしまうので、目覚まし時計とブッ君のアラームはないから、テレビのオフタイマーを使おう! 確か2時間だったはず。
ゲームを開始した。
あれ? もう2時間経った? テレビが、パッと消えたのだ。
この机で食事をする事になるから、机の上を片付けておかないとな。
「ミヤの食事もここに持ってきてもらえるのかね? 食堂に行かないと、ご飯食べらないかな?」
机の上に置いた小鍋の中に入って寝ていたミヤを撫でながら、食事の心配をしてみた。
そんな心配はしていないのか、ちいさくミャーと鳴いて寝るのを邪魔するな! と言っているようだ。
12時になると部屋の扉がノックされる。
「食事をお持ちしました。ミヤの分も持ってきていますので、しばらくはここで食事しても問題ないと許可をもらっています」
ん? この家の主って一応俺だよな? 誰の許可をもらったって言うんだ? まぁ。食事のことだったら、シルキーたちしかないよな。
それが分かっていたのか、子ネコのときに餌を食べていた場所に食事が置かれ、許可をもらって食べ始めた。まてができるネコ、賢いなお前。
俺の食事は、うどんのようだ。肉や野菜をいっぱいいれてある美味しそうなうどんだ。
アツアツの鍋に入っていたので、さすがにあれだな。部屋を涼しくして食べよう! 無駄にエアコンをつけ部屋の温度を下げてから、コタツ布団をささっとかぶせて、美味い!
食事はシチュエーションが大切だからな! 美味しく食べる工夫はしないといけないよね!
午後もゲームを楽しんだ。
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