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第1466話 正体判明
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「くそっ! あいつ、一匹だけじゃねえのか! しかも、本当にあのマントつかってるのかよ! ったく、気配もほとんどねえとか勘弁しろよ! あるのは、ちょっとした風の流れというか音だけか? 魔物だったとして、何でここまで相手の感情、敵意が伝わってこねえんだ! ダマ、支援はいいから向こうを抑えろ」
俺とダマは突撃するターゲットをわけた。
俺は、初めに見つけた木の上にいたターゲットにそのまま突撃する。
スパイダーマンみたいに木の間を高速移動するし、多脚の魔物のようで安定して木に留まるんだよな。本当にやりにくい相手だよ。
高機動を確保するために、全身に風属性付与を行う。スピードもあがるが風を上手く使うことで、疑似的に空を飛ぶような感覚で移動できるようにした。
全身に魔力を漲らせ力を上昇させる。木を三角蹴りの要領で移動していき、ターゲットへ急接近する。
右手に持った剣を、いくつもある足の1つに向かって振り抜く。
ガキンッ
これ、明らかに生身じゃねえぞ。金属の装甲……しかも、オリハルコンとかそのレベルの金属が使われてるんじゃねえか? 二刀流でいけるか? 多少スピードを犠牲にしても、一撃を大きくする必要がありそうだな。
うっし、剣と短剣を収納して、俺のメインウェポンを取り出す。2メートルを超える長さの武器、刃渡りは、70センチメートル程で刀身も厚くかなりの重量級の大薙刀を取り出した。いくつか持っている大薙刀でも一番重いやつを取り出した。
まずは……行くぞ! 武器の重さも、俺の重さも一点に集中させた全力の突きを喰らわせてやる。
逃げるターゲットを追い、距離を詰めていく。進撃の何チャラやスパイダーマンみたいに、移動中にかなり方向を変えるので、本当にやりにくいな。でも、俺の方が圧倒的に速い。距離は無くなる。
木に着地したターゲットを後ろから、手加減もなくつら……抜けねえのか!
ターゲットが着地した木を折り倒す勢いで貫いているのに、ほんの少ししか刃先が刺さっていない。
こいつはやべえな。でも、逃がさねえぞ!
突きの体勢から、強引に大薙刀を振りかぶって、ターゲットを地面に引きずり下ろしてやる! 叩き落したのだが、地面に到着する前に糸を出して移動をしようとしたため、糸を切り裂く。
制御を失ったターゲットは、地面に向かって落ちる。俺は追撃するようにスキルを使い、武器を振り下ろす。
突きよりは、深く食い込んだがそれでも2センチメートルちょっとしか食い込まなかった。
ただ、自分の意図しない移動をターゲットに強いたためか、ターゲットの姿を確認することができた。
「……あやのぉぉぉぉぉ! てめえの仕業か!」
そこにいたのは、異形型人造ゴーレムのアラクネタイプだったのだ。このタイプを作れるのは、綾乃だけなのだ。多分色んな行動パターンを覚えさせるために、ここで稼働実験をしていたのだろう。
ワイバーンたちにちょっかいをかけているのに、大した被害がどちらにも無かったことは、少しきになっていたのだ。その原因が、行動パターンの勉強のためだったとはな!
どおりで武器が通じないわけだ。
さすがにこのまま放置するわけにはいかないので、本気で倒す事にした。
人造ゴーレムは、正直武器で壊すのはかなりしんどい。だけど、壊せないわけではない。人間より、普通のゴーレムより、関節が頑丈だが梃子の原理を利用すれば、関節を壊すことが可能である。
これからは武器をしまって、肉弾戦と言って良いのだろうか? 超近接戦を演じる。
俺が叫んだりしている間に距離をとられていた。
といっても、身軽になった俺はすぐにアラクネタイプに追いついた。まず、機動力を削いでやる。
あの両手から出る糸が邪魔だなって待った!
こいつアラクネタイプってことは、近距離より遠距離の方が得意じゃねえか!
直線で追いかけていたのだが、糸を出して移動しているのに器用に杖を持ち弾幕ゲームみたいに、大量の魔法が飛んできた。
「やっば! これじゃ、近づけなくねえか?」
直線で近付けば魔法が飛んでくるし、迂回をして近付こうとすれば糸で移動してしまう。
あ~もう、被弾覚悟で近付くしかないか、覚悟しても痛いから嫌なんだよね。
「グレン、少し牽制しててくれ」
ダメージを軽減するために、奇策を……パワードスーツをささっと着ていく。ヘルメットまでしっかりと着用した。
これで、防御面は多分大丈夫だろう。アラクネタイプの魔法は、手数で集中的に攻撃するのがメインなので、一撃が重くいない。多少の衝撃はあるけど行けるはずだ。問題があるとすれば、視野がめっちゃ狭くなることだな。
索敵を使っても感知できないので、視覚だけが頼りなんだよな。
体を動かして、久しぶりに着たパワードスーツの感覚を確認する。しばらく使ってなかったけど、問題なさそうだな。
「よっしゃ、突っ込むぞ! グレン、攻撃中止して援護に回ってくれ」
アラクネタイプから無数の魔法が飛んで来ているが、全て体で受け止め強引に突破していく。火魔法より、質量のある土魔法の方が厳しいな。
しんどくても突っ込むしかない。すべて吹っ飛ばしてやる!
弾丸の如くアラクネタイプを追いかける。
距離がゼロになり、足をつかまえる。足は8本もあるので先に、腕だよな。
足を掴みながら移動して、上半身に近づいていく。何度か殴られたが、タイミングを見計らって腕をつかまえた。
腕ひしぎ十字固めのように腕をとり、右手で支えながらアラクネタイプの腕をとり、左手で関節、肘を曲がってはいけない方から殴りつける。右腕もいだ。
そのまま左腕に組み付き、左腕ももぎ取る。
糸による移動ができなくなったので、足も解体していく。
もう1匹いたアラクネタイプの方に向かい、ダマとグレンが牽制しているところに、隙をついて組み付き腕をもぎ取った。足も解体して、今回の問題になっている間を仕留めた。
元凶の綾乃を問い詰めに行こう。破片を全部回収していこう。
俺とダマは突撃するターゲットをわけた。
俺は、初めに見つけた木の上にいたターゲットにそのまま突撃する。
スパイダーマンみたいに木の間を高速移動するし、多脚の魔物のようで安定して木に留まるんだよな。本当にやりにくい相手だよ。
高機動を確保するために、全身に風属性付与を行う。スピードもあがるが風を上手く使うことで、疑似的に空を飛ぶような感覚で移動できるようにした。
全身に魔力を漲らせ力を上昇させる。木を三角蹴りの要領で移動していき、ターゲットへ急接近する。
右手に持った剣を、いくつもある足の1つに向かって振り抜く。
ガキンッ
これ、明らかに生身じゃねえぞ。金属の装甲……しかも、オリハルコンとかそのレベルの金属が使われてるんじゃねえか? 二刀流でいけるか? 多少スピードを犠牲にしても、一撃を大きくする必要がありそうだな。
うっし、剣と短剣を収納して、俺のメインウェポンを取り出す。2メートルを超える長さの武器、刃渡りは、70センチメートル程で刀身も厚くかなりの重量級の大薙刀を取り出した。いくつか持っている大薙刀でも一番重いやつを取り出した。
まずは……行くぞ! 武器の重さも、俺の重さも一点に集中させた全力の突きを喰らわせてやる。
逃げるターゲットを追い、距離を詰めていく。進撃の何チャラやスパイダーマンみたいに、移動中にかなり方向を変えるので、本当にやりにくいな。でも、俺の方が圧倒的に速い。距離は無くなる。
木に着地したターゲットを後ろから、手加減もなくつら……抜けねえのか!
ターゲットが着地した木を折り倒す勢いで貫いているのに、ほんの少ししか刃先が刺さっていない。
こいつはやべえな。でも、逃がさねえぞ!
突きの体勢から、強引に大薙刀を振りかぶって、ターゲットを地面に引きずり下ろしてやる! 叩き落したのだが、地面に到着する前に糸を出して移動をしようとしたため、糸を切り裂く。
制御を失ったターゲットは、地面に向かって落ちる。俺は追撃するようにスキルを使い、武器を振り下ろす。
突きよりは、深く食い込んだがそれでも2センチメートルちょっとしか食い込まなかった。
ただ、自分の意図しない移動をターゲットに強いたためか、ターゲットの姿を確認することができた。
「……あやのぉぉぉぉぉ! てめえの仕業か!」
そこにいたのは、異形型人造ゴーレムのアラクネタイプだったのだ。このタイプを作れるのは、綾乃だけなのだ。多分色んな行動パターンを覚えさせるために、ここで稼働実験をしていたのだろう。
ワイバーンたちにちょっかいをかけているのに、大した被害がどちらにも無かったことは、少しきになっていたのだ。その原因が、行動パターンの勉強のためだったとはな!
どおりで武器が通じないわけだ。
さすがにこのまま放置するわけにはいかないので、本気で倒す事にした。
人造ゴーレムは、正直武器で壊すのはかなりしんどい。だけど、壊せないわけではない。人間より、普通のゴーレムより、関節が頑丈だが梃子の原理を利用すれば、関節を壊すことが可能である。
これからは武器をしまって、肉弾戦と言って良いのだろうか? 超近接戦を演じる。
俺が叫んだりしている間に距離をとられていた。
といっても、身軽になった俺はすぐにアラクネタイプに追いついた。まず、機動力を削いでやる。
あの両手から出る糸が邪魔だなって待った!
こいつアラクネタイプってことは、近距離より遠距離の方が得意じゃねえか!
直線で追いかけていたのだが、糸を出して移動しているのに器用に杖を持ち弾幕ゲームみたいに、大量の魔法が飛んできた。
「やっば! これじゃ、近づけなくねえか?」
直線で近付けば魔法が飛んでくるし、迂回をして近付こうとすれば糸で移動してしまう。
あ~もう、被弾覚悟で近付くしかないか、覚悟しても痛いから嫌なんだよね。
「グレン、少し牽制しててくれ」
ダメージを軽減するために、奇策を……パワードスーツをささっと着ていく。ヘルメットまでしっかりと着用した。
これで、防御面は多分大丈夫だろう。アラクネタイプの魔法は、手数で集中的に攻撃するのがメインなので、一撃が重くいない。多少の衝撃はあるけど行けるはずだ。問題があるとすれば、視野がめっちゃ狭くなることだな。
索敵を使っても感知できないので、視覚だけが頼りなんだよな。
体を動かして、久しぶりに着たパワードスーツの感覚を確認する。しばらく使ってなかったけど、問題なさそうだな。
「よっしゃ、突っ込むぞ! グレン、攻撃中止して援護に回ってくれ」
アラクネタイプから無数の魔法が飛んで来ているが、全て体で受け止め強引に突破していく。火魔法より、質量のある土魔法の方が厳しいな。
しんどくても突っ込むしかない。すべて吹っ飛ばしてやる!
弾丸の如くアラクネタイプを追いかける。
距離がゼロになり、足をつかまえる。足は8本もあるので先に、腕だよな。
足を掴みながら移動して、上半身に近づいていく。何度か殴られたが、タイミングを見計らって腕をつかまえた。
腕ひしぎ十字固めのように腕をとり、右手で支えながらアラクネタイプの腕をとり、左手で関節、肘を曲がってはいけない方から殴りつける。右腕もいだ。
そのまま左腕に組み付き、左腕ももぎ取る。
糸による移動ができなくなったので、足も解体していく。
もう1匹いたアラクネタイプの方に向かい、ダマとグレンが牽制しているところに、隙をついて組み付き腕をもぎ取った。足も解体して、今回の問題になっている間を仕留めた。
元凶の綾乃を問い詰めに行こう。破片を全部回収していこう。
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