1,465 / 2,518
第1465話 正体不明の相手
しおりを挟む
特別な日を祝ってからしばらく過ぎたある日、久しぶりに体を動かすために俺たち、俺とダマ、シエル、グレンの1人と3匹でワイバーン家族の住んでいる、樹海の中心にある山に登っている。
ワイバーンの家族から、山の中腹に何やら変な魔物が住み着きだして、ちょっかいをかけられているらしい。ワイバーン家族がちょっかいかけられているなら、撃退できるはずなのにそれができていないらしい。
変な魔物って何だろうな? ワイバーン家族程の強さがあれば、大抵の魔物には負けないはずなんだけどな。そして、姿を確認できていないっていうのも、変だな。
と、よく分からない魔物を探すために、山に出向いているのである。
何故かマップ先生で検索しても見つけられないので、現地に出向き調べる形だ。
あのマントと同じ効果のある何かかな?そもそも、魔物だったらそんな物使わないよな。なんだろな?
「ダマ、今回の変な魔物って何だと思う?」
『ん~そうですね。まず本当に魔物かどうか怪しいですよね。マップ先生で見つけられない魔物がいるとは思えないのです。マップ先生なら、魔物でも人間でも、生物であれば見つけられるはずですから』
「そう言われれば、そうだったな。あのマントの件があったから、魔物たちも何かしらあるんじゃないかなって思ってしまってたよ。でも、そう考えたらワイバーン家族にちょっかいをかけている、何かって本当に正体が分からんな」
『自分は、1つだけマップ先生に見つからない、物に見当は付きますが、それがワイバーンにちょっかいをかけれて、正体が分からないってことは無いんですよね』
「それって何?」
『魔法で作られたゴーレムですよ。属性魔法でもクリエイトゴーレムでも、魔法で作られたゴーレムであれば、マップ先生に映らないですよね』
「そう言われれば、そうだったな。でも、属性魔法で作ったゴーレムだと、さすがにワイバーンにちょっかいかけられないよな。クリエイトゴーレムで人造ゴーレムを作れるのって、俺か綾乃かバザールの3人だけだしな」
『ですよね、だから正体が分からないってことは、ないと思うんですよ。もしかして、新種の魔物ですかね?』
「魔物とマップ先生、ダンジョンマスターのスキルに関わってくるから、見つけられないってことはないと思うんだけどな」
『スキルにひっかからないかもしれないので、目視や音だけでしか判断できないかもしれませんよ。そろそろ、気を引き締めましょう』
「オーケー、シエル防御を任せるぞ。グレン、上空に上がって警戒。ダマは、鼻も使って俺と一緒に警戒するぞ」
俺たちは即座に戦闘態勢に入れるように警戒を始める。
ワイバーン家族たちから聞いた話では、そろそろちょっかいをかけられた場所だったはずだ。山のふもとから登ってくると、急に木が大きくなるラインがあって、そこからもう少し上に行ったところでちょっかいをかけられるらしいのだ。
1時間程歩き回ってみたが、それらしき存在は見つけられない。ちなみに慎重に進んでいると言っても、その移動速度は山の中で足場も視界も良くない場所でも、マラソン選手の倍以上のスピードで進みながらの探索である。
男子のマラソン選手が早い人で2時間5分ちょっと、時速に換算すると20キロメートルちょっと、人類最速の100メートルの選手で時速約37キロメートルって話だったっけな?
それより速いスピードで探索したので、そこそこの範囲を探索したのだが、それらしい形跡もなかった。
こんなに広い樹海の山ではそれでも広い範囲ではないので、探索を継続する。
「グレン、もう少し上ワイバーンたちが飛びそうな高さで偵察してみてくれ。俺たちの上じゃなくてもいいからさ、よろしく」
それから3時間、グレンの鳴き声が聞こえた。
『主殿、グレンの鳴き声です。スピードを上げますぞ!』
鳴き声は聞こえたのだが、何処から聞こえたか俺には分からなかったが、ダマは問題なく場所を突き止めていた。
今までの倍以上の速度でダマが走り出した。
平地なら分かるけど、山の中、木の間でこの速度はヤバいって。
俺は雷の付与魔法で意識を加速させる。それで何とか気にぶつからず、木の根に足を引っかけることなく山の中を駆け抜けることができた。
20分経とうかとしたときに、グレンが何かと戦っている様子が気の合間に少しだけ見えた。
グレンは火を吐いて攻撃をしているようだが、20分も戦っているのに決着がついていないのか、そんなに強い相手か?
「ダマ、正体不明の相手がどこにいるか認識できるか?」
『ダメですね。どこにいるか、気配すらつかめません。臭いすらないですね』
ダマの感覚でも、居場所のつかめない相手か……予想以上に厄介な相手かもしれないな。
「シエル、飛んでグレンが攻撃している先に案内してくれ」
シエルがダマの背中から飛び立って、グレンの攻撃先に誘導してくれる。
そこで俺たちが見たのは、全身をマントで隠しているが、明らかに体がデカい。身長高さは3メートルを越えており、人間のような腕を伸ばして白い糸のようなものを出して木の間を移動している。お前は、スパイダーマンか!?
でも、上半身はそこまで大きくないと思うが、下半身は結構横に広がっている。俺は杖を取り出し、とにかく土魔法で圧縮した高速の弾丸を大量に撃ち出す。
何発か弾が当たったのだが、金属のように、キンッとなって弾丸が弾かれた。マジか、表皮が金属並みの硬度があるのか。魔力で硬さを向上させていたとしても、厄介なことには変わりないな。
「しょうがない、ダマ、援護しろ。武器を持ち換えて俺が突っ込む。頼むぞ」
俺はそう言って武器を持ち帰る。手数を増やすために、二刀流、剣と短剣を持ち、正体不明の相手に突っ込んでいく。
一気に距離を詰めると、左の方から音が聞こえた。背中がひやりとする。右手で風魔法を発動して、強引に軌道を変える。
俺の頭の上を白い糸のようなものが通過した。
1匹だけじゃなかったのか。
ワイバーンの家族から、山の中腹に何やら変な魔物が住み着きだして、ちょっかいをかけられているらしい。ワイバーン家族がちょっかいかけられているなら、撃退できるはずなのにそれができていないらしい。
変な魔物って何だろうな? ワイバーン家族程の強さがあれば、大抵の魔物には負けないはずなんだけどな。そして、姿を確認できていないっていうのも、変だな。
と、よく分からない魔物を探すために、山に出向いているのである。
何故かマップ先生で検索しても見つけられないので、現地に出向き調べる形だ。
あのマントと同じ効果のある何かかな?そもそも、魔物だったらそんな物使わないよな。なんだろな?
「ダマ、今回の変な魔物って何だと思う?」
『ん~そうですね。まず本当に魔物かどうか怪しいですよね。マップ先生で見つけられない魔物がいるとは思えないのです。マップ先生なら、魔物でも人間でも、生物であれば見つけられるはずですから』
「そう言われれば、そうだったな。あのマントの件があったから、魔物たちも何かしらあるんじゃないかなって思ってしまってたよ。でも、そう考えたらワイバーン家族にちょっかいをかけている、何かって本当に正体が分からんな」
『自分は、1つだけマップ先生に見つからない、物に見当は付きますが、それがワイバーンにちょっかいをかけれて、正体が分からないってことは無いんですよね』
「それって何?」
『魔法で作られたゴーレムですよ。属性魔法でもクリエイトゴーレムでも、魔法で作られたゴーレムであれば、マップ先生に映らないですよね』
「そう言われれば、そうだったな。でも、属性魔法で作ったゴーレムだと、さすがにワイバーンにちょっかいかけられないよな。クリエイトゴーレムで人造ゴーレムを作れるのって、俺か綾乃かバザールの3人だけだしな」
『ですよね、だから正体が分からないってことは、ないと思うんですよ。もしかして、新種の魔物ですかね?』
「魔物とマップ先生、ダンジョンマスターのスキルに関わってくるから、見つけられないってことはないと思うんだけどな」
『スキルにひっかからないかもしれないので、目視や音だけでしか判断できないかもしれませんよ。そろそろ、気を引き締めましょう』
「オーケー、シエル防御を任せるぞ。グレン、上空に上がって警戒。ダマは、鼻も使って俺と一緒に警戒するぞ」
俺たちは即座に戦闘態勢に入れるように警戒を始める。
ワイバーン家族たちから聞いた話では、そろそろちょっかいをかけられた場所だったはずだ。山のふもとから登ってくると、急に木が大きくなるラインがあって、そこからもう少し上に行ったところでちょっかいをかけられるらしいのだ。
1時間程歩き回ってみたが、それらしき存在は見つけられない。ちなみに慎重に進んでいると言っても、その移動速度は山の中で足場も視界も良くない場所でも、マラソン選手の倍以上のスピードで進みながらの探索である。
男子のマラソン選手が早い人で2時間5分ちょっと、時速に換算すると20キロメートルちょっと、人類最速の100メートルの選手で時速約37キロメートルって話だったっけな?
それより速いスピードで探索したので、そこそこの範囲を探索したのだが、それらしい形跡もなかった。
こんなに広い樹海の山ではそれでも広い範囲ではないので、探索を継続する。
「グレン、もう少し上ワイバーンたちが飛びそうな高さで偵察してみてくれ。俺たちの上じゃなくてもいいからさ、よろしく」
それから3時間、グレンの鳴き声が聞こえた。
『主殿、グレンの鳴き声です。スピードを上げますぞ!』
鳴き声は聞こえたのだが、何処から聞こえたか俺には分からなかったが、ダマは問題なく場所を突き止めていた。
今までの倍以上の速度でダマが走り出した。
平地なら分かるけど、山の中、木の間でこの速度はヤバいって。
俺は雷の付与魔法で意識を加速させる。それで何とか気にぶつからず、木の根に足を引っかけることなく山の中を駆け抜けることができた。
20分経とうかとしたときに、グレンが何かと戦っている様子が気の合間に少しだけ見えた。
グレンは火を吐いて攻撃をしているようだが、20分も戦っているのに決着がついていないのか、そんなに強い相手か?
「ダマ、正体不明の相手がどこにいるか認識できるか?」
『ダメですね。どこにいるか、気配すらつかめません。臭いすらないですね』
ダマの感覚でも、居場所のつかめない相手か……予想以上に厄介な相手かもしれないな。
「シエル、飛んでグレンが攻撃している先に案内してくれ」
シエルがダマの背中から飛び立って、グレンの攻撃先に誘導してくれる。
そこで俺たちが見たのは、全身をマントで隠しているが、明らかに体がデカい。身長高さは3メートルを越えており、人間のような腕を伸ばして白い糸のようなものを出して木の間を移動している。お前は、スパイダーマンか!?
でも、上半身はそこまで大きくないと思うが、下半身は結構横に広がっている。俺は杖を取り出し、とにかく土魔法で圧縮した高速の弾丸を大量に撃ち出す。
何発か弾が当たったのだが、金属のように、キンッとなって弾丸が弾かれた。マジか、表皮が金属並みの硬度があるのか。魔力で硬さを向上させていたとしても、厄介なことには変わりないな。
「しょうがない、ダマ、援護しろ。武器を持ち換えて俺が突っ込む。頼むぞ」
俺はそう言って武器を持ち帰る。手数を増やすために、二刀流、剣と短剣を持ち、正体不明の相手に突っ込んでいく。
一気に距離を詰めると、左の方から音が聞こえた。背中がひやりとする。右手で風魔法を発動して、強引に軌道を変える。
俺の頭の上を白い糸のようなものが通過した。
1匹だけじゃなかったのか。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる