1,319 / 2,518
第1319話 警戒は正しかった
しおりを挟む
目が覚めると、既に朝食の時間を過ぎていた……マジか!?
この時間に目が覚めたってことは、誰かが起こしに来てくれたけど二度寝をかましていまったパターンか!?
二度寝をして朝食の時間を過ぎてたら、俺でも問答無用で飯抜きなんだよな。
昨日は、ただでさえ夜中に起こされて対応したから、めっちゃお腹が空いてるんだよね。なんとかならんかな?
とりあえず、食堂に向かってみるか?
シルキーの誰かに、怒られる可能性は高いけど、どうせ遅かれ早かれ怒られるんだし、早めに怒られて少しでも食料をゲットしよう!
ちょっとブルーな気分になりながら食堂へ向かった。
あれ? もう時間が過ぎているのに、席に誘導されて食事が出てきた!? どう言うことだ?
「あの……」
「どうなさいましたかご主人様?」
「記憶にないけど、今日の俺って二度寝をして朝食の時間を過ぎたんでしょ? それなのに、怒られもしないで食事が出てきているのかなって」
「そんなことですか? 昨日の夜中にご主人様が緊急対応で起こされたことは聞いています。ですので、今日は起こしに行っていないのです。ミーシャ様たちが『とーたん、起こしに行く』と言われましたが、お止めしてゆっくりと寝ていただいていたのです」
「昨日の事があるから、起こしに来たりせず食事も出てくるって事か!」
と言うことらしい。食事にありつけたことを感謝して、いただきます!
食べれなかったら、DPで出したり自分で作ればいいじゃん! とか思うでしょ? それを実際にやるとね、1週間位食堂に出入り禁止になるからね。よほどの理由が無い限り、1食は抜いた方が後が楽なのだ。
ふ~食った食った。さて、一応昨日の確認とあれからの事を確認しに行くか。監視室で聞くべきか、庁舎でグリエルと聞くべきか? どうせグリエルも話を聞くのだから、庁舎の方がいいかもしれんな。
グリエルに確認をとると、一緒の方が助かるとの事だ。俺からの報告も一緒に聞けるので、1度で済むと判断したらしい。
昨日、勇者が警戒ラインを越えてからの出来事を時間系列で並べて説明していく。撤退後の監視については、スプリガンの皆さんから報告をしてもらった。
あの後、関所に向かって進んでいたのだが、途中で止まったそうだ。それから今まで移動していない。おそらくここで休憩をしているのだろうという判断だ。
「この勇者の目的は何だったのでしょうね?」
「本当に何だったんだろうな? 昨日の様子を見る限り、何がなんでもフレデリクに行ってやる! って感じでは無かったんだよな。神共に言われて……では無いと思うんだよな」
「そうですね。ゴーレムに手を出さずに、こちらの警告通り引き下がりましたからね。神が関わって無かったとしても、勇者を街に近付けるのはリスクが高いですからね」
これはグリエルの言う通りだな。
「後、シュウ様がクロスボウやゴーレムを作ってくださっている間に、私たちでも話し合ったのです。勇者に自覚がなくても、神が勝手に無幻爆弾を送り出して使う可能性がありますからね」
……あの神たちなら、やりかねないな。実際に前の勇者は使い捨てにされてたしな。何を吹き込まれたか知らんけど、あいつらが決死隊のようなことをしないだろう。死なないとか、死んでも問題ないみたいなこと吹き込んだかもしれんな。
スプリガンの皆さんには、引き続き勇者の監視をしてもらい、何かあったら連絡が来るようにお願いしている。
そういえば、綾乃とバザールは昨日監視室に来てなかったな、呼ばれてなかったのか? スプリガンの話では、そろそろ監視室に来る頃とか言ってたし俺も向かってみるか。
「ちょっと! どう言うことなの?」
監視室に着くと綾乃の声が聞こえてきた。
何事かと思ったら、綾乃が何で起こしてくれなかったのか! とスプリガンに言い寄っていた。
スプリガンの反応は、緊急時にあんたなんかいても意味ないでしょ? と言わんばかりの顔をしている。口には出さずに無視をしている。いいのかそれで?
「綾乃、落ち着けって! 今から教えてあげるから、これでも食っとけ」
手に持っていたシルキーが作ったクッキーを渡してやる。たまたま受け取ったクッキーを綾乃の口に放り込む。
「むぐむぐむぐ……これって!! シルキーのクッキーね! 全部もらうからね!」
これで大人しくなった。
「じゃぁ、バザールも来たみたいだし、昨日の件について情報共有をしようと思う」
そう言って、俺は昨日の話を時系列で話していき、現在に至るまでの情報を話した。
「……グリエルの言う通り、神は勇者を駒としか見ていない可能性が高いでござる。勇者の知らない所で、あの無幻爆弾がドカーン、という事があってもおかしくないでござるね」
「むぐむぐむぐ。確かにね~、というか勇者もダンマスも神にとっては駒だって話だもんね。そう考えると、勇者を懐に入れておくのは拙いわよね」
「そう考えるとでござる。綾乃殿も拙いのではござらんか?」
そういえば、こいつも召喚された勇者の称号持ちだった!
「ん? 私は多分大丈夫よ。さすがにやりすぎって事で、私を召喚した神はいなくなったみたいだからパスが切れたって、あんたの所のチビ神様が言ってたわよ」
マジか!?
おい! チビ神! 綾乃は神の干渉を受けないのは、本当なのか?
『んぁ? ……ジュル。んで何の話?』
こいつ寝てたな。涎を垂らしてとか、お前らしいな。で、綾乃は今神たちに干渉される事は無いのか? 後、昨日の夜かった事は知らんのか?
『ん~……綾乃ちゃんね。確かにあの子は神たちから干渉される事は無いわ。私は、あなたが近くにいるから声を届けられるだけよ。後、ゴーストタウンにいる勇者たちも、干渉されることは無いわね。それより、昨日の話ってどういうこと?』
知らんのか?
俺はチビ神に昨日の事を説明した。
『へ~勇者がね、だから何なの?』
チビ神は、興味がないようだ。じゃぁどうでもいいか。そう言う事があったということだけ覚えておけ。
『覚えておくわ。それと、あなたたちの考えは間違ってない。神は、勇者もダンジョンマスターも駒としか思っていないのよ。そして今回あなたの敵に回ったのは、駒を使い捨て前提で考えている奴らだから、何をしても不思議じゃないわ。勇者だけが敵じゃないから気を付けなさい』
……了解。肝に銘じておくよ。
この時間に目が覚めたってことは、誰かが起こしに来てくれたけど二度寝をかましていまったパターンか!?
二度寝をして朝食の時間を過ぎてたら、俺でも問答無用で飯抜きなんだよな。
昨日は、ただでさえ夜中に起こされて対応したから、めっちゃお腹が空いてるんだよね。なんとかならんかな?
とりあえず、食堂に向かってみるか?
シルキーの誰かに、怒られる可能性は高いけど、どうせ遅かれ早かれ怒られるんだし、早めに怒られて少しでも食料をゲットしよう!
ちょっとブルーな気分になりながら食堂へ向かった。
あれ? もう時間が過ぎているのに、席に誘導されて食事が出てきた!? どう言うことだ?
「あの……」
「どうなさいましたかご主人様?」
「記憶にないけど、今日の俺って二度寝をして朝食の時間を過ぎたんでしょ? それなのに、怒られもしないで食事が出てきているのかなって」
「そんなことですか? 昨日の夜中にご主人様が緊急対応で起こされたことは聞いています。ですので、今日は起こしに行っていないのです。ミーシャ様たちが『とーたん、起こしに行く』と言われましたが、お止めしてゆっくりと寝ていただいていたのです」
「昨日の事があるから、起こしに来たりせず食事も出てくるって事か!」
と言うことらしい。食事にありつけたことを感謝して、いただきます!
食べれなかったら、DPで出したり自分で作ればいいじゃん! とか思うでしょ? それを実際にやるとね、1週間位食堂に出入り禁止になるからね。よほどの理由が無い限り、1食は抜いた方が後が楽なのだ。
ふ~食った食った。さて、一応昨日の確認とあれからの事を確認しに行くか。監視室で聞くべきか、庁舎でグリエルと聞くべきか? どうせグリエルも話を聞くのだから、庁舎の方がいいかもしれんな。
グリエルに確認をとると、一緒の方が助かるとの事だ。俺からの報告も一緒に聞けるので、1度で済むと判断したらしい。
昨日、勇者が警戒ラインを越えてからの出来事を時間系列で並べて説明していく。撤退後の監視については、スプリガンの皆さんから報告をしてもらった。
あの後、関所に向かって進んでいたのだが、途中で止まったそうだ。それから今まで移動していない。おそらくここで休憩をしているのだろうという判断だ。
「この勇者の目的は何だったのでしょうね?」
「本当に何だったんだろうな? 昨日の様子を見る限り、何がなんでもフレデリクに行ってやる! って感じでは無かったんだよな。神共に言われて……では無いと思うんだよな」
「そうですね。ゴーレムに手を出さずに、こちらの警告通り引き下がりましたからね。神が関わって無かったとしても、勇者を街に近付けるのはリスクが高いですからね」
これはグリエルの言う通りだな。
「後、シュウ様がクロスボウやゴーレムを作ってくださっている間に、私たちでも話し合ったのです。勇者に自覚がなくても、神が勝手に無幻爆弾を送り出して使う可能性がありますからね」
……あの神たちなら、やりかねないな。実際に前の勇者は使い捨てにされてたしな。何を吹き込まれたか知らんけど、あいつらが決死隊のようなことをしないだろう。死なないとか、死んでも問題ないみたいなこと吹き込んだかもしれんな。
スプリガンの皆さんには、引き続き勇者の監視をしてもらい、何かあったら連絡が来るようにお願いしている。
そういえば、綾乃とバザールは昨日監視室に来てなかったな、呼ばれてなかったのか? スプリガンの話では、そろそろ監視室に来る頃とか言ってたし俺も向かってみるか。
「ちょっと! どう言うことなの?」
監視室に着くと綾乃の声が聞こえてきた。
何事かと思ったら、綾乃が何で起こしてくれなかったのか! とスプリガンに言い寄っていた。
スプリガンの反応は、緊急時にあんたなんかいても意味ないでしょ? と言わんばかりの顔をしている。口には出さずに無視をしている。いいのかそれで?
「綾乃、落ち着けって! 今から教えてあげるから、これでも食っとけ」
手に持っていたシルキーが作ったクッキーを渡してやる。たまたま受け取ったクッキーを綾乃の口に放り込む。
「むぐむぐむぐ……これって!! シルキーのクッキーね! 全部もらうからね!」
これで大人しくなった。
「じゃぁ、バザールも来たみたいだし、昨日の件について情報共有をしようと思う」
そう言って、俺は昨日の話を時系列で話していき、現在に至るまでの情報を話した。
「……グリエルの言う通り、神は勇者を駒としか見ていない可能性が高いでござる。勇者の知らない所で、あの無幻爆弾がドカーン、という事があってもおかしくないでござるね」
「むぐむぐむぐ。確かにね~、というか勇者もダンマスも神にとっては駒だって話だもんね。そう考えると、勇者を懐に入れておくのは拙いわよね」
「そう考えるとでござる。綾乃殿も拙いのではござらんか?」
そういえば、こいつも召喚された勇者の称号持ちだった!
「ん? 私は多分大丈夫よ。さすがにやりすぎって事で、私を召喚した神はいなくなったみたいだからパスが切れたって、あんたの所のチビ神様が言ってたわよ」
マジか!?
おい! チビ神! 綾乃は神の干渉を受けないのは、本当なのか?
『んぁ? ……ジュル。んで何の話?』
こいつ寝てたな。涎を垂らしてとか、お前らしいな。で、綾乃は今神たちに干渉される事は無いのか? 後、昨日の夜かった事は知らんのか?
『ん~……綾乃ちゃんね。確かにあの子は神たちから干渉される事は無いわ。私は、あなたが近くにいるから声を届けられるだけよ。後、ゴーストタウンにいる勇者たちも、干渉されることは無いわね。それより、昨日の話ってどういうこと?』
知らんのか?
俺はチビ神に昨日の事を説明した。
『へ~勇者がね、だから何なの?』
チビ神は、興味がないようだ。じゃぁどうでもいいか。そう言う事があったということだけ覚えておけ。
『覚えておくわ。それと、あなたたちの考えは間違ってない。神は、勇者もダンジョンマスターも駒としか思っていないのよ。そして今回あなたの敵に回ったのは、駒を使い捨て前提で考えている奴らだから、何をしても不思議じゃないわ。勇者だけが敵じゃないから気を付けなさい』
……了解。肝に銘じておくよ。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる