1,314 / 2,518
第1314話 捨て駒……?
しおりを挟む
視界が真っ白になった次の瞬間……
いづっ!!!
歯医者で麻酔が上手く効いていない時に、歯を削って神経に触れた時のような全身を走る痛みが、数倍になって襲って来た。
気付いたらドッペルとのパスが切れていた。隣の部屋で意識を移していたので、すぐに監視室に戻る。
「何が起こった!」
「あなたのドッペルと勇者のいた所に、意味不明のクレーターのような物ができてるわ」
綾乃にそう言われて、表示されている映像を見る。
「クレーターというより……抉れてるな。勇者は? スケルトンや人造ゴーレムはどうなった?」
「スケルトンは全員リンクが切れたでござる」
「人造ゴーレムも全部ロストしたわ」
どうやらあそこにいた魔物や人間、ゴーレムは全て消滅したらしい。そう、消滅したのだ。クレーターではなく、そこにあった物が消えたのだ。
「神だよな? 視界が白くなる前にあいつらが、届くとか言ってたんだよな……あんなの魔法でもスキルでも何でもないだろ。ステータスアップと武器だけじゃ俺たちにかなわない事を理解していたから、最後のあれがあったんじゃないか?」
俺の導き出した答えに、綾乃もバザールも無言になる。
「多分さ、あいつら騙されてたんじゃないかな? 俺たちが倒せる方法で一緒に死ぬとは思ってなかったとか? 俺を殺す事によって地球に帰れるとか……そんな感じで言われたんじゃないか?」
「可能性はありそうでござるな」
「確かにやりそうな内容だね」
やっぱり聞けばそう思うよな。
「っつか、あの消滅魔法と言っておこうか、あの消滅魔法は神の力の一部って事かな?」
「どうでござるか。神の持たせていたアイテムって可能性もあるのではござらんか?」
「神の力かは分からないけど、神が関係しているのは間違いないと思うわ」
勇者の命を捨て駒に使ったって事か? マジであいつら何なんだ?
『やっぱり生きてるわよね? 何かちょっかいをかけようとしていた神が、あんたを倒す事に成功したとか騒いでいるんだけど、あれは何?』
チビ神か、簡単に言えば、勇者が攻めてきたからボコって捕まえて、ドッペルで話を聞きに行ったら急に白く光ってあたり一帯が消滅したんだよ。
『え? 消滅した? どういう事?』
っつか、お前は見てなかったのか? どうやって見せればいいんだ? あ~召喚した人間の視界なら覗けるんだっけ? 今その映像を映している画面見てるから覗いてみろ。
『そういえばそんな事も出来たわね……えっ!? まさか、あいつらあれを使ったんじゃないわよね!』
あれってなんだよ。魔法か? スキルか? アイテムか? 目の前にある光景を作り出せる方法はまだまだ準備できるって事か?
『ん~あなたになら言っても問題ないかな? 実際にあいつらが使ったんだし、存在を教える位はこっちにペナルティーは無いはず。何かあったら全部あいつらの所為にしよう!』
一人で納得してないで教えろって!
『ごめんごめん。使われた瞬間を見たわけじゃないから正確な事は言えないけど、その光景を見る限り【無幻爆弾】を使ってる可能性が高いわね。詳しい原理は知らないけど、効果範囲内にあるあらゆる物を全てを無に帰す……魔導具と言えばいいのかしら? それを使ったんじゃないかな?』
確認するが今回、俺に敵対行動をとっている神は、ルールには抵触していないのか?
『一部抵触している事はあるけど、抵触したからと言ってペナルティーがかかるような物ではないわね』
マジでクソだな。こっちにはルールは破れないみたいな事を言っているくせに、敵対行動している奴等はお構いなしにルール破ってくるのに……お前らは俺を殺したいのか? 不利になっている所を見て楽しみたいのか?
『あなたがそう言いたくなるのも分かるけど、私にはどうしようもないのよ。だって私は、あなたを召喚したから、私の権限だけであなたが有利になるような事は出来ないのよ。ちょっかいかけている奴等は、自分で召喚した相手じゃないから、ルールを多少無視してもお咎めが無いのよ』
すがすがしい程クズばっかりな事で! ちょっかいかけるくせに自分で出てこないって言うチキンなんだろ? どうせどっかで聞いている奴がいんだろ? お前ら神が勝手に呼んで戦わせて楽しんでいるくせに、神風特攻隊みたいな事させてんじゃねえよ! てめえら腐り過ぎだ! さっさと滅びろや!
『あんた、本当に怖いもの知らずね。聞き耳立ててた奴らが青筋立ててるわよ。あいつらは、今度はどんな事をたくらむんだろうね』
というか、もう相手が誰であろうと敵対行動をとっている奴らには遠慮しない事にするさ。サーチアンドデストロイだ。ここからは戦闘じゃなくて、一方的な蹂躙になるから見てても楽しくないかもしれんぞ。
『あんたがどんなことするか興味があるから見るに決まってるじゃない。無幻爆弾の対処としては遠距離から殺すか、物量で攻める以外にとれる方法は無いだろうしね』
もう1つあるさ。まぁ俺は準備を始めるから、さっさとどっか行ってくれ。
『はいはい、わかりましたわよ』
そう言っていなくなった。
念のために遠距離用の武器を作っておかないとな。
「綾乃、バザール、遠距離用の武器を作るから手伝ってくれ」
「遠距離用? この世界って銃の威力は低くなるんでしょ? そんなに遠くまで飛ばせる武器何てあるの?」
「何言ってんだよ。この世界の弓の名手って普通に1キロメートル離れてても当てるって話だぞ。実際に俺が死にそうになった時の矢は500メートル位離れてて、的確に弱点の首を貫いてきたからな」
「弓でござるか?」
「いや、弓だと技量次第だから、クロスボウを作ろうと思う。素材にもこだわって、Sランクの魔核を使って威力を上げて、付与魔法で直線に飛ぶようにできるから、使い慣れれば銃より当たりそうな気がするな」
「クロスボウでござるか? それに魔核、だから拙者たちに手伝ってほしいという事でござるな」
「そんな所だ。ただ、神共がなりふり構わない感じで襲ってくるから、こっちも手加減無しだ。まぁ俺は、少し大きく作って魔改造したスコープも付けて、台において発射する感じで作ろうと思う。綾乃やバザールも自分でイメージした物を作ってみてくれ」
近くに工房を作り、必要になるであろう素材とモデルになるクロスボウを大量に準備しておく。
「俺はちょっとグリエルに連絡を入れてから工房に向かうわ」
2人からの返事は、手を振る事で帰って来た。
「グリエル、いるか?」
『はいはい、どうかしましたか?』
「各街に通達してほしいんだけど、勇者の称号持ちは絶対に街の中に入れるな。街に向かってくるのに関しては、可能な限り離れての対応を頼む」
『勇者の件は分かりますが、離れての対応は難しいのでは?』
今回の戦闘に関して詳しく話し、無幻爆弾が爆発した現場の映像を見せたら納得してくれた。対応のための武器も今作成中なので、完成次第配布する事を伝えている。
「スプリガンの皆は、勇者の動向をチェックしてください。現場と連絡をとって、現場が対応しきれない場合は、ダンマスのスキルを使って出られない高さの落とし穴へ落としてください。敵対行動をとった奴らは皆殺しです」
殺伐とした空気になってしまった。が、生ぬるい事は行っていられない。もし、無幻爆弾が街の中で爆発したら、数万単位で人が死んでもおかしくない。神にのせられた勇者が何をしでかすか分からないからな。
いづっ!!!
歯医者で麻酔が上手く効いていない時に、歯を削って神経に触れた時のような全身を走る痛みが、数倍になって襲って来た。
気付いたらドッペルとのパスが切れていた。隣の部屋で意識を移していたので、すぐに監視室に戻る。
「何が起こった!」
「あなたのドッペルと勇者のいた所に、意味不明のクレーターのような物ができてるわ」
綾乃にそう言われて、表示されている映像を見る。
「クレーターというより……抉れてるな。勇者は? スケルトンや人造ゴーレムはどうなった?」
「スケルトンは全員リンクが切れたでござる」
「人造ゴーレムも全部ロストしたわ」
どうやらあそこにいた魔物や人間、ゴーレムは全て消滅したらしい。そう、消滅したのだ。クレーターではなく、そこにあった物が消えたのだ。
「神だよな? 視界が白くなる前にあいつらが、届くとか言ってたんだよな……あんなの魔法でもスキルでも何でもないだろ。ステータスアップと武器だけじゃ俺たちにかなわない事を理解していたから、最後のあれがあったんじゃないか?」
俺の導き出した答えに、綾乃もバザールも無言になる。
「多分さ、あいつら騙されてたんじゃないかな? 俺たちが倒せる方法で一緒に死ぬとは思ってなかったとか? 俺を殺す事によって地球に帰れるとか……そんな感じで言われたんじゃないか?」
「可能性はありそうでござるな」
「確かにやりそうな内容だね」
やっぱり聞けばそう思うよな。
「っつか、あの消滅魔法と言っておこうか、あの消滅魔法は神の力の一部って事かな?」
「どうでござるか。神の持たせていたアイテムって可能性もあるのではござらんか?」
「神の力かは分からないけど、神が関係しているのは間違いないと思うわ」
勇者の命を捨て駒に使ったって事か? マジであいつら何なんだ?
『やっぱり生きてるわよね? 何かちょっかいをかけようとしていた神が、あんたを倒す事に成功したとか騒いでいるんだけど、あれは何?』
チビ神か、簡単に言えば、勇者が攻めてきたからボコって捕まえて、ドッペルで話を聞きに行ったら急に白く光ってあたり一帯が消滅したんだよ。
『え? 消滅した? どういう事?』
っつか、お前は見てなかったのか? どうやって見せればいいんだ? あ~召喚した人間の視界なら覗けるんだっけ? 今その映像を映している画面見てるから覗いてみろ。
『そういえばそんな事も出来たわね……えっ!? まさか、あいつらあれを使ったんじゃないわよね!』
あれってなんだよ。魔法か? スキルか? アイテムか? 目の前にある光景を作り出せる方法はまだまだ準備できるって事か?
『ん~あなたになら言っても問題ないかな? 実際にあいつらが使ったんだし、存在を教える位はこっちにペナルティーは無いはず。何かあったら全部あいつらの所為にしよう!』
一人で納得してないで教えろって!
『ごめんごめん。使われた瞬間を見たわけじゃないから正確な事は言えないけど、その光景を見る限り【無幻爆弾】を使ってる可能性が高いわね。詳しい原理は知らないけど、効果範囲内にあるあらゆる物を全てを無に帰す……魔導具と言えばいいのかしら? それを使ったんじゃないかな?』
確認するが今回、俺に敵対行動をとっている神は、ルールには抵触していないのか?
『一部抵触している事はあるけど、抵触したからと言ってペナルティーがかかるような物ではないわね』
マジでクソだな。こっちにはルールは破れないみたいな事を言っているくせに、敵対行動している奴等はお構いなしにルール破ってくるのに……お前らは俺を殺したいのか? 不利になっている所を見て楽しみたいのか?
『あなたがそう言いたくなるのも分かるけど、私にはどうしようもないのよ。だって私は、あなたを召喚したから、私の権限だけであなたが有利になるような事は出来ないのよ。ちょっかいかけている奴等は、自分で召喚した相手じゃないから、ルールを多少無視してもお咎めが無いのよ』
すがすがしい程クズばっかりな事で! ちょっかいかけるくせに自分で出てこないって言うチキンなんだろ? どうせどっかで聞いている奴がいんだろ? お前ら神が勝手に呼んで戦わせて楽しんでいるくせに、神風特攻隊みたいな事させてんじゃねえよ! てめえら腐り過ぎだ! さっさと滅びろや!
『あんた、本当に怖いもの知らずね。聞き耳立ててた奴らが青筋立ててるわよ。あいつらは、今度はどんな事をたくらむんだろうね』
というか、もう相手が誰であろうと敵対行動をとっている奴らには遠慮しない事にするさ。サーチアンドデストロイだ。ここからは戦闘じゃなくて、一方的な蹂躙になるから見てても楽しくないかもしれんぞ。
『あんたがどんなことするか興味があるから見るに決まってるじゃない。無幻爆弾の対処としては遠距離から殺すか、物量で攻める以外にとれる方法は無いだろうしね』
もう1つあるさ。まぁ俺は準備を始めるから、さっさとどっか行ってくれ。
『はいはい、わかりましたわよ』
そう言っていなくなった。
念のために遠距離用の武器を作っておかないとな。
「綾乃、バザール、遠距離用の武器を作るから手伝ってくれ」
「遠距離用? この世界って銃の威力は低くなるんでしょ? そんなに遠くまで飛ばせる武器何てあるの?」
「何言ってんだよ。この世界の弓の名手って普通に1キロメートル離れてても当てるって話だぞ。実際に俺が死にそうになった時の矢は500メートル位離れてて、的確に弱点の首を貫いてきたからな」
「弓でござるか?」
「いや、弓だと技量次第だから、クロスボウを作ろうと思う。素材にもこだわって、Sランクの魔核を使って威力を上げて、付与魔法で直線に飛ぶようにできるから、使い慣れれば銃より当たりそうな気がするな」
「クロスボウでござるか? それに魔核、だから拙者たちに手伝ってほしいという事でござるな」
「そんな所だ。ただ、神共がなりふり構わない感じで襲ってくるから、こっちも手加減無しだ。まぁ俺は、少し大きく作って魔改造したスコープも付けて、台において発射する感じで作ろうと思う。綾乃やバザールも自分でイメージした物を作ってみてくれ」
近くに工房を作り、必要になるであろう素材とモデルになるクロスボウを大量に準備しておく。
「俺はちょっとグリエルに連絡を入れてから工房に向かうわ」
2人からの返事は、手を振る事で帰って来た。
「グリエル、いるか?」
『はいはい、どうかしましたか?』
「各街に通達してほしいんだけど、勇者の称号持ちは絶対に街の中に入れるな。街に向かってくるのに関しては、可能な限り離れての対応を頼む」
『勇者の件は分かりますが、離れての対応は難しいのでは?』
今回の戦闘に関して詳しく話し、無幻爆弾が爆発した現場の映像を見せたら納得してくれた。対応のための武器も今作成中なので、完成次第配布する事を伝えている。
「スプリガンの皆は、勇者の動向をチェックしてください。現場と連絡をとって、現場が対応しきれない場合は、ダンマスのスキルを使って出られない高さの落とし穴へ落としてください。敵対行動をとった奴らは皆殺しです」
殺伐とした空気になってしまった。が、生ぬるい事は行っていられない。もし、無幻爆弾が街の中で爆発したら、数万単位で人が死んでもおかしくない。神にのせられた勇者が何をしでかすか分からないからな。
0
お気に入りに追加
454
あなたにおすすめの小説
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる