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第1289話 汚物は処理!
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「さて、一旦戻るか」
しまった! 一応ダンジョンに影響が無いように通路には蓋をしたけど、大丈夫か? 慌ててマップ先生を開きダンジョンの様子を確認する。
50メートル程塞いでおいてよかった。俺がダンジョンの出入り口を作った場所が、大体城の中心だったらしくミーティアの直撃を受けていたのだ。そのせいで、30メートル位ダンジョンが抉れていた。
これだけ抉れたのに、周りへの被害が少ないのは何でだろう? そもそも、実際に10メートル程の隕石だったらどれくらいの被害になるんだ? 大気圏の外から降ってきたわけでもないし、一概には考えられないか。
銃弾の威力が軽減される世界だから、物理法則もいじられている可能性が高いか? まぁやり過ぎないように加減すればいいか? 最悪、小さい石礫を大量に作って降らせれば、範囲殲滅は出来るだろうし。後で綾乃とバザールに知らせておこう。
よし、ドームの処理も一緒に終わった事だし、ダンジョンに戻ろう。もう一度入口を作るのは面倒なので、グレンにスカーレットが作ったダンジョンへ向かってもらった。
そこでは、まだ何か暴れている奴らがいたので、質量兵器パート2! 単純に大量の水を作り出し敵兵を押し流す。ダンジョンに流れていった水は、ダンジョンが吸収してくれるから問題なし!
みんなの待っている所へって、船を置いていた場所がすごい事になってる。1000人位乗れそうな船がドカーンと鎮座していて、俺たちの船がチンマイ……あれでもかなり大きく感じてたんだけどな。
「スカーレット、この船デカすぎないか?」
「それなんですが、リバイアサン2匹で運ぶとなると、複数の船より1つの方が効率がいいそうで、一旦こっちの船は置いていく事になったんです。後で運んでくれるので問題ないそうです。ご主人様が過ごすエリアは少し改修する必要があるのですぐには出られませんが、連れて来たメイドの方は、各部屋に割り振っています」
なるほど……でも、それにしてもこのサイズはデカくないか? まぁいっか。
「食事とかはどうする予定?」
「それは、メイドは自炊しないとまともな物も食べれなかったようで、調理技術はそれなりにあるみたいです。なので、私が指導して自分たちの分は作らせようと思います」
そこら辺は問題ないのか、じゃぁ危険だけ無いようにしておけばいいか?
その前に俺はまだしなきゃいけない事があるから、メイドを集めてもらって話を聞く事にした。スカーレットには、メイドに渡す衣服を召喚してもらうようにお願いをしておいた。
呼び出したメイドはビクビクしていた。
そりゃそうか、いきなり城に突っ込んできて制圧して、主だったモノを敵国に送ってしまった人間が目の前にいるんだもんな。ここは美味しい物で懐柔作戦だ!
「では皆さん! コップを渡しますので列になって取りに来てください! この中から氷を5つくらいとって入れてください。そしたらオレンジジュースを入れて、このクッキーを受け取って席に戻ってね」
そういうと、動きは早かった。おそらく少しでも動きが遅れると叩かれたりしたんだろうな。それが染みついてこの動きという事だろう。指示されたように動き席へ戻っていったが、誰も口を付けようとしなかった。
毒を心配しているのかな? と思い、目の前で同じものを飲んで見せてクッキーも食べてみたが、動かず。考えても分からないので聞いてみたら、
「食べていいと言われていませんので」
と返された。時代錯誤の奴隷かよ! 気にしないで食べていい事を伝えると、隣の人と確認し合いながら口に運んでいた。美味しいのか目を見開いているが、声を出すメイドはいなかった、
その様子を見ると、どれだけ虐げられていたのか分かるような気がした。
「楽しんでるところごめんね。いくつか聞きたい事があって、集まってもらったんだ。今から聞く内容で、知っている事があったら手を上げてもらっていいかな?」
そう言って、質問をする。この国の政治体系は、封建制みたいだった。王様が決定権を持っているが、派閥があり政治的駆け引きや暗闘等も普通に行われているとの事だ。
次に聞いたのは、貴族の振る舞いについて。聞いて呆れるしかなかった。見事なまでの俺様系ばかり。税金は重税で餓死者が出る事も多く、見た目が気にくわないから鞭打ち、美人だから連れ帰りヤリ捨て、ガキかよ!
特に貴族でも下級になる貴族の振る舞いは、上級の貴族に比べると酷かったらしい。同じ貴族なのに、上級貴族にいびられているという事もあるのだろう。下級貴族であまりお金が無いため、税金を納める住人に当たる事は出来ず、安く買える獣人に矛が向いていたのだとか。
やはりこの国はいらんな。住んでいる人間が少し可哀そうではあるが、このまま放置する気はなくなった。
主だった貴族の名前を教えてもらい、襲撃してから聞き出して次に進むという形でいいかな? 時間はかかるけど、浄化作業をしておこう。
3日間かけて貴族を襲撃した。朝晩問わず、一族と兵士は全て隣国の獣人の国へ送り出し、城の中のメイドと同じ扱いを受けていたメイドを回収して、総勢800人程にまで膨れ上がってしまった。年頃の女性が増えすぎた。
グリエルに怒られたりしないかな? ただでさえ人口比率は女性の方が多いのにさらに年頃の女性が800人追加……稼いでいる人間は稼いでいるから、その人に複数娶ってもらおう! ある程度見た目で連れてこられているみたいなので、クラスで3番目位の可愛さはあると思う。
すごい美人というわけでは無いけど、何となく人気がありそうな感じと言う奴だ。
スカーレットは、これを見越して大きな船を出していたのだろうか? 受け入れもスムーズで驚くほどすんなりと済んでいた。
そだ、俺がこんな事をしている間に、うさ耳幼女が起きたらしい。目の前で母親をあんな殺され方をしので心に深い傷があるようだが、娘たちと触れ合わせていると少し笑顔が見れたらしい。特にミーシャは、同じケモ耳を持っているので、お姉ちゃんのように振る舞っているのだとか。
ドワーフのブルムとスミレには、特に何もないようで仲良くしてくれているらしい。それでも、人間とあうとビクリとしてしまうようだ。慣れるには時間がかかるかな?
この子の母親たちは手厚く埋葬してあげよう。この世界では、あまり行われない火葬で骨にしてから、墓の下に。
正直、あの状態のまま土葬するのは、母親たちにとって辛い事しかないと感じたからだ。
しまった! 一応ダンジョンに影響が無いように通路には蓋をしたけど、大丈夫か? 慌ててマップ先生を開きダンジョンの様子を確認する。
50メートル程塞いでおいてよかった。俺がダンジョンの出入り口を作った場所が、大体城の中心だったらしくミーティアの直撃を受けていたのだ。そのせいで、30メートル位ダンジョンが抉れていた。
これだけ抉れたのに、周りへの被害が少ないのは何でだろう? そもそも、実際に10メートル程の隕石だったらどれくらいの被害になるんだ? 大気圏の外から降ってきたわけでもないし、一概には考えられないか。
銃弾の威力が軽減される世界だから、物理法則もいじられている可能性が高いか? まぁやり過ぎないように加減すればいいか? 最悪、小さい石礫を大量に作って降らせれば、範囲殲滅は出来るだろうし。後で綾乃とバザールに知らせておこう。
よし、ドームの処理も一緒に終わった事だし、ダンジョンに戻ろう。もう一度入口を作るのは面倒なので、グレンにスカーレットが作ったダンジョンへ向かってもらった。
そこでは、まだ何か暴れている奴らがいたので、質量兵器パート2! 単純に大量の水を作り出し敵兵を押し流す。ダンジョンに流れていった水は、ダンジョンが吸収してくれるから問題なし!
みんなの待っている所へって、船を置いていた場所がすごい事になってる。1000人位乗れそうな船がドカーンと鎮座していて、俺たちの船がチンマイ……あれでもかなり大きく感じてたんだけどな。
「スカーレット、この船デカすぎないか?」
「それなんですが、リバイアサン2匹で運ぶとなると、複数の船より1つの方が効率がいいそうで、一旦こっちの船は置いていく事になったんです。後で運んでくれるので問題ないそうです。ご主人様が過ごすエリアは少し改修する必要があるのですぐには出られませんが、連れて来たメイドの方は、各部屋に割り振っています」
なるほど……でも、それにしてもこのサイズはデカくないか? まぁいっか。
「食事とかはどうする予定?」
「それは、メイドは自炊しないとまともな物も食べれなかったようで、調理技術はそれなりにあるみたいです。なので、私が指導して自分たちの分は作らせようと思います」
そこら辺は問題ないのか、じゃぁ危険だけ無いようにしておけばいいか?
その前に俺はまだしなきゃいけない事があるから、メイドを集めてもらって話を聞く事にした。スカーレットには、メイドに渡す衣服を召喚してもらうようにお願いをしておいた。
呼び出したメイドはビクビクしていた。
そりゃそうか、いきなり城に突っ込んできて制圧して、主だったモノを敵国に送ってしまった人間が目の前にいるんだもんな。ここは美味しい物で懐柔作戦だ!
「では皆さん! コップを渡しますので列になって取りに来てください! この中から氷を5つくらいとって入れてください。そしたらオレンジジュースを入れて、このクッキーを受け取って席に戻ってね」
そういうと、動きは早かった。おそらく少しでも動きが遅れると叩かれたりしたんだろうな。それが染みついてこの動きという事だろう。指示されたように動き席へ戻っていったが、誰も口を付けようとしなかった。
毒を心配しているのかな? と思い、目の前で同じものを飲んで見せてクッキーも食べてみたが、動かず。考えても分からないので聞いてみたら、
「食べていいと言われていませんので」
と返された。時代錯誤の奴隷かよ! 気にしないで食べていい事を伝えると、隣の人と確認し合いながら口に運んでいた。美味しいのか目を見開いているが、声を出すメイドはいなかった、
その様子を見ると、どれだけ虐げられていたのか分かるような気がした。
「楽しんでるところごめんね。いくつか聞きたい事があって、集まってもらったんだ。今から聞く内容で、知っている事があったら手を上げてもらっていいかな?」
そう言って、質問をする。この国の政治体系は、封建制みたいだった。王様が決定権を持っているが、派閥があり政治的駆け引きや暗闘等も普通に行われているとの事だ。
次に聞いたのは、貴族の振る舞いについて。聞いて呆れるしかなかった。見事なまでの俺様系ばかり。税金は重税で餓死者が出る事も多く、見た目が気にくわないから鞭打ち、美人だから連れ帰りヤリ捨て、ガキかよ!
特に貴族でも下級になる貴族の振る舞いは、上級の貴族に比べると酷かったらしい。同じ貴族なのに、上級貴族にいびられているという事もあるのだろう。下級貴族であまりお金が無いため、税金を納める住人に当たる事は出来ず、安く買える獣人に矛が向いていたのだとか。
やはりこの国はいらんな。住んでいる人間が少し可哀そうではあるが、このまま放置する気はなくなった。
主だった貴族の名前を教えてもらい、襲撃してから聞き出して次に進むという形でいいかな? 時間はかかるけど、浄化作業をしておこう。
3日間かけて貴族を襲撃した。朝晩問わず、一族と兵士は全て隣国の獣人の国へ送り出し、城の中のメイドと同じ扱いを受けていたメイドを回収して、総勢800人程にまで膨れ上がってしまった。年頃の女性が増えすぎた。
グリエルに怒られたりしないかな? ただでさえ人口比率は女性の方が多いのにさらに年頃の女性が800人追加……稼いでいる人間は稼いでいるから、その人に複数娶ってもらおう! ある程度見た目で連れてこられているみたいなので、クラスで3番目位の可愛さはあると思う。
すごい美人というわけでは無いけど、何となく人気がありそうな感じと言う奴だ。
スカーレットは、これを見越して大きな船を出していたのだろうか? 受け入れもスムーズで驚くほどすんなりと済んでいた。
そだ、俺がこんな事をしている間に、うさ耳幼女が起きたらしい。目の前で母親をあんな殺され方をしので心に深い傷があるようだが、娘たちと触れ合わせていると少し笑顔が見れたらしい。特にミーシャは、同じケモ耳を持っているので、お姉ちゃんのように振る舞っているのだとか。
ドワーフのブルムとスミレには、特に何もないようで仲良くしてくれているらしい。それでも、人間とあうとビクリとしてしまうようだ。慣れるには時間がかかるかな?
この子の母親たちは手厚く埋葬してあげよう。この世界では、あまり行われない火葬で骨にしてから、墓の下に。
正直、あの状態のまま土葬するのは、母親たちにとって辛い事しかないと感じたからだ。
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